94年のアルバムです。オーストラリア以外では全く売れなくなってしまいました。メンバーもボーカルとベースのSteve KilbeyとギターのMarty Willson-Piper の二人だけになってしまいました。後はゲストミュージシャンとドラムはループを使うなどしています。その為、デジタルな部分が出てきていますが、彼らの
音楽 性はどんどん極められていきます。
1. Day of the Dead
2. Lost My Touch
3. Loveblind
4. My Little Problem
5. The Maven
6. Angelica
7. Lullaby
8. Eastern
9. Two Places at Once
10. Business Woman
11. Authority
12. Fly Home
13. The Dead Man's Dream
ネオサイケではなく、サイケリバイバルもありましたので、彼らの
音楽 性はもっと理解されるべきでありましたが、時既に遅し、世界的には忘れ去られていきます。それでもおかまい無しに彼らは自分達の
音楽 の精度をより磨き上げていきます。90年代に入ってオルタナ系などの影響もあったのでしょうが、彼ら独自の精神世界を表現するようになっています。
80年代には80年代の音を取り込む事はありませんでしたが、90年代の音は取り込んでいます。80年代中期から64トラックレコーディングが当たり前になっていましたが、90年代に入ってからはハードディスクレコーディングが浸透してきて、トラックは無限大になっていきます。初期の頃は限界がありましたが、徐々に性能がアップして無限大に創り出していけるようになります。そして音の分離も良くなり、サンプリング分解数も細かくなり、アナログの質感も綺麗に再現出来る、迫力がありながらも透明感のある音になっていきます。このアルバムもその恩恵を受けています。ポップ性が薄れていますが、完成度の高い名盤になっています。
Day of the Dead
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