FC2ブログ


アルバムを紹介する音楽ライブラリー、及び映画、格闘技、コンピューター、グルメ、コミック情報を提供しております。
SAMARQAND淫美ブログ
プロフィール
SAMARQAND

Author:SAMARQAND
淫美な音楽等を紹介するブログです。

SAMARQANDというアーティスト名にて音楽配信をやっております。曲は、Eggsと SoundCloudというサイトにて無料でストリーミングが出来ますので,そちらにてご鑑賞下さい。リンクを貼ってありますので、お手数ですが、そちらをクリックして下さい。
Eggs SAMARQAND楽曲配信
MySpace JapanMySpace Japan

Samarqand

Facebookページも宣伝 BIG UP! SAMARQAND楽曲配信muzie SAMARQAND楽曲配信
FC2ブログランキング

よろしかったらクリックをよろしくお願いいたします。
FC2Blog Ranking

カテゴリー
アルファベットでご希望のアーティストを検索して下さい。
ロック、ジャズ、ソウル日進月歩で増えていきます。
最近の記事
最近のコメント
カレンダー
10 | 2015/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

[20151115]

Shapeshifter Volume 4/a>
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


2006年のアルバムです。Shapeshifterシリーズの4作目になるのですが、3作目はベストアルバムのような内容なので省きます。このアルバムは、これまでと違って打ち込みに頼らずバンドで演奏されているので素晴らしい内容になっています。ドラムループを使ったり、新しい技術も導入したりと、これまでの古めかしいスタイルとは別物になっています。

1. Amazonian Wombat Blues
2. Grunge Baby And The Fat Man
3. Gangster Purple
4. Don't Touch The Tip
5. Burt's Blues
6. Vera Cruz - Inst
7. The River Hot
8. Gangster Purple #2
9. Katmandhu
10. Gene And Willie Conjure The Cave Demon

ラテンっぽいフュージョンスタイルはこのバンドにはあっています。80年代にこの内容だったらもっと評価が高かったと思います。打ち込みの安易さに逃げたのが運の尽きです。これだけ素晴らしい内容の作品をこしらえても、このシリーズはジャケットも似たようなものなので触手が伸びません。やっとジャムバンドとして新しい時代にも通用するような内容になっているの誰も話題にしません。

地道にローカルなライブ活動でその良さを知らしめるしか方法がありません。新しくなったと言っても90年代ならまだしも、21世紀になったら新しくもなく、それでも21世紀は何でもありの時代ですから許されます。曲もしっかりしていますが、フュージョンスタイルなのでソロも思いっきり演奏出来ます。このバンドの長所が補える内容になっているのです。何でもっと早くからこの方法をとらなかったのか、メンバーを集められなかったのが良くない結果を生んでいたようです。

Gangster Purple

[20151115]

Three in the Side
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


98年のアルバムです。打ち込みが評判が悪かったからなのか、ライブ形式のジャムセッションを収めた作品を作ってきました。ジャズ、ブルースというか、フュージョンスタイルっぽい演奏になっています。これでジャムバンドの元祖らしい事になってきましたが、あくまでもローカルな人気に留まってしまうのはいたしかたありません。

1. Inner City Blues
2. Round Midnight
3. Inner City Blues

この時代になってきても、フュージョン、ジャズっぽい演奏をやっても、特にジャムセッションをするほど腕前がいい訳ではありません。60年代には個性的な演奏だったかもしれませんが、この時代では普通と言うか、もっと凄いギタリストがうじゃうじゃいる訳ですから、こういう作品を作っても誰も喜びません。自己満足の世界であります。

ファンにとってはまだ活動してくれる事が嬉しい人もいると思いますが、商業的には失敗です。ライブに来てくれる人を集める為の作品作りに終わっていて、面白くもありません。当時のジャムバンドの中にはジェズ系のバンドもいましたので、そうしたバンドに対抗した作品なのでしょうが、さほど面白みのあるものでもありません。

Oakland Coliseum Oakland CA

[20151115]

Shape Shifter Vols. 1 & 2
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


96年のアルバムです。10年ぶりに再びGary Duncanがバンド名を復活させました。90年代後半にはサンプラーも駆使するジャムバンドが出現して、アメリカでは静かなジャムバンドブームが復活しました。そうなると昔のデッドやこのバンドが元祖として取り上げられたので、再び金儲けのチャンスだと思ったのでしょう。

Disc: 1
1. Rebel
2. Big Bright Street
3. The Dog Song
4. Bubba Jeans
5. Life is so Funky
6. Angeline
7. Carnival Time in Nicaragua
8. I Don't Wanta Hear It Anymore
9. Don't Go To Strangers
10. Richmond Welfare Strut
11. Nobody But You
12. We'll Be Together
13. Tattoo
Disc: 2
1. Rex Dark
2. King-O-China
3. Snowman/Nica's Dream
4. The Fatman
5. Steve McQueen
6. Close Enuf For Jazz
7. Please Don't Touch the Tip
8. Ganster Purple
9. Vera Cruz
10. What Did You Do To Yo Do
11. Jackie Boy
12. Blue Weasel On Ice
13. Hoochie Coochie Man
14. Sugar Pie

内容としては90年代のじゃ生むバンドとは全く関係のない、80年代にもやっていた打ち込みによるアレンジのスタイルです。しかも、呆れた事にプリセット音をそのまま使ったような、全く進歩のないサウンドです。打ち込みを使う事でメンバーが集まらなくても作品が作れますが、少しは音色をいじくって個性的な音を出そうとか、そこまで頭が回らないなんて素人同然です。

作品を出した事によって、ライブ活動を活発化させる事が出来ます。ライブでは昔の曲やジャムセッション的な演奏も出来るので、そこでは昔からのファンも熱狂出来ます。そうやってローカルな活動で何とかバンドを維持していく事になります。もはや昔のバンドではありませんし、新しい時代にも適していません。それでもライブにファンが集まってくれる限りは活動を続けていけると思います。

Bubba Jeans
⇒ 続きを読む

[20151115]

Peace by Piece
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


86年のアルバムです。グレイトフルデッドが活動を活発化した事に刺激されてGary DuncanがGary Duncan's Quicksilverとしてバンド名を再び蘇らせました。しかし、メンバーはドラムのSammy PiazzaとGary Duncanのみで、Gary Duncanがほとんどを打ち込みで作っています。所謂80年代サウンドであり、Quicksilver Messenger Serviceらしさもジャムバンドらしさも微塵もありません。

1. Good Thang
2. 24 Hour Deva Vu
3. Midnight Sun
4. Swamp Girl
5. Wild in the City
6. Pool Hall Chili
7. Crazy Jesse
8. Pistolero
9. Electric Love
10. Peace By Piece

ホーンやパーカッション、女性コーラスを加えていますが、Quicksilver Messenger Serviceの名前を使用する意味が全く分からないくらいに別物です。Gary Duncanって誰?って時代ですから、少しでも話題を作らないといけないと判断したのでしょう。デッドの再評価にあやかろうという事でもあるでしょうし、なりふり構わない感じです。

ドラムとパーカッションが生演奏なので、打ち込みによるアレンジでも気持ちよくギターを弾いています。シンセの使い方もほぼプリセットを使っているようなチープなものです。曲も80年代っぽいもので、Gary DuncanのギターのみがかろうじてQuicksilverを名乗れる資格があるくらいです。80年代ポップスとしてもB級ですね。

Midnight Sun
⇒ 続きを読む

[20151114]

Solid Silver
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


75年のアルバムです。3年間活動を停止していましたが、何とかメンバーを集めて活動を再開いたしました。この時のメンバーはギターがGary Duncan、John Cipollina、Dino Valentiの三人で、ベースのDavid Freiberg、ドラムのGreg Elmore の5人組になっています。ベースは定着しておらず、Skip OlsonとMario Cipollinaで録音されている曲もあります。キーボードはゲストでNicky Hopkins 、Pete Sears、Michael Lewis の三人がバックアップしています。

1. Gypsy Lights
2. Heebie Jeebies
3. Cowboy On The Run
4. I Heard You Singing
5. Worryin' Shoes
6. The Letter
7. They Don't Know
8. Flames
9. Witches' Moon
10. Bittersweet Love

サウンドは都会的なスタイルを習得して、モダンな内容になっています。当時のサザンロックもフュージョンなどを取り入れて都会的なサウンドを作るようになっていました。彼らもしっかり、そうした流れに乗っています。テンションコードを多用して古くさかった自分達のサウンドを作り替えています。それはそこそこ評価されましたが、昔からのファンにとっては馴染めないし、新しいファンもそれほど盛り上がってはいません。

当時はこうしたサウンドを演奏するバンドが山ほどいましたので、昔の名前で何とか注目されていますが、既に過去のバンドだと思っている人にとっては興味を示さないものでした。地元でライブ活動を通して新しい自分達をアピールするしかありません。バンドを再開したものの、彼らに待っていたのは厳しい現実でした。ここでついに解散。しかし、作品としてはよく出来ていて、彼らが相当奮起して作られていた事がよく伝わってきます。

Gypsy Lights
⇒ 続きを読む

[20151114]

Comin' Thru
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


72年のアルバムです。何とかバンドを立て直そうと曲もじっくり作り込み、ラテン調の曲も復活しています。ホーンセクションもかぶせて、70年代にも通用するような内容にしています。その努力のかいもあって、パワフルさは戻って素晴らしい内容になっています。しかし、一度落ちた人気を取り戻す事は出来ずに、この後バンドは活動を停止してしまいます。

1. Doin’ Time In The U.S.A.
2. Chicken
3. Changes
4. California State Correctional Facility Blues
5. Forty Days
6. Mojo
7. Don’t Lose It

70年代は16トラックでのレコーディングとなり、音が格段に良くなっていきます。しかし、このバンドはまだ8トラックでレコーディングしていて、古くさい感じがしていました。レイドバックした感じを出すには向いていましたが、都会的なサウンドが好まれるようになると、サザンロックにもA,O,R,な感じが流行っていきます。しかし、このバンドはそこまで持っていくのに苦労してホーンセクションを入れる事で何とかカバーしています。

幾分かと快適で、モダンな音になっていますが、このバンドへの興味が失せている聴衆を取り戻す事は出来ないまま、失意のままに活動を停止する事を決意する事になります。しかし、最後に素晴らしい内容の作品を残しています。もうジャムバンドでも何でもありませんが、曲の良さが戻っているので、全盛期に近い感じがします。なかなかの名盤です。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151114]

Quicksilver
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


71年のアルバムです。John CipollinaとNicky Hopkins が脱退、代わりにChuck Steaksがキーボードで加わりました。看板だったNicky Hopkinsがいなくなった事で人気は急速に落ち込み、ジャムバンドですらなくなり、普通のサザンロックバンドみたいな内容になっています。時代的にはこれでも問題無かったはずですが、バンドとしての迫力も無くなり、売り上げもいきなり落ち込んでいきます。

1. Hope
2. I Found Love
3. Song For Frisco
4. Play My Guitar
5. Rebel
6. Fire Brothers
7. Out Of My Mind
8. Don't Cry My Lady Love
9. The Truth

日本でQuicksilver Messenger Serviceと言えば、フィルモアの映像で見るくらいで、名前は覚えていましたが、この時期は全く過去のバンドとして忘れ去られていました。時代が変わっても新しい時代でも覇気を出せればいいですが、何とか残されたメンバーでこなしているような作品になっています。レイドバックしたサザンロックだと思えば、それほど悪くはないのですが、この長い名前のバンドとしての魅力は失われています。

サイケの時代だからこそ、その個性を活かす事が出来たのですが、普通に曲を演奏するだけではこのバンドの良さは出せません。アドリブも抜きなれば、後は楽曲の良さで勝負するしかありません。サザンロックは70年代初期に栄えていきますが、より近代的なサウンドなろうとしていましたので、レイドバックした感じも流行りません。結果、新しい時代には適応出来なかった事になります。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151114]

What About Me
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


70年のアルバムです。前作同様、最強メンバーでの演奏になっていますが、前作よりもジャムバンドとしての主張が抑えられて楽曲中心の内容になっています。それだけ曲がいいのでヒットはしていますが、バンド内はまとまりが無くなり、各自が自己主張するようになり、特にNicky Hopkinsはこの後脱退してしまいます。

1. What About Me?
2. Local Color
3. Baby Baby
4. Won’t Kill Me
5. Long Haired Lady
6. Subway
7. Spindrifter
8. Good Old Rock And Roll
9. All In My Mind
10. Call On Me

バンドのまとまりの無さを補うようにホーンセクションやストリングスなどの装飾を施しています。その為、バラエティーな内容になっていますので作品としては面白くなっていますが、ジャムバンドとしてならしていた彼ららしくない内容になっています。時代の転換期でもありますし、バンドがまとまっていれば、新しいスタイルを創り出していけたでしょうが、まとまりが無くなっていたので、これが彼らの新しい魅力とはなっていきませんでした。

60年代に活躍した多くのバンドが新しい時代に適応しようと、試行錯誤する中、この内容は悪くありません。良い曲が作られているからです。ただ、アドリブを武器に名を馳せたジャムバンドとしての魅力を失っていますので、評価は高くありませんが、ジャムバンドというスタイルが流行らなくなっていきますので、この流れは間違いではないので、方向性をしっかり持っていればファンも納得したはずですが、まとまっていないので方向性が明確でなかったのが評価を下げているだけで、内容は素晴らしいものだと思います。名盤としても問題無し。

What About Me?
⇒ 続きを読む

[20151113]

Just for Love
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


70年のアルバムです。脱退していたギタリスト、Gary Duncan、Dino Valentiが復帰して6人編成となり、最強の布陣による最高傑作アルバムとなっています。サイケの時代は終わっていますが、ジャムバンドスタイルはまだ生き残っており、ジャムバンドによるスタジオアルバムとしては完成度の高い内容になっています。しっかりとした曲が作られている事により、セッションスタイルで演奏しても散漫にならずにエネルギーがバランスよくまとまっています。

1. Wolf Run (Part 1)
2. Just For Love (Part 1)
3. Cobra
4. The Hat
5. Freeway Flyer
6. Gone Again
7. Fresh Air
8. Just For Love (Part 2)
9. Wolf Run (Part 2)

Fresh Airがシングルヒットして、バンドとしては全盛期を迎えます。メンバーの脱退やドラッグによる逮捕などでメンバーの流動があり、これまでのアルバムでは必ずしもベストな状態ではありませんでした。全員が揃ってNicky Hopkinsも加わり幅広いスタイルの楽曲を料理しています。時代は大きく変わってフラワームーブメントも終わり、ヒッピーは真面目に働き出します。そんな時代の終焉に生み出された奇跡的な作品です。

時代の寵児だったジミヘンもジャニスもヴァンモリソンも天に召されるようになり、混沌としていたサイケの時代は終わり、アドリブではなく、ソロもあらかじめ作曲されたハードロックやプログレが主流になっていきます。そうなるとジャムバンドもコンパクトな演奏になっていきますから、ジャムバンドとしての機能を失っていきます。そうなる寸前のまだ60年代のスタイルも許された時期に間に合った奇跡的な名盤です。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151112]

Shady Grove
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


69年のサードアルバムです。ギタリストのGary Duncanが別のバンドを結成する為脱退、代わりにピアニストのNicky Hopkinsが参加しました。冒頭からNicky Hopkinsのピアノから始まり、これまでとは違う雰囲気を強調しています。録音状況も格段に良くなって、ピアノのアレンジも含まれた事で音に厚みが出来ています。バンドとしての人気も更に高まり、売り上げも上昇しています。

1. Shady Grove
2. Flute Song
3. Three Or Four Feet From Home
4. Too Far
5. Holy Moly
6. Joseph Coat
7. Flashing Lonesome
8. Words Can't Say
9. Edward, The Mad Shirt Grinder

サイケデリックな雰囲気はよりドラマティックな展開を創り出し、プログレの前身となるアートロックの面持ちに発展しています。Nicky Hopkinsは数々の大物バンドとの競演を経て知名度も上がっていましたので、彼の参加は強力な武器になっています。アドリブも曲の一部のように意味を持たせる事に成功、アルバム全体の質を上げる事になり、新たな時代の幕開けを期待させています。

時はツェッペリン、クリムゾンの出現によりサイケの終焉、ハードロック、プログレの誕生の転換期となっている年であり、そうした時代の流れを象徴する内容になっています。それでもまだまだヒッピー文化は残っており、彼らは当時の自由な若者の思想、特にベトナム戦争への反発から東洋的な思想も流行っていました。そうした時代を反映した演奏スタイルは時代を代表するバンドの一つであります。名盤です。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151111]

Happy Trails
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


69年のセカンドアルバムです。彼らのジャムバンドらしい演奏を収めたライブアルバムになっています。当時、アメリカの西と東で人気を博したFillmore East と Fillmore Westでの演奏になっています。曲はカバー曲が多いですが、Who Do You Loveの間にメドレー形式でオリジナル曲を入れたりしているので、日本では愛の組曲というタイトルが付けられていました。

1. Who Do You Love (Part 1)
2. When You Love
3. Where You Love
4. How You Love
5. Which Do You Love
6. Who Do You Love (Part 2)
7. Mona
8. Maiden Of The Cancer Moon
9. Calvary
10. Happy Trails

目玉はGary DuncanとJohn Cipollinaのギターバトルと言う事になりますが、ハーモニックスを使ったり、ブリッジ部分をこすりつけたり、ボリューム奏法を使ったり、当時としても革新的な演奏を繰り広げています。クラプトンが正統派なギタリストであったのに対して、ギミックでアグレッシヴな演奏をしていたジェフベックに近い演奏です。

当時の観衆はライブではドラッグをやって舞い上がっていたりしていますので、こうした延々と続くソロでも大いに盛り上がるのです。今でもこれだけの演奏を目の前でやられたら釘付けになると思いますが、そこまでやるギタリストもいませんし、コンパクトな曲に慣れている人は飽きてくる人もいるでしょう。アドリブ合戦となるとスタジオアルバムもより、ライブの方が彼らの魅力を多く伝えられる作品となり、彼らの人気も高まってきます。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151110]

Quicksilver Messenger Service
(1998/07/14)
Quicksilver Messenger Service

商品詳細を見る


Quicksilver Messenger Serviceの68年のデビューアルバムです。時はフラワームーブメント、ヒッピーの聖地サウンフランシスコを代表する御三家、Grateful DeadとJefferson Airplaneと並ぶバンドです。当時を象徴するサイケデリックバンドであり、Grateful Deadと同じようにジャムバンドとしてアドリブを重視したライブが特長で、スタジオアルバムではその本領が発揮されにくいのですが、このデビューアルバムからそうした時代の流れがひしひしと伝わってきます。

1. Pride Of Man
2. Light Your Windows
3. Dino's Song
4. Gold And Silver
5. It's Been Too Long
6. The Fool

メンバーはギターのJohn Cipollina、ギターとボーカルのGary Duncan、ベースとボーカルのDavid Freiberg、ドラムのGreg Elmoreの四人組です。サイケと言うよりジャムバンドとしての性格が強く、延々ソロを演奏し続ける事での高揚感がサイケデリックであり、クォーターチョーキングの多用などもサイケ色を感じられます。他のバンドよりも知名度が低いのは、メンバーの度重なるドラッグによる逮捕により順調にバンド活動が行えていなかったせいもあるでしょう。

しかし、当時のフラワームーブメントを伝える映像には必ず登場するほど重要なバンドでありました。イギリスではクリームがジャズのアドリブ合戦の手法を取り入れて話題になっていましたが、アメリカではジャムバンド、つまりジャムセッション的な自由な演奏を好んだバンドが登場していました。自由と言っても、その時のエネルギーを音楽として昇華させていく迫力のある演奏はロックの放つエネルギーそのものであり、愛と自由を愛したヒッピー達にとってはアンセム的な存在でした。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151109]

一年締めくくりの場所、九州場所が始まりました。白鵬と日馬富士が復帰し、先場所から奥さんの一言から奮起した嘉風が先場所優勝の鶴竜に圧勝。先場所からの好調を継続しています。その他の上位陣は安泰です。嘉風は精神的にも一回りも、二回りも大きくなった印象があります。白鵬と日馬富士は全盛期の勢いは感じられませんから、他の力士にも充分なチャンスがあると思います。

初日上位の対戦結果
鶴竜 渡し込み 嘉風○
栃ノ心 上手投げ 白鵬○
○日馬富士 寄り切り 妙義龍
○照ノ富士 寄り切り 逸ノ城
大砂嵐 寄り切り 稀勢の里○
○琴奨菊 寄り切り 碧山
隠岐の海 寄り切り 豪栄道○
栃煌山 叩き込み 豊ノ島○
○勢 押し出し 安美錦
○阿夢露 叩き込み 遠藤


遠藤は悪い内容ではありませんでしたが、まわしがすっぽ抜けて倒れてしまいました。そうなる前に決着を付けられるような立ち会い、相撲内容じゃなかった事が原因だと思います。相撲は一瞬で決着がつきますから、最初から最後までの集中力が必須です。新入幕の御嶽海は白星スタート、足腰も安定しているいい関取さんだと思います。松鳳山も十両から戻ってきていい内容の相撲になっています。年の瀬ですが、熱い相撲が期待出来ると思います。

初日幕内の取り組み

[20151108]

Pilgrims Progress
(1998/07/14)
Kula Shaker

商品詳細を見る


2010年のアルバムです。現在までの最新作になっています。まだまだ現役なので、これからも新作は届けられると思います。ラーガロックの要素が無くなった分、サイケデリックというスタイルに専念している為、よりバリエーションが増えています。全体的にアコースティックな要素が多くなっています。プログレになる前のアートロック的な雰囲気になっています。シドバレット時代のピンクフロイドに近いでしょうか。

1. Peter Pan RIP
2. Ophelia
3. Modern Blues
4. Only Love
5. All Dressed Up
6. Cavalry
7. Ruby
8. Figure It Out
9. Barbara Ella
10. When A Brave Meets A Maid
11. To Wait Till I Come
12. Winters Call

サイケデリックに専念した事によって曲が格段に良くなっています。それでも売り上げは伸びておらず、このスタイルを慣れてもらう為には時間がかかるようです。しかし、日本では結構売れています。ジャケットがプログレっぽくていいです。ケルトのようなヨーロッパ的な要素とサイケが融合してプログレッシヴになっています。サイケなのでインドの要素も勿論あります。ユーラシア的なロックだと言えるでしょう。

曲もポップですが、XTCクラスのブリットポップであり、こうしたヒネクレポップも慣れてきてイギリスでは普通のポップスになってもいいと思いますが、世界的にはまだまだもっとシンプルな方がいいみたいです。普通に生活している人が求めている音楽って今も昔もそれほど変わっていないと思います。進んで音楽と向き合う人はそれほど増えていないのです。ましてやロックの本質を感じている人の人口も昔から変わっていないと思います。ロックもどきをロックだと思っている人は結局歌謡曲適応者であり、良質なロックを届けられるバンドも少なくなっています。何でも選択出来る時代だからこそ良質な音楽に巡り会うには相当な努力が必要な時代になっています。

Peter Pan RIP
⇒ 続きを読む

[20151107]

Strangefolk
(1998/07/14)
Kula Shaker

商品詳細を見る


再結成して2007年にリリースされたアルバムです。バンド解散後、各メンバーはそれぞれ新しいバンドを結成したりしていました。期間限定で再結成したところ、このメンバーでの演奏が一番しっくりくると認識して期間限定ではなく、正式な再結成となりました。プロデュースはTchad BlakeとChris Sheldonが手がけています。インド音楽は封印してバンドサウンドに徹しています。

1. OUT ON THE HIGHWAY
2. SECOND SIGHT
3. DIE FOR LOVE
4. GREAT DICTATOR (OF THE FREE WORLD)
5. STRANGEFOLK
6. SONG OF LOVE/NARAYANA
7. SHADOWLANDS
8. FOOL THAT I AM
9. HURRICANE SEASON
10. OL' JACK TAR
11. 6FT DOWN BLUES
12. DR KITT
13. SUPER CB OPERATOR
14. WANNABE FAMOUS
15. PERSEPHONE

ファーストアルバムのガレージバンド的なサウンドが主流ですが、サイケデリックロックっぽい雰囲気は残っています。ただ金儲けの為の再結成ではなく、バンドとしての再スタートを切っているので、アイデアも以前よりも冴えていると思います。B級バンドだと思えば実に愛着の湧くバンドであります。昔ほどは売れていないので、マニアックなバンドだと思えば面白いバンドであります。

インド音楽の要素が省かれた分、純粋にバンドサウンドとして勝負しなければなりませんが、こんなバンドは他にはいませんので貴重です。60年代のモンドな感じがあって心地いいです。アルバムタイトル曲だけインド的な雰囲気がありますが、ビート感を持ったサイケリバイバルな雰囲気の心地良いサウンドです。60年代にはなかったようなアイデアが満載で、古くささは感じられません。しかし、新しくもなく、このバンドにしか創り出せないサウンドであります。

OUT ON THE HIGHWAY
⇒ 続きを読む

[20151107]

Peasants, Pigs & Astronauts
(1998/07/14)
Kula Shaker

商品詳細を見る


99年のセカンドアルバムです。プロデュースはBob EzrinやRick Rubinらが担当しています。それだけ期待され、前評判も高かったのですが、特に新しい事をやっている訳でもなく、私個人的には拍子抜けした作品でした。それだけ評判ばかりが高かったのです。しかし、この時代にこうしたバンドは他にはいなかった訳だし、当時の評論家が絶賛したのも分からないではないです。それだけ面白いバンドが少なかったのです。

1. Mystical Machine Gun
2. S.O.S
3. Radhe Radhe
4. I'm Still Here
5. Shower Your Love
6. 108 Battles(Of The Mind)
7. Sound Of Drums
8. Timeworm
9. Last Farewell
10. Golden Avatar
11. Namami Nanda-Nandana

前作はガレージバンド的な雰囲気でしたが、今回はデジタルっぽい感じもあり、トラディショナルっぽい感じも混じってよく作り込まれ感じはします。しかし、これが一昔前なら間違いなくB級なバンド扱いだったはずです。評判がそれほど高くなかったら割と気に入ったバンドになっていたでしょう。しかし、評判はその年の最高傑作みたいな扱いでした。それは違うだろうと言うのが当時聴いた感想でした。

傑作と呼ぶにはもう一つ突き抜けたものが足りないと思ったからです。しかし、傑作と呼ばなければ面白い内容です。時代も一回り、二回りしてインパクトは薄れています。ここから盛り返してくれればそれなりにいいバンドになっていたはずですが、この後突然バンドは解散してしまいます。たった2枚だけの作品を残していましたが、記憶には残っています。ただ、世間的には活動期間が短かったので、忘れ去られるのも早かったです。

Mystical Machine Gun
⇒ 続きを読む

[20151107]

K
(1998/07/14)
Kula Shaker

商品詳細を見る


イギリスのバンドクーラシェイカーの96年のデビューアルバムです。サイケデリック、ラーガロックを混じり合わせたスタイルで、時期的にもブリットポップと言う事もあって、ブリットポップバンドの一つとして注目されました。パープルもカバーしたHushがシングルヒットして一躍注目され、このデビューアルバムが一番売れています。

1. HEY DUDE
2. KNIGHT ON THE TOWN
3. TEMPLE OF EVERLASTING LIGHT
4. GOVINDA
5. SMART DOGS
6. MAGIC THEATRE
7. INTO THE DEEP
8. SLEEPING JIVA
9. TATTVA
10. GRATEFUL WHEN YOU’RE DEAD|JERRY WAS THERE
11. 303
12. START ALL OVER
13. HOLLOW MAN PARTS 1&2
14. RAGEY ONE

メンバーはボーカルとギター、タブラのCrispian Mills、ベースのAlonza Bevan、ドラムのPaul Winterhart 、キーボードのJay Darlingtonの四人組です。基本はガレージバンド、ブリットポップな曲調ですが、サイケデリックなアレンジ、ラーガロックのようにタブラをパーカッションとしたり、東洋的な雰囲気を好んだバンドでした。イギリスはインドを植民地とした名残りから多くのインド人が住んでいます。そこで交流していたジョージハリソンが初めてロックにインド音楽を導入して、バーズがラーガロックを生み出したりしてサイケデリックミュージックが形つけられていきます。

インドの文化は古くからイギリス根付いているのです。その伝統を受け継いだ形のバンドであり、特に新しい感じはしないのですが、若手のバンドがこうした音楽を積極的に創り出す事によって、サイケデリックはいつの時代でも顔を出すようになります。ブリットポップの伝統の中にもインド音楽の影響があり、彼らもブリットポップの一つとして紹介されていきます。曲調はポップなので、特に難解な感じのサイケデリックにはなっていないので、タイミング的にうまくいってのヒットとなりました。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151107]

See What You Started by Continuing
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


2015年のアルバムです。現在までの最新作です。まだまだ現役としてまったく失速していません。ここにきても自分達のスタイルをまったく変えていません。それでこれだけバリエーションのある曲を作り続けているというのも驚異ではあります。いつも同じスタイルなのに飽きさせないし、又これか、とはなりません。それがこのバンドの特長だと思います。私には無い感覚です。同じスタイルを続けていると自分の方が飽きてしまうからです。

1. This
2. Hurricane
3. Exposed
4. Confession
5. AYTA
6. Contagious
7. Life
8. Am I Getting Through
9. Memoirs of 2005
10. Tradition
11. Without Me

例えば、日本のサザンやミスチルなどの現在の作品を聴くと、又同じ事をやっていると呆れてしまいます。しかし、このバンドにはそれを感じません。同じスタイルを崩していませんが、昔の栄光にすがろうというあさましさが感じられないからです。常に新しい気持ちで作った曲が同じスタイルだと言う事だと思います。これしか出来ないと言うのが事実なのかもしれません。それだけ狭い範囲での完璧主義なのだと思いますが、悪い結果にはなっていないので奇跡です。

まだまだこれからもこの感じが続いていくのでしょうが、いつまでたっても 老いた感じがしません。デビューした時から若者らしさはありませんでしたが、それがずっと続いていますので老けないのですね。常に同じ年齢なのです。若い頃老けていた人が歳とってちょうどいい感じになって、しまいには若く見えてくるような感じだと思います。これからもこの感じなのでしょうが、体力的にも衰えた時どうなるかはまだ分かりません。

This
⇒ 続きを読む

[20151106]

Collective Soul (2009 album)
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


2009年のアルバムです。メジャーレーベルの傘下に移籍した事によって売り上げが伸びてきました。心機一転のつもりで、再びバンド名をアルバムタイトルにもってきてます。同じアルバム名が二つ存在する事になりますが、こちらは通称ラビットアルバムと呼ばれています。サウンドにはデジタル処理したギミックが戻っており、迫力も増しています。

1. Welcome All Again
2. Fuzzy
3. Dig
4. You
5. My Days
6. Understanding
7. Staring Down
8. She Does
9. Lighten Up
10. Love
11. Hymn For My Father

売れない時代もちゃんと自分達のスタイルを貫き通して、ちゃんと売れる要素の作品を作り続けていましたので、環境が変わってもまったくブレていません。Staring Down、Welcome All Again、Youの3曲のシングルヒットを放ち、市場的にはCollective Soul復活を印象づけました。パワーポップな作風はいつでもヒットチャートに返り咲き出来るだけの力を蓄えていました。

市場は何も変わらず、何も刺激も無い状態が今も続いています。そんな中ですから、いつも通りのCollective Soulのスタイルでも何ら問題ありません。自分達だけのプロデュース力でこれだけのサウンドを創り出せるのですから、コストパフォーマンスも優れています。ファンの世代が変わっても、まるで新人のような顔してヒットチャートに戻れるのですから、彼らの完璧主義もいい方に作用しています。

Welcome All Again
⇒ 続きを読む

[20151105]

Afterwords
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


2007年のアルバムです。余計な装飾を排して初期の頃のようなソリッドなサウンドになっています。それでも初期の頃と違うのは、細部ではデジタル、エフェクト処理によるアクセントが施されている所です。曲調はよりポップさが増していて、ロックバンドらしくない転調など曲自体による演出が成されています。もはやロックバンドというより、ポップグループのようになっています。

1. New Vibration
2. What I Can Give You
3. Never Here Alone
4. Bearing Witness
5. All That I Know
6. I Don't Need Anymore Friends
7. Good Morning After All
8. Hollywood
9. Persuasion Of You
10. Georgia Girl
11. Adored
12. An Evening With
13. Ain't That Enough
14. Give

ポップで短めの曲が揃えられています。全てシングルカットしてもおかしくないくらい良く出来ています。売れない時代になっていますが、その辺はかなり力が入っています。パワーポップバンドとして開き直ったかのような作品になっています。売れなくてもこの路線に徹してるのも凄いです。インディーズになって売れなくなったら、普通はやりたい事をやるはずですが、彼らにとってはこのスタイルを崩すと、まるでバンドとしての存在意義が無くなるかのようです。

オールドウェイヴから聴いている人にとっては、この辺りの感覚って、新人類の類いなのでしょう。割り切っていると言うか、職人技とも言えるでしょう。もしかしてこれ以外は何も出来ないと言う事も考えられますが、これだけ演奏力があれば、もっと趣味に走った作品を作れると思いますが、それは練習の時にやって、バンドとしての作品に対してはバンドのスタイルを貫いているようです。ある意味完璧主義なのだと思います。デビュー当時からそういう若者らしくない感覚はありました。

New Vibration
⇒ 続きを読む

[20151104]

Youth
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


2004年のアルバムです。前作から4年かかっていますが、インディーズレーベルへ移籍しており、売り上げも格段に下がっています。既にこの時点で過去のバンドになってしまって、日本では忘れ去られる存在となっています。しかし、バンドとしてはより進化してデジタルサウンドありのスタイルを押し進めて、フレージング刻みみたいな曲調ではありますが、普通にポップなロックになっています。

1. Better Now
2. There's A Way
3. Home
4. How Do You Love?
5. Him
6. Feels Like (It Feels All Right)
7. Perfect To Stay
8. Counting The Days
9. Under Heaven's Skies
10. General Attitude
11. Satellite

シンセベースが飛び出すなど、やり過ぎな感じもしますが、普通にポップな80年代のINXSみたいな感じになっています。もはやオルタナバンドとして彼らを聴くべきではなく、パワーポップバンドだと思って聴くべきです。曲は昔からいい曲を作っていますので、曲の良さを全面に出したアレンジになっています。Ed Rolandのボーカルも以前より巧くなっていますのでよりパワーポップ色が強くなっています。

オルタナの時代はとうに終わっていますので、彼らなりの生き残りをかけたスタイルになっています。惜しむべきはメジャーレーベルからリリースできなくなっている事です。間違いなくメジャー級のバンドであり、メジャー級の作品になっています。何でもありの時代になっているのに、この作品が売れないのはレコード会社の問題でしょう。新人バンドだと思えば立派なヒットを生み出す可能性を持ったアルバムだと思います。

Full Album
⇒ 続きを読む

[20151103]

Blender
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


2000年のアルバムです。前作に引き続きギミック有りのサウンドになっています。ポップさも増して、脱オルタナしています。Elton Johnがゲスト出演していたりと話題性もあり、それなりに売れていますが、オルタナブームの終焉は徐々に売り上げを落としていきます。オルタナ系のバンドがテクノの手法やグランジっぽい方向へ進んでいき、彼らも彼らなりにそうした方向へ向かっていますが、90年代が過ぎるとこうしたスタイルも新しくは感じません。

1. Skin
2. Vent
3. Why Pt. 2
4. Ten Years Later
5. Boast
6. Turn Around
7. You Speak My Language
8. Perfect Day
9. After All
10. Over Tokyo
11. Happiness

曲はいつも通りよく出来ていますから問題はありませんが、今更ターンテーブルをまわされても、という印象はあります。デジタルロックなんて90年代初期からありましたし、刺激的な90年代の流れも、この頃になると停滞気味で、いよいよ何も新しいものが生まれない時代に入っていきます。作品としてはよく出来ていますが、そういう時代のぬかるみに入ったような印象も受けます。

フレージング、リフのつぎはぎで作られていた彼らの作品は、ある意味ループとの絡みを想定していたような作風でしたのが、最初の頃はまったくデジタルサウンドを使っていませんでした。それがループもデジタルサウンドも使うようになって、やっと音楽が完成されたようになっていますので、バンドの流れとしては、これで問題無いのでしょう。アレンジもぬかりがありません。

Skin
⇒ 続きを読む

[20151103]

Dosage
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


99年のアルバムです。デジタル処理、エフェクトを多用したサイケデリックな作品になっています。バンドとしてかなり野心的な内容になっていると思います。これまではシンプル過ぎて物足りない感じがありましたが、プラスαな要素を付け足した事によって、迫力も増したし、きらびやかになりました。これもオルタナの終焉を物語っているのかもしれませんが、音楽的には面白くなりました。

1. Tremble for My Beloved
2. Heavy
3. No More, No Less
4. Needs
5. Slow
6. Dandy Life
7. Run
8. Generate
9. Compliment
10. Not the One
11. Crown

ギミックが増えた事によってジャストなリズムの気持ち悪さは無くなりました。ループや打ち込みが絡むのであればリズムはしっかりしていなければなりません。ジャスト過ぎて無かったグルーヴも生まれています。音が立体的になったと言う事です。曲の良さは変わっていませんので、彼ららしさが損なわれた訳ではありません。より良くなったのです。全体的に表情が豊かになり、良い結果になっていると思います。

イギリスのブリットポップへの彼らからの回答だという気もしますが、アメリカ的なサウンドがブリットポップになっていない所が面白い所で、こういう切磋琢磨して別のものを作り上げると言うのが、本来の芸術の在り方だと思います。彼らの最高傑作と言ってもいいでしょうし、90年代を代表する名盤と言ってもいいでしょう。90年代も終わろうとしていますが、オルタナから解放された作品の方が面白いのではないでしょうか。

Tremble for My Beloved
⇒ 続きを読む

[20151103]

Disciplined Breakdown
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


97年のアルバムです。ブレイクビーツ的なリズムにメロディアスでポップなロックと言う事で、ジーザスジョーンズに似た印象を受けます。サンプリングループも時折混ぜています。基本はバンド演奏主体ですが、どこかデジタルな雰囲気がするのは、絵に描いた餅のように、きっちりとしたジャストなリズムのせいだと思います。若手のバンドが、こんなにきっちりとした演奏をするのは気持ちの悪い事なのです。

1. Precious Declaration
2. Listen
3. Maybe
4. Full Circle
5. Blame
6. Disciplined Breakdown
7. Forgiveness
8. Link
9. Giving
10. In Between
11. Crowded Head
12. Everything

短いリフを繋ぎ合わせたような曲調にメロディアスな旋律も交えるようになりました。Precious Declaration、Listen、Blameの3曲のシングルヒットを出しています。しかし、売れているのはアメリカだけで、日本でも話題にはなっていましたが、売り上げはそれほどでもありません。メロディアスな曲調は日本で受けそうな感じがするのですが、代わりに彼らを真似たようなJ-POPSが流行っていました。一度日本語のフィルターをかけないといけなかったみたいです。

ホーンが入っていますが、限られたバンドサウンドで構成されたアレンジはよく練り込まれています。これをバンドだけで創り上げているのだとすると、かなり気の利いた、完全主義のバンドだと思います。アコースティックギターを使ったり、ギターリフなどはツェッペリンの影響を感じますが、歌が入るとジーザスジョーンズですね。いかにも90年代のバンドらしいサウンドです。

Precious Declaration
⇒ 続きを読む

[20151103]

Collective Soul
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


95年のセカンドアルバムです。セカンドで初めてバンド名をアルバムタイトルに冠しました。オルタナ全盛、しかもポップだったりするCollective Soulは一躍ヒットチャートを駆け上っていきます。December、Gel、Smashing Young Man、The World I Know、Where the River Flowsの5曲をそれぞれ大ヒットさせます。シンプルで分かり易い彼の曲はシングル向きでした。

1. Simple
2. Untitled
3. The World I Know
4. Smashing Young Man
5. December
6. Where The River Flows
7. Gel
8. She Gathers Rain
9. When The Water Falls
10. Collection Of Goods
11. Bleed
12. Reunion

ループの集合体のような短いフレーズ、リフを繋いだシンプルな曲調、それはラップの雰囲気を持たせたポストヒップホップの特徴的な作曲法です。ワンコードのファンクと同じように、シンプルだからリズムに専念出来るという発想もあるでしょう。演奏自体は簡単ですから下手をこけない、バンドの練習もリズム重視だと思います。それ故に演奏はきっちりまとまっています。

しかし、それ以上を求められるのが本来のロックであります。サムシングニューがなければ満足しないのが本来のロックファンでありますが、この時代になるとこれで満足するのです。パットメセニーが嘆くロックの幼稚化は90年代に始まります。オーディエンスはライブに行ってワイワイ騒いでノリノリになれればいいので、こういうシンプルな乗り易い音楽がいい訳で、それはまるでディスコミュージックのようなもので、ロックとは言いにくいものもあります。しかし、考え方を変えてグラムロックのようなイカサマ臭いロックだと思えば古いロックファンでも楽しめると思います。

Simple
⇒ 続きを読む

[20151102]

Hints Allegations and Things Left Unsaid
(1998/07/14)
Collective Soul

商品詳細を見る


Collective Soulの93年のデビューアルバムです。90年代に入るとアメリカのバブルもはじけて不況になっていきます。そうなると80年代のきらびやかなサウンドは嘘っぽさを増し、イギリスのパンクなどを聴いて育った若者達がインディーズで頑張っていましたが、そうした本来なら陽の目を見ない場所にいたバンドに注目が集まるようになります。オルタナの誕生です。

1. Shine
2. Goodnight Good Guy
3. Wasting Time
4. Sister Don't Cry
5. Love Lifted Me
6. In A Moment
7. Heavens Already Here
8. Pretty Donna
9. Reach
10. Breathe
11. Scream
12. Burning Bridges
13. All

このバンドはカレッジチャートなどで飛躍していて、シングルShineのヒットで一躍スターダムにのし上がりました。続くBreatheもヒットし、バンドは軌道に乗っていきます。メンバーはボーカルとギターのEd Rolandを中心にギターのDean Roland とRoss Childress、ベースのWill Turpin 、ドラムのShane Evansの5人組です。ギター3本という、この時代にしては珍しい構成です。アメリカで始まったオルタナはグランジなどと平行して世界的に広まっていきます。

余計な装飾を省いたソリッドなオルタナはある意味70年代リバイバル的な雰囲気もあるのですが、どこか違います。このバンドにはキーボードがいません。打ち込みもありません。それでもリズムがジャストという気持ち悪いくらいにリズムがしっかりしています。ここが本来の70年代ロックファンには馴染めない所で、どこか作られたような嘘っぽい感じになっています。しかし、90年代以降登場してきたバンドは打ち込みなどの世代なので、自然にリズム感がいいバンドが増えていきます。これがポストヒップホップの特長です。シンプルでありながらも構成がしっかりしている楽曲は派手でなくても売れるようになっていきます。

Shine
⇒ 続きを読む

[20151101]

Mess of Blues
(1998/07/14)
Jeff Healey

商品詳細を見る


2008年のアルバムで、彼の遺作となりました。癌の治療を受けながらも最後はブルースでという思いで久しぶりのブルース演奏が楽しめます。カバー曲ばかりですが、ライブでの演奏とスタジオでの演奏が半々です。不屈の思いで創り上げた作品ですが、リリースされる直前に亡くなりました。追悼の意味も込めてアルバムはヒットしました。そして彼の業績も再評価される事となりました。

1. I'm Torn Down
2. How Blue Can You Get
3. Sugar Sweet
4. Jambalaya
5. The Weight
6. Mess O' Blues
7. It's Only Money
8. Like A Hurricane
9. Sittin' On Top Of The World
10. Shake, Rattle & Roll

やはり大人しいジャズでの演奏より、アグレッシブなブルースギターが最高です。オリジナル曲を作る意欲は減退していたようですが、ブルースへの愛情は止む事が無く、闘病しながらの演奏には鬼気迫るものがあります。元々癌により失明していました。そして最後も癌により41歳という若さで亡くなっています。ブルースフィーリングによるギタープレイは圧巻で天性のものがあります。

この後も残された音源がリリースされていきますが、素晴らしい演奏が残されています。彼のプレイはライブで目の当たりにするのが一番だと思います。生で見るのはもう出来ませんが、幸いに映像は残されているので、映像で圧巻の演奏を楽しめます。ラップはいまだにやっている人がいますが、ブルースはもっと昔から愛されています。今でもブルースは古いながらも愛されています。この辺りはもう理屈では無く、生理的なものだと思います。どんなに聴き飽きているブルースでも今でも聴けば気持ちよくなります。音楽は数字でも無く、理屈でもなく、生理的に楽しむものだと思います。

I'm Torn Down
⇒ 続きを読む

[20151101]

Adventures in Jazzland
(1998/07/14)
Jeff Healey

商品詳細を見る


2004年のアルバムです。前作同様ラグタイムからスウィングジャズ、スタンダードなどのカバーを演奏しています。ジャズも彼にとってのルーツミュージックなのでしょう。見事に演奏しきっています。ビッグバンドでの演奏ですから、ギターはさほど重要ではなく、彼の歌が主役になってきます。

1. Bugle Call Rag
2. My Honey's Lovin Arms
3. Emaline
4. I Never Knew What A Gal Could Do
5. If I Had You
6. Three Little Words
7. My Blackbirds Are Bluebirds Now
8. Someday Sweetheart
9. Keep Smiling At Rouble
10. Mine, All Mine
11. You're Driving Me Crazy
12. Poor Butterfly
13. You Brought A New Kind Of Love To Me
14. Indiana
15. Little Buttercup

インディーズレーベルに移っているからこそ出来る内容だと思います。アメリカでは既にジャズは死に絶えていて、黒人の若者はヒップホップばっかりで、ジャズは観光客相手に演奏される程度になっているのが現状です。若手が育たないのです。それでもアメリカの音楽学校ではジャズは必須科目であり、ジャズ理論が分かっていないと現代のポップスも理解出来ませんから学生はジャズを演奏する機会も多いと思います。

しかし、本来なら貧しい黒人の若者が一攫千金の夢を持って始めるのがジャズです。楽器を買うには金がかかりますがので裕福な黒人家庭出身も多いですが、黒人でフェラーリを乗り回すマイルスは黒人の憧れだったと思います。それが世代を経てヒップホップの方が楽器が出来なくてもやっていけるのでジャズには見向きもしない若者が増えているのが現状です。そうした中、あえてジャズに挑むHealeyは勇敢だと思います。

Bugle Call Rag
⇒ 続きを読む

[20151101]

Among Friends
(1998/07/14)
Jeff Healey

商品詳細を見る


2002年のアルバムです。ここからソロ活動に入るのですが、The Jazz Wizardsというビッグバンドをバックにジャズギターを演奏しています。いきなり方向転換ですが、スウィングジャズやジャズスタンダード曲をカバーしています。ディストーションも無し、チョーキングも無し、ジャズギターに徹しています。歌も歌っていますが、歌はいつもの感じです。

1. I Would Do Anything For You
2. Bright Eyes
3. Pardon My Southern Accent
4. Out Of Nowhere
5. Lost
6. Star Dust
7. Where Are You
8. A Cup Of Coffee, A Sandwich, And You
9. Wrap Your Troubles In Dreams
10. I Wish I Were Twins
11. My Buddy
12. Save Your Sorrow For Tomorrow
13. Midnight Blue
14. Limehouse Blues
15. I'll See You In My Dreams
16. Blues In Thirds

ギターを膝の上に置いてギターを弾くのは変わりません。右手は普通にピッキングしますが、左手はピアノを弾くみたいに親指も使った演奏になっています。これだとチョーキングはしにくいと思いますが、ブルースロック時代は見事なチョーキングを披露していました。弾きにくいと感じるのは、普通に弾いている人の勝手な思い込みなのでしょう。しかし、チョーキング無しのジャズギターには適していると思います。

グリッサンドも多用しますが、これも普通に弾いている人から見れば驚異です。普通は親指をネックにかけて安定させているのでグリッサンドもやり易いですが、ピアノのように演奏してグリッサンドするのは不安定です。それでもこの奏法に慣れている彼にとっては当たり前のように決めてきます。ジャズギターはチョーキングがない代わりにスライドさせたりする事が多いのですが、それも見事に演奏しています。

I Would Do Anything For You
⇒ 続きを読む

[20151101]

Get Me Some
(1998/07/14)
Jeff Healey Band

商品詳細を見る


2000年のアルバムです。Jeff Healey Bandとしては最後のアルバムになります。かなり売り上げが落ち込んでいきましたので、ブルースロックバンドとしては終止符を打つ事になりました。しかし、この一番売れていない最後のアルバムが一番出来がいいです。時代に関係のないブルースロックを演奏してきましたが、90年代のスタイルとブルースロックの折り合いを付けるようなシンプルながら的確なアレンジになっています。

1. Which One
2. Hey Hey
3. Love Is The Answer
4. My Life Story
5. I Tried
6. The Damage Is Done
7. Feel Better
8. Holding On
9. I Should Have Told You
10. Macon Georgia Blue
11. House Is Burning Down
12. Runaway Heart
13. Rachel's Song

リバーブも抑えめなサウンドはタイトでリズムが明確になり、ブルーススタイルでも時代遅れな感じがしないように聴こえます。そして硬派なブルースロックのイメージも保たれ、一番いい形で仕上がっています。これから面白くなっていきそうな予感がしますが、一度落ちた人気はなかなか回復するのは難しく、この時点で既に過去の人になっています。日本ではもっと早くから過去に人になっていましたが、作品はどんどん良くなっていると言う皮肉な、よくある話になっています。

Jeff Healeyのボーカルも歳を重ねる事によって、渋い曲に適した感じになっています。演奏よりも楽曲の完成度を優先しているのがいい結果になっていると思います。それでも素晴らしい演奏をこなしているので迫力が失われる事にはなっていません。実にいい状態の出来映えなのです。このスペックでヒットを飛ばしていたら、もっと評価の高い存在になっていたに違いありません。時代を超えた見事な素晴らしい名盤であります。

Which One
⇒ 続きを読む

BACK HOME
copyright © 2005 SAMARQAND all rights reserved.

Template By innerlife02

RSS1.0 ,
検索コーナー

Amazonで欲しい商品はこちらで検索!!
Shop.TOL
by TSUTAYA online
TSUTAYAでお探しの商品はここから検索。
HMV検索
検索する
HMVでお探しの商品はここから検索。
ブログ内検索
淫美ブログ内の記事を検索します
RSSフィード

FC2 Blog Ranking

クリックよろしくお願いいたします
リンク
Samarqand

Facebookページも宣伝
このブログをリンクに追加する
Powered By FC2ブログ
SEO対策アクセスアップリンク

Powered By FC2ブログ
ブログやるならFC2ブログ

最近のトラックバック
月刊アーカイブ