86年のアルバムです。壊滅状態のバンドでしたが、オリジナルメンバーだったMackey Fearyが復帰して何とか盛り返して世界リリースのアルバムを出す事が出来ました。Mackey Fearyと一緒に活動していた日本人ベーシスとのKenji SanoとキーボードのGaylord Holomaliaが加入して再起をかけましたが、一度落ちた人気を盛り返すのは困難でした。
1. Pain, Pain, Pain
2. Goals
3. Hurricane
4. Other Worlds
5. Lights
6 . Spencer St
7. Tonight
8. True Love
9. Winter
10. Living Without You
A.O.R.な曲もありますが、大半が80年代ポップスになっていて、昔の洗練されたサウンドにはほど遠く、Mackey Fearyが戻ってきてもカラパナの再起という感じがしません。流石にMackey Fearyの歌声はカラパナらしいマイルドなものですが、この時点で既に飽きている人もいる80年代サウンド、古いA.O.R.タイプをやっても何の新鮮味もないのです。
ファションとして聴いていた日本のファンにとっても流石にこれはおしゃれな
音楽としては扱えなかったはずです。流行に敏感な女性を落とす為の軟派な
音楽としていたなら尚更です。昔懐かしい感じで聴く分にはいいかもしれません。しかし、まだ活動している事さえ知らないファンを取り戻すには力不足でした。
Pain, Pain, Pain