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[20151222]

Christmas Eve
(1998/07/14)
Shakatak

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90年のアルバムです。当時は日本のみのリリースでしたが、クリスマスアルバムになっています。フュージョン系でもクリスマスアルバムは多数ありますが、シャカタクならではのアレンジによるクリスマスソングになっています。全てカバー曲で、アルバムタイトル曲は山下達郎の曲のカバーです。これも日本のファンへのサービスになっています。

1. Winter Wonderland
2. Silent Night
3. Jingle Bells
4. A Christmas Dream
5. God Rest Ye Merry Gentlemen
6. White Christmas
7. Christmas Eve
8. The Christmas Song

シャカタクらしいライトフュージョンアレンジにクリスマスソングをもってくると、普通のフュージョン作品だったら旋律もジャズっぽくなりますが、シャカタクの単純な旋律を使う手法になりますので、曲の旋律はそのままでフュージョンアレンジにすると言う、分かり易いのに斬新なアレンジになっています。ジャズとしての遊びが少ないバンドですから、それが良い方向に出ています。

山下達郎のクリスマスソングも、そもそもがA.O.R.感覚のフュージョンテイストでありますが、それをもっと簡単なアレンジにすると言う、考えられないアレンジにしています。この辺もシャカタクらしさが出ています。普通の人では出来ない発想です。全体的に明るく楽しい雰囲気のクリスマスソングになっていて、海外の人が持っている荘厳なイメージを払拭しているところも斬新です。

Jingle Bells
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[20151221]

Fiesta
(1998/07/14)
Shakatak

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90年のアルバムです。当時は日本のみのリリースでした。世界向けではダンサブルな内容ですが、日本向けではインスト系のライトフュージョンになっています。ラテンの要素もあって、従来の日本のファンにとっては求めているサウンドだと思います。しかし、これまでのようなシンプルなテーマというより、普通のフュージョンになっています。

1. Dreamtime
2. After Midnight
3. Conquistador
4. Just The Way We Are
5. Two People (One Love Story)
6. Looking For Rainbows
7. Please Don't Go
8 . Chi-Chi Castanengo
9. One Day, One Night
10. Why Me!
11. One Love

90年代になるとライトフュージョンからスムーズジャズという言い方になっていきます。打ち込み系のアレンジは控えて生演奏になっていますので、80年代っぽさは薄れていますが、90年代らしいサウンドではありません。普通のフュージョンなのです。日本では馴染み易いスタイルでありますが、さすがにこの時期になると、これまでのような人気は衰えてきますが、それでも根強いファンが支えています。

シャカタクらしさはぼやけていて、これも彼らが変化を求めている事が分かります。あまりにも普通なのでシャカタクである必要もないのですが、それでも良質な演奏になているのはバンドとしての成長でありましょう。ホーンの使い方もセンスが良くなっていますし、本当の意味でのおしゃれなサウンドになっています。これならロックファンでも文句の言いようがありません。

Dreamtime
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[20151220]

Turn the Music Up
(1998/07/14)
Shakatak

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89年のアルバムです。Da Makani、Nitefliteと日本のみのリリースが続いていたのですが、これらの作品は現在廃盤になっています。そして再度世界リリースのチャンスをものにします。これが又反省していないようなサンプリングサウンドになっています。89年と言えば、こうしたサウンドも飽きられていた頃で、特にイギリスでは新しい動きが始まっていました。さすがにそうした流れに素早い対応は出来なかったみたいです。

1. Turn The Music Up
2. Sure Thing
3. Forgive & Forget
4. Back To The Groove
5. Somebody's Dancing (On The Roof)
6. Better Believe It
7. Ain't Nobody
8. Like Other Fools
9. Night Moves
10 . Lowdown
11. Open Your Eyes
12. Turn The Music Up (12" Remix)

もう完全に80年代の迷路に迷い込んで抜け出せない状態になっていて、彼らにとっては低迷期であり、転換期でもあります。ここを乗り越えなければ次の時代に進めません。メンバー全員で曲を作ったり、彼らなりに再起をかけて努力はしています。80年代ポップスとしては力作かもしれませんが、ファンが求めているもとはかけ離れています。

80年代のスタイルは彼らにとってはうってつけのものであって、そこから抜け出すのは自分達を否定する事でしか解決出来ないと思われます。どうするかのかと言うと、他の同じようなスタイルのバンドがどう変化していくのかについていくしか無いのです。それくらい追いつめられている状態での作品であります。それなのに、かなりのびのびと演奏しています。状況が分かっていないと言うのは恐いものです。

Turn the Music Up
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[20151220]

Manic & Cool
(1998/07/14)
Shakatak

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88年のアルバムです。87年に日本のみでリリースされたNever Stop Your Loveとほぼ同じ曲が収められています。こちらは久しぶりの世界リリースですから、かなり力が入っています。日本のみでリリースされていた作品ではフュージョンよりになっていたのが逆行して、再び歌を全面に出した80年代ポップスに戻っています。80年代後半はサンプラーが普及してきてサンプラーを多用したサウンドになっています。

1. Mr. Manic & Sister Cool
2. Slow Dancing
3. Time of My Life
4. M.O.N.E.Y.
5. Nobody Holds Me (Quiet Like You Do)
6. Dr! Dr!
7. Walk the Walk
8. Releasin' the Feelin'
9. Something Special
10. Stop
11. Love of All Time
12. Orient Express
13. Never Stop Your Love
14. Mr. Manic & Sister Cool [Manic Mix]
15. Walk the Walk [Jazz Mix]

歌が主役になるとソウル系のA.O.R.になります。これは評判が悪かったはずですが、何とかワールドリリースにこぎつけました。しかし結果は同じで、再び日本のみのリリースに逆戻りします。レコード会社の口車に巧くのせられて反省していなかったのですね。と言う事はNever Stop Your Loveは世界に向けてのデモだったのでしょう。ブラコンっぽいスタイルは当時は売れるはずですが、ファンが求めているものとは違っていたようです。

巧く何でもこなせるバンドですから、売れる曲を作れと言われれば標準以上の曲を作れるのです。しかしそれがそのまま売れるとは限らないのが世の常です。こうした曲は当時捨てるほどありましたので、彼らが演奏しなくても良いのです。彼らにしか作れないような曲じゃないと勝負出来ないのです。何故そんな簡単な事が分からないのか、そこが80年代の迷路であり、多くのバンドがこの迷路に悩まされていました。

Mr. Manic & Sister Cool
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[20151220]

Golden Wings
(1998/07/14)
Shakatak

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87年のアルバムです。これも日本のみのリリースで、日本語による歌も入っています。今回は男女7人秋物語のBGMとして使われています。軽快なラテンのリズムがスムーズジャズ、ライトフュージョンとして更なる演出になっています。このテレビ番組も主題歌がラテン系だったので、統一されたイメージ作りになっていました。軽快でありながらもフュージョンバンドらしいソロも増えています。

1. Golden Wings
2. L'Aggio L'Amour
3. Coco Kazu
4. Lazy
5. Dance Like Fred Astaire
6. Interlude
7. No One Knows
8. One For Cara
9. Paradise
10. One Day Soon
11. Cavalcante
12. Golden Wings (MILE HIGH CLUB MIX)

ライトフュージョンが定着して、多くのバンドが出てきた事で、彼らにも影響があったようで、シンプルに演奏するだけではなく、フュージョンバンドらしい見せ所も用意するようになっています。これだけの演奏をすればシンプルな曲でも飽きる事無く聴き通せます。分かり易い事が必ずしもポップではないのです。変化の仕方の巧妙さが曲を盛り上げていく事はモーツァルトの時代から重要な事なのです。

テクニックがあると複雑にしたがるのが演奏者の趣向ですが、そうなると売れるような曲にはなりません。かといって単純過ぎてもすぐ飽きられてしまいます。分かり易いながらも微妙に複雑な変化があった方が良いのです。そういう意味では合格点の作品になっています。これまでの作品の中でも一番ソロが多いのではないでしょうか。それでも聴き易い曲になっていますので、日本では大ヒットしています。

Golden Wings
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[20151220]

Into the Blue
(1998/07/14)
Shakatak

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86年のアルバムですが、当時は日本のみでのリリースでした。ボーカルを全面に出したスタイルは、あまり評判が良くなく、再びボーカルはコーラス程度のスタイルに戻していますが、当時はまだ日本では絶大な人気があった為に、日本でしかリリースされませんでした。当時の日本の人気テレビ番組 男女7人夏物語のBGMとして使用され、日本では更なる人気が上昇していきました。

1. Deja Vu (To The Wind)
2. China Bay
3. Perfect Smile
4. Out Of The Blue
5. Disorder At The Border
6. Climbing High
7. Catch Me If You Can
8. Secret Garden
9. Kagape
10. This Boy Is Mine
11. One More

アメリカに遅れてバブルとなった日本ではバブル絶頂期であり、おしゃれで洗練されたこうした音楽は成金志向に愛される音楽だったのです。音楽もファッションとして都会的な雰囲気のあるものが好まれていました。こうした音楽を早くから取り入れていた山下達郎もやっと正当に評価されるようになり、A.O.R.系のアレンジが日本でも定着していきます。そうなるとシャカタクはその手本として親しまれていきます。

分かり易い単純なテーマ、しかし16ビートを含んだ旋律は単純でありながらもダサく感じさせない魔力があったのです。この手法が有用である事が分かった日本のフュージョン界も同じようなサウンドになっていきます。程よくダンサブルで、程よくおしゃれで、程よく手軽な音楽は、よく言えば出しゃばらない音楽であります。悪く言えば無理をしない音楽であります。

Deja Vu (To The Wind)
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[20151219]

City Rhythm
(1998/07/14)
Shakatak

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85年のアルバムです。ボーカル主体のポップスに徹した曲は完全にブラコン作品であり、誰が彼らがフュージョンバンドだった事を連想出来るでしょう。しかし、何とかジャズっぽさを出してイメージチェンジをしていこうとしています。ライトフュージョン、スムーズジャズ路線が見えてきました。そうなるとヒットから遠ざかってしまいますが、日本では根強い人気がありました。

1. Day By Day
2. Once Upon A Time
3. Secret
4. Physical Attraction
5. City Rhythm
6. I Must Be Dreaming
7. Africa
8. Goodbye Mickey Mouse
9. Vive La Fantasy

Day By DayではAl Jarreauが参加してデュエットしています。ブラコンな感じがする曲とポップジャズな曲の両面があります。これは当時流行り出したネオアコの影響でしょうか、スタイルに変化が表れています。女性ボーカルもコーラス程度だったものが、しっかりと歌うようになっています。彼らも時代に合わせて変化していくのです。

シーケンス的なアレンジも増えて、80年代サウンドを思いっきり採用しています。柔軟と言えば柔軟ですが、自分達の信念を持っていないのかとさえ思えるくらい流行りのスタイルを取り入れる事に躊躇がありません。これが彼らのスタイルだと言ってしまえばそうなのですが、ロックファンからすれば納得がいきません。ファンも多いですが、アンチも多いバンドだったのです。

Day By Day
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[20151219]

Down on the Street
(1998/07/14)
Shakatak

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84年のアルバムです。完全に80年代ポップスになっています。フュージョンバンドと言うよりソウル系の作品みたいです。A.O.R.感覚でもあり、軽い女性ボーカルにより音楽としての重さが無いのでBGMともなり、ダンスミュージックとしても成立します。バブルを象徴するようなおしゃれな音楽、このイメージは彼らに大きなヒットを与える代わりに軟弱な音楽というイメージも与える事になります。

1. Down on the Street
2. Holding On
3. Summer Sky
4. Hypnotised
5. Don't Blame It on Love
6. Photograph
7. Watching You
8. Fire Dance
9. Lady (To Billie Holiday)
10. If You Want My Love (Come and Get It)
11. Down on the Street [Dance Mix]

ポストパンクの時代といってもパンクのスピリッツは受け継がれています。反体制的な精神はポップな曲の中に盛り込まれていく事になります。だから多少ポップな曲調になってもロックファンはついていけましたが、最初からずっと優等生的な体制を象徴するような音楽には嫌悪感を持っていました。シャカタクはその象徴でもあったのです。その典型的な内容になっています。

フュージョンバンドとしてテクニックがある訳でもなく、無いなら無いなりに分かり易い簡単なフレーズで曲を作るようになり、それが見事にヒットに結びつきます。フュージョンブームと言っても、ジャズ系の作品はロック、ポップス作品ほど売れません。ですが、彼らはほぼポップスですから売れるのです。こういう前例がない事でもイギリスだからこそ許されるのです。そして80年代の浮かれていた時代も加勢しています。

Down on the Street
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[20151219]

Out of This World
(1998/07/14)
Shakatak

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83年のアルバムです。アレンジが80年代サウンドになって、フュージョンとは言いにくい感じになっています。インストものはライトフュージョンっぽさを残していますが、ボーカルものはほぼ80年代ポップスです。この辺のこだわりの無さが軽く見られがちな所だったのでしょう。売れる為には時代のスタイルをしっかりと取り入れると言う姿勢がロックファンからみると節操の無さを感じさせていました。

1. Dark Is The Night
2. Don't Say That Again
3. Slip Away
4. On Nights Like Tonight
5. Out Of This World
6. Let's Get Together
7. If You Could See Me Now
8. Sanur

シーケンサーは使っていませんが、リズムがジャストになっています。これはクィンシージョーンズの手法が蔓延した80年代らしい手法です。どんなにリズム感のいい演奏でもドラムとベースのわずかなズレがグルーヴを生み出していたのですが、ノイズゲートを逆利用して、バスドラが発音するとベースの音が出るように設定して、バスドラとベースの頭を合わせると言う手法で、ジャストなリズムになります。グルーヴが全く無くなりますが、そこはハイハットなどのグルーヴで何とかしています。

これで規則正しいリズムが出来上がるのですが、人間の生理的なリズム感はジャストではありませんので気持ち悪く感じます。グルーヴがあった方が気持ちいいのです。しかし、ダンスブームの中ではこの規則正しいリズムがもてはやされたのです。規則正しいリズムを反復する事で踊ればランニングハイな高揚感が得られるのです。踊る分には良いのですが、聴く分には気持ち悪いのです。この点は90年代には微妙なズレを作って解消されていきますが、この頃は打ち込みにしてもジャストな方が楽なので、臆面も無くこの手法がまかり通っていきます。シャカタクもこの手法を取り入れて、よりフュージョンらしからぬ世界へと入っていきます。80年代サウンドが好きな人には悪くないかもしれません。

Dark Is The Night
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[20151218]

Invitations
(1998/07/14)
Shakatak

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82年のサードアルバムです。ほぼ前作の延長線上にあるサウンドで、前作での成功をそのまま引き継いでいます。勿論もチラも大ヒットしました。ディスコ向けのリズムはディスコでもかけられる事が多く、時代のニーズにあっていました。ポップで分かり易いフュージョンと言う事で、様々な場面でのBGMにも利用され重宝されています。

1. Invitations
2. Lose Myself
3. Lonely Afternoon
4. Steppin' Out
5. Stranger
6. Usual Situation
7. Sol Fuego
8. In Shadows
9. Invitations
10. Lose Myself
11. In Shadows

チョッパーベースにディスコパターンのドラム、単純なテーマと女性ボーカルとのからみ、彼らのヒットパターンが確立されています。中間に少しばかりのソロをとって何とかフュージョンらしい演出もあり、A.O.R.感覚のライトフュージョンになっています。ホーンやストリングスも邪魔にならない程度で入っていて、80年代らしいアレンジになっています。

あまりにも売れていたのでフュージョンバンドだと言う認識さえ持っていた人もいたと思います。アメリカのフュージョンバンドだったら、もう少しジャズメンとしての誇りを持っているものですが、イギリスで何とか売れたいバンドでしたから、そこは貪欲にストレートにヒットを狙っています。パンクの左翼的な考え方に疲れていた若者もいましたので、ポストパンク時代はイギリスでもポップ性を重視するようになっていきます。

Invitations
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[20151217]

Night Birds
(1998/07/14)
Shakatak

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82年のセカンドアルバムです。世界的にブレイクする事に成功した作品です。ファーストのテクノポップな部分を取り払い、ライトフュージョンに徹し、女性ボーカルをうまく配置した事でより分かり易い、イージーリスニング的なライトフュージョンの典型的な作品として大ヒットしました。テーマも分かり易く、アドリブも曲の一部として効果的に使っています。

1. Night Birds
2. Streetwalkin?
3. Rio Nights
4. Fly the Wind
5. Easier Said Than Done
6. Bitch to the Boys
7. Light on My Life
8. Takin' Off
9. Easier Said Than Done (Remix)
10. Night Birds (Remix)
11. Fly in the Wind (Remix)
12. Night Birds (Live in Japan)

アルバムタイトルのNight Birdsが世界的に大ヒット、誰も知らない人がいないくらい様々な場面で使われる曲となりました。ディスコのリズムをベースにラテンの雰囲気も出し、分かり易い簡単で明快なテーマを流麗な展開で聴かせる手法は日本のフュージョン界にも大きな影響を与えました。演奏テクニックを誇示する従来のフュージョンの概念を覆したようなポップ性は、ライトフュージョンというおしゃれなスタイルを根付かせました。

従来のフュージョンファンからすると邪道ではありますが、バブルを迎えたアメリカや日本では必須アイテムのように重宝されました。時代もポストパンクの時代となり、ポップなスタイルも許されるようになり、ファンクやソウルが暗黙の了解のようにもてはやされ、時代の流れも手伝ってのヒットとなりました。正に時代が求めるように生み出された作品と言えると思います。

Night Birds
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[20151216]

Drivin' Hard
(1998/07/14)
Shakatak

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イギリスのフュージョンバンド、シャカタクの81年のデビューアルバムです。イギリスでもジャズやフュージョン、ファンク人気はありますが、当時はパンク旋風が巻き起こっていた時期でもあり、こうしたバンドにスポットが当たるのは珍しかったと思います。フュージョンと言ってもかなりポップで当時のテクノポップやディスコのリズムを拝借している所に、彼らのデビューまでの苦労が伺えます。

1. Livin' In The UK
2. Into The Night
3. Toot The Shoot
4. Lumiere
5. Late Night Flight
6. Waves
7. Steppin'
8. Covina
9. You Never Know
10. Brazilian Dawn

メンバーはキーボードのBill Sharpeを中心にベースがSteve Underwood、ドラムがRoger Odell、ギターのKeith Winter、シンセサイザーのNigel Wright、そして女性ボーカルがJill SawardとJackie Raweというメンバーでスタートしています。ハードフュージョンでもなく、当時はやりのライトフュージョンでもありません。ディスコミュージックがフュージョンアレンジになっているようなポップなサウンドです。

ヴォコーダーを使ったりと、当時流行っていたテクノポップ色も取り入れて、野心満々の内容になっています。当時のイギリスではパンクじゃなければ売れないとまで言われていた時期ですから、最初はそれほど売れていません。それでもバブル真っ直中のアメリカや日本好みのサウンドになっています。イギリスでもディスコブームが残っていますから、そうした所での需要はあったと思います。完全にそこ狙いのアレンジでありますので、ロックファンには人気がありませんでした。それでもポップフュージョンというユニークなスタイルで面白いと思います。

Livin' In The UK
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[20151215]

The Rhinebeck Sessions
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2013年のアルバムで、現在までの最新作になっています。曲はいつも通りしっかり作曲されていますが、今回はスタジオライブと言いますか、スタジオセッションの生々しい感じで演奏されています。演奏されたまんまのミキシングで、オーバーダビングも少ないようです。そもそもジャズ作品はスタジオでのセッションを何テイクか録音した中から一番良いものを選択するやり方が多く、一発録りは当たり前で、それを編集してまとまりのある曲に仕上げると言うマイルスの手法もフュージョンバンドでは継承されていました。その原点に立ち返った内容になっています。

1. Serious Delivery
2. Wishful Thinking
3. Not Unlike That
4. Sorbet
5. I Know What You Mingus
6. Off The Cuff
7. Clubhouse Jam
8. Odds Get Even
9. Who Knew!

恐らくスタジオでのマイク録りにより生々しい質感になっているようです。テクニシャン揃いですから、この手法はいつでも出来たと思いますが、サウンドメイキングでの演出も重要視していました。それを取っ払って、ライブ感覚での作品にしているので、バンドとしての格好良さがストレートに伝わってきます。マイルドなサウンドとエッジの効いたサウンドの立体感も明確で、荒々しいだけのライブレコーディングとは質が違います。

スムーズジャズを卒業してフュージョンバンドとして生き残っている現役バンドとしての使命に応えた形になっています。しっかり作曲されているからこそ、セッション形式でも内容の濃い展開も素晴らしく、90年代のジャムバンドのような雰囲気も持っています。優等生のきれいごとのようなイメージが強かったバンドでしたが、見事にその殻を破って貫禄の名盤に仕上げています。まだまだ現役ですから、これからも質の高い作品を出し続けてくれると思います。

Serious Delivery
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[20151214]

A Foreign Affair
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2011年のアルバムです。Heads Upレーベルから移籍してインディーズレーベルを渡り歩く事になります。これまではJay Beckensteinが単独でプロデュースしていましたが、バンドでプロデュースしています。ツアーで訪れた世界中の街並を表現した世界旅行しているみたいなコンセプトアルバムになっています。ですからエキゾチックな雰囲気が満載です。

1. Carbe
2. Khuda
3. Sweet Ole Thang
4. Falling Walls
5. Shinjuku
6. Chileno Boys
7. Samba For Two
8. Cancao De Ninar
9. Antigua
10. Last Call
11. Dancing On Table Mountain

各メンバーが曲を提供するようになって、バンドとしての結束も強まっています。Shinjukuなんて日本の歓楽街もテーマになっています。世界の街の雰囲気をよく表現していますので、いつものフュージョンスタイルにこだわっていません。民族音楽の要素はこれまでも取り入れていましたが、ここまで大胆に取り入れているのは新しい試みだと思います。Amherst Recordsというインディーズレーベルからのリリースですが、貫禄のあるメジャー級の作品であり、このバンドの人気が落ちている事も無く、売り上げも落ちていません。

民族音楽といっても、必ずしもその場所の伝統的な旋律を奏でている訳ではありません。あくまでもその場所から受け取ったイメージを表現していますので、お国柄がそのまま出ている訳ではありません。訪れた場所はその国の中心地でしょうから、都会的なミックスされた文化なのです。世界中のシティーミュージックと言う事でしょう。ですからバンドらしさも表現しながら厚みを増した音楽になっています。名盤です。

Carbe
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[20151213]

Down the Wire
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2009年のアルバムです。この時期はファンク色が強くなっています。ドラムのBonny Bonaparteが加入してからは格段に良くなっています。ドラムが良くなれば他のメンバーの良さも自然と引き出されてきます。メンバーの出入りも激しいバンドですから、その度に新しい息吹が生まれて長く続けて来れたのでしょう。常にその時期の一番良いパフォーマンスを披露してきたバンドだったとも思います。

1. Down the Wire
2. Unspoken
3. Not for Nothing
4. Island Pond
5. The Tippin' Point
6. Ice Mountain
7. A Flower
8. La Zona Rosa
9. What It Is
10. A Distant Memory
11. Make It Mine

メンバーそれぞれが曲を提供しているのでバリエーションも豊で聴き飽きません。本場アメリカではヒップホップの人気が高く若いジャズメンが育たず、ほとんどジャズは死に絶えているような状態になっています。こうしたベテランだけが頑張っている状態ですが、若者にもジャズの魅力が伝わるような作品を創って欲しいと思うのですが、大人向きの音楽なのでしょうか、若者でも楽しめるとは思いますが、そこまで伝わって欲しいものです。

一つのイメージに捕われないバンドの様々なカラーが活かされた内容になっていて、更に円熟してきたと思います。それでも渋くならないのがこのバンドの良さでもあり、少し軽く見られがちな所でもあります。それでもマイペースにコンスタントに作品を出し続けていけるのも凄い偉業であります。

Full Album
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[20151213]

A Night Before Christmas
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2008年の作品です。クリスマスアルバムになっています。クリスマス曲のカバーの他にオリジナルのクリスマス曲もあります。夜のムードも得意なバンドでしたから、クリスマスのムードを演出するのもお手の物です。もうかなりの実績を残してきたバンドですから、たまにはこうした息抜きの作品があっても許されます。

1. O Tannenbaum
2. It Won't Feel Like Christmas
3. Winter Wonderland
4. Christmas Time Is Here
5. Baby It's Cold Outside
6. Carol of the Bells
7. Have Yourself a Merry Little Christmas
8. The First Noel
9. Silent Night
10. This Christmas
11. The Christmas Song

Christine EbersoleとJanis Siegelによるボーカル曲もあります。クリスマス曲なので、どれも優しい感じの演奏になっています。あくまでもファンに対するギフトのような性質のアルバムです。ジャズによるクリスマスソングと言うのもアメリカらしい音楽ですが、それ以上の冒険はありません。刺激的な音楽である必要もないので、静かに聖なる夜を過ごすのには相応しい内容になっています。

都会的な雰囲気は、たとえばニューヨークにおけるクリスマス気分といった所でしょうか。クリスマスアルバムは数多くありますが、平均的な出来映えだと思います。無難な感じといいますか、演奏は素晴らしいものですから問題はありません。オリジナルアルバムとしては番外編な感じがしますので、あくまでもサービス作品なのであります。

Full Album
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[20151213]

Good to Go-Go
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2007年のアルバムです。前作辺りからアシッドジャズの傾向が出てきています。はねた感じのリズム構成なのですが、新加入のドラムのBonny Bonaparteのプレイが素晴らしいです。手数の多さはフュージョンドラマーらしいもので、彼のプレイが曲に影響しているのか、曲が先にあって彼を選択したのか分かりませんが、確実に次のステップに向かって進化しています。

1. Simple Pleasures
2. Get Busy
3. Jam Up
4. The Left Bank
5. Funkyard Dog
6. Along For The Ride
7. Island Time
8. Wassup!
9. Easy Street
10. A Winter Tale
11. Good To Go-Go
12. Newroses

全体的にファンキーでダンサブルな作品になっています。音楽のスタイルは完全に90年代のアシッドジャズなので新しくもないのですが、スムーズジャズからの脱皮を行った彼らの新しいスタイルを掴んだ形になっています。それによってただの聴き易い音楽からも脱皮しています。年齢を重ねてから躍動的な演奏になるというのも素晴らしいものです。

一番の目玉はやはりBonny Bonaparteのドラミングだと思います。フュージョンらしいリズム構成はカッコいいです。ドラムが変わるだけでこれだけ表情が変わると言う典型でしょう。バンドとしてのまとまりも出て全体的なアンサンブルも良くなりました。スムーズジャズ時代より明らかにかっこ良くなりました。今回はリズムばかり目立っていますので、後は曲の主題が明確になってくればもっと完成度が上がってくると思います。それでも名盤ですね。

Simple Pleasures
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[20151213]

Wrapped in a Dream
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2006年のアルバムです。スムーズジャズというよりアシッドジャズな雰囲気の曲もあります。この辺は曖昧で90年代後半にはジャムバンドリバイバルがあって、ジャズ系のジャムバンドも登場しました。そういう生々しい演奏になっています。ラテンの要素も強く、Impressions Of Madridは本格的なフラメンコになっています。少しメキシカンな雰囲気もあります。

1. Spyro Time
2. Midnight Thunder
3. The Voodooyoodoo
4. Tuesday
5. Impressions Of Madrid
6. Impressions Of Toledo
7. Wrapped In A Dream
8. After The Storm
9. Walkin' Home
10. The Lowdown
11. Lil' Mono
12. Woogitybop (For Claire)

かなり多彩な内容で、スムーズジャズを脱皮したような、更なる進化を感じさせます。いつも同じ感じだと本人達も飽きてきたのでしょうか。多少の変化を求めているようです。しかし、こうしたサウンドは90年代にやるべきで、90年代ならかっこいいと思えましたが、ここにきてやっとこのサウンドというのも彼ららしい事だと思います。

いずれにせよバンドとしては停滞する事無く前進しているので印象はいいです。デジタル技術も進んでアナログの粒立ちを再現出来るようになっていますし、聴き心地のいい音楽がそもそも良い音楽とは限らないという事を感じさせます。心が踊ったり、切なくなったり、音楽って心の耳で聴くものだと言うのが良く分かります。心が欲していないと聴く耳もたぬになってしまうもの、特に商業ベースの音楽はそういう課題をクリアしていかにといけないと感じます。なかなかの名盤です。

Impressions Of Madrid
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[20151212]

The Deep End
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2004年のアルバムです。ドラムのJoel Rosenblatt が脱退して複数のドラマーが参加しています。Joel Rosenblatt も数曲録音しています。インド音楽風の旋律を入れたりと、少しプログレッシヴな展開も見せていますが、基本的にはスムーズジャズです。多少バリエーションを増やしてきた所がありますので、そろそろ変化を望んでいるのでしょう。

1. Summer Fling
2. East Lake Shuffle
3. Monsoon
4. As you wish
5. Soburg Sam
6. The Crossing
7. Wiggle Room
8. Wind Warriors
9. In Your Arms
10. Chippewa Street
11. Beyond The Rain

ベーシックは都会的なスムーズジャズですが、都会的では無い部分を取り混ぜる事によって音楽に深みを与えています。一つのイメージでくくられるとワンパターンな感じにもなりますので良い傾向だと思います。様々な要素の音楽がからみあってこそのフュージョンですから、そういう意味では原点回帰出来ています。

そろそろシンセの音色も新しいものを使って欲しい所ですが、どうしても音楽に馴染み易いものを選びがちで、その辺りの冒険が乏しいのが難点です。ある意味保守的なバンドなのでしょうから、彼ららしいと言えばそうです。それでも長く活動を続けて作品もコンスタントに出し続けていますから、アイデアは尽きないのでしょう。勤勉で生真面目な人達なのだと思います。その努力が結晶となって音楽に表れていますから見事なものです。

Summer Fling
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[20151212]

Original Cinema
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2003年のアルバムです。架空のサウンドトラック仕立てのコンセプトアルバムになっています。バリエーション豊かな内容になっています。インストですから様々な映像にフィットすると思いますが、軽快な音楽ですからシリアスな映画には似合わないでしょう。そうなると限られてくる内容になってしまいます。

1. Bump It Up
2. Extrovertical
3. Dream Sequence
4. Party Of Seven
5. Big Dance Number
6. Close-Up
7. Film Noir
8. Cape Town Love
9. Handheld
10. Funky Tina
11. Getaway
12. Calle Ocho
13. Flashback

サウンドトラックと言うのはジョークのようなものだと思います。音楽としてはスムーズジャズを更に押し進めたものであり、一般に言われているスムーズジャズよりはフュージョンライクであり、しっかりとした演奏に支えられた素晴らしい内容に仕上がっています。リラックスした音楽だけに終わっていないところがサウンドトラックの性格になっているのかもしれません。

ジャズ色が強く出ていますが、昔の映画音楽にはよくジャズが使われていました。特にハードボイルドにはジャズがよく似合います。そういうイメージもあるのかもしれません。だとするとちょっとアクションも有りのラブストーリーなのでしょうか。今風の映画には似合わないものだと思いますが、だからこそ架空の映画音楽で留めているのでしょう。

Bump It Up
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[20151212]

In Modern Times
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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2001年のアルバムです。Heads Upレーベルへ移籍しています。スムーズジャズとしては前作が頂点だったと思います。後はそのスタイルを維持していくような流れになっています。今回は特に夜に限定される事の無い都会的なスムーズジャズになっています。それでもリラックスした感じの演奏は円熟味が感じられます。貫禄の優雅さです。

1. After Hours
2. Feelin' Fine
3. Julio's Party
4. The River Between
5. Groovin' For Grover
6. Open Door
7. Florida Straits
8. Feelin' Fine Pt.2
9. East River Blue
10. Your Touch
11. Lucky Bounce
12. Planet J

力みの無いリラックスした音楽ですが、イージーリスニングな音楽でもありません。軽く問いかけてくるような演奏であり、BGMとして聴き流す類いの音楽では無いと思います。自己主張を強いるような音楽ではありませんが、しっかりと存在感を示す事が出来る音楽だと思います。そして決して邪魔にならない音楽ではないでしょうか。

マイルスを失ったジャズ界は求心力のあるリーダーがいなくなって、現状維持の状態になってしまいます。ジャズが現状維持になってしまったら退屈なものになってしまいます。しかし、このバンドは自分達のスタイルをしっかりと固めてきましたので、現状維持でも新鮮な演奏が可能なバンドになっています。そこは強みでありましょう。やるべき事をやればよいのですから。

After Hours
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[20151212]

Got the Magic
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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99年のアルバムです。 GRP Recordsから移籍してWindham Hill Jazzレーベルに残した唯一の作品。スムーズジャズをより追求した内容になっています。テーマは夜、都会の大人の夜に相応しい音楽になっています。バブルを謳歌した時代を彷彿とさせるゴージャスで洗練された夜。80年代と違うのは90年代らしいブレイクビーツのようなリズム。完全にこのスタイルをものにしています。

1. Silk And Satin
2. Breezeway
3. Havana Moonlight
4. Springtime Laughter
5. If You Will
6. Got The Magic
7. Teardrops
8. Pure Mood
9. Sierra
10. Love Comes
11. R.S.V.P.

最近はボーカル曲を1曲入れたりしますが、Springtime LaughterではBasia Trzetrzelewskaのボーカルをフューチャーしています。力む事無く程よい力加減で巧みな音楽を演奏しています。ですから嫌みが無く見事なパフォーマンスを披露しています。ただ聴き易い音楽から聴き惚れるような音楽へ進化しています。完全に迷いが無く、開き直ったようにこのスタイルを追求して突き詰めた名作です。

正にSilk and Satinのような音楽。柔らかく心地のいい女のような音楽、それでいて飽きさせないような巧妙な展開、曲自体も素晴らしいのですが、やはり一番の重要な点はタッチセンス、力加減だと思います。絶妙なところに的確な優しいタッチ、まるで丁寧な愛撫のような演奏が、優しいだけでなく、強弱をつけたイントネーション、熟練の旨味、それがやっと結実したような素晴らしい名盤であります。

Silk And Satin
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[20151211]

20/20
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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97年のアルバムです。Jay Beckensteinの単独プロデュースに戻っていますが、スムーズジャズ路線を継続しています。聴き触りの良い音楽、この路線に何のためらいもありません。同じような音楽をよくもまあこれだけ量産出来るものだと感心してしまいますが、フュージョンはロック、ジャズ、ファンクのトライアングルで出来ていて、それにソウルやラテンの要素も会わせるとかなりのバリエーションになるので、工夫次第でいかようにもなります。

1. The Unwritten Letter
2. Ruled By Venus
3. 20/20
4. Three Sisters
5. Sweet Baby James
6. The Deep End
7. Together
8. Dark-Eyed Lady
9. South African Sojourn
10. Rockaway To Sunset

基本はジャズですが、フュージョン、融合させる事でサムシングニューを生み出す音楽、そういう意味ではフラメンコも同じ意義ですが、貪欲にあらゆる要素を融合させていけばバリエーションは無限であります。そういう努力もしながら、都会的な洗練されたスムーズジャズとしてまとめあげる手腕は見事であります。ただ、これだけ量産してくるとバリエーションもマンネリに感じられるのもしかたありません。

しかもこのバンドはターゲットを絞った音作りをしているので、仕上がりが似通っています。それだけファンは安心して聴いていられるのですが、ファンじゃない人を振り向かせるだけのアピールには至っていません。ここが音楽、芸術文化の難しい所で、万人向けの作品は生涯に一つくらいしか創れないものでしょう。聴き易い音楽だとしても、聴き流してしまう音楽には魅力を感じない人もいます。商業的な音楽でもターゲットを絞るのが上策のようです。

The Unwritten Letter
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[20151210]

Heart of the Night
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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96年のアルバムです。Jeremy Wallがプロデュースに加わってマイルドなサウンドになり、スムーズジャズ路線となっています。Randy Brecker が久しぶりに参加しています。マイルドになりながらも立体感のあるアレンジになっています。A.O.R.感のあるダンサブルなリズム、ソウル、ファンク系のアレンジは80年代的でありながらあの頃とは違う雰囲気になっています。

1. Heart Of The Night
2. De La Luz
3. Westwood Moon
4. Midnight
5. Playtime
6. Surrender
7. Valentino's
8. Believe
9. As We Sleep
10. When Evening Falls
11. J Squared

都会的なA.O.R.感の復活、スムーズジャズとしての方向性が定まっています。あくまでもシルクのような柔らかさを演出、聴き易いイージーリスニング的なライトフュージョンを更にマイルドにしたようなサウンド、演奏自体はそれほど変わっていませんので、サウンドメイク次第だと言う事なのでしょう。リバーブの掛け方も深いものから、浅いものまで組み分けているのでメリハリ感が出ています。

スムーズジャズといっても何か新しい事をやっている訳ではありません。聴き易いポップさ、都会的なサウンドメイク、ちょっとした工夫での雰囲気作りでの変化であります。かなりの数の作品を作り続けてきていますので、いつも同じような感じでもありますが、方向性が定まっているので、何をやってい良いのかが分かっています。そういうバンドのまとまりが感じられます。

Heart of the Night
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[20151209]

Love and Other Obsessions
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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95年のアルバムです。共同プロデュースにJeremy Wallを迎えて90年代っぽいサウンドになっています。アレンジは80年代っぽいですが、音の作り方が多少変わっています。90年代っぽい点としてはネオアコっぽい感じになっています。つまりソウル系なのです。A.O.R.なソウルとなれば初期の頃に戻った感じですが、トロピカルではないので以前とは違います。

1. Lost And Found
2. Ariana
3. Serengeti
4. Fine Time To Explain
5. Third Street
6. Group Therapy
7. Horizon's Edge
8. Let's Say Goodbye
9. On Liberty Road (For South Africa)
10. Rockin' A Heart Place
11. Baby Dreams

90年代っぽさと言う事では音の作り込み方は弱いかもしれません。あくまでもライトフュージョンであろうとしています。当時の言葉で言うとsmooth jazzと言う事になります。イージーリスニングなジャズと言う事になるのでしょう。前作までの巧妙なスタイルを研磨して洗練し過ぎた感じになったと思います。マイルドになって以前の聴き易い感じに戻っています。これも彼らのスタイルですから、結局ここに行き着いてしまったか、と言う感じです。

今回のテーマがソウルなら納得がいきます。ニューソウルの発展系であります。それならもっと90年代っぽい音にした方が分かり易かったと思いますが、どうもまだ頭の中に80年代が残っているみたいです。マイルド過ぎるので、リバーブをもっと抑えた方がメリハリが出てくると思いますが、この深いリバーブの掛け方も楽曲のイメージからいくと間違いではありません。自分のイメージを大事にするか、自分に無いものを引き出すかと言う選択が出来るプロデューサーでは無かったようです。

Lost And Found
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[20151208]

Dreams Beyond Control
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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93年のアルバムです。都会的な雰囲気に戻っています。しかし、これまで培ってきたリズム構築をシンプルにしながらも、メリハリのあるアレンジになっており、良い結果となって成果が表れています。Alex Ligertwoodによるボーカル曲があったり、多少なりともソロになったスティングの影響があるのかもしれません。ジャズ色が濃くなっていて、今回のテーマはジャズなのかもしれません。

1. Walk The Walk
2. Patterns In The Rain
3. Breakfast At Igor's
4. Waltz For Isabel
5. South Beach
6. Send Me One Line
7. Bahia
8. Kindred Spirit
9. Birks Law
10. Same Difference
11. The Delicate Prey

ホーンセクションとしてTower of Powerが参加しています。マイルスの死によりジャズの進化は留まってしまいますが、マルサリスによりビバップリバイバルが興ります。ビバップをビバップ時代よりも巧みに演奏するというネオビバップ的な発想。音楽的にはまったく進化している訳ではありませんが、活気を取り戻す事に成功します。その中にはジャズをポップスの中に取り入れたスティングの成功も加勢しています。

そうした流れの影響を感じさせる内容であり、彼らもジャズ、フュージョンと言うものを再構築しながら巧みに演奏しています。ですから以前の作品に比べてより活気のある内容になっています。音楽的にも多彩になっていて、ラテン系のリズムも見事に都会的に取り込んでいます。世界旅行から都会への回帰というのが成果として表れています。音処理が巧みになっているのもいい感じです。名盤です。

Walk The Walk
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[20151207]

Three Wishes
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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92年のアルバムです。前作はラテンのリズムを強調していましたが、今回はカリプソの要素を取り入れ、それに合わせてリズムも洗練されながら複雑になり、フュージョンらしい作品に仕上がっています。80年代に比べてはりたい事が明確になっているので、構成もしっかりしています。序曲をはさんでコンセプトアルバムのようなトータル感があります。

1. Pipo's Song
2. Introduction To Breathless
3. Breathless
4. Introduction To Real Time
5. Real Time
6. Jennifer's Lullaby
7. Whitewater
8. Inside Your Love
9. Nothing To Lose
10. Three Wishes
11. Gliding
12. Cabana Carioca
13. Rollercoaster
14. Three Wishes Reprise

一番の特長はリズムです。フュージョンにおいてリズムが要です。ロック、ファンクの要素をジャズに取り入れる事でエレクトリック化してフュージョンが生まれますが、マハビシュヌはインド音楽の様式を取り入れて変拍子の多用により攻撃的なスタイルを生み出しました。そのインドの部分をフラメンコ、スパニッシュなラテンの様式を取り入れたのがリターントゥフォーエヴァー、ウェザーはトロピカル路線を生み出します。

そうした先鋭を手本にもっと洗練された都会的な雰囲気をもたらしたのがこのバンドです。都会的な雰囲気は保ちながら、よりラテン系のリズムを機能的に取り入れるようになり、聴き易いだけのライトフュージョンからの脱却を計っています。構成もリズムも複雑になってイージーリスニングでは無くなっていますが、フュージョンファンとしては聴き応えがあります。結構名盤です。

Pipo's Song
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[20151206]

Fast Forward
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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90年のアルバムです。長年在籍していたMCAからGRP Recordsへ移籍しました。レーベルも変わり、時代も変わっていますが、やっている事は基本的に変わっていません。音色に多少変化が見られます。使用している楽器が変わったのでしょうか。意図的に音色が違っています。でもやっている事はいつもと同じです。

1. Bright Lights
2. Para Ti Latino
3. Alexandra
4. Ocean Parkway
5. Speak Easy
6. Futurephobia
7. 4md
8. Shadow Play
9. Escape Hatch
10. Tower Of Babel

ラテンの要素が強い作品です。80年代に培ってきたスタイルにラテンのリズムを取り入れると言う事では新しい試みが行われています。以前もラテンのリズムを取り入れた曲はありましたが、その時とはやり方が違います。かなり大胆にラテンのリズムをジャズとして構築し直しています。アレンジに変化が生まれていますが、それ以外はこれまでと全く同じものであります。

marimbaよりもvibraphoneの音色の方が目立ちます。いつもの感じなのに音色に変化がある事でマンネリ化を解消しています。90年代を迎えた事で多少変化をつけようとしているのは分かります。サウンドメイキングにも多少変化が感じられます。彼らなりに時代の変化に気づいていたようですが、まだ大きな変化はありません。リズムに変化あると言うだけでも大きいですが、旋律にも変化があった方が面白かったと思います。

Bright Lights
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[20151206]

Point of View
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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89年のアルバムです。まだ80年代サウンドを引きずっていますが、ライトフュージョンというスタイルは死守しています。この頃になるとさすがに80年代サウンドに飽きてきている人も多くなっているのですが、ライトフュージョンはいろんな場面での需要ありますから人気はまだまだあります。ジャズ色が強めに出ているようになっているのが良かったのかもしれません。

1. Slow Burn
2. Swing Street
3. Fairweather
4. The Unknown Soldier
5. Hannibal's Boogie
6. No Limits
7. Carolina
8. Riverwalk
9. Swamp Thing
10. Counterpoint
11. Gotcha

シティーポップスになりかけていた時もありましたが、かろうじてシティージャズという所に落ち着いています。バンドとしてまとまりは持っていますが、方向性が曖昧だった80年代は何がやりたいのか良く分かりませんでしたが、心地良い流れのアレンジで耳障りの良い音楽をやるという主旨は保たれています。聴き易いと言う事で、生活のいろんな場面で流れていても邪魔にならない音楽

邪魔にならないけれど特定の印象を与える音楽。ライトフュージョンってそんな感じで聴かれていたと思います。こうしたバンドが沢山いましたし、音楽学校のいい材料になるような音楽でもあります。アドリブ合戦をするジャズは少なくなり、明快なテーマを持ったジャズ。誰でも親しめるようなジャズ、それはファンを増やしながらもジャズの衰退へとつながっていく事でもありました。

Slow Burn
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[20151206]

Rites of Summer
(1998/07/14)
Spyro Gyra

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88年のアルバムです。これまでのチャラい感じを反省したのか、フュージョンバンドらしさが戻っています。デジタル機器を使っていますが、生演奏によるグルーヴがあるので、時代による古くささは軽減出来ています。ただ、音は相変わらずチープなものになっています。これは次世代のシンセが登場しないと改善されませんのでしかたありません。音をいじくるという発想が無いバンドなので、そこまで期待してはいけないのでしょう。

1. Claire's Dream
2. Daddy's Got A New Girl Now
3. Limelight
4. Shanghai Gumbo
5. Innocent Soul
6. No Man's Land
7. Yosemite
8. The Archer
9. Captain Karma

プロデューサーはずっとJay Beckensteinなので、Jay Beckensteinのワンマンバンドのようなところがあります。プレイヤーなので、基本的なサウンドメイクは出来ても、細かい楽器の設定までは指示出来ていないみたいです。フュージョンバンドにありがちな事ですが、プレイヤーにしっかりとした音のイメージが生まれていないとありがちな音のままで終わってしまうのです。個性よりも調和を重んじるのはチームプレイにとって重要な事ですが、音楽として考えると平坦なものになりがちです。

ここに第三者的なプロデューサーが加われば新しい要素が加わる思うのですが、イージーリスニングとして考えるなら、平坦なくらいの方がいいのかもしれません。ギターのエフェクトにしてもデジタル化されると音に溶け込み易くなるのですが、音の立体感が損なわれます。全体的には綺麗なサウンドにまとまっていて美しい作品だと思います。それだとロックの要素も持っていなければならないフュージョンとしてはどうなのかというであり、スムーズジャズという新しい言い方が生まれる事につながっていきます。

Full Album
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