SAMARQAND淫美ブログ　2015年12月02日

11 | 2015/12 | 01

日

月

火

水

木

金

土

Carnaval
(1998/07/14)
Spyro Gyra

商品詳細を見る

80年のアルバムです。Brecker BrothersをはじめSteve Jordan:やWill Lee、John Tropea、Hiram Bullockなど名うてのスタジオミュージシャンを集めて制作されています。よりA.O.R.色が強くなって陽気なリズムが多くなっています。多くのミュージシャンを集めて適材適所で起用して完成度の高い音楽を作ると言う手法はスティーリーダンのようでもあります。

1. Cafe Amore
2. Dizzy
3. Awakening
4. Cachaca
5. Fox Trot
6. Sweet 'N Savvy
7. Bittersweet
8. Carnaval

Jeremy WallよりもTom Schumanの方が主メンバーになっていて、バンド構成が曖昧になり始めています。プロデュースもしているJay Beckensteinのプロジェクトのように機能しています。トロピカルな雰囲気は徐々に薄れてきて都会的な雰囲気が強くなってきているのは時代の流れでしょうか。スティーリーダンの手法と違うのは、スティーリーダンの方は集めたミュージシャンにある程度自由に演奏させていたのに対して、こちらはかなり構成麺を指示して演奏させているようです。

曲があらかじめはっきりと完成させられているのでアドリブの面が少ないのです。その分聴き易いのですが、大体流れが予測出来てしまいます。それでも飽きさせない構成力が優れていると思います。滑らかさとメリハリのあるリズムの調和が素晴らしい。彼らのようなライトフュージョンのバンドは増えてきますが、完成度の面では他の追従を許しません。

Cafe Amore/Dizzy