

81年のアルバムです。80年代になってより都会的な
音楽になっています。初期の頃のトロピカル路線は影を潜め、都会的な快適な
音楽を構築しています。一番の特長はベースがチョッパー気味の音色になっている事です。80年代はファンクが洗練されてきて、誰でもチョッパーを習得するようになり、フュージョン界でもチョッパーを多用するようになります。それだけで都会的な雰囲気になります。
1. Freetime
2. Telluride
3. Summer Strut
4. Elegy For Trane
5. Pacific Sunrise
6. Amber Dream
7. String Soup
時はブラコンブームであり、A.O.R.路線からよりダンサブルなスタイルが生み出されていきます。ソウルもディスコもフュージョンもファンクもお互いが歩み寄りを始め、融合していきます。元の
音楽に近いものが新たなスタイルを創り出していきます。そういう流れ出はフュージョンはより華麗で洗練されたダンサブルなスタイルになっていきます。聴き易さからライトフュージョンなどと呼ばれるようになっていきます。
80年代になる前のディスコブーム、ニューウェイヴの影響とポストパンクとしてソウルやファンクなど踊れる
音楽が主流になっていきます。踊れる
音楽が売れると言うのはこの頃から定着するようになっていきます。日本やアメリカではバブルに突入してようとして歓楽を楽しむ人が増え、歓楽的な
音楽が好まれるようになっていきます。硬派はパンクやニューウェイヴを好み、保守派はヘヴィメタへ、軟派はダンスミュージックを好みますから、こうしたライトフュージョンは雰囲気作りに需要があり、彼らの人気もそうした時代背景によって支えられていました。
Freetime