90年のセカンドアルバムです。Made To Measureシリーズの27番に数えられています。民族音楽的な雰囲気は世界中の民族音楽を取り入れるような幅広いスタイルになっています。ある意味現代音楽のようでもありますし、ヨーロッパ的なくらい雰囲気も持っています。ファーストほどスティックが活躍していないので、ファーストほどプログレ色が薄れているようにも感じます。
1. Choral 2. Souvenir d'une vague 3. Parfume mon frere bilingue (van de 7 sloten) 4. Sois ilot 5. Le secret de la pyramide 6. Le nouvel an Birman 7. Le voyageur 8. Cwlch se cache 9. Il fouine l'eau des havres 10. The secret of Bwlch 11. Midir perd l'oeil 12. Het gezin van Paemel, opening 13. Papegaai, quartet for clarinet and string
Daniel Schellはベルギーの芸術家で映画や創作ダンスなどを手がけていました。そして彼が音楽をやる為に結成したKaroによる88年のファーストアルバムです。ベルギーの CRAMMED DISCSというレーベルの企画によるワールドミュージック、室内楽シリーズ を特集したMADE TO MEASUREシリーズのVOL 13として世界に紹介されました。
1. Un Celte 2. Remi Face au Lacis Dore 3. Vienna Carmen 4. 3 Moustiquaires 5. If Windows They Have 6. Binja Zomer en Ik Loop Altjd 7. Listen to Short Waves: Je Suis Dans Ce Chant 8. Tapi la Nuit (Kammerquintet) 9. Buches/Logs/Holz
Daniel Schellはチャップマンステックという新しい楽器を駆使してプログレッシヴでエスニックな世界を表現しています。チャップマンステックはキングクリムゾンでトニーレヴィンが有名にしました。ベースのみならず、ピアノのように両手の指のタッチで発音させる、ギターで言えばライトハンド奏法によるタッチを両手で同時に行う演奏が可能になっています。クリムゾンでもシーケンスミニマル的な演奏を披露していましたが、彼らもクリムゾンに近い演奏法になっています。
Mark King主導でプロデュースされているのが良いのだと想います。バンドの中心人物でありながら昔はプロデュースを人任せにしていました。それで売れていたので、それはそれで良かったのですが、こんなにカッコいい作品ではありませんでした。フュージョンとポップの融合と言う事である意味プログレとポップを融合させているXTCに近い感覚があります。素晴らしい名盤です。この状態で売れて欲しいです。