

日本人ミュージシャンのトクマル シューゴことShugo Tokumaruの2004年のファーストアルバムです。アメリカのインディーズレーベルMusic Relatedからのリリースで日本語で歌っているにもかかわらず、世界的にも高い評価を受けることになります。アコースティック楽器を中心に玩具など様々な音源を使った多重録音のファンタジックポップなサウンドになっています。
1. such a color
2. light chair
3. lantern on the water
4. sleet
5. the mop
6. switch
7. typewriter
8. paparazzi
9. funfair
10. a kite of night
歌は弱めでフリッパーズギターみたいな感じです。ですから日本語で歌っていても何語かわからないようなあやふやな感じが海外でも受けているのかもしれません。実験的ですがポップな曲調、フリッパーズギターや小山田圭吾のコーネリアスみたいな感じです。おそらくかなりの影響もあると思いますが、アコースティックな感じが多く、そこはフォークトロニカ的な新しさがあります。
サンプリングも使っているようですが、サンプリングしているというよりは生演奏をHDDレコーディングで編集して、どこかおもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気を作り出しています。
音楽性も歌い方もコーネリアスみたいです。デジタル感を抑え目というところが新しさでしょう。歌が弱い分、曲として評価され、先に海外で評価される要因になっていると思います。日本では古くでは渋谷系に入ると思いますが、こういうのが好きな人は多いと思います。
such a color