スコットランド出身のバンドThe Beta Bandの99年のファーストアルバムです。90年代の終わりに登場してきた遅れてきたオルタナバンドであり、オルタナ、ブリットポップにヒップホップなど90年代の手法を全て取り混ぜたような手法でポップなロックスタイルで、紙面でも絶賛されて登場しました。しかし全て使い古されたスタイルをごちゃ混ぜにしただけの退屈な作品だったという記憶があります。この頃から雑誌に書かれている
音楽 評はあてにならないと言う認識が私の中に芽生えました。
1. The Beta Band Rap
2. It's Not Too Beautiful
3. Simple Boy
4. Round The Bend
5. Dance O'er The Border
6. Brokenupadingdong
7. Number 15
8. Smiling
9. The Hard One
10. The Cow's Wrong
メンバーはギターのJohn Maclean、ベースのRichard Greentree、ドラムのRobin Jones、ボーカルのSteve Mason、サンプラーやターンテーブルのJohn Macleanの四人からスタートしています。基本はブリットポップバンドのようですが、
サイケデリック な雰囲気を作り出すのが不自然であり、センスがいいとは言えません。曲もB級バンドのレベルであり、これが絶賛されていたというのが、いかにオルタナの時代が病んでいたかというのを物語っています。
インディーズのB級バンドという触れ込みなら面白いバンドだと思えたかもしれませんが、いかにも凄いバンドが登場してきたみたいな触れ込みが敷居を高くしてしまって私を満足させませんでした。現在の一般的な評価を全く意に介さない私の耳で聴く分には普通にインディーズのB級バンドとして気分を害さずに聴くことができます。音もローファイであり、彼らの意図していることがストレートに伝わっているような作品ではなく、まだ未完成なバンドのファーストアルバムという印象です。
The Beta Band Rap
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