2016年のアルバムで、現在までの最新作になります。作風はどんどん変わってきてエレクトロの部分が大半になってきています。フォーク色が薄れて、曲調もシンセポップみたいになっています。歌も弱々しい感じの歌が復活。生演奏している楽器もありますがアコースティック楽器では無く、サウンプリングもほぼ無いようで電子音のみで作られています。
1. Mumies
2. The Highest Mountain
3. Crocodile
4. Friendly
5. Day Off
6. Dial Forever
7. Cougar
8. What Are You Doing Here
9. Paperboy
10. Fake Dream
アンビエントな処理にこだわった内容になっていて、曲調はポップ。アンビエントポップという雰囲気になっています。アンビエントポップはまだ誰もやっていなくて、私SAMARQANDが推奨していこうかと思っていましたが、こういう前例があるのであれば、あまり大きい声では言わないようにします。しかし、この作品は今年の5月にリリースされているので、去年の暮れにアンビエントポップの概念を思いついた私の方が先駆者だと思いますが、この後のフォロワーが続いていかないと威張れない事でありましょう。
普通はアンビエントな作品は非ポップなものであり、現代
音楽的なものでありますが、その手法でポップな曲を作っているものがほとんど無く、音響派と言われるものもありますが、もっとアンビエントの部分が深く、ポップ寄りな曲調にする事で、これまでに無かったスタイルとしてアンビエントポップという概念を作り出しましたが、このアルバムはそのものな内容になっています。アマチュアの私が対抗する術はありません。自称私が先駆者だと言い張るしかありません。この人もほとんど自主制作に近い売り方をしているので、メジャーでこういう作風が出てきたら私の言っていることは戯言になってしまうでしょう。しかし、彼の場合アンビエントポップと言う概念を提唱しているわけではないので、知らないうちにこういう作風になっていると言う先駆的な感性を持ち合わせている人だと思います。
Dial Forever