2015ねんのアルバムです。これも自主制作でダウンロードオンリーでのリリースになっています。この年は3枚のアルバムを出していますが、どれもそれぞれ違った内容になっています。今作はシンセポップです。日本流に言えばテクノポップです。サンプリグも使っていますが、ほぼ電子音で作られています。旋律的にクラシック系の曲調になっているところもテクノポップ的です。ファンクのようにハネたリズムを使っていません。
1. This Is The Last Day Of Your Life
2. Brain Reset Button
3. One Cubic Foot Of Air
4. Affordable Space
5. Stare At A Star
6. Abnormal Transition
7. Vibrational Behavior
ある程度自分の
音楽 を完成させたことによる気の緩みと言いますか、レトロな手法で何ができるかを楽しんでいるような内容になっています。自主制作の作品はそんな自分の趣味を追求したものが多いです。これだと売れないと思っているのでしょうか。確かに緩い内容ではありますが、単なる過去の焼き直しに終わっていないところが面白いと思うのですが、気兼ねしているのしょうか。
初期のアナログシンセを最大限に使っていたテクノポップ時代の工夫の仕方など、現在ではやらないような工夫の仕方も懐かしくも面白いと思います。いつしかシンセで出来る事が人の発想を超えるようなレベルまで達しています。そのシンセを最大限以上に使い切るなんて事をやっていたら
音楽 的で無くなってしまう事でしょう。それでも工夫して音を作り上げる事で個性を主張していた時代の
音楽 は面白かった。今、そんな
音楽 が少なくなってきてます。そんな反省を促すような作品だと思います。
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