2016年のアルバムで、現在までの最新作になります。今回はインディーズからのリリースですがダウンロードオンリーになっています。CD形式は負担が大きいのでしょうか。ダウンロードだとCDよりも音質をよくする事も出来るというメリットもありますがMP3ならそうでもありません。ハイレゾとやらならCDよりも良いのでしょう。テレビを4Kでみるとかと一緒で、見なくていいアラが見えてくるという幻滅もありますが、製作者の意図する音質に近いものが再現出来るというメリットもあります。
1. Int1
2. Sn1
3. Int2
4. Sn2
5. Int3
6. Sn3
7. Int4
8. Sn4
9. Int5
10. Sn5
11. Int6
今回はアンビエントとインダストリアル作風が融合したような内容になっています。サンプリング音源を使ったアンビエントとでもいうのでしょうか、コンクリート
音楽色が強くなっています。最近のポップではないダークな雰囲気もあります。それでいてたまにビートを刻んでみたり、とこれまでとは違うアプローチによるフォークトロニカの進化系になっています。自主制作盤でやりたいことをやっていて新しい道筋が見えてきたのでしょう。
曲名も暗号のようになっていて、意味合いを持たせない非ポップな感覚で作られています。サンプリング素材も日常の音を使ってパターンを作ってみたり、ジャーマンインダストリアルみたいな作風でありますが、
音楽として成り立たせようとする意思が感じられます。新しいMelodiumワールドの完成です。さらなる高みを目指して進化していく挑戦的な姿勢は、これからも大きな期待を持たせてくれるものになっています。
Int2