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[20161106]

Rise Above
(1998/07/14)
Dirty Projectors

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2007年のアルバムです。イギリスではラフトレードからリリースされるようになり、世界的に知名度が上がっていきます。内容はこれまでの手法をとりながらも分かりやすくポップになっています。コンセプトとしてはオルタナバンドBlack FlagのアルバムDamagedを聴き返すことなく記憶だけで再現するという事で製作されています。

1. What I See
2. No More
3. Depression
4. Six Pack
5. Thirsty And Miserable
6. Police Story
7. Gimmie Gimmie Gimmie
8. Spray Paint (The Walls)
9. Room 13
10. Rise Above
11. Untitled (bonus track)

バンドスタイルでの演奏であり、記憶だけで再現する作曲法は私もよくやります。全く違うものになりますし、新しい発見があるからです。耳コピなら完全に再現できますが、記憶によりますのでコード進行も違うものになったりします。最初から原曲に忠実でいようとは思っていませんから自分のカラーも強く押し出せます。この作品も原曲とは全く違うものになっていると思います。

完全にDave Longstrethの世界になっていますから、Black Flagの再現というのは単なるきっかけにしか過ぎないと思います。しかし、一つのイメージを持つことによりこれまでよりポップで分かりやすい内容になっているのは間違いありません。そもそも作曲なんてその人のフィルターを通して既存の音楽を再現する事がほとんどですから、この作曲法は間違いではありません。パロディーとしてもその度合いが面白いのであり、パクリとも違います。全くの無から作曲する場合も稀ですがあります。それは天の啓示を受け、天に代わって曲を創るという天才的なモーメントがあるのですが、人生の中でも滅多にある事ではありません。ポールマッカートニーでもイエスタデイくらいだと思います。そういう事を意識して音楽を聴くともっと楽しめると思います。

What I See
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[20161105]

New Attitude
(1998/07/14)
Dirty Projectors

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2006年の作品でミニアルバムになっています。バンドスタイルであり、これまでの作風にアメリカのネイティヴな音楽、カントリー、ファンクなどの要素が加わり、より独特なスタイルになっています。バンドスタイルになるとトーキングヘッズを連想してしまいます。ファンクのビートを取り入れるところも似ていますし、学生バンドのようなイメージも似ていますが、曲調は違います。

1. Fucked For Life
2. Two Sheep Asleep
3. magine It
4. Likeness Of Uncles
5. Two Young Sheeps
6. Darkened Car
7. Katy At The Mall, Pts. 1 & 2

作曲の仕方がそもそも独特で、クラシックやジャズの教養もありながらのロック、ファンクなどのニューウェイヴ的な感覚、それにヒップホップも通過している事で、ニューウェイヴには無い感覚があります。それだけでも独特のものになりますが、アメリカならではのジャズ理論も突き詰めたクラシックの教養。これらを混じり合わせ、そして露骨に表現する様は他に類を見ません。

前例があるとしたらフランクザッパですが、あそこまで癖はありません。売れようという商売根性がないだけ好きな発想で創作していて、インディーズならではの環境は、本来こういう人材を世に送り出すべきであり、メジャーを刺激していくべきでありますが、最近のインディーズも結構売れないと困るようなところもあって、なかなか刺激的な作品も少なくなっています。ここまでの才能も育ってきていないという現状もあるでしょう。それだけに価値のある音楽だと思います。

Fucked For Life
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[20161105]

The Getty Address
(1998/07/14)
Dirty Projectors

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2005年のアルバムです。オーケストラや合唱隊を使って、民族音楽の要素、デジタル編集なども含めた現代オペラというコンセプトで製作されています。オーケストラもOrchestral Society for the Preservation of the Orchestraというキンクス的な名称がつけられています。フランクザッパもオーケストラ作品などを作っていましたが、その先を行っているような内容になっていると思います。

1. I Sit On The Ridge At Dusk
2. But In The Headlights
3. Warholian Wigs
4. I Will Truck
5. D. Henley's Dream
6. Gilt Gold Scabs
7. Ponds & Puddles
8. Not Having Found
9. Tour Along The Potomac
10. Jolly Jolly Jolly Ego
11. Time Birthed Spilled Blood
12. Drilling Profitably
13. Finches' Song At Oceanic Parking Lot

オーケストラで演奏されたものをハードディスクレコーディングによりデジタル編集しています。サンプリングと言うよりシンクラヴィアに取り込んだような編集です。それだけでも斬新ではありますが、演奏されている音楽そのものが斬新で、クラシック、ロック、民族音楽、ジャズ、フォークソング、テクノ、それら異なる音楽を融合させながら、その特徴を殺すことなく混ぜ合わせることでロックとして進化した表現にまとめてあげているところが優れています。

これまでは実験的だったり、アヴァンギャルドに奇抜だったりしていたものが、まとまりのある表現に集約されています。Dirty Projectorsとしての音楽性を確立させたと言っても良いでしょう。コンセプトの題材としてイーグルスのDon Henleyを選択している事もユニークですが、アメリカ的だとも思えます。Dave Longstreth自身は白人であり、メンバーも白人ばかりですが、ジャケットやPVにはよく黒人が登場してきます。音楽もストレートに黒人音楽を主張してるわけではありません。これの意味しているところがよく伝わってきませんが、アメリカ文化として正直な表現者である事は間違いありません。

Full Album
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[20161104]

Slaves' Graves and Ballads
(1998/07/14)
Dirty Projectors

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2004年のアルバムです。以前レコーディングされていた二つの作品、Slaves' GravesとBalladsをくっつけた構成になっています。バンド編成ではなく、オーケストラをバックにDavid Longstrethが歌うというソロプロジェクトのようなものになっています。ロックと言うよりもストーリーテラーな感じのクラシック音楽になっています。David Longstrethの歌もこれまでのようなヘタウマではありません。ヘタウマも演出だったのですね。

1. Somberly, Kimberly
2. On The Beach
3. (Throw On) The Hazard Lights
4. Slaves' Graves
5. Grandfather's Hanging
6. We Are Swaddled
7. Hazard Lights (Reprise)
8. A Labor More Restful
9. Unmoved
10. Ladies, You Have Exiled Me
11. Because Your Light Is Turning Green
12. Obscure Wisdom
13. This Weather
14. Since I Opened

オーケストラの演奏も一発録りで教会などでレコーディングされていますから、それなりにお金をかけています。これだけの作曲から編曲もこなしているDavid Longstrethの教養も伺えます。この延長線上にこれまでのバンド演奏があるのだとすれば、相当練りこまれたヘタウマ演奏だったのだと思います。フランクザッパもクラシックからジャズの教養を持っていた理論家でもありました。知識を突き詰めた上での偏屈者であるという共通点があると思います。

後半のBalladsの部分になるとDavid Longstrethのギター弾き語りに多少の楽器が加わった演奏形態になります。どちらもソフトロックな部類になると思います。どちらもヘタウマではありません。やればできる子なのです。しかし、あえて今作は非ロックな感じを演出しています。それでもロックを感じさせるのはDavid Longstrethの人柄だと思います。ひねくれポップと同じような感覚の人だと思うのですが、もっと天邪鬼で偏屈者だと思います。

Full Album
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[20161103]

Morning Better Last!
(1998/07/14)
Dirty Projectors

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2003年のセカンドアルバムです。しかし制作自体はファーストよりも前の2002年にレコーディングされていたものです。Dirty Projectorsとしてのサウンドを確立させる前のデモというか、青写真見たいな内容になっていますが、かなり豊富な音楽性に裏打ちされていることが確認出来ます。デジタル環境が当たり前の時代に、これだけアナログ感満載の作品を特徴とするバンドも珍しいです。

1. The Softer Shell
2 . My Brother Had A Birthday
3. The Enterprising Catalyst
4. Grandfather's Jacket
5. After Santa Monica Boulevard
6. Dahlonegabhama
7. Further On Down The Strip
8. Katydids Calling
9. Twenty-Foot Stalks
10. We Could Cling
11. The Love-Prayer Book
12. To Give It Weight
13. Here Comes The Summer King
14. Her Freezings And Thawings
15. Hildegard Vs. Beach Boys
16. We Two Feared The Storm
17. How Does My Mind Work?
18. I Am Going To See It
19. Fake Folks
20. The Disordered Sprawl
21. Like Once-Heated Milk
22. O! You Hungering Infants
23. Morning Better Last!

打ち込みが必須のレコーディングでは、バンド演奏でもクリック音を軸にレコーディングされていきます。しかし、このバンドは全くそれをしていません。デモ演奏みたいなものです。オーケストラでは指揮者がいるのでまとまりますが、バンドではドラムが要になります。そのドラマーがリズム感が良くなければグダグダの演奏になってしまいます。しかし、このバンドはそのグダグダ感を売りにしている所があります。

ヘタウマバンドというものも存在しますが、このバンドはまさにそのヘタウマ流儀で斬新な事をしようとしている大胆不適なバンドなのであります。この斬新さがなければ単なる下手くそバンドなのですが、そうではない所が曲者なのです。演奏がうまくいかなければ何度もやり直しをしますが、彼らの場合はほとんど一発録りのようです。ほぼデモ演奏を聴かされているようなものですが、それ故に物凄いエネルギーが充満しています。

The Softer Shell
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[20161102]

The Glad Fact
(1998/07/14)
Dirty Projectors

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アメリカのバンドDirty Projectorsの2003年のファーストアルバムです。David Longstrethを中心としたバンドで、ガレージバンドみたいなローファイなサウンドとハウス的な質感、フォークロックのような楽曲が絡みつくスタイルになっています。フランクザッパのようなアヴァンギャルドポップのような作風もあり、意図的に音を外すような歌い方はニューウェイヴ感覚とザッパが入れ混じったような天の邪鬼さがあります。

1. The Glad Fact
2. My Offwhite Flag
3. Like Fake Blood In Crisp October
4. Boredom Is A Product
5. Two Brown Finches
6. Three Brown Finches
7. Off Science Hill
8. Winter Is Here
9. Ground Underfoot
10. Spirit-Future Medley
11. Naked We Made It
12. Lit From Below
13. Imaginary Love
14. The Highway Is A Foggy Knife
15. The Minutes

ヒップホップ以降の感覚でニューウェイヴしているようなアメリカらしいスタイルだと思いますが、久しくこのようなバンドは登場していませんでした。トーキングヘッズとザッパがフォークソングを演奏しているみたいな奇妙な感じです。生演奏ですからリズムも大分緩いです。歌も演奏も上手に聴こえないのに、この堂々とした主張はかなりの特別感があります。

打ち込みが当たり前の時代になって、この手のバンドは登場していませんでした。60年代後半ならいたでしょうが、売れないくらいにB級感、C級感があります。ニューウェイブの時代なら結構いましたが、アコースティック楽器で演奏するバンドはいませんでしたから、かなりレアな感じがします。インディーズなら許されるかというとそうでもありません。バンドを始めたばかりのような、まだまだ練習不足な感じの演奏です。それでもこの存在感は放っておけないくらいのものを秘めた特別なものであります。

Full Album
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[20161101]

Joko sinä tulet tänne alas tai minä nousen sinne
(1998/07/14)
Paavoharju

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2013年のアルバムで、現在までの最新作になります。ソフトな作品も作れる彼らですが、オリジナルアルバムでは絶望的なくらいの闇を描いています。今作ではラップを全面に出している曲が多く、なんで今更と思ってしまいますが、フィンランド語によるラップはより絶望的な雰囲気を作るのに役立っています。

1. Metsän Hämärä
2. Patsaatkin Kuolevat
3. Krabat
4. Sä Olit
5. Tumulus
6. Kuolon Uni
7. Tattarisuo 1931
8. Penuel
9. Valkeat Majat
10. Olet Maailman Syli
11. Minä Nousen Sinne
12. Kolmas Voima

意図的に低めの音、サンプリングも低い音程で発音させ、地獄からの呻きのようなラップ。彷徨うようなハイトーンの女性コーラス、徹底的にダークな雰囲気を作り上げています。宗教的な絶望感。ここまで徹底する必要もないと思いますが、これが彼らの求めているスタイルなのでしょう。ゴスと言うにはあまりにも切なすぎるくらいの絶望であります。

ゴスアンビエントなんてジャンルはありませんが、形容するならそうなります。メタルなら疾走感から多少救いを感じますが、このダウンテンポとロートーンは一抹の救いも感じさせないくらいの闇を描いています。これも彼らにしか作り出せない世界観であります。怖くないオカルト映画は沢山あります。それはどこかに救いの可能性が残されているから怖く感じないのですが、どこにも救いが見出せないホラーは恐怖でしかありません。

Patsaatkin Kuolevat
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