2007年の作品です。やっとインディーズと契約してからのリリースですがシングル盤です。スタジオライブレコーディングになっていて、ギター弾き語りによる一発録音になっています。ギターだけの演奏でも十分なくらいの世界観を持っていますが、これだけで売り出すのはかなり難しいものがあります。
1. Two Tongues At One Time
2. Buried In Teeth
アメリカのローカルなフォークシンガーという域から抜け出すにはもっと特徴的な部分が必要だと思います。そうなるとこの素朴な感じが無くなってしまう事も懸念されます。そこが難しいところであります。
音楽として何も劣っているところはないのに、商業ベースに乗せるには何かを犠牲にしなければならないのです。
素朴な
音楽だけで通用するには、何かの話題性でもなければ売れないのが現状です。売れなければ生活も出来ないし、環境も良くなっていきません。そうなってくると活動をやめて普通の生活をするしかありません。そうやって淘汰されていった
音楽は山ほどあることでしょう。今ではそうした素人でもネット配信できる時代になりました。売れなければ、注目されなければ、それも埋もれていく事でしょう。昔ならそういう
音楽は、そういう
音楽だけの価値しかないと思っていましたが、最近ではメジャーな曲よりも面白いものが多いので、侮れないのが現状です。メジャーである事に何の意味も無くなっているのも現状です。
Two Tongues At One Time