2001年のアルバムです。タイトルは少女都市。アブストラクト感、テクノ感が強くなりました。コンセプトアルバムのようになっている事もあり、歌中心でなくなり、歌声もサンプリングして楽器の一部として使っています。シンガーというよりトラックメーカーとしての立ち位置を重視するようになっています。
1. Endless End
2. White Film
3. Bebe
4. Marble Waltz
5. Machi-No-Kakera
6. Tokyo
7. Girl Meets Boy
8. Differencia
9. Mannequin Surfer
10. Porsche
少女都市ってどうも東京のようであり、イメージとしては極端な表現になっていますが、時代設定は架空の設定にする事で東京と言うイメージもあやふやにさせています。エレクトロニクスで絵を描くかのごとく、彼女の世界観を生み出すのを楽しんでいるようです。機材や音源が揃ってきている事で表現の幅が広がっています。
一つの音源でイメージが数倍も膨らむことがあり、それだけで1曲出来てしまう事もあります。イメージに近い音源を探すのも楽しみの一つですし、音源は多いほど有利なのは間違いありません。多すぎると全体を把握出来ないので探すのに時間がかかりますし、欲しいものがなかったら自分で作り出す事が出来るのはシンセの強みです。そこは知識が必要になりますが、エフェクト処理で近いものにも出来ます。イメージがはっきりしていないと始まりませんが、このアルバムは明確なイメージがあって、的確にそれを表現していると思います。
Full Album