2004年のアルバムです。よりおどろおどろしいアシッドエスニックフォークになっています。民族
音楽の楽器なのか、何かを鳴らしているのか分からないような音源が次々に登場してきます。サンプリングだけではなく、エフェクト処理による
サイケデリックなサウンド、独自の世界観でこれほど大量に曲を作り出すのは恐ろしいほどの才能と集中力だと思います。
1. Sohjovyö
2. Antihistamiinimatkaaja
3. Hirvikärpästen Hovissa
4. Kiimaniityn Kutsu
5. Kuu Kostaa
6. Gelsomiinan Naama
7. Alkuhärkä
8. Savuava Harmonia
9. Koirien Kasvattama
10. Kamelin Hikeä
11. Nukkesaari
12. Kirppusaari
13. Kyyn Sisuksissa
14. Etanapolku
15. Sata Salamaa Iskee Tulta Ja Koko Elämä Räjähtää
16. Kaatuvan Ihmispyramidin Svengi
17. Lummehuone
18. Yössä
楽器を集めるのも相当な労力だと思いますが、楽器により曲のイメージも膨らむので、多ければ多いほど曲も増えてくると思います。それにしても売れようとは思わない開き直りが成せる
音楽だと思います。相当マニアックな人が探し当てないと聴けないような
音楽です。しかし、見つけ出した時は我が意を得たりと喜ばれると思います。それだけ独特な
音楽になっています。
実験的な
音楽を通り越して、一般的な言語ではない
音楽でのセッション。コード感も拍子感も感じさせない作風でありながら秩序は保っている。即興に近いのかもしれませんが、テーマは決めているようで、それが秩序となっています。即興故にこの大量な曲が出来上がるのでしょうが、それを編集するマッドプロフェッサー的な悦楽は尋常ではないでしょう。
Alkuhärkä