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[20170807]

Sea Lion
(1998/07/14)
The Ruby Suns

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2008年のアルバムです。コーラスワークを重視してビーチボーイズ寄りになっています。より現代的になっているので、どちらかというとWondermintsっぽいです。ストリングスを入れたり、スタジオエフェクトを駆使するあたりはスマイルやペットサウンズあたりを意識しています。でもやっぱりWondermintsです。

1. Blue Penguin
2. Oh, Mojave
3. Tane Mahuta
4. There Are Birds
5. It's Mwangi In Front Of Me
6. Remember
7. Ole Rinka
8. Adventure Tour
9. Kenya Dig It?
10. Morning Sun

サイケデリックミュージックって別名気持ちいい音楽ですから、これもサイケデリックミュージックと言ってもいいと思います。癖もなく爽やかで心地よい音楽ですが、ストレートなポップソングで終わらないひねくれ具合もある意味アナクロです。70年代はビートルズロスから、こういうバンドが山ほどいました。でもポップソングで凝りすぎると売れないんですね。ほどほどがよいのでしょう。

このバンドは適度にほどほどですから売れてもおかしくありませんが、音がレトロ過ぎます。現代的な部分も多少は必要かと思います。シンセもアナログっぽいですし、ハードディスクレコーディングではない雰囲気も意図的にレトロな世界をイメージしています。ビーチボーイズもビートルズも早くからシンセサイザーを取り入れていますが、そういう感じの使い方になっています。凝っていますが凝りすぎないファジーな感じが心地よいです。

Full Album
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[20170806]

The Ruby Suns
(1998/07/14)
The Ruby Suns

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ニュージーランドのポップバンドThe Ruby Sunsの2005年のファーストアルバムです。ギター、ボーカル、キーボードのRyan McPhunを中心としたバンド、アメリカのビーチボーイズ系のポップさと、ブリットポップの両方の良さを取り入れた爽やかなポップソングになっています。最近では珍しいひねくれポップなところもあります。

1. Trees Like Kids
2. Sleep In The Garden
3. Maasai Mara
4. Look Out SOS!
5. Function Of The Sun
6. It's Hard To Let You Know
7. Criterion
8. Birthday On Mars
9. Trepidation Part One
10. Trepidation Part Two
11. My Tenyears On Auto-Pilot
12. There's Soup At The End Of The Tunnel

フォークロック系のポップスにシンセサイザーも加わって、昔とは違う感じもありますが、基本は60年代ポップスの影響を受けています。いろいろやりたい事はあるのでしょうが、シンプルにまとめているところはセンスを感じます。オーストラリアにはスプリットエンズがいましたが、彼らもニュージーランド出身だったので、ポップの伝統もあるのでしょうが、ニュートラルな感じはお国柄でしょうか。

癖のない爽やかなポップソングばかりですが、ひねくれ精神も持っていますから、なんとか癖を出そうとしているけど出ないみたいな、微笑ましい感じがします。ソフトロックと呼ぶには元気があり、ひねくれポップと呼ぶには癖がありません。こういう感じだと売りにくいでしょうが、なんでもありの時代ですし、とても聴きやすい曲ばかりなので、それなりに人気は出てきます。

Sleep In The Garden
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[20170806]

Kwiaty
(1998/07/14)
Jacaszek

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。又作風が進化して、ゴシックアンビエントになっています。女性ボーカルをフューチャーして、曲名も英語だし、世界を見据えた作風になっています。ラップトップミュージックではありますが、使用されている音源は、いわゆる正統派のフォークトロニカになっています。

1. Flowers
2. To Perenna
3. Daffodils
4. To Violets
5. Love
6. Soft Music
7. To Meadows
8. White Island
9. Eternitie
10. To Blossoms
11. Gardens
12. There's no Here

正攻法で制作されていますが、流石にこの人にかかれば深みだったり奥行きだったりが別物です。数多の音楽が生み出されている現在、個性を出す事はさほど難しい事ではありませんが、正攻法でそれなりのものを作る事の方が難しいと思います。誰かが既にやっている事は、それと比べられるし、そこでより良いものを作らなければ意味がありません。よっぽど大胆な行為なのです。

正攻法で勝負しても質の高いものを作れる。それこそが大物の証です。このアルバムはそういう意味合いを持った作品だと思います。誰でもやれる手法で誰も真似出来ないような事をやってのけてこそ真価が問われるのです。誰も文句がつけられないくらいの才能を発揮していると思います。しかし、音楽的にはもっと誰もやっていないような事を聴かせてくれた方が面白いです。

Full Album
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[20170805]

Catalogue des Arbres
(1998/07/14)
Jacaszek

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2014年のアルバムです。ポーランドの四人組オーケストラバンドのKwartludiumとのコラボレートになっています。Kwartludiumによる生演奏とJacaszekによるサンプリングミュージックの共演。毎回新しいサンプリング音源を使うので、作品ごとに新鮮な気持ちで聴く事が出来ます。これまでの情緒的な音楽ではなく、生演奏が入っているにもかかわらず抽象的なアンビエント作品になっています。

1. Sigh (Les Peupliers)
2. Green Hour
3. A Book Of Lake (Roselière)
4. Garden (Les Sureaux)
5. From A Seashell
6. Circling (Le Pré)
7. Anthem (La Forêt)
8. Kingdom (Les Chênes, Les Bouleaux)

環境音楽的な色合いが強いのでしょうか、サンプリング音源も日常の音が多かったりします。生楽器の演奏もそれに合わせたような演奏になっています。プログラミングされた音源を中心とした即興音楽のようでもあります。不協和音の連続で、情緒的な音楽から一転して緊張感のある音楽になっています。あえてあ生演奏でこのスタイルを取る事に意味があるようです。

相変わらずサンプラーのプログラミングの技法は見事です。これまで、ここまでレベルの高いアレンジを構築したミュージシャンは少ないと思います。非楽器な音源での構成が的確で、それに加わる生楽器の音色も計算されたような構成。偶然の産物としても奇跡的でありますが、これを事前に計算してアレンジしているのだとしたら恐ろしいほどの才能だと思います。これに比べたらイーノの作品が子供のように感じられてしまいます。

Full Album
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[20170805]

Pieśni
(1998/07/14)
Jacaszek

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2013年のアルバムです。宗教音楽をサンプリングしたり、ヒントを得て作られています。よりアンビエント感が増しています。チェロとバイオリン、コーラスのみ生演奏しています。後はサンプリング音源です。ノイジーだけど違和感がない音源。少しでも間違えたら、この情緒性は打ち消される事でしょう。音源の選び方、プログラミングが絶妙だからこそなし得るサウンドです。

1. N.M.P.
2. Piosenka
3. Wiatr
4. J.H.S.
5. Maj
6. Bogurodzica

今回は特に教会等ではレコーディングされていませんが、それらしい残響音が響いています。以前教会で録音した音源などのストックがあるのかもしれません。サンプラーの音源は自分で音を探してくれば無限に存在しますから、プリセットではない、自分で見つけた音源を利用する事でオリジナリティを演出できます。この人の場合はそれが徹底されていて、そしてそれを使った音楽の表現力が的確であります。

宗教音楽をテーマにしていますが、宗教音楽を作っているわけではありません。それらしい雰囲気を出しているだけです。あくまでもラップトップミュージックなのです。ダンスミュージックばかりじゃないラップトップミュージックの可能性を広げています。音楽に必要なものはセンスですが、センスだけでは片付けられない才能の持ち主だと思います。

N.M.P.
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[20170804]

Glimmer
(1998/07/14)
Jacaszek

商品詳細を見る


2011年のアルバムです。オーケストラ楽器のサンプリングを用いる手法は変わっていませんが、今回は映画音楽のような曲調になっています。アンビエントな独特の空気感の作り方はさらに鋭さを増しています。生楽器も演奏されていますが、単なるサンプリングミュージックの枠を遥かに超えた完成度の高さです。

1. Goldengrove
2. Dare-gale
3. Pod Światło
4. Evening Strains To Be Time's Vast
5. Seidene Stille
6. What Wind - Walks Up Above!
7. Even Not Within Seeing Of The Sun
8. As Each Tucked String Tells
9. Windhover

ヨーロッパ独特の哀愁のある雰囲気。そのメランコリックさを崩すことなく、エレクトロニクスとしての鋭利さも研ぎ澄まされ、さらなる高みに登っています。例えば、これがサウンドトラックになったとしたら、映像よりも音楽が気になって、映画の内容はおぼろげになってしまうのではないか、それほど音楽だけで完結出来る説得力を持っています。そういう意味では映画音楽のようでありながら、映画音楽には向かない音楽かもしれません。

コヤニスカッツィのようなサイレントムーヴィーなら映像に深みを与えてくれる音楽になりうるかもしれません。そういう意味では現代音楽としての最新形なのかもしれません。カットアップミュージック、コンクリートミュージックをさらに推し進めた音楽。それは手法や理論を問う必要のないくらい音楽として完成されたものになっています。情緒性を損なわない現代音楽という事では誰も到達したことのないレベルまで達しています。名盤です。

Goldengrove
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[20170803]

Pentral
(1998/07/14)
Jacaszek

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2009年のアルバムです。クラシカルな作風が好評だった事もあり、その路線を突き詰めるようになりました。コーラス以外は全てサンプラーでプログラミングされていますが、よりアンビエントで荘厳なサウンドになっています。全曲DVDも付いています。教会で録音されており、リアルな教会の残響音を効果的に使っています。

1. I
2. II
3. III
4. IV
5. V
6. VI
7. VII
8. VIII
9. IX
10. X

教会にいる人達の息遣いなども聴こえ、まるでクラシックのコンサート会場にいるような雰囲気になっています。これまで存在してきたアンビエント作品が嘘っぽく感じるくらいリアルなアンビエント作品になっています。現代音楽としてもかなり質の高い作品になっていると思います。サンプリングミュージックを教会で流してその全体をサンプリングしたような手法ですが、その効果は抜群に優れています。

デジタルリバーブもリアルな空間をモデリングしたものがありますが、デジタルによる擬似リバーブとリアルな教会の残響音組み合わせは最強だと思います。パイプオルガンもサンプリングされていますが、実際に曲のパイプオルガンを録音したものを使っていますので、曲にあった響きをサンプリング出来ています。それを加工する事によって説得力のあるデジタルサウンドを生み出しています。名盤です。

Full Album
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[20170802]

Treny
(1998/07/14)
Jacaszek

商品詳細を見る


2008年のアルバムです。又々作風が変わってクラシックとアンビエントな組み合わせになっています。サンプリングミュージックである事に変わりはないのですが、音源が違うだけでこれだけ雰囲気が変わるというのもサンプリングミュージックの大きな特徴でしょう。そこに生弦楽器と教会音楽のようなコーラスが加わって荘厳な感じになっています。

1. Rytm To Nieśmiertelność I
2. Lament
3. Orszula
4. Żal
5. Powoli
6. Taniec
7. O Ma Żałości
8. Tren IV
9. Walc
10. Martwa Cisza
11. Rytm To Nieśmiertelność II

テクノ調からジャズ系、そしてクラシックときました。巷ではフォークトロニカが定着し始めた頃ですから、生の弦楽器を加える事でやっとフォークトロニカと言えるようなものになってきました。ファーストはひょうきんで明るい感じでしたが、段々シリアスな雰囲気になってきています。作品ごとにテーマを決めて、そのイメージを忠実に表現しています。かなり懐が深いミュージシャンだと思います。

Jacaszek本人はプログラミングだけですから楽器が弾けるのかどうかは不明ですが、音楽的な知識はかなり幅広いと思います。シンセはほとんど使っておらず、サンプリング音源だけでアンビエントな響きを演出するあたりも、プログラマーとしてもかなりの知識と経験がなければ出来ない事で、この作品を作り上げるまでにどれだけの労力を課してきたのかと、影の努力を想像してしまいます。難なくこれだけのものを作ったのだとしたら天才でしょうし、ラップトップミュージックの申し子とも言えるでしょう。無駄な音が一つもなく、完璧な内容になっています。

Full Album
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[20170801]

Sequel
(1998/07/14)
Jacaszek

商品詳細を見る


2005年のアルバムで、女性シンガーのMiłka Malzahnとのコラボレート作品になっています。ジャズ系シンガーなので、曲もジャズ系になっています。こんな曲も作れるのかと感心してしまいます。しかもフレーズサンプリングのによる組み合わせで構築したビッグビートの一種ですが、アシッドジャズっぽい雰囲気になっています。

1. Może
2. Jutro
3. Przedwczoraj
4. Niż
5. Chwile
6. Dżezawi
7. Gra Towarzyska
8. Ale
9. I. M. G. iW.
10. Migracja
11. Terminal Okęcie
12. Śpij
13. Astronomiczna Jesień
14. Odc. 34

フレーズサンプリングしているので、スィング感もしっかり出ています。オーソドックスなジャズからアシッドジャズのようなアレンジまで、何でも作れるから好きに歌ってくれと言わんばかりのトラックメークです。Miłka Malzahnもまだ無名のシンガーなので、この作品しかリリースしていませんが、普通に世に出てきもおかしくないくらいのシンガーだと思います。それでも他に出ていないのはチャンスに恵まれていないのか。

どんなテーマになっても自分の手法で構築出来る器用さが明確になりました。サンプリングミュージックと言っても、かなり音楽に詳しくないとこれだけのものは作れません。知識も豊富で表現力もある。しかも、そのテーマの中ででしゃばった事をしませんので、どこまでその才能を隠しているのか未知数であります。今後も期待できるアーティストだと思います。

Może
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