2015年のアルバムです。今回はゲストミュージシャンも参加していますが、Orla Wren自身も電子音などの楽器を演奏しています。アンビエントな内容ですが、
音楽的な表現になっています。現代
音楽的とも言えます。サウンドスケープな音源は少なめになっています。使われていても加工されていたりしています。
1. The Inside, The Outside, The Other
2. Move, Learn, Drink Water
3. A Woven Rope Of Woven Hope
4. Paths Unblocked, Broken Clocks
5. She Placed A Bookmark In Her Lonely
6. Torn Bleeding
7. A Mountain Song For My Wordless Son
8. The Empathy Engine
9. Mothering Father, Fathering Mother, Each To Each Other
10. Of Nature And Nurture
11. Weathered Wood, Pitted Stone
12. The Nomad Heart
13. She Placed Her Eggs In The Soil
14. Moccasin Flowers
楽器じゃないもので大自然を表現する方が簡単かもしれません。楽器で表現する方が難しいですし、それだけやりがいがあると認識したのかもしれません。大自然の音を楽器のように操るという発想も斬新ですし、それは成功したと思います。そうなると後は楽器でどこまでそれに近づけるかという課題が残ったのでしょう。近づけるかというのは幻想であり、別のものになるのが当たり前で、別のものになるからこそやる価値があるのです。
これまでは少なめだった電子音も多用する事により、人工的に表現するのも新しい結果を導き出す事が出来ますし、より詩的な表現が出来ます。そこに映像では表現出来ない
音楽ならではの深みが現れてきます。その感覚を覚えてしまったら、
音楽を作るのが楽しくてしょうがないと思えてくるでしょう。そんな楽しみながら作っている感じが伝わってきます。
A Woven Rope Of Woven Hope
Orla Wren - A Woven Rope Of Woven Hope from FILM SESSIONS on Vimeo.