日本の女性シンガーソングライターRena MorizonoことFerriの2011年のファーストアルバムです。アメリカにて6年間、ミュージカル、声楽、クラシック・モダン・コンテンポラリーダンスを学んだ経歴があり、ポストクラシカルな作風とエレクトロニクスの混じりあった作風に成っています。歌唱も声楽を学んだ事もあり、ロックな歌唱とは違います。これがアンビエントなサウンドと溶け合っています。
1. Kono Saki Ni Aru Mono
2. Fading Sigh
3. Slow Circulation
4. Tomorrow Comes After Today
5. Zoetrope Featuring Cellz Cellar
6. Porte
7. Alegria
8. A Trapped Moment Of Imitations
9. Requiem
10. Vindur
11. Light
12. Secret Longing (Serph Remix)
13. Labyrinthine Split Second (Matryoshka Remix)
踊りと
音楽 をビジュアルに思い浮かべながら作曲しているそうで、そこにはクラシックな手法が使われたり、あらゆるテクノ手法も躊躇なく使われています。イメージを描いていくのに手段を選ばない事で、忠実に自分のイメージを描いているようです。プログラミングも生演奏もこだわりなく使い分けているのも、イメージを大事にしているからだと思います。
声楽を習ったと言っても、その道を極めていないレベルであります。極めていないからこその味わいがあります。ロックは自己流だからこそ面白いところがあり、学校などで教わって作られたロックなんて誰も聴きません。アカデミックである事を嫌うのがロックでありますから、極めていない分ロック的な立ち位置にもいられていると思います。かといってロックやジャズ的な歌唱ではない事が彼女の個性に成っています。サウンドがどんなにアグレッシヴでも綺麗に歌い上げる。そのコントラストが面白いと思います。
Fading Sigh
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