2006年のアルバムです。前作から6年の歳月が経っていますが、スタイルも激変しています。ギター弾き語りによるブルースフォークを生演奏しています。自ら歌うことを選択、しかもアコースティックギターによるブルーススタイル。脱エクトロニクスの方向へ進んでいくのですが、さすがに編集はモダンな感覚で処理されています。
1. Pretty Little Thing
2. Pills In My Pocket
3. You Gotta Choose
4. All Cried Out
5. Hush Now
6. Biscuits
7. So Long
8. Kamlyn
9. Sorry I'm Late (XFM Flo-Motion Session)
かなり泥臭いブルースもありますが、All Cried Out以外は全てオリジナル曲です。本気でこの道に取り組んでいます。リズムがジャムバンド風なので古臭い感じはしません。ちょっとした空気感に現代的なものを感じますから、今の時代に行われているブルースだというのが伝わってきます。
アレンジにもダブやジャズの雰囲気があって、16ビートのブルースになっています。本来8ビートのブルースの裏を入れる事で16ビート感が出てきてロック的な感覚になります。これはツェッペリンが築いてきた手法ですが、それをもっと現代的に行っています。曲自体は8ビートでも裏の刻みを入れる事で曲の雰囲気を崩すことなくカッコ良くなります。裏を刻むのは残響音だったりもします。その辺の編集が現代感を醸しています。
Pretty Little Thing
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