2017年のアルバムです。よりブルージーな内容になっています。オリジナルソングとしては様々な要素を取り入れていった方がオリジナリティを追求できますが、既に完成されているブルースという枠組みでオリジナリティを追求するのは難しいものです。既に多くの人たちが作り上げてきた歴史がありますから、それらの手法を拝借する形になるからです。それでも彼は純粋なブルースを追求する道を選んでいます。
1. Cold Feet
2. She Was Right
3. Little Bump
4. Boneyard
5. Hard To See You Happy
6. Keep Myself Alone Now
7. Hour Golden
8. Black Curls
黒人
音楽 、ルーツミュージックというのは、いつまで経っても廃れません。その上に新しい
音楽 が成り立っていきますが、その基本となるものは揺るがないのです。例えばヒップホップ、ラップもその部類に入ると思っています。もはやスタンダードです。ですから、その上に新しい
音楽 を成立させていかなければなりませんが、それが出来ていないのが現状です。ルーツ
音楽 のまま、いまだにラップが新しいと錯覚しているところがあります。もう相当古い
音楽 です。なのにその先に進めるミュージシャンが登場していないのです。
安易な方向に進みがちな人間の弱さを物語る出来事です。リズムを強調して旋律がほぼないシンプルなラップ。シンプルになる事が宿命づけられているので、そこから発展していく事を想像すらしていないのでしょう。ルーツミュージックを守る事は悪くはありません。ただラップをいまだに新しいと言う風潮は止めて欲しいのです。そういう事は恥でしかないのです。ルーツミュージックを追求する事は悪い事ではありません。ある意味新しい事を追求するより難しい事かもしれません。そういう挑戦的な作品になっています。
Cold Feet
VIDEO