ブラジルの女性シンガーソングライターCibelle Cavalliの2003年のファーストアルバムです。サンバのリズムを持ちながらもエレクトロニカな表現をする事で現代的なトロピカーナを作り出しています。マルチプレイヤーで様々な楽器を演奏、プログラミングしています。ドラムンベースではジャズバラードのような曲調が多いですが、彼女の場合はサンバジャズな歌を乗ってきています。
1. Deixa
2. Só Sei Viver No Samba
3. Hate
4. Luisas
5. Waiting
6. No Prego
7. I'll Be
8. Train
9. Inútil Paisagem
10. Um Só Segundo
11. Pequenos Olhos
ブラジルの
音楽は多彩な打楽器が存在します。そうしたブラジル色をモダンなアレンジで再現しています。サンプラーも多用していて、ゲンズブールをサンプリングしているのか、オマージュしているような曲もあります。元々はモデル、女優をしていましたが、シンガーとしての道も進むようになります。それにしてはかなり歌い慣れた貫禄さえ感じさせます。
ブラジル
音楽はジャズやロックなどでも吸収されてきた経緯がありますから、現代的な手法で再現するのも自然な感じで出来ています。リズムに特徴がありますから、それが活かされていれば、どのようにアレンジしても成り立ちます。ブラジル国内では世界で知られていない猛者が沢山いますが、その中ではスマートに世界共通とブラジル独自のスタイルを融合させています。これもセンスの問題でしょうか。
Deixa