2016年のアルバムで現在までの最新作になります。バンド体制ですが、80年代後半のシンセポップな感じと、Deidre Muroが脱退したことにより男性メンバーで歌ったり、これまでのブロンディーっぽさとは違う雰囲気になっています。Deidre Muroを中心とした作風からバンド体制になった事で大きな変化が起こっています。
1. Lovers Wake
2. Giants
3. Mountains
4. Paradise Gold
5. Savages
6. Devotion
7. Heaven
8. Crowded Streets
9. Other Worlds
10. Beautiful Silence
11. Night Song
アレンジは相変わらず80年代しています。フランキーやスパンドゥバレーのような雰囲気。トレヴァーホーンの影響が大きいでしょうか。デジタルリバーブの使い方もメリハリが効いています。80年代リバイバルが命題なのか、ここまで徹底しているのも大したものですが、当時のものより格段に良くなっているので、物真似で終わっていないと思います。
80年代なシンセサウンドはプリセットとして現在のシンセでは再現しやすいですし、もっといい感じに出来ます。それだけではなくミックスもかなり当時を意識しています。だけど当時より音が良い。センスも良い。というよりいいとこ取りなのでしょう。こうして再構築されると80年代のいいところだけが前面に出ていて悪かった部分が消されているので現在でも通用するものになっています。70年代リバイバルばかりではなく、80年代も弱点を克服すれば後世に残しても良いものになる事を証明しています。
Lovers Wake