アメリカのバンドHundred Watersの2012年のファーストアルバムです。メンバーはボーカル、ピアノ、フルートのNicole Miglis、ベースとプログラミングのTrayer Tryon、ドラム、トランペットのZach Tetreaultの三人が中心です。曲調はサイケフォークな感じにアナログな感じのエレクトロニクスが加わったフォークトロニカスタイルですが、シンセはプログレっぽい使い方ですので、エレクトロニクスというと印象が違ってきます。
1. Sonnet
2. Visitor
3. Me & Anodyne
4. Thistle
5. Caverns
6. · · · — — — · · ·
7. Boreal
8. Wonderboom
9. Theia
10. Are/Or
11. Gather
プログレ的なシンフォニックな感じと、トラッドフォークを
サイケデリックな雰囲気で表現しています。プログラミングの部分は効果音的な使い方、アルペジオ的な役割であり、ダンスビートではありませんので、エレクトロニクスではありません。ルネッサンスあたりの中世バロック的なプログレであり、幻想的に演出する事でサイケな印象も受けます。
これもアメリカらしからぬバンドでありますが、アメリカにもこんなバンドが育っているのです。インディーズが盛んにならなかったら、アメリカでは決して世に出てこないような作風ですが、時代も味方しているのか、インディーズだから許される部分がありますし、アメリカでは売れなかったとしてもヨーロッパでは支持されるような
音楽です。
Sonnet