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[20180131]

The Weekend EP
(1998/07/14)
Finn McNicholas

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ドイツのAnoisのメンバーLars KranholdtのソロプロジェクトThis Mess Is Mineの2006年の作品です。EP盤になっています。エレクトロニカを中心にアコースティック楽器を生演奏しています。曲調としてはポップなフォークトロニカになっています。歌はブリットポップみたいです。

1. 24 Hours Spoilt And Damaged
2. Like A Whale That Swims Through The Thames
3. All Quiet On The Western Front
4. The Sea One Boat A Lake The Sails
5. I Have An Elephant In My Pocket
6. Some Birds Sing Like Spring Is Coming Through My Window

ブリットポップ調でも電子音は変わった音源を使っていますし、フォーク調のアコースティック楽器の生演奏もひょうきんなアレンジになっています。エレクトロひねくれポップといったところです。生楽器は癒し系ですが、電子音はアグレッシヴだったりしますので、かなりひねくれている感じがあります。

ひねくれていてもポップなので敷居は高くありません。フォークトロニカ系のアーティストはひょうきんな感じの人が多いので、その手の感じが好きな人には楽しめると思います。こういうところから新しいアイデアが生まれてくると思いますし、未来はインディーズにこそあると思います。

I Have An Elephant In My Pocket
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[20180130]

Concrescence
(1998/07/14)
Finn McNicholas

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。やっと本人名義でもインディーズと契約出来たようです。しかしスタイルは全く変わっています。フォークトロニカではありますが、廃退的な雰囲気でストリングスと歪んだシューゲイザーのようなサウンド、電子音も荒廃とした雰囲気を演出しています。

1. Coma Forever (Part II)
2. Anon
3. Melt
4. Unlimited Nutrients
5. Human
6. Concrescence
7. Ocean Is Gone
8. Coma Forever (Part III)
9. C-Sound

今まで全くテクノっぽいところが無かったのが、テクノに近い感覚を持ちながらサンプラーを使えるようになっています。アンビエントと言うよりアブストラクトな感じではありますが、ちゃんと音楽的になっています。機材も最新のものにしたのか、音源もかなり集めているようで、サンプラーの使い方も巧みになっています。

ブレイクビーツみたいに、いかにもサンプラーで作っていますよという、わざとカットアップした痕跡を残す場合と、まるで生楽器を演奏しているように滑らかな編集をする事も可能ですが、その滑らかな感じでオーケストラを雇ったかのような使い方が出来るようになっています。それはフレーズサンプリングではなく、リアルなストリングス音源を使っているからですが、中には本当にストリングスを演奏しているとしか思えない演奏も入っています。かなり高度なアブスクトラクトになっています。

Melt

[20180129]

身体、気力ともに充実していた栃ノ心が平幕で初優勝しました。足を怪我していた事もあり、上半身を鍛えていたと思われ、まわしをつかんだら負けない力がつき、足の怪我も良くなり、充実した練習の成果が見事に花開きました。前半トップを走っていた鶴竜は後半連敗してしまいました。同じく前半調子が良かった御嶽海も後半になると、前に出る圧力が無くなってしまいました。そんな中、栃ノ心は最後まで気力が失せる事なく、見事な初優勝です。平幕なので殊勲賞と技能賞も取りました。

上位の成績
鶴竜 11勝4敗
白鵬 2勝3敗10休
稀勢の里 1勝5敗9休
高安 12勝3敗
豪栄道 8勝7敗
御嶽海 8勝7敗
玉鷲 6勝9敗
阿武咲 4勝6敗5休
貴景勝 5勝10敗
北勝富士 4勝11敗
逸ノ城 10勝5敗
琴奨菊 7勝8敗
嘉風 4勝11敗
千代大龍 8勝7敗
栃ノ心 14勝1敗 優勝


貴景勝も今場所は引いたりして、前に攻める気持ちが無く負け越し。体重200kを超えた逸ノ城はぶつかってから相撲をしっかり取れるようになり二桁勝ちました。体重が増えた方がいい感じです。前に出ようという気持ちもあり、そこからセオリー通りに動けるというのがいいと思います。後は細かい対応も出来るようになるともっといいと思います。

新入幕の阿炎と竜電は二桁勝って敢闘賞を受賞。休場していた照ノ富士は再出場してきましたが1勝もできず、十両陥落となります。遠藤は9勝ですが、相撲内容は悪くありませんでした。柔らかさは持っていますが、力強さを身につける必要があるかもしれません。栃ノ心を見ているとそう思ってしまいます。

千秋楽幕内全取組
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[20180128]

Tape/Recorder
(1998/07/14)
Finn McNicholas

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UltreのFinn McNicholasが本人名義でリリースした2010年のアルバムです。自主制作でのリリースになっています。彼ほどの才能があってもインディーズですら契約できない状況になってしまう世の中です。Ultreとは違ったポップな作風になっています。リコーダーなどの木管楽器などを使ったフォークトロニカになっています。

1. Sneezing Lights
2. Limping Home
3. Calling Clouds
4. Woodlice
5. Hermes Dreams
6. Please Be Careful
7. Seaweed
8. Lousy Orbits
9. Thick Ancient Ghosties
10. Mercury Races His Brothers
11. End.

サイケデリックミュージックシーンの中には幻想的なものもあれば、明るめの作品もあります。その明るめのサイケポップな感じの内容になっていると思います。なんで明るめのサイケが存在するかというと、ビートルズのサージェントペッパーでジョンとジョージはラーガな幻想的な曲を作っていましたが、ポールは明るめの非ロックなポップソングを作っていました。だからロックらしからぬポップソングもサイケの仲間入りしていたのです。

どちらにしても、それまでにロック界には無かったような音楽を作ろうとしていただけであり、そのフォロワー達がいろんな解釈をして後のロック界を牽引していく事になります。そうした非ロックなポップソングをロックの創作性で作り上げているという共通点がこの作品にはあります。サンプリングも使っていますが、ほぼ一人多重録音になっています。

Sneezing Lights
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[20180128]

The Nest And The Skull
(1998/07/14)
Ultre

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2009年のアルバムでUltre名義では最後の作品になります。ブレイクビーツ調のフォークトロニカでロック色が強くなっています。アコースティックギターにしてもロック的な演奏になっているので、ロック寄りのデジタルロックみたいになっています。曲として起承転結が明確になっていると言うのも特徴的です。

1. Favourite Mammal
2. Dead Words
3. The Smirks
4. Museum Of Air
5. Peace Corpse
6. Ridicule And Self Ridicule
7. Lingers
8. Struggle And Nothing
9. Memory Lies
10. Tics
11. Takas
12. To All The Laughing You Will Never Do
13. A House Under Your Head

オルタナっぽい曲がブレイクビーツのようにカットアップされたアレンジになっているのでカッコイイです。盛り上げるバースが明確なので、サンプリング素材も適材適所に配列されているので、メリハリが効いていてかっこいいものになっています。歌があればきっと売れていたと思います。レディオヘッドのなんちゃってデジタルロックよりもカッコイイです。そういう意味でも才能のある人だと思います。

ロックフィールドでアピール出来ていればもっと知名度は上がっていたと思いますが、先入観はテクノアーティストなので、食いつき方が違ってくると思います。もう少し長く活動していればそれなりに評価されていたかもしれませんが、インディーズでの短い活動では時間が足りなかったのかもしれません。サンプリング素材の選び方も音楽的に適したものを選びながらも斬新だし、

Dead Words
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[20180127]

All The Darkness Has Gone To Details
(1998/07/14)
Ultre

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イギリスのアーティストFinn McNicholasの一人プロジェクトUltreの2006年のファーストアルバムです。エレクトロニカとストリングスなどのアコースティック楽器のサンプリングを交えたフォークトロニカになっています。サンプラーを多用しているのでブレイクビーツみたいな雰囲気でもありますが、フォークトロニカという概念が入るだけで違うものに仕上がります。

1. Pictures Of Piano Notes
2. Being Invincible
3. Hearings
4. Nobodies Favourite
5. Useless Nervous Minutes
6. Nobodies Beaks
7. In The Nerves
8. Bricolage
9. Scissors And Intervals
10. Phrotos
11. Orcheste Neutron
12. Massive Things In Tiny Hands

アンビエントな雰囲気もありつつ、ビート感もしっかり出しています。エレクトロニカの時代になって、90年代のブレイクビーツの手法はおとなしくなっていましたが、まだまだやり方によっては有用なものである事が分かります。フォークトロニカの概念も手伝って古臭くは感じられません。

問題はサンプリング素材だと思います。誰もが似たような素材ばかり使ってくると飽きられますが、音源の斬新さ、配列、組み合わせは無限大だと思います。アイデア次第だとも思いますし、ブレイクビーツを組み合わせていく作業の中で、偶発的に生まれるアイデアもありますから、地道に編集作業を繰り返していくのが一番だと思います。やはりオタクの音楽なんですね。

Pictures Of Piano Notes
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[20180127]

Transparent Winter
(1998/07/14)
Painting Petals On Planet Ghost

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2012年のアルバムで現在までの最新作になります。アンビエント色が強くなり、Maurizio OpalioとRoberto Opalioの兄弟によるサウンドメイキングの部分が強めに出ています。Ramona Ponziniによる日本語のパフォーマンスはそのサウンドを彩るような役割になってきていて、軸が逆転してきています。その為か、これ以降Painting Petals On Planet Ghostとしての作品を出していません。

1. Notes From A Telephone Conversation
2. Mars Appears
3. Winter Is Coming
4. The Mountain
5. Ochitsubaki

エレクトロニカの出番も多く、アコースティック楽器は効果音的な使い方になっています。初期の頃に比べると全く逆のスタイルになってきています。Ramona Ponziniによる日本語、俳句調が中心だったのが、俳句的でもなくなり、アンビエントの雰囲気を表現するような役割に後退しています。

もはや日本と云うイメージでもなくなってきたのか、限界だったのか、My Cat Is An Alienとしての土俵で勝負するようになっています。日本語の歌詞もリフレインスタイルであり、抽象的であります。曲名も英語になっているし、元々のコンセプトに限界を感じてきたのでしょうか。もっとバランス良くやるという選択もあると思いますが、これはこれで面白いと思います。

Full Album

[20180126]

Haru No Omoi
(1998/07/14)
Painting Petals On Planet Ghost

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2009年のアルバムです。日本のレーベルからのリリースになります。日本語の発音は見事なもので、日本のインディーズものではないかとさえ思えます。これまでよりもアンビエントな響きを大事にした内容になっています。日本の俳句などを引用した歌詞の日本語の深みを表現するために、サウンドもどんどん幻想的になっています。

1. Honoho No Ko
2. Sakura No Hana No Oto Ga Kikoeru
3. Sono Ko Hatachi
4. Yume No Hanashi
5. Haru Wa Akebono
6. Akatsuki No Hoshi
7. Chisaki Yume

音楽的には全く日本らしさはなく、イタリアらしさもありません。フォークとアンビエントの牧歌的な曲を幻想的に演奏しています。彼らにとって日本語、特に古き俳句のような言葉使いは幻想的なイメージなのでしょう。私たちにとってアラビア語が幻想的に思えるのと同じでしょうか。あくまでも海外の人がイメージする日本なのです。

最近はアニメやアイドルなどで日本の文化も知られていますが、古の日本は不思議な世界だと思います。中国の文化を取り入れながらも日本独特の様式美を持った、古き時代の日本文化は不可思議な世界だと思います。ヨーロッパには無い文化。侘び寂びも感じられますから、割とストレートに日本の文化と向き合っていると思います。

Honoho No Ko
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[20180125]

Fallen Camellias
(1998/07/14)
Painting Petals On Planet Ghost

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2008年のアルバムです。日本語による俳句調の歌、そして今回は音楽面は和というより西洋的なプログレッシヴアコースティックスタイルになっています。 Maurizio Opalioによるアコースティックギター、 Roberto Opalioによるアンビエントなシンセサウンド、Ramona Ponziniによる日本語の俳句調の歌。このRamona Ponziniが日本語を習っているのが反映されているトリオになります。

1. Honoo No Ko
2. Kari
3. Yume No Hanashi
4. Kyoto No Mizu
5. Akatsuki No Hoshi

さすがに音楽的には日本を表現するのは限界があるようで、西洋的なイマジネーションで表現するようになっています。いくらイタリアにいても、ネットで調べれば和の音階は分かると思いますが、プログレッシヴな表現をする為にあえて使っていないと思います。なので今作では日本語はしっかり発音されていますが俳句っぽく聞こえません。

言葉使いは俳句調で淡々としています。そこにシンセサウンドですから、坂本龍一的な日本語の使い方になっています。坂本龍一は東洋的なイメージを世界に広める為にそうしていたのだと思いますが、当時から陰ではエセ東洋音楽と比喩されていました。それに比べると彼らの音楽は純粋に日本への敬意が感じられます。

Honoo No Ko
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[20180124]

Painting Petals On Planet Ghost
(1998/07/14)
Painting Petals On Planet Ghost

商品詳細を見る


イタリアのトリオPainting Petals On Planet Ghostの2005年のファーストアルバムです。女性ボーカルのRamona PonziniとMY CAR IS AN ALIENのMaurizio OpalioとRoberto Opalioの兄弟のトリオになっています。アコースティックな響きと電子音の静かなフォーク調のフォークトロニカに日本語の歌詞が特徴になっています。

1. Sakura No Hana No Oto Ga Kikoeru
2. Haru No Hi Ni
3. Harusame No Juru Wa Namida Ka
4. Haru Wa Akebono
5. Sakurabana

与謝野晶子らに影響を受けた俳句調の日本語を歌うというより詠んでいます。日本語を勉強していたのか、俳句調のイントネーションにあった音楽とも言えます。日本語はサンプリングしている部分もあるので、ボーカロイド的な音源なのかとも思われますが、Ramona Ponziniが詠んでいるようです。

生楽器も様々な楽器を使っていますが、和な感じがする響きを大事にしています。彼らにとって日本の古き文化はヒップホップ並みにクールな存在なのかもしれません。日本語というイントネーションも新鮮でしょうし、その世界観を音楽で表現しようとする勇気とイマジネーション。日本はアニメとアイドルだけではない事をもっと世界に知ってほしいものです。

Sono ko hatachi

[20180123]

Returns
(1998/07/14)
Sack & Blumm

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2009年のアルバムで現在までの最新作になります。これまでよりもサンプラーの使用が多くなっています。初めてサンプラーというおもちゃを手にした子供のように無邪気に戯れています。エスニックな要素が薄れてジャズ色が強くなっています。かなり極端な変貌を遂げています。

1. Dong Dewgong
2. Sparkman Smeargle
3. Count Bee Three
4. Dragon Ball Fall
5. Bioshttps
6. Regirock Skibobknob
7. Lord Led Lyn
8. Nana McMadden
9. Swablue Brew
10. Quakecake Snake
11. Queen Cootie
12. Free Butterfree
13. Master Nosepass
14. Pikachu Backhand
15. Super Bro Mario
16. Railcar Akira
17. Toe Naruto
18. Skitty Flu Blaster
19. Mac Grumpig
20. Psyduck Moon
21. Ho Oh Belgium
22. Slow Surskit
23. Duke Beedrill

フリージャズを演奏するためにサンプラーでリズムを作り、生演奏と対等にブレイクビーツのカットアップを行っています。テクノ系の人達ではありませんから発想が違いますが、テクノに疎いわけではなく、それなりに知識を持っているので、自分達流にいじくりまくっています。

ジャズとエレクトロニカの相性はいいので、とてもクールですが、生演奏ですから、まったく雰囲気が違うものになってきます。ジャズ系の人でもこんな感じには作らないだろうし、彼らにしか作れないような音楽になっています。サンプリング音源で遊びながら作っているようなところがありますが、生演奏はかなりシリアスな雰囲気を持っていて、そのコントラストが絶妙です。

mel under

[20180122]

白鵬と稀勢の里は負けが込んできてたまらず休場。鶴竜が一人横綱と成りましたが、その責任を十分果たして全勝。御嶽海と栃ノ心が1敗で追っています。怪我の状態が良くなり栃ノ心は気力も充実しています。貴景勝は引く相撲が多くなり、本来の馬力が感じられません。豪栄道はまわしにこだわない勝ち方で順調だったのですが、一度負けると歯車がかみ合わなくなりました。

中日までの上位の成績
鶴竜 8勝0敗
白鵬 2勝3敗4休
稀勢の里 1勝5敗3休
高安 5勝3敗
豪栄道 5勝3敗
御嶽海 7勝1敗
玉鷲 3勝5敗
貴景勝 2勝6敗
阿武咲 4勝4敗
逸ノ城 4勝4敗
北勝富士 2勝6敗
嘉風 3勝5敗
琴奨菊 3勝5敗
栃ノ心 7勝1敗
千代大龍 2勝6敗


逸ノ城は体重が軽い方が動けるから体重制限をしていましたが、動けた試しがありません。しかし、今場所は200k越えの体重で前に圧力をかけているので、それでいい相撲が取れています。足腰さえしっかりしていればこの状態が一番いいとおもいます。やっと相撲が取れるようになってきました。遠藤もいい感じですが、かわったり、姑息な手を考えるといい結果にはなりません。正攻法で勝てる実力がある事を自覚すべきです。

新入幕力士も頑張っており、横綱二人が不在でも好取り組みで盛り上がっています。鶴竜が最後まで集中出来るか、それとも平幕優勝があるのか、楽しみな場所になってきました。

中日幕内の全取り組み
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[20180121]

Kind Kind
(1998/07/14)
Sack & Blumm

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2003年のアルバムです。これまでよりサンプラーによる音源が増えています。民族音楽的な音源もサンプラーに頼らないとネタが無くなってきますので仕方ありません。そうなるとポップな部分が削られていく結果になっています。シンプルにまとめようとはしていますが、結構アヴァンギャルドな雰囲気になっています。

1. Cassius Carrera
2. Baby Bass Box
3. Bedroom Seven
4. Maria Mbira
5. Bass Car
6. Baby Bad Bug
7. Bedroom Five
8. To Go To
9. Sleep Less Ness
10. Shop Beats
11. New New New
12. Anna Bory
13. Kind Kind

民族音楽の楽器は、普通のバンドの楽器とは異なる響きを持っていますので、サンプリングするだけでも不思議な雰囲気を作り出せます。そこにロック的な演奏が絡んできても、ジャズ的な演奏が絡んできても別物を聴いている感じになります。最初っから普通のロックをやろうという意思がありません。だけどそれっぽい演奏をやったりする。

既成概念を根本的に破壊して再構築するような手法を取っているのに、微塵もそんな事を感じさせないとぼけた感じ。アヴァンギャルドかと思いきやポップだったりする。もっと極端に突き詰めて分かり易くしてくれた方が売れると思いますが、そういう意思も無し。だからこそ、これだけ個性的な音楽を生み出せているのだと思います。

baby bad bug

[20180121]

Zack Bumm
(1998/07/14)
Sack & Blumm

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2001年のアルバムです。ソロでも複数の作品をリリースしている二人ですが、ここでもコンスタントに作品をリリースしています。これは新曲と未発表曲、レア音源などで構成された日本のみの編集盤になっています。過去の作品が日本でリリースされていなかったので、編集盤が出されたようです。

1. Baby Bad Bug
2. Maria Mbira
3. Shopbeats
4. Sylvester Orchester 2001
5. Reisflieger
6. To Go To
7. Toygroove A
8. Maus Garage
9. New New New
10 . Toygroove B,C,D
11. Baby Bass Box
12. Die Fünfte Dengelophonie
13. To Go 2
14. Hausrausch

エスニック現代音楽をポップに聴かせるというスタイルが一貫されており、ポップとは懸け離れた音源、演奏だけど、メロディーがポップで親しみ易くなっています。そこが他のアーティストには無い感性であり、小難しいことをやって自己満足しているのとは別次元になります。小難しいのはソロでやっているという部分もありますが。

生演奏によるアコースティック楽器の響きがエレクトロニカ、フォークトロニカとは違う感覚でもあります。エレクトリック楽器もニューウェイヴっぽいし、発想の出発点が別次元だし、到着点も必然的に違うものになります。だけど親しみ易い音楽だから難しいことは考えなくていい。エスニック系が苦手な人には親しみにくいかもしれませんが、敷居は低いと思います。

Baby Bad Bug

[20180120]

Shy Noon
(1998/07/14)
Sack & Blumm

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2000年のアルバムです。エスニックでインストなのにポップという独特のスタイル。エレクトロニカっぽいのにニューウェイヴみたいな不思議な感性を持っています。ドイツの中でも個性的な部類になると思います。生演奏の技術もハイレベルで、80年代のインディーズ的な雰囲気が感じられます。

1. Better Net
2. Tony One
3. Mel Under
4. Greg B. Roy
5. Trace Deep
6. Kiss a Cushion
7. Shy Noon
8. Carol Upduba
9. Kate Bee
10. Home Rush
11. Die Fünfte Dengelophonie
12. Toy Grooves

90年代以降の感覚はかなり薄めです。80年代に登場してもおかしくなかったと思いますが、その中でもずば抜けた才能の持ち主と評価されていたことでしょう。しかし、なんでもありの現在では知る人ぞ知る程度の存在でしかありません。現在ではある程度ダンス系のビートが必要になってきますが、それは皆無です。踊らせてくれません。そこが素晴らしいところなのです。

80年代以降は踊るのが前提の音楽ばかりで、そうじゃない音楽ばかり聴いてきた者にとっては退屈な時間でした。本来音楽は踊るような社交の音楽だったかもしれませんが、ビバップの出現で、理屈っぽい感じになってきます。ロックの反逆的なイメージもそぐいません。ダンスミュージックなんて軟弱なものは否定されてきたのです。それがいつしか逆転してきて、本来の楽しむための音楽になってきました。それはそれでいいでしょうが、やはりどこか天邪鬼なハードボイルド感覚があった方がかっこいいと思います。

Better Net
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[20180120]

Sack & Blumm
(1998/07/14)
Sack & Blumm

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ドイツのデュオSack & Blummの99年のファーストアルバムです。メンバーはF.S. BlummとHarald Sack Zieglerの二人で、様々な生楽器の演奏とエレクトロニクスを織り交ぜたフォークトロニカに近い感覚を早くも取り入れています。音楽的にはエレクトロニカではなくて、どこか民族音楽のような雰囲気を持った音楽になっています。

1. Seathing
2. Homeglow
3. Elefrozoo
4. Baby Bass Bus
5. Marmel
6. Papad West
7. Ebb
8. Wawahkel
9. Barn Tupper
10. Enrico Carrousel
11. Pim Pom Pom
12. Sixtease

民族音楽と言ってもジャルグルの密林の中に暮らしている民族っぽい感じ、あくまでも架空の民族音楽で会って、変拍子によるループなど、踊れる音楽ではありません。ある意味現代音楽をもっと楽しく表現しているようなところがあります。二入ともソロで沢山の作品やコラボレートを繰り広げています。その二人がコラボレートした事によって、面白い化学変化を生み出しています。

電子音のループなどもありますが、ほぼ生演奏というところが凄いところで、他には真似出来ないような世界観を作り出しています。テクノミュージシャンには無い発想。ジャズ、クラシックの教養も持ちながらエレクトロニクスも駆使する現代音楽的な感覚だけど親しみやすいような、他には無い独特の世界が繰り広げられています。

Baby Bass Bus
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[20180119]

Otoha
(1998/07/14)
Tomoyoshi Date

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2011年のアルバムで、現在までの最新作になります。ソロとしてはこれが最後になっています。このアルバムは奥さんの妊娠を知った日から赤ちゃんが誕生する前日までの間に制作され、アルバムタイトルは生まれた娘の名前、音葉から付けられています。ジャケットの子は本人でしょうか。いつもの手法ですが、愛情に溢れています。

1. A Street Corner Of OIA
2. A Spring On The Hill
3. Unfurling Of Young Leaves
4. Emergence Of The Forest
5. Floating Light On The Waves
6. The Sound Of The Moon

曲のタイトルは、その妊娠期間中の季節を現していますが、最後が月の音とは生々しい感じがします。実際に出産に立ち会っていない人には出来ない発想です。今回はギリシャでフィールドレコーディングを行っているようです。ピアノが主体になっていて、音数は少なめです。母体の鼓動を表現しているのでしょうか、変拍子になっています。

生理的な表現をする時、4分の4拍子では不自然となります。音楽の基本となる4分の4拍子は、とても分かりやすく、表現しやすいものですが、それは音楽という非日常的な分野を成立させるのには有効ですが、肉感的な生理的な人間性を表現するなら変拍子じゃないと不自然に感じられます。自分にないもの、日常に欠けているものを補えるのが音楽だからです。だけど、生理的には不自然だから、ずっと聴くには体力が必要となります。変拍子の方が落ち着くし、安らぎます。だから本作は癒しの効果も出ています。

A Street Corner Of OIA
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[20180118]

Human Being
(1998/07/14)
Tomoyoshi Date

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ブラジル生まれの日本人、伊達 伯欣のファーストソロアルバムになります。デュオのOpitopeとして1枚アルバムを出しています。救命救急医として勤務しつつ活動。音楽の脳を介さない身体作用を大学院にて研究、病態に合わせたリズムと音のバランスを理論化したうえで、感覚的芸術的な要素を取り入れた音楽の創作をコンセプトとしています。

1. a daily conversation between strings and a finger's stomach ― 指の腹と弦の日常的な会話
2. sunnyside suns and sands ― 太陽の横の太陽たちと砂たち
3. a supermarket in the woods ― 森の中のスーパーマーケット
4. a water's game in the limestone cave ― 鍾乳洞の中の水たちの戯れ
5. two songs floating inside and in front of Mark's apartment ― マークの家の前と中に浮かんでいる二つの歌

スタイルとしてはフィールドレコーディングした素材と電子音、アコースティック楽器を織り交ぜたフォークトロニカになっています。ブラジルと日本のオーガニックな響きを感じさせながら、環境音楽のようなミニマルになっています。医学的な観点を持っていると言っても、癒し系の音楽とは違うものになっています。治癒出来る音楽ではないと思います。

あくまでも芸術音楽としてどうかという事が最終目的なのでしょう。音楽による医療というものではものではないと思います。もしそれを目指しているとしたら、まだまだ程遠いものになっていると思います。そうではなく、音楽言語として医学的見地から発しているだけで、人と違う発想から生まれる音楽を楽しんでいるように感じます。

Extraits Album

[20180117]

Okapi Horn
(1998/07/14)
4 bonjour's parties

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2010年のアルバムで最後の作品と成っています。メンバーの諸問題で時間がかかりましたが、なんとか完成させたセカンドアルバムでしたが、これ以上は続けられませんでした。大人数のバンドの難しいところです。生楽器の良さを生かしたスタイル。普通のロックバンドでは使わない楽器の使用など、特徴的ではありますが、その良さを活かしきれないままとなっています。

1. skipping birds and stones
2. pins and needles
3. optical song
4. yottie
5. omicron
6. ventilation
7. hypnosis
8. valzer di onesti
9. tap tap
10. oma

英語の発音が微妙ですが、それでも英語で歌う。昔の日本のインディーズ的なところがあります。音楽的には牧歌的ともいえますが、ジャズ、フュージョン、ロック、クラシックなどの要素も出せるようになっています。宅録の閉鎖的なイメージを開放するというコンセプトで外で演奏する事を好んでいますが、音楽的に開放的かというと、そうでもありません。

大学生バンドの延長みたいな雰囲気があって、もっと時間をかけて成熟させる必要がありましたが、そこまでバンドをまとめきれなかったというのが正直な感想です。昔から日本ではこういうバンドを高く評価する傾向がありますが、まだ足りていない部分があることを正直に発言すべきです。それがバンドの成長につながるからです。これ以上作品が続いていないのが何よりの証拠で、ちゃんとした道筋が見えていないままだったのではないでしょうか。

Pins And Needles
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[20180116]

Pigments Drift Down To The Brook
(1998/07/14)
4 bonjour's parties

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日本のバンド4 bonjour's partiesの2007年のファーストアルバムです。宅録の閉鎖的なイメージを開放するというコンセプトのもと、自由で良質な音楽を追求する室内開放音楽集団として結成されました。ヴィブラフォンや、フルート、トランペット、クラリネット、トロンボーンなどの生演奏とラップトップによるデジタルサウンドを合わせたフォークトロニカ担っています。

1. Magpie Will Peck a Hole In My Plaster Cast
2. Satellite
3. Ruins
4. Your Chill Long Hands
5. Il Cortile Grigio
6. Ksana
7. Amalthea
8. Nostalgic Was Broken To Pieces
9. Otogima Horse
10. Crimson Sky After the Sunset

歌は日本のインディーズ特有の弱い感じの、英語の発音も微妙な感じの、いかにも日本のフォークトロニカという感じです。都内でのライブ活動からオーストラリアへ赴き、所狭しと並べられた楽器を、メンバーそれぞれが曲中に交換しながら、次々にその場の空気を変えていく彼らの楽曲が高く評価され、海外でも注目されるようになりました。

生演奏の部分が大半でエレクトロニカな部分は少なめなのでフォークトロニカな雰囲気は薄いです。しっかりとしたコンセプトを持ったバンドですが、音楽的にはさほど特別に注目する点はありません。宅録の閉鎖的なイメージが無ければ単なる普通の曲ですから、それなら曲作りで頑張らなければなりません。まだそこまで完成されてない感じが特徴とも言えます。

Satellite
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[20180115]

色々とお騒がせな相撲界でしたが、無事初日を迎えました。責任を取った日馬富士引退。残り3横綱、2大関は出場し、初日白星ですが、稀勢の里だけ物言いの結果黒星となりました。相手の貴景勝は今年も安定した強さを維持しています。怪我さえなければもっと上に上がれる地力をつけています。

初日上位の結果
○白鵬 突き落とし 阿武咲
○貴景勝 とったり 稀勢の里
○鶴竜 引き落とし 北勝富士
○豪栄道 押し出し 逸ノ城
嘉風 小手投げ 高安○
○御嶽海 寄り切り 琴奨菊
千代大龍 押し出し 玉鷲○
正代 寄り切り 栃ノ心○
隠岐の海 下手投げ 荒鷲○
宝富士 掬い投げ 遠藤○
○千代翔馬 叩き込み 勢


筆頭まで上がった逸ノ城でしたが、まだ詰めの甘さがあるようです。遠藤は粘り腰も出てきて巧みさと力強さが出てきていると思いますが、もう少し勢いを持った方がいいと思います。平幕に下がった照ノ富士は練習不足もあるでしょうが、まだまだ粗さ、雑さが残っています。一から相撲を見つめ直すきっかけがつかめればと思います。

初場所は負傷者も少なく、実力がぶつかり合う充実した場所の予感がします。白鵬はやはり強いですが、相撲内容を改めた事によってどこまで勝ち続けられるかが焦点になるでしょう。貴景勝と御嶽海の時代になるような気配さえ感じさせる中、ベテランがどこまで粘れるか、誰もが優勝候補であります。

初場所幕内全取組

[20180114]

Odham's Standard
(1998/07/14)
Origamibiro

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2014年のアルバムで現在までの最新作になります。変拍子を多用するようになり、よりプログレ感が増しています。使用する音源も増えて民族音楽を印象付けるような部分もあります。そうなると非楽器なサンプリング音によるビートもいい具合で溶け込んできます。サンプラーと言うより、HDDレコーディングした演奏をカットアップして組み合わせたような構成になっています。

1. Ada Deane
2. Tinder
3. Odham's Standard
4. Direct Voice
5. The Typophonium
6. Armistice Cenotaph
7. Raising William
8. Pulmonary Piano
9. Butterfly Jar
10. Feathered

シンフォニックなようでいて、もっと私的な音楽のような印象です。音楽を聴いていると言うより、16ミリフィルムをカットして一つの流れのある映像をループして見せられているような印象さえ浮かんできます。音楽から浮かぶ映像、映像から浮かぶ音楽。その架け橋になる部分で制作されているような内容になっていると思います。

生楽器からサンプリングしているので倍音もしっかり録音されています。その倍音を他の楽器でかき消されないように組み合わせ、とても不自然な日常、現実味のない音響、なのにそれは別世界のものでもなくて、紛れもなく私たちが生きている現実。そんな空間のサウンドトラック。人工的であるのに情緒を感じる不思議な音楽になっています。

Ada Deane
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[20180114]

Shakkei
(1998/07/14)
Origamibiro

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2011年のアルバムです。マルチ奏者のAndy Tytherleighと映像作家のJim Boxallが加わり三人編成となります。スタイル的には変化はないのですが、Andy Tytherleighがいる事で生演奏の部分が多くなっています。Jim Boxallはライブでの映像の演出なので音楽的にはさほど影響はありませんが、映像を喚起しやすい音楽を心がけているかもしれません。でもそれは元々あったように感じます。

1. Impressions Of Footfall
2. Sphaera
3. Dismantle Piece
4. Ballerina Platform Shoes
5. Quad Time And The Genius Of The Crowd
6. Sedimental Value
7. Nootaikok
8. Flotsam Drift
9. Brother Of Dusk & Umber

ストリングスなどのクラシック楽器の生演奏が増えた事で、アコースティックギターでは無くエレキを使うようになっています。それらをHDDでリミックス、サンプラーによるフィールドサウンドを織り交ぜるという手法に徹しています。それでも音楽的でプログレッシヴな雰囲気は変化はありませんが、生演奏はループさせていないのでミニマル感は更に無くなりました。

Origamibiroの一番の特徴は非楽器なサンプリング音源で作るリズム構成だと思います。この手法を使う人は沢山いると思いますが、ここまできっちりグルーヴを出せている人は少ないと思います。かなり細かいエディットを繰り返していると思います。リバース効果になるような音源などの選び方も秀逸です。日常のノイズでさえもビートとして捉えられる感性、それって音楽家にとって一番重要な感性だと思います。

Full Album
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[20180113]

Cracked Mirrors And Stopped Clocks
(1998/07/14)
Origamibiro

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イギリスのTom HillのソロプロジェクトとしてスタートするOrigamibiroの2007年のファーストアルバムです。アコースティック楽器などを生演奏したものをサンプリングしてループさせる手法、出だしなどはまるでイエスのこわれものみたいですが、そのままガットギターの演奏が続いていきます。生演奏したフレーズをサンプリングしてミニマルにくっつけていくので、それなりにグルーヴ感を持っています。

1. Unravelled In Wreathes
2. Noshi
3. Poised From The Bulb
4. Dissect Ephemeral
5. Womb Duvet
6. The Last Of Its Leaves
7. Remnants
8. Gathers In Puddles
9. Vitreous Detachment
10. Cracked Mirrors And Stopped Clocks
11. Unkown In The Walls
12. No More Counterfeit Bliss

ギターを弾く時の椅子の軋む音もサンプリングしてビートしてループさせています。ギターの演奏にあった軋む音なので演奏とマッチしたビート感が作られています。それと同じ原理で、日常的な音をサンプリングした音源をループさせてビート感を作り出しています。そこにギターや鍵盤などの生演奏が入るのでミニマル感はないのですが、人工的に加工された雰囲気が支配しています。

一人プログレッシヴロックをサンプラーで作っているという感じでしょうか、部屋で生演奏している空気感もサンプリングとして拾われていて、そこを強調したミックスになっているので、独特の臨場感が生まれています。そして結果完成された音楽はプログレッシブな響きを持っているという、楽器が出来る人がサンプラーを駆使すると、ここまで豊かな響きを生み出せるという手本となるような作品になっています。

Full Album
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[20180113]

Thunder Ate The Iron Tree
(1998/07/14)
A Lily

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2011年のアルバムで、フルアルバムとしてはこれが最新作になります。プログラミングの技術も音源のネタも増えて一人でトラックメイキングしていますが、今回はストリングスやボーカルなどのゲストが複数参加しています。サンプラーの使用が多く、エレクトロニカと言うより、デジタルポップロックになっています。前作のようなアンビエント感はありません。

1. Dance Rites
2. My Chest Is A Chest For You To Rest Your Head On
3. Joy
4. Your Collarbone
5. Cheryl Cole
6. The Sparrow In The Lemon Tree
7. Kaiser And Bowser
8. Arc Hugo
9. Musik Von Metaphysik
10. Rain Islands

生演奏の部分もあって、フォークトロニカな内容になっています。日本のインディーズにありがちなボソボソっと歌う感じですが、歌は下手な感じではありません。普通に歌モノで勝負出来ると思います。ソフトロックを一人多重録音して、サンプラーも使うという、現在では当たり前の事をやっているだけですが、サイケな感じとセンスの良さが光ります。

フォーク、カントリーのようなほのぼのとした雰囲気とプログラミングされたリズムパート、サイケなサウンドエフェクト、アナログ感の柔らかな質感だけど、どこかとんがっているようなロック感覚。昔で言えばソフトロックの名盤とも呼べるほどの内容になっています。もっと歌の存在感があったらかなり評価も上がると思いますが、これはこれでいいと思います。

Dance Rites
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[20180112]

Wake:sleep
(1998/07/14)
A Lily

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イギリスのロックバンドYndi Haldaのギタリスト、James Vellaの一人プロジェクトA Lilyの2006年のファーストソロアルバムになります。アンビエントでポップなラップトップミュージックになっています。ギタリストだからといってギターにこだわらず、プログラミングで表現する事に挑戦した内容になっています。

1. i am to you
2. lights shone brighter. my delicate sun is my sparklin' sun
3. leanna is a quiet meow
4. you are the sun, your eyes are the sun
5. aeriels quiet and death-defying
6. the sleepers
7. arms around sleep
8. the shipwreck

アンビエント風なのでドラムレスですが、ノイズや電子音でリズムを作っています。ギタリストが作るリズムは独特なフレーズになっていたりするので面白いです。サンプリング素材なども組み合わせて、シンプルながらも複雑に音を絡めあい、ポップな雰囲気でもあり、独特のアンビエントポップに仕上がっています。

歌は申し訳程度で入っていますが、あとはサンプラーを使ったりして、バンドでは出来ない事を楽しんでいます。90年代のテクノ系によくあるようなサウンドですが、専門分野ではありませんので発想がユニークです。楽器が弾けない人でも音楽が作れる時代ですから、鍵盤や歌が専門外でもそれなりのものになっています。後はセンスの問題ですから、もっと突き詰めていくと面白いものが出来上がるのかもしれません。

i am to you
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[20180111]

Proa
(1998/07/14)
Tremor

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2013年のアルバムで現在までの最新作になります。フォルクローレの楽器とエレクトロニクスを使って、フュージョン、プログレを演奏するような強力なスタイルに進化しています。プログラミングもありますが、生演奏によるジャズフュージョンのようなプレイを軸に制作されています。フォークトロニカはあくまでも方便です。

1. Palabras Preliminares feat Julio Cortazar
2. Galopeador Contra El Viento
3. Huacal
4. Huella feat Micaela Chauque
5. Autobuzz
6. Lanza
7. Polly
8. Pandi
9. Proa
10. Rocio
11. Anfibios

フォクルローレのカバーもありますので、それらしい雰囲気も残しつつ、オリジナル曲では火花散るようなプログレフュージョン的な演奏が繰り広げられていきます。デジタルサウンドも演奏の軸の一つになっているので、フォークトロニカとしてのイメージも失っていません。バランス良く構成されていると思います。世界を見渡してもこれだけのクォリティの高いフォークトロニカは見当たりませんので、もっと活躍してほしいと思います。

しかし、これ以降作品がリリースされていないのは勿体無い話です。海外のレーベルでも拾ってあげるべきです。フォルクローレならではの訛りのある音楽でもありますが、その訛りがかっこいいのです。訛りがかっこいい音楽ってビートルズしかり、ツェッペリンしかりで、ロックの基本みたいなものです。そこが分かっていない業界人が多いのではないか、彼らは何十年に現れるか現れないかぐらいの逸材です。それを育てられないというのは音楽業界の貧困でしかありません。

Galopeador Contra El Viento
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[20180110]

Viajante
(1998/07/14)
Tremor

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アルゼンチンの三人組Tremorの2008年のファーストアルバムです。メンバーはLeonardo Martinelli、Gerardo Farez、Camilo Carabajalのトリオで、フォルクローレとエレクトロニカを融合させたご当地系フォークトロニカになっています。南米でも世界に通用するアーティストは多数出てきていますが、やはりご当地色を出した方が注目度が上がります。

1. Malambo
2. Terminal
3. Caracol
4. Cornea
5. Viajante
6. Dedalo
7. Ant
8. Vritti
9. Umbral
10. Lombriz

80年代からリズムを重視した作風が増え、特に打ち込みによるドラムパターンは数多く登場し、サンプリングをエディットしたブレイクビーツの登場から多種多彩になってきましたが、ある程度ノレるパターンは決まりきってきて、どれも似たようなリズムばかりでうんざりしてきたのが90年代の終わり頃でありました。ですから南米特有のリズムを織り交ぜてくれると幅が広がります。

リズムパターンを変えるだけで一つのジャンルが生まれるほどリズムは重要なファクターになってきていますが、かなりやり尽くされている分野でもあり、人がやらない事をやっても後はダサいリズムしか残っていないような状況です。そこで民族音楽のような訛りのあるリズムに注目が集まるようになり、そこもやり尽くされているのですが、そこにフォルクローレのようなアコースティック楽器のサンプリングが混じると又違った雰囲気になります。アフリカの次は南米だと言われて久しいですが、かなり時間をかけて、徐々に南米は来ています。

Malambo
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[20180109]

Even the Stars Are a Mess
(1998/07/14)
Whitley

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2013年のアルバムで現在までの最新作になります。フォーク、カントリーをベースにしながらポップな曲調になってきましたが、ポップベースにもこだわらなくなってきて、より曲の完成度を目指し、プログレッシブなアレンジになってきました。そうなると、声の質や歌い方がピーターガブリエルっぽい事に気づきます。

1. The Ballad Of Terence McKenna
2. TV
3. My Heart Is Not A Machine
4. Final Words
5. Roadside
6. OK
7. Alone Never Alone
8. Pride
9. I Am Not A Rock

ピーターガブリエルよりはシンプルで、アクも強くありませんから、雰囲気はありつつも聴きやすい音楽になっていると思います。難しい事をやろうというところは全く無く、シンプルな事を基本に、ドラマティックに盛り上げる為に音を重ねていくという手法だと思います。その盛り上げ方にはこだわりは無く、あくまでも曲によって導かれたスタイルになっています。

打ち込みは少なく、すべて自分で生演奏した多重録音になっています。欲を出しすぎると複雑な演奏も披露しがちですが、それはあえて止めて、曲の完成度だけを重視しているので、とても自然で聴きやすい音楽になっています。もっと複雑にする事も出来たと思いますが、そうしないというのもセンスだと思います。

The Ballad Of Terence McKenna
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[20180108]

Go Forth, Find Mammoth
(1998/07/14)
Whitley

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2009年のアルバムです。バンドスタイルのアレンジになり、ポップで洗練されてきました。カントリーフォークをベースにしながらも、オルタナ、パワーポップのようなバンド演奏、曲自体もそれを想定した構成になっていて、メロディもバンドサウンドに適したものになってきています。

1. 1945
2. Poison In Our Pockets
3. Head, First, Down
4. Bright White Lights
5. Warm Winter Sky
6. Killer
7. Let It Sing
8. The Piece Yout Took From Me
9. I
10. Darkest Hour
11. Facades I
12. Facades II

ポップでヒット性もあるので、オーストラリアではそれなりに売れたのですが、日本では無名のままです。売り方次第では日本でも十分ヒットする内容になっていますが、そこは海外のインディーズの弱みでしょうか。探していかないと出会わないようなアーティストであります。いろんな人が世界中で音楽を発信している時代ですが、それだけ情報量も多くて出会える音楽にも限りがあります。

ヒットチャートの音楽は受け身として知り得ますが、それに満足しなければ探していかないといけません。検索という手段は便利ですが、満足のいく音楽に出会える為には忍耐が必要でしょう。受け身のリスナーにとって満足のいく音楽って概念も無いのでしょうが、心が欲している音楽って必ずあると思うし、その代役をヒットチャートだけに求めると無毛な状態になると思いますが、それしか知らない人にとっては、それさえも気づかない心の貧困な状態であるかもしれません。

Poison In Our Pockets
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