デンマークのバンドSorten Muldの96年のファーストアルバムです。メンバーは女性ボーカルのUlla Bendixen、Martin OttosenとHenrik Munchによってトラックメイキングされています。後はゲストミュージシャンによって生演奏されている部分もあります。アラビックな旋律とユーロビート系のダンスミュージックの融合したフォークトロニカになっています。
1. Ravnen
2. Venelite
3. 2 Søstre
4. Jeg Kan Se På Dine Øjne At Du Har En Anden Kær
5. Havets Farer
6. Jeg Gik Mig Ud En Sommerdag
7. Venelite Reprise
8. Beyond Reality Venelite Remix
バグパイプやフルート、バイオリンによってアラビックな旋律を使い、エキゾチックなダンスビートが特徴になっています。これをバンドとしてやる意味がよくわかりませんが、本人たちは大真面目でやっているようです。ほぼプログラミングだけで済みそうなトラックですから、後は歌をかぶせるだけで良さそうなものです。生演奏bの部分もほぼジャストなタイミングでの演奏ですから生演奏の良さが伝わってきません。
エキゾチックな生楽器を使ったフォークトロニカというのを売りにしているようですが、それならリズムももう少し工夫した方がいいと思いますが、96年の時点ではまだフォークトロニカという概念もありませんんから、それなりに新しい挑戦だったのだと思います。もう少しリズムに工夫があれば先見の明があると評価されていたと思いますが、そこはご愛嬌でしょう。まだUlla Bendixenを活かしきれているとは言えません。
Ravnen
VIDEO