2013年のアルバムで現在までの最新作になります。フォルクローレの楽器とエレクトロニクスを使って、フュージョン、プログレを演奏するような強力なスタイルに進化しています。プログラミングもありますが、生演奏によるジャズフュージョンのようなプレイを軸に制作されています。フォークトロニカはあくまでも方便です。
1. Palabras Preliminares feat Julio Cortazar
2. Galopeador Contra El Viento
3. Huacal
4. Huella feat Micaela Chauque
5. Autobuzz
6. Lanza
7. Polly
8. Pandi
9. Proa
10. Rocio
11. Anfibios
フォクルローレのカバーもありますので、それらしい雰囲気も残しつつ、オリジナル曲では火花散るようなプログレフュージョン的な演奏が繰り広げられていきます。デジタルサウンドも演奏の軸の一つになっているので、フォークトロニカとしてのイメージも失っていません。バランス良く構成されていると思います。世界を見渡してもこれだけのクォリティの高いフォークトロニカは見当たりませんので、もっと活躍してほしいと思います。
しかし、これ以降作品がリリースされていないのは勿体無い話です。海外のレーベルでも拾ってあげるべきです。フォルクローレならではの訛りのある
音楽でもありますが、その訛りがかっこいいのです。訛りがかっこいい
音楽ってビートルズしかり、ツェッペリンしかりで、ロックの基本みたいなものです。そこが分かっていない業界人が多いのではないか、彼らは何十年に現れるか現れないかぐらいの逸材です。それを育てられないというのは
音楽業界の貧困でしかありません。
Galopeador Contra El Viento