2012年のアルバムで現在までの最新作になっています。アコースティックフュージョンスタイルで、リズムもしっかり作ってとてもかっこいい演奏になっています。それをラップトップで編集して、生演奏したものをサンプリング音源のように切り刻んだりして、エレクトロニカとしても本格的なエディットを施しています。
1. lll
2. monday
3. traces
4. zu
5. numerals
6. br'
7. same song
8. repetitive etude #10
ギター、ベース、ドラム、キーボード、パーカッションとパートをきっちり作っていますので、生演奏の部分だけでもカッコよく、聴き応えがあります。そこにデジタル処理した編集も入ってきますからフォークトロニカとしても完成度が高くなっています。ブラジル
音楽を取り入れていた初期フュージョンをアコースティック楽器で再構築したような演奏も見事です。
サンプラーも使っているようですが、それ以上に生演奏の存在感が凄い。ジャズフュージョン作品として売り出した方が聴く方も解りやすいと思います。耳の肥えた人でないとちゃんと評価出来ないでしょう。デジタル部分はあくまでも二次的なものであると思いますが、今回はデジタル処理も大きな役割を果たしています。こういう人を埋もれさせてはいけないと思います。
traces