2001年のファーストフルアルバムになります。複数のループを織り交ぜたミニマルアンビエントな内容です。生楽器のループだったり、非楽器なものも使ったり。しかし、音のベクトルがしっかり一つのグルーヴとして成立させている編集の妙技。ドイツらしい職人技であります。
1. Sehn
2. Talsperre Spur
3. Standuhrwerk
4. Schneeglocke
5. Noch Schneeglocke
6. Neumontag
7. Fehl
8. Bettvanille Weiter
9. Luftloch
10. Laichteich
11. Neun
12. Restbad
13. Noch Luftloch
14. Rund
イーノのような環境
音楽とも違う、ミニマルと呼ぶには旋律があったり、一筋縄ではいかない部分があります。既に頭にあるものをつないでいって、いろんなものを足していきながら、時には省くものもあるでしょう。そうしてまとめられたものはしっかりとグルーヴを持った
音楽であり、このグルーヴ感が最初のアイデアなのだと思います。そこにふさわしいものを足していきながらまとめ上げる編集作業は並大抵のものでは無いと思います。
生演奏しているものはグルーヴの調整はし易いと思いますが、非楽器の響きの長さとかはタイムストレッチしていると思われます。最終的に
音楽的であるというところが凄いところで、無秩序に音が並べられているだけでは無いので、
音楽として楽しめます。現代
音楽といってしまえば簡単ですが、アイデアの引き出しが半端ではありません。
Noch Schneeglocke