2006年のアルバムです。複数のゲストミュージシャンを揃えて生演奏したものに自身のマルチ演奏を織り交ぜた内容になっています。チェンバーなジャズ、フュージョン色のスタイルになっています。歌心のあるミニマルという雰囲気を突き詰めてきて、フレージングループというスタイルを確立したような内容になっています。
1. Koffer A
2. Binsen & Bast
3. Land Ab
4. Flosse
5. Haus & Halm
6. Lüftchen
7. Halbton
8. Zum Lüftchen
9. Lilli
10. Koffer Dill
11. Sicht
12. Flocke
13. Wurf
14. Walde
15. Zu Walde
16. Drehlicht
生演奏なのでもっと歌心を表現出来るはずですが、あくまでもミニマルなリフレインの演奏を重ね合わせ、淡々とした雰囲気を演出。しかしゲストとの生演奏はミニマルのような機械的な雰囲気を拒否。あくまでも温和な響きの演奏でジャズっぽい和音を流していく。BGMにもなりえるような柔らかな
音楽になっています。
しかしミニマルなリフレインはどこか不自然であり、ジャズでも無い、イージーリスニングでも無い、ペンギンカフェのような不思議だけど心地良い
音楽になっています。あくまでも目標はペンギンカフェなのか、そこはよくわかりませんが、一味違う大人の
音楽である事は間違いありません。
Ahornfelder Festival 2006