アメリカの女性トリオバンドHaimの2013年のファーストアルバムです。三姉妹によるバンドで、メンバーはベースのEste Haim、ドラム、ギターのDanielle Haim、ギター、キーボードのAlana Haimの三人です。三人ともボーカルをとります。サウンドは80年代ポップスです。80年代リバイバルもかなり昔のような気がしますが、最近もこういうサウンドが好きな若者がいるようです。
1. Falling
2. Forever
3. The Wire
4. If I Could Change Your Mind
5. Honey & I
6. Don't Save Me
7. Days Are Gone
8. My Song 5
9. Go Slow
10. Let Me Go
11. Running If You Call My Name
トリオではありますが、ロックスタイルでは無く、ギターも80年代風のカッティングが多く、シンセも80年代風ですし、リズムの作り方も80年代しています。ライブではこのスタイルで演奏して歌うのは結構難しいものですが、あえてこのスタイルを選択しています。80年代ポップスですから、ソウル、ファンク系のフィーリングが入っています。もっと洗練させればネオアコになりますが、そこまで突き詰めておらず、80年代ポップスの再構築にとどまっています。
メジャーデビューしていますから結構売れています。しかし、こういうサウンドがヒットチャートに出てくるというのも、アメリカはもう末期症状の重症の状態だとも思えます。こういうのとヒップホップ系ばかりというのはかなり貧相なチャートとしか言いようがありません。いかにも作られた感じのサウンドですが、ライブでもしっかり再現しているのでそれなりに実力のあるバンドだとは思います。
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