スウェーデンの男女デュオJJの2009年のファーストアルバムです。スウェディッシュポップの爽快さとシンセポップが融合したサウンドにスカやアフリカンビートが散りばめられています。80年代ポップの焼き直しのようなところがありますが、音は90年代以降のものであり、アコースティックのアナログ感とシンセのデジタル感のバランスがいい感じです。
1. things will never be the same again
2. from africa to malaga
3. ecstasy
4. are you still in vallda?
5. my love
6. Intermezzo
7. my hopes and dreams
8. masterplan
9. me & dean
トロピカルビートのシンセポップ。最近では珍しいですが、80年代には結構流行っていました。シンコペーションによるダンスミュージックというのはおしゃれな感じがします。アクセントがユーロビート以降のダンスビートとは違いますから、そこが特徴的と言えるでしょう。それ以外はさほど大した特徴はありません。歌も女性にしては嗄れていますし、低めです。上手いとも言えませんから好き嫌いがあるでしょう。
アナログ感をもっと強めにした方がスウェディッシュポップらしくて良いと思ってしまうのは好みの問題かもしれませんが、この歌声にシンセポップのアレンジはしっくりこないところがあります。短所も長所にしてしまえば個性ですから、外野がどうのこうの言うのは筋違いかもしれませんが、私がプロデューサーなら、この声の特徴を活かしたようなアレンジを考えると思います。ファーストなのでこの後の進化が問われるところです。
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