2004年の作品です。タイトルのない10曲は全てフィールドレコーディング。どこかの場所の音をただ録音しているだけ。何んか処理をしている訳でもありません。そしてタイトルが示すように女性の声が入っています。中にはアコーディオンを演奏しているシーンがあります。そこが唯一
音楽になっていますが、それもただ部屋の音に過ぎません。
1. Untitled
2. Untitled
3. Untitled
4. Untitled
5. Untitled
6. Untitled
7. Untitled
8. Untitled
9. Untitled
10. Untitled
本人は冗談のつもりで作った作品のようですが、現代
音楽としては成り立っていますので、黙してリリースすればありがたがって聴く人もいる訳です。フィールドレコーディングも昔からある手法ですが、何かを足したり、それを元に
音楽を構築したりするものですが、ここでは単なる場所を録音しただけの内容になっています。
部屋の中のようで、外の音が情景を思い浮かばせます。本人も素材として録音していただけなのでしょうが、それをそのまま作品としてまとめるという省エネな内容ですが、斬新な発想だと思います。何か工夫する事で自己主張する
音楽を根底から覆すような作品であります。
Full Album