2014年のアルバムで現在までの最新作になります。これまでのサンプリングミュージックとは打って変わって、ピアノを中心としたエレクトロニカになっています。ピアノはサンプリング音源だと思われますが、フレーズサンプリングではなく、ちゃんと弾いているような打ち込みになっています。シンセサイザーの音源も使うようになっています。
1. Träbit
2. Det Oläskiga Rummet
3. Hands
4. You Are Song
5. Klockan
6. Pirate
7. Allt Är Skit
8. The Woods
9. Fun
10. Men Jag Sov I Stället
11. Wrong
リズムや効果音、フィールドレコーディングではサンプラーを使っていますが、電子音の方が、これまで使ってこなかった分目立ちます。
音楽的にも親しんで来たからでしょうか、どんどん
音楽的な内容になってきました。サンプラーのピアノ音源のリアルさに感動したのか、いろんなピアノ音を出して楽しんでいます。
アブストラクトな演出はサンプラーは得意ですが、リアルな楽器の再現も昔に比べてどんどん容易になっています。生楽器をそのまま全音程、一つの音程での強弱を標準16段階でサンプリングしたマルチサンプリングは生楽器そのものの響きを再現してくれます。打ち込みする時も生楽器の特徴を活かした手法にする事でよりリアルになります。それを演奏するのが楽しくてしょうがないような喜びに満ちた作品になっていると思います。
Träbit