2001年のアルバムです。複数のプロデューサーを起用して、より幅広いスタイルを構築しようとしています。Adrian SherwoodやSkip McDonaldと製作したもの、日本チームで製作したものと明らかに音質が違いますが、ブラックミュージックにこだわらなくなっているのが良い感じになっています。
1. メランコリア
2. 星ノクズ
3. カナリアは鳴く
4. 真正ロマンティシスト
5. 空シラヌ雨
6. Ask Me
7. This Woman’s Work
8. 4月のヒーロー
9. Time
10. Interlude
11. 貴方に捧ぐうた
12. ハートを燃やして (Special Branch Mix)
13. 星ノクズ (Dub Version)
ケイトブッシュのThis Woman’s Workをカバーしたり、ブラックミュージックとしてもアメリカ系ではなく、イギリス系のスタイルに影響を受けているのがわかります。これが他のR&B系シンガーとは違う印象を受けている要因だと思います。思いっきりアメリカな感じだったら全く興味を示さなかったと思いますが、イギリスというフィルター、日本でやっているというフィルターをかます事で
音楽的に深みが増します。
真似事で終わるんだったらプロになる必要はないと思いますし、自分にしか出来ないものを身につける事で初めてプロになれると思うのです。そう言う意味では本当にプロになれているミュージシャンが日本ではどれくらいいる事でしょう。そういう意味ではアマチュアやインディーズの方が面白いのです。幸か不幸か分かりませんが、彼女の場合はメジャーに拾われているので自分を出すのに時間がかかっていますが、これからが面白くなるのだと思います。
真正ロマンティシスト