2014年のアルバムです。Western Vinyl レーベルよりダウンロード販売のみでリリースされました。初めて自主制作以外での販売になります。全体を通して1曲のみの組曲みたいな内容になっています。電子音が多めでアンビエントな作風です。
1. Tides I
2. Tides II
3. Tides III
4. Tides IV
5. Tides V
6. Tides VI
7. Tides VII
8. Tides VIII
9. Tides IX
10. Tides X
やっとBuchla 100の本領発揮という内容になっています。シーケンスによるミニマルな組み合わせ。しかし、どこか歌心があります。音数も少なめなので、一発録りなのか、さほど音を重ねているような印象がありません。Buchla 100で遊んでいるかのような、ある意味、即興に近い演奏なのかもしれません。
そういう意味ではジャズ的なエレクトロニカなのかもしれません。即興に耐えられるだけの複雑なシーケンスを組み合わせられるという特性をBuchla 100は持っているようです。これだけ使いこなすのにも楽器の演奏力が必要だと思います。彼女だから作れるような内容になっていると思います。
Tides VII