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[20180915]

air’s relic
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。基本路線は前作と同じで、アコースティック演奏とフィールドレコーディング、もしくはそれに近い質感のマイクレコーディングをHDDで組み合わせたような内容になっています。旋律というよりフレーズのリフレインによるゆったりと動く情景の描写となっています。

1. in white flow
2. acrylic acoustic
3. astral heart
4. lotus
5. path
6. spent reading and thinking about human suffering
7. nightline
8. shade clock.
9. cut up / realise
10. nemuneko
11. 絵葉書みたいな街の午後
12. silent smile
13. from here

電子音はほとんど使っていませんが、エレクトロニカな雰囲気がするのは、アナログな素材をデジタル環境で編集しているからだと思います。HDDレコーディングは長いスパンでのサンプリングみたいなものですから、その素材を自由自在に扱う事が出来ます。それでも録音した素材はそのままに近い状態ではありますが、デジタルエフェクトをかけることによって、実際の空間とは違う響きになるので、そこにエレクトロニクスな加工された雰囲気を感じるのだと思います。

あまり話題にはなりませんが、フレージングという手法が音楽、特にロックにはあると私は思っています。ロックで言えばギターリフのようなものですが、テーマ、旋律とは別に存在するフレージング、そのフレージングを全面に出している曲がたまにあります。売れている音楽にはほとんどありませんが、こういう描写的な音楽にはよくあります。彼の場合も歌ものではありませんから、このフレージングの手法で曲が成り立っています。普通はこれに主旋律がついて完成なのですが、主旋律をつけない事によって余白のある、負担を感じさせない音楽になります。主張を誇示するような押し付けがましい音楽とは違った楽しみ方が出来ます。

in white flow
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[20180915]

colors
(1998/07/14)

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日本のミュージシャンyutaka hirasakaの2012年のファーストアルバムです。アコースティックギターを中心にした日本のインディーならではのフォークトロニカになっています。一人で多重録音したマルチプレイヤーで、今作ではまだ電子音は少なめです。

1. river of light
2. and you
3. innocent blue
4. drop
5. walk
6. slow
7. rain
8. by the air
9. leaves
10. lost
11. memoria
12. a day.
13. nano sleep

元々はポストパンクバンドをやっていましたが、ソロ活動するにあたり、アコースティックの柔らかでオーガニックなサウンドメイキングをするようになっています。インスト作品で日常の情景を描いたような日本のフォークトロニカ系のスタイルになっています。

曲調としてはソフトなフュージョン系のアレンジをシンプルにミニマル的に生演奏している感じ。郷愁を感じさせる演出、上質なBGMみたいに聴く事も出来ますが、それだけでは終わらないところがあります。ポリリズムによるリフレインを繰り返し、エレクトロニカな雰囲気も持っています。デジタルレコーディング時代ならではのアナログな響きを大事にした作品です。

innocent blue
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