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[20181130]

White Lake
(1998/07/14)

The Embassy商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。80年代サウンドから変異してプライマルスクリームのような、ロックとハウスをミックスした90年代のデジタルロックになっています。時代を遡って模倣する事を楽しんでいるのか、あくまでもロックたらんとしてシンセを活用し、イギリスへのオマージュを掲げたスウェーデンのデュオであります。

1. Sometimes
2. Nowhere
3. Handshake
4. Sure
5. Wasted
6. Let's not
7. Bad vibe
8. Sorry

歌い方も90年代風に変わって、明らかにイメージチェンジを試みていますが、あくまでもレトロモチーフに徹しています。このまま歴史を辿るだけの作業を行うのか、自分たち独自のサウンドは追求しないのか、あまりにも時代が近づいてきたら新鮮味も無くなってきますから、もっと新しい要素も加えていかないと厳しいと思います。

基本はネオアコの曲作りであり、ネオアコの存命処置を行っているのでしょう。まだまだ90年代初期の模倣ですから、ネタはいくらでもあると思いますが、次はブリットポップか、とか想像がついてしまいます。模倣に終わらないようにするのが存命の要だと思いますので、新しい発送も取り入れて行ってほしいと思います。

Sometimes
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[20181129]

Sweet Sensation
(1998/07/14)

The Embassy商品詳細を見る


2013年のアルバムです。ネオアコの雰囲気は残したまま、単なる80年代ポップスになっています。シンセポップスタイルは止めています。シンセの使い方は90年代っぽくなっています。ハウス的な使い方が主流になっていて、ネオアコのポップファンクな部分だけ残っています。それでもレトロな雰囲気と中性的な歌は健在です。

1. Roundkick
2. Related Artist
3. International
4. Livin' Is Easy
5. Nightshift
6. I-D
7. It's Always A New Thing
8. U
9. Everything I Ever Wanted

流石にセカンドからは8年経っていますのでかなりの変化が見られます。80年代後半から90年代初期の頃のデジタルロックの影響があり、ファンカラティーナ的な曲調があったり、完璧にPC環境で作っているのが明白ですが、音源はレトロシンセなサウンドを選んでいます。あくまでも最近のデジタルサウンドは使わないというこだわりがあるようです。マンチェスターサウンドとヘアーカット100が混じりあったような内容になっています。

80年代リバイバルってあんまり感心しないのですが、80年代にもクリエティヴなところもありますので、そういう部分の復権はアリだと思います。ともかくシンセポップのダサさは無くなったので良しとしましょう。音源を変えるだけでも雰囲気が違ってきますので、こういう曲調でも最新のシンセサウンドを使ってもいいと思いますが、そうしないところが彼らなりの頑固さだと思います。

Full Album
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[20181128]

Life in the Trenches
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。シングル曲や未発表曲を収めた作品になっています。シンセポップなアレンジを施す前の純粋なネオアコな曲が多く、いかにシンセポップアレンジが邪魔していたかが分かってしまいます。アイドル的なネオアコデュオだという事が明確になってしまうアルバムになっています。スウェーデンではアイドルとして通用するかもしれませんが、世界的にはアイドルといえばダンスグループになりますから、認識されるには難しいところです。

1. You Tend To Forget
2. Puttgarden
3. Information
4. Flipside Of A Memory
5. New Plans
6. Heathrow
7. Make Me Sad
8. St8
9. No Thanks
10. C'Est La Vie
11. E6
12. I Lay Awake
13. Who Put The Ass In Embassy?!

勿論シンセたっぷりの曲もありますが、ネオアコアレンジを邪魔するような曲がありません。オリジナルアルバムではいかにオーバープロデュースしていたかが伺えます。しかし、シンセがたっぷり使われていないと彼らの個性も薄れるところです。未発表曲では歌無しの曲が多く、歌詞やメロディーをつける前のトラックと思われます。アレンジから作っていくという80年代さながらのトラックメイキングになっている事が分かります。

つまり、彼らにとっては歌やメロディーよりもリズム、グルーヴが一番重要であり、シンセポップとネオアコのミックスに命をかけている事がよく分かります。メロディーはいくらでも考えられますからその土台をしっかり作るということは80年代から続く曲作りになります。それは踊れる音楽を作るという観点で言えば王道でありますが、ポップスという観点で言えば、歌、もしくは歌詞から始まる曲の方が説得力を持つのも事実です。しかし、そういう作品はかなり少なくなってきています。だから使い捨てのような曲ばかりになっているのも事実です。たまには歌ありきで、アレンジをどうするか悩むのも楽しいものです。

Full Album
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[20181127]

Tacking
(1998/07/14)

The Embassy商品詳細を見る


2005年のアルバムです。四つ打ちのネオアコになっています。しかし、間に裏を入れてハネたネオアコを活かしきったアレンジになっています。生演奏の割合が多くなって、シンセは装飾程度に抑えているのがいい方向に向いています。オレンジジュースっぽいファンクの要素をポップに取り入れているのが功を奏していると思います。

1. Some Indulgence
2. Time's Tight
3. Stage Persona
4. It Pays To Belong
5. Lurking (With A Distance)
6. Information
7. Paint
8. Tell Me
9. Was That All It Was

スウェーデンと言えばスウェディッシュポップが有名ですが、スウェディッシュポップも基本はネオアコです。しかし、ここまで元ネタのまんまという感じでやっているのは無いです。しかもシンセポップの要素を取り入れるというのも斬新です。前作ではシンセポップのダサさが足枷になっていましたが、抑えめのアレンジにした事でネオアコのおしゃれな感じが活かされ、バランスが良くなりました。

曲自体はネオアコですから、曲を崩さないようにするにはシンセポップのアレンジは邪魔になってきます。それをいい具合に融合出来るようになっています。シンセポップも16ビートですが、ヨーロピアンなのでオンビートになります。しかし、四つ打ちという大きなオンビートにしている事から、ネオアコのバックビートが殺される事なく調和出来るようになっています。どちらにしても80年代のレトロな雰囲気はスウェディッシュポップの中では異端です。

Full Album
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[20181126]

平成最後の九州場所、小結、22歳の貴景勝が優勝しました。ずっと1敗のままリードしてきましたが、高安との直接対決では破れ高安と並びましたが、千秋楽に勝って、高安が負けた事によって優勝となりました。千秋楽まで優勝が決まらなかった事によって大いに盛り上がりました。相撲界を去った貴乃花親方に対して最高の敵討ち、恩返しとなりました。もう一人の貴ノ岩は負け越したので対照的な結果となりました。貴景勝はしっかりと貴乃花イズムを継承しており、立ち合いもいつでも立てるように手をついて相手を待っていますので、待ったになりません。千秋楽は先に立ってしまいましたが、貴乃花イズムでの優勝は相撲界にとっても意味のある事だと思います。

上位の成績
稀勢の里 0勝5敗10休
豪栄道 8勝4敗3休
高安 12勝3敗
栃ノ心 8勝7敗
逸ノ城 6勝9敗
御嶽海 7勝8敗
貴景勝 13勝2敗 優勝
魁聖 3勝9敗3休
妙義龍 8勝7敗
北勝富士 7勝8敗
玉鷲 9勝6敗
栃煌山 8勝7敗
錦木 8勝7敗
竜電 6勝9敗
嘉風 7勝8敗
正代 8勝7敗


荒れる九州場所は怪我人も多く、休場力士が多かったので、優勝だけでは来場所の大関取りには難しい判断ですが、その次も二桁いけば問題無いでしょう。逸ノ城は関脇の位置で負け越し。なかなか上に行けない力士です。遠藤は体の軽さが目立ちましたが、なんとか9勝しました。白星が薬になるといいますから、これからの精進を期待したいところです。ご当所の琴奨菊は二桁勝ちました。ご当所でこれだけ大勝ちしたのは初めてではないでしょうか。酒も女も美味しい九州場所で、ご当所力士は接待も多いでしょうから、いつもはそれほど振るわないのですが、いい方向に行ったと思います。来場所、横綱が出てきてからの貴景勝がどういう成績をおさめられるか、真価が問われる場所となります。

千秋楽幕内全取組
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[20181125]

Futile Crimes
(1998/07/14)

The Embassy商品詳細を見る


スウェーデンの男性デュオThe Embassyの2002年のファーストアルバムです。メンバーはFredrik LindsonとTorbjörn Håkanssonの二人で、曲調はネオアコでシンセポップなアレンジ、特に80年代っぽいシンセポップになっていて、メロディーはネオアコ、ブリットポップで、英語で歌っていますので、かなりの80年代ポップスへのオマージュとなっています。

1. Boxcar
2. It Never Entered My Mind
3. The Great Indoors People
4. Just A Dream Away
5. Sincerely Yours
6. The Pointer
7. Beggin'
8. La Haine
9. Hurt
10. Call It What You Want

二人組みのネオアコとなると日本のフリッパーズギターを連想してしまいますが、フリッパーズがサイケな作品を作っていた頃に近く、それをハウスでは無く、シンセポップでやっているという事になります。曲もセンスもいいのですが、それならシンセポップな感じが邪魔に感じる部分も多々あります。せっかくいい感じになっているのに、シンセポップのハネ無い感じとネオアコのハネた感じがうまくからんでいません。

シンセポップのレトロな感じは捨てた方が賢明だと思うのですが、それだと特徴も無くなってしまうのかとも思えますし、難しいところです。ネオアコのハネた感じを活かしきるアレンジに仕上げればきっとうまくいくと思うのですが、それだとレトロ感が無くなってしまうし、難しい課題に挑戦していると思います。80年代ポップスのダサい感じも出したがるところがありますが、それだとせっかくのセンスの良いアレンジが台無しになってしまいます。このダサさを売りにするのか、センスの良さを売りにするのかで今後の展開が変わってきます。

Full Album
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[20181125]

Aerial View Of Model
(1998/07/14)

Glim商品詳細を見る


2005年のアルバムでこれが最新作になります。2枚のアルバムを出したままになっています。今作は電子音よりもフィールドレコーディングした素材の方が割合が多くなっている感じがします。アコースティック楽器を生演奏した録音もフィールドレコーディングとして処理しています。たとえば、演奏する際に人が動く音もアクセントとして使っているのです。

1. Sloth
2. Schwärmer
3. Anarene
4. Takeoff
5. Rewind
6. Glaze
7. Christoph's Box
8. Seaside
9. Next Day
10. Saturn Diamond

生演奏した素材も含まれていますから、とても音楽的で、前作以上にドラマティックになっています。サンプリングをつないでいく不自然さも少なくなっていますから、とてもこなれて来たと思われます。パッチワークのようなカットアップ手法を全面に出すのでは無く、滑らかに編集してアンビエントとしての流儀にもかなっています。

ドローン音を多用しているというのもありますが、それでも音階がはっきりしていて、素材の使い方が巧妙になってきています。何故この続きが出ていないのかが不思議ですが、フィールドレコーディングの分野ではかなり洗練されたものになっています。映画音楽などでも使える素材だと思います。それだけ音楽として美しくまとまっています。

Aerial View Of Model

[20181124]

Music For Fieldrecordings
(1998/07/14)

Glim商品詳細を見る


オーストラリアのミュージシャンAndreas Bergerの一人プロジェクトGlimの2003年のファーストアルバムです。タイトル通りフィールドレコーディングした素材を使った内容になっていますが、それだけでは無く、電子音なども合わせて一つの作品を作っていくやり方で、アンビエントに近いエレクトロニカになっています。アコースティックギターも入れたり、フォークトロニカっぽさも出しています。

1. Naab
2. Drive-In
3. Nachtflug
4. Pinup
5. Naab_03
6. Gone
7. Puszta
8. Somewhere
9. Kajal

フィールドレコーディングもそのまま使うんじゃなくて、加工してトリムしてカットアップさせてコラージュさせたり、曲の一部として使っているので、アブストラクトな雰囲気も持っています。アンビエントとして聴けるほど癒し系でも無く、カットアップしていくざらつきなど、不自然さも曲の特徴として利用しています。電子音も多様しているので、ちゃんと曲として成立しています。

電子音だけでは物足りなくなりますから、フィールドレコーィング素材の不自然な使い方が与える違和感がとんがった印象を感じさせます。環境音楽のような空間に溶け込む音楽を作ろうなんて微塵も思っていない様が潔くも心地よく感じます。アヴァンギャルドになる一歩手前で抑えているのも好印象です。曲として楽しめる範囲でのカットアップミュージックです。

Drive-In

[20181124]

This Chemical Sea
(1998/07/14)

Jape商品詳細を見る


2015年のアルバムで現在までの最新になります。スウェーデンにあるRichie Egan所有のスタジオでレコーディングされています。Richie Eganの一人プロジェクトとして継続されており、シンセポップを通り越して80年代ポップになっています。シンセポップなアレンジではありますが、曲が80年代ポップスになっていて、このままいくと次はアフロファンクポップスか、ネオアコという事になります。いずれにしても80年代リバイバル志向に止まるかは分かりません。

1. Seance Of Light
2. The Hearts Desire
3. Absolutely Animals
4. Without Life In The Way
5. Metamorphosis
6. Breath Of Life
7. I Go
8. Love On The Crest Of A Wave
9. Ribbon Ribbon Ribbon
10. This Chemical Sea

80年代ポップスっぽい曲を作ればいいのですから楽だと思います。それでもいい感じでいい曲を書いています。アレンジも当時より凝ったミキシングになっています。現在のテクノロジーでレコーディングしていれば当たり前の事ですが、今風の感じにならないように作るのも気を使う事だと思います。やはり微妙なところで80年代には無かった手法が顔を除きますが、気がつかなければ気がつかない程度のものです。

90年代以降の高速ブレイクビーツなどに比べればリラックスして聴けますので、これも今風に言えばチルアウトなのかもしれません。ドラムマシーンっぽい音源は使っていますが、サンプラーを使っていないのはこだわりでしょうか。チープなアナログシンセ、レイヤーの少ないポリシンセのような音源を好んで使っています。現在から見ればヴィンテージシンセを模倣したサウンドです。ここまで徹底しているミュージシャンも少ないでしょう。

Seance Of Light
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[20181123]

Ocean Of Frequency/a>
(1998/07/14)

Jape
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2011年のアルバムです。ほぼRichie Eganの一人プロジェクト状態になって、完全なシンセポップ作品になっています。音源もアナログシンセを実際に使ったり、それに近いものが使われています。80年代のシンセポップの再構築。それだけがテーマになっていて、曲自体もそれを意識したものばかりになっています。

1. An Hallucination
2. Please Don't Turn The Record Off
3. The Oldest Mind
4. Too Many People
5. One OF Those Days That Just Feels So Long
6. Borrowed Time With Peace
7. Scorpio
8. You Make The Love
9. Internal Machine
10. Its Shadow Won't Make Noise
11. Na Niotancullah
12. Ocean Of Frequency

ほぼシンセのみで構成されています。ボコーダーも使ったり、レトロ感覚のみで新しい事をやろうという趣旨は全くありません。しかし、流石に現在のPC環境で編集しているので、80年代ではありえないようなミックスになっている箇所も所々あり、音質のいい80年代シンセポップという趣になっています。バンド構成で演奏しているものもありますが、80年代ポップ以外のなにものでもありません。

昔風の曲ばかりですが、Richie Eganはその狭まれた条件の中で最高の曲を書いていると思います。80年代後半はサンプラーも活用されていましたが、サンプラーを使わず、シンセ音源のみで作るという徹底ぶりです。現在のミュージックシーンに完全に対抗した形になっています。サンプラー無しでどこまでやれるかという挑戦のような姿勢も持っている感じがします。これが現在の若者に新鮮に感じられたなら成功と言えるでしょう。

An Hallucination
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[20181122]

Ritual/a>
(1998/07/14)

Jape
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2008年のアルバムです。バンドからプロジェクト的になってシンセアレンジになっています。エレクトロニカというよりシンセポップ、ニューウェイヴのようなスタイルになっています。U2のようなネオサイケっぽい曲を書いたり、Phil Lynottというタイトルの曲があったり、郷土の先輩たちへのオマージュも欠かしません。

1. Christopher + Anthony
2. I Was A Man
3. Replays
4. Graveyard
5. Phil Lynott
6. Streetwise
7. At The Heart Of All Of This Strangeness
8. Apple In An Orchard
9. Strike Me Down
10. Nothing Lasts Forever

サウンド、スタイルともにレトロな感じがしますが、あくまでもロックとしてシンセサウンドを取り入れていますから、そこはご愛嬌。キンクスにもなれますが、イアン・カーティスにもなれるという、やはりレトロ感覚を持ったミュージシャンだと思います。アコースティックギターでの弾き語りとアナログシンセを加えたPhil LynottはPhil Lynottの音楽性とは全く違いキンクスになっています。

おとぼけたようにブリティッシュの宝をおもちゃ箱のように弄ぶ、ミュージシャンには必要不可欠な性質だと思います。しかし新しい要素が全く無いのに、どこかとんがったようなところもあり、個性的な存在だと思います。ブリティッシュロックの歴史を総ナメするようなところがあるのか、ブリティッシュロックファンにとっては楽しい作品になっています。しかしアイルランドから飛び出すにはもっと違う要素も取り入れる必要があると思います。

Christopher and Anthony
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[20181121]

The Monkeys In The Zoo Have More Fun Than Me/a>
(1998/07/14)

Jape
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2004年のアルバムです。バンドスタイルの演奏になっています。トラッドフォークとロックが見事にミックスされるとキンクスになってしまうという、いかにもブリティッシュなポップロックになっています。アレンジはネオアコのようにソウル系のおしゃれなアレンジになっていて、ブリティッシュロックファンにはくすぐったいくらい好みのサウンドになっています。

1. Floating
2. Reminding Me
3. How Much Light
4. The Hardest Thing To Do
5. To The Sea
6. A Journey Is Just A Memory
7. Autumn Summer
8. Always Knew

デジタルサウンドも音源の一つとして存在していますが、デジタルロックな印象はまったくありません。少し抑えめなブリティッシュポップロックであります。トラッドフォークをいかにロックとして形成するかという、普通にイギリスのミュージシャンが考えるような曲作りになっています。しかし、最近はそのようなミュージシャンが少なくなってきているので、とても新鮮ですし、少しだけ物足りなかった心の隙間を埋めてくれるような音楽になっていると思います。

派手では無く、控えめなアレンジだと思いますが、フォークっぽい曲なのにソウル系のアレンジを施していて、センスのいいおしゃれな感じがします。ネオアコと呼ぶにはビート感が薄めですが、これもネオアコと呼んだ方がネオアコの株が上がると思います。70年代初期の頃の感じがしますが、70年代初期にこんな作品が出ていたら名作だと呼ばれていたことでしょう。それほど秀逸な作品だと思います。

Floating
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[20181120]

Cosmosphere/a>
(1998/07/14)

Jape
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アイルランドのグループJapeの2003年のファーストアルバムです。Richie Eganを中心としたバンドでデジタルロックにフォークの要素持ったフォークトロニカバンドであります。アイルランド的なアイリッシュフォークをエレクトロニクスなアレンジで表現したり、バンドというよりユニットに近い感じです。

1. Cosmosphere
2. Into Lines
3. Wishful Thinking
4. Haunt Me
5. Nilsson
6. I Don't Know
7. All Your Friends
8. When You've Lost All Your Looks

The Redneck ManifestoというバンドのRichie Eganが立ち上げたバンドというよりプロジェクトのようなグループです。リズムボックスのように打ち込んだシーケンスに生演奏していくようなバントとしての形式にこだわらない作風になっています。しかし、曲自体はフォーク調のロックであり、新しいことをやらかそうという目論見で勧められたプロジェクトになります。

ほぼRichie Eganの一人プロジェクトのようになっていきますが、協力者がメンバーとしてクレジットされています。The Redneck Manifestoというバンドは存続しており、その傍らでこのプロジェクトにも没頭しています。バンドでは出来無い事を楽しんでいます。あまりアイルランドからテクノ系のアーティストで成功している人は出てきていませんが、こういう文化が入ってきていて当然です。

Live from the grave
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[20181119]

稀勢の里は1勝も出来ないまま休場。横綱不在の場所となってしまいました。残された大関陣は総崩れになる日もあり振るわず、高安がなんとか2敗で踏ん張っています。その中、貴景勝が1敗で善戦しています。親方の敵討ちが出来ている状態ですが、もう一人の貴ノ岩は2勝しか出来ていません。好対照な二人ですが、貴景勝は後半無心でやっていけば、もしかしての初優勝も見えてきます。

中日までの上位の成績
稀勢の里 0勝5敗4休
豪栄道 5勝3敗
高安 6勝2敗
栃ノ心 4勝4敗
逸ノ城 2勝6敗
御嶽海 5勝3敗
貴景勝 7勝1敗
魁聖 2勝4敗2休
北勝富士 5勝3敗
妙義龍 4勝4敗
栃煌山 6勝2敗
玉鷲 4勝4敗
竜電 2勝6敗
錦木 3勝5敗


大関陣が不甲斐ない感じですので、平幕優勝の可能性も大きくなっています。若手も奮闘していますから、横綱不在でも見応えはあります。後は大関陣が奮起してくれればいいのですが、どうなる事でしょうか。関脇の位置で逸ノ城は振るわず、陥落の可能性が大きくなっています。平幕に下がった遠藤はなんとか白星を重ねて調子を上げてきていますが、まだ脆さが見受けられます。優勝の行方はまだまだ不透明な状況ですので、最後まで目が離せません。

中日幕内全取組

[20181118]

Libero/a>
(1998/07/14)

Pilote
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2016年のアルバムで現在までの最新作になります。カントリーブルースをもっと推し進めて、カントリーロック、ブルースロックをデジタルに編集した内容になっています。ゲストボーカリストを招いてほぼ歌ものになっているのも特徴的で、デジタルの部分よりも生演奏の部分が全面に出てきています。レイドバックしたエレクトロニカという印象です。

1. Clover
2. BoxKart
3. The Ballad Of Titus Bramble
4. Train On The Island
5. Baby Is A Hybrid
6. The 45
7. Hog Farm Blues
8. Zetterling's Ghost
9. Shoes On My Feet

バランス的には前作の方が完成度が高かったと思います。しかし、テクノミュージシャンがこれほど本格的なカントリーブルース作品を作るという意味では前代未聞です。ベックの初期の頃もカントリーフォーク的な雰囲気がありましたが、そこはあくまでもオルタナの一環としての作風でありました。こんなにもカントリーブルースへの愛情を深めているテクノアーティストはほとんどいません。

ヨーロッパ系のテクノにとって黒人音楽は無縁のものでしたが、ヒップホップ、ファンクの影響、ソウルミュージックの導入などは溶け込む事が出来ました。しかし、ブルース、カントリーとなると別物です。グルーヴ感が違うからです。踊る事にこだわらなくなったフォークトロニカの概念の影響が大きいと思いますが、ダンスミュージックにしなくていいなら何でも出来るという考え方になっていますので、カントリーやブルースを題材にしても何も問題無いわけです。それにしてもデジタルな部分がかなり薄くなっている作品です。

Clover
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[20181118]

The Slowdown
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。完全にフォークトロニカになっています。カントリーブルースをフォーキーに洗練させたループに電子音が違和感無く同化して存在しています。これまでのゆるさはひょうきんな感じでしたが、ここにきてそのゆるさが洗練されて見事なチルアウトになっています。ブルースもカントリーもこんなにかっこ良くなるなんて誰が想像したでしょう。

1. D.B.S.
2. Shapeshifter Blues
3. Lesson 51 (A Tailchaser's Waltz)
4. The Sixth Street Ramble
5. Lady Laudanum
6. Me And Timothy Leary
7. Foggy Paddock Backstep
8. You’re Only As Cold As You Feel
9. Eight Bar Lullaby
10. Paramour
11. Before You Fall Down

泥臭い、田舎っぽいイメージのカントリーブルースが都会的な洗練されたサウンドに変身しています。しかし嫌味が全くありません。なぜなら生演奏だからです。しかしデジタルに処理されたそのサウンドはまるでサロンミュージックのように癒しになっているし、パットメセニーのような感覚でアメリカのルーツミュージックを洗練させる効果となっています。

抑えて制作する術を完全に体得したアレンジ構成も見事で、控えめなのに足りないものがありません。それでいてエレクトロニカとしても成り立っているという完成度の高い作品になっています。あくまでも主役はエレクトロニカであり、素材としてフォークブルースカントリーの素材を拝借しているだけですが、拝借の仕方に手抜きが無く、現在進行形なブルースのあり方というものを考えさせられます。素晴らしい名盤です。

D.B.S.
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[20181117]

Pop Will Make Us Free
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。今回はポップである事がテーマになっていて、王道のコード進行で曲が作られています。そしてアコースティック楽器の音源の割合も多くなって、フォークトロニカにも適応する内容になっています。ドラムパターンもフロア向けになっているし、極力作り込まないように心がけていると思います。ポップである事は模倣寄りになりがちなので、一番難しい分野でもあります。

1. The Name Of My DJ
2. Cat
3. Coltrane
4. Nothing Else
5. Ladies
6. Fatass
7. Primavera
8. Nothing Else (Reprisal)
9. The Golden Mile
10. Bye Bye

曲の骨格はポップに仕上げていますが、それをそのまま仕上げるほどお人好しでは無い人ですから、細かな部分で多少の抵抗を見せています。完全にストレートになりきれないところが彼の性格を物語っています。しかし可能な限りポップに仕上げていますので、後退しているようにも感じますが、ヒネクレものがポップであろうとするのは挑戦的な事であり、かなり差し引き加減でそのチャレンジ精神を見せてくれています。伝わりにくいと思いますが、足したいところを抑えて我慢している感じが泣けてきます。

オーソドックスになりがちなところを極限的に繊細に作り込んで、なんとかオリジナリティーも浮き立たせています。ここまで抑える意味が分かりませんが、ゆるさが彼の特徴だとするならば、彼にしかできない隙間の作り方だと思います。生演奏のデジタル編集など、ブレイクビーツの延長線上にありながらも新しい挑戦もこなしています。彼なりのフォークトロニカに対する回答になっている作品だと思います。

The Name Of My DJ
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[20181117]

Kingfood
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。前作のダークなイメージから一転してひょうきんで明るい感じに戻っています。ここで彼がやりたかった事はブレイクビーツじゃなくてビッグビートだというのが明確に分かります。ただ、ビッグビートのようにフロアで踊らせ、高揚させる目的で作られていないというスタンスがあります。そこが90年代のスタイルとは大きくかけ離れたものにしています。

1. Class
2. Easy Now
3. Streams
4. Can You Keep A Secret?
5. The Loving Hand
6. Welcome
7. Three Hundred
8. Dog
9. (Bad Twoy)
10. Mahanama

アコースティック楽器を使ったり、サンプリングだけでは無く、実際に演奏しているパートもあり、ブレイクビーツの残党からフォークトロニカの要素を吸収して、新しい時代に自分なりに適応しようとしているのが分かります。曲的にはソウル系になっているので明るい感じ、ダンスの要素も無いわけではありません。新しい事は無いのに組み合わせで独自のスタイルを持っている所以はそこです。

フロア系のファンもコアなテクノファンも惹きつける魅力を持っていると思います。ただストレートではないのでいまいち知名度が無い要因にもなっています。ストレートな音楽をやるなら趣味でやればいいし、たまには息抜きでやってもいいと思いますが、クリエイティヴであるならば、常に挑戦し続ける姿勢を持っていて初めてプロと呼べると思っています。つまり現状プロフェッショナルと呼べるミュージシャンのいかに少ない事かが分かると思います。私個人としてはそういう音楽にお金を払う気にはなりません。しかし現実にはそれとは真逆に挑戦していない音楽の方が売れているという事実が存在しています。

Class
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[20181116]

Doitnowman
(1998/07/14)

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2001年のアルバムです。相変わらずゆるいブレイクビーツですが、トリップホップな雰囲気を出すようになっています。フレーズサンプリングに近い、少し長めのサンプリング素材を組み合わせたビッグビートまではいかない程度のブレイクビーツです。そこに歌詞が聴き取れないほどのヴォイスを被せて微妙にダークなサウンドを作っています。

1. Paul Oakenfold
2. French Canadian
3. The Dialogue
4. The Fourth
5. Beaulieu Road
6. Fairplay
7. Nelson
8. Immobile
9. Champion Waltz
10. Here/Gone

フレーズの作り方、音源の選び方など、テクノポップ、シンセポップに近いところがあり、レトロな雰囲気も持っています。リズムの作り方はダブっぽいのでトリップホップな雰囲気になっています。しかし、組み合わせ方がそれまでに無かったものなのでレトロ感覚とは言えません。新しくもなく、古くもない、微妙な感じが特徴と言えるでしょう。前作のように音源によっては新しさを感じさせるものがありましたが、今作ではそれを感じるような音源は使われていません。

そうなると何がやりたいのかがぼやけてきます。ちょっと風変わりなブレイクビーツ、エレクトロニクスという印象しか受けません。この手のジャンルは音源によってかなり印象が違ってきますので、音源の選び方でセンスが問われます。彼にセンスがあるのかどうか判断するには微妙な感じの作品になっていると思います。後にチルアウトというジャンルも確立されていきますので、それに近いのかもしれません。

Paul Oakenfold
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[20181115]

Antenna
(1998/07/14)

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イギリスのプロデューサーStuart Cullenの一人プロジェクトPiloteの99年のファーストアルバムです。サンプラーを多用したエレクトロニカです。サンプラーの使い方はブレイクビーツとしたらかなりゆるい感じの組み立て方です。しかしドラムパターンなど、これまでに無かったパターンを組み立てており、新しい時代を予感させる内容になっています。

1. Turtle
2. Short
3. Microphones
4. National Lottery
5. Shit Funk
6. Myth
7. Taken
8. Message From The Bigman
9. No Truck
10. Up Or Down

90年代を席巻したブレイクビーツ、ドラムンベースは終焉を迎えており、そのジャンルのミュージシャンの多くがエレクトロニカやアコースティック楽器をサンプリングした作風、つまり後のフォークトロニカになるようなサウンドになっていく中リリースされた作品です。ブレイクビーツというよりビッグビートに近いフレーズサンプリングで構築されていますが、ビッグビートよりももっとゆるく、レコードからのサンプリングでは無いようなので異質な感じがします。

流石にプロデュース業をやっていただけあって、これまでの作風とは違う抜け道みたいなものが見えているからこそ作り得たスタイルになっていると思います。こういう使い方も出来る、こうしたらもっと良くなる、という事が見えているからこそ自分で作品を作ってみようという気になったのでしょう。ブレイクビーツのパターンに辟易していたのは私だけでは無かったという事でしょう。しかし、当時このゆるさは馴染められてはいなかったと思います。それでも後のフォークトロニカを予感させる先見の明が伺える内容になっています。

Turtle
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[20181114]

Pohlad
(1998/07/14)

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2016年のアルバムで現在までの最新作になります。オリジナルアルバムとしてはTsaca Tsap以来12年ぶりの作品になります。その間に来日して日本での編集盤Jaabbannをリリース、日本の TenniscoatsとのコラボレートYaki-Läki をリリースしてなんとかその存在感を示して、久しぶりの新作の披露となりました。

1. Erikool
2. Kuulamind Varsti
3. Niidud
4. Klal
5. Pohlad
6. Monotomnik
7. Siiri Paari
8. Kidra Flasokate Lugu
9. Äiti ütles et
10. Sinu Papu
11. Say You Way Me
12. Tuul Tõustes
13. Pilv Mürab
14. Tünaldi Dora
15. Sinu Sõbrad
16. Eelmisel
17. Su Viipalett

2012には新作をリリースする予定だったが、PCのクラッシュによりデータを消失、バックアップを取っておらず、再び作り直すというのは気持ちも乗りませんし、同じものは作れません。事務仕事とは違いますから、その時と同じ音源、同じ工程を経ても同じもにならないのが音楽のデリケートなところです。ベックも最高傑作を作った瞬間PCの電源が抜けて全てがパーになった事がありましたが、その作品は結局世に出ていません。作り直せないのです。ある意味ライブによる即興演奏を蓄積していくのがレコーディング作業であり、そのデータが残っていればなんとかなりますが、一から作り直したら別物になるのです。

そういう過程を経て久々の作品となりましたが、デジタル感覚のエストニアフォークは健在で、これはTenniscoatsとの共演では出せなかった部分であり、これこそがPastacasの真骨頂となっています。エストニア出身ですが、現在はフィンランドで活動していますが、そこから世界に売り出していく難しさはあると思います。それでも誰も真似出来ないものを持っていますから、もっと作品をリリース出来るように頑張ってもらいたいと思います。

Niidud
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[20181113]

Jaabbann
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。来日するのを記念して日本だけで編集された作品になります。未発表音源のみがセレクトされており、貴重な作品になっていますが、世界的にも、この時期の作品はリリースされていませんので、不遇の時期だったと思います。それでも日本に呼ばれて絶賛されたステージを披露しています。

1. Ladna
2. Iidarna
3. Kellakajupp
4. Pedin
5. Samptak
6. Hei
7. Baltas Umbes Nullgraadiga
8. Laupäeva Hommik
9. Miskimuu
10. Nyyd Kukume Arvutile Peale
11. Mandota Pongoka
12. Hommik
13. Siin Sinupool (Live @ Estonian TV)
14. Teino Teispool Tänavat
15. Vihmabussi Peatus

ギター弾き語りだけの曲があったり、民族音楽的な音源が使われていたり、オリジナルアルバムに比べると多彩な内容になっています。まだ未完成なのか、ミドルテンポの曲も多く、高速ブレイクビーツになる前の段階のような曲が多いです。この時点で生演奏してテンポを上げているのか、それだけオーディオ音源はタイムストレッチしなければなりませんが、そういう措置を施しての作品だったのかもしれません。

まるで種明かし的な作風になっています。デモの段階、ライブ音源等、未発表音源ならではの楽しみ方が出来ます。こういう制作過程が分かる方がファンは楽しめると思います。音数も足りていないような感じなので、ここからいろいろ詰め込んで、又差し引いたりしているのでしょう。日本だけでのリリースではもったいないくらいのアルバムです。

Hei
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[20181112]

平成最後の九州場所が始まりました。横綱の白鵬と鶴竜が怪我の為休場。稀勢の里の一人横綱の場所となりました。しかし、部屋が変わった貴景勝がまわしを与えない攻めで黒星スタートとなりました。栃ノ心も足の具合がよく無いようで黒星。他の大関、豪栄道と高安は調子良さそうです。大関取りが振り出しに戻った御嶽海も黒星となりました。

初日上位の取組結果
稀勢の里 叩き込み 貴景勝◯
◯豪栄道 押し出し 北勝富士
妙義龍 寄り切り 高安◯
◯玉鷲 押し出し 栃ノ心
御嶽海 突き落とし 栃煌山◯
錦木 寄り切り 逸ノ城◯
◯正代 下手投げ 竜電
千代大龍 掬い投げ 嘉風◯
貴ノ岩 上手投げ 朝乃山◯
阿炎 押し出し 輝◯
勢 とったり 松鳳山◯
◯琴奨菊 寄り切り 宝富士


横綱二人がいないという事で、いまいち盛り上がりにかけるようなところがありますが、貴景勝や貴ノ岩が師匠の仇を取ってくれると盛り上がりもあるかもしれません。相変わらず地元九州では人気が高い琴奨菊も油断しなければいい結果を出せると思います。稀勢の里がどこまで踏ん張れるか、今場所も誰にでも優勝の可能性がありますから若手にも頑張ってもらいたいと思います。

初日幕内全取組

[20181111]

Tsaca Tsap
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。アコースティックギターをフューチャーしてフォークトロニカに仕上げています。フォークトロンビかのフォークの部分はエストニアのフォークソングをベースにしており、そこにフューチャリスティックなブレイクビーツ、ドラムンベースなアレンジを施しています。アコースティックギターは生演奏しているものを編集しており、音源の面での不足分を解消させています。

1. Veel Viivuks
2. Füüsikapood
3. Valge Klaar
4. Paabu Põ
5. Bellamor
6. Must Orav
7. Kurikad
8. Kui Väljas On
9. Sinupoole
10. Lilled Ja Liblikad
11. Vurr
12. Girikad
13. Lih
14. Kõdie
15. Viitkoori Kupong
16. Tallinn Negatiivis

前作ではネイキッドなフュージョン系の音源を平気で使っていたので、趣旨は伝わりやすかったのですが、個性の面での主張が弱かったと思います。そこにアコーステイック楽器を全面に出す事により、選ばれる電子音の音源もそれを際立たせる為の工夫が成されていて、伝統的なエストニア音楽と近未来的なエレクトロニクスとの相反する性質を見事に融合させています。

ギターの腕前は相当なもので、高速ブレイクビーツに負けていません。何故最初からギターを全面に出さなかったのか、そこが最近の若者っぽいところでもありますが、普通にバンドを組むよりすごい演奏をバックに演奏出来るのですから、ギターの腕もなるというものです。民族音楽的なフォークソングとジャズ、フュージョン、エレクトロニカの融合は、ブラジリアンフューチャリスト的な雰囲気もありながら、それとは違うイントネーションが個性となっています。

Veel Viivuks
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[20181110]

Kõrvaklapid
(1998/07/14)

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エストニアのアーティストRamo Tederに一人プロジェクトPastacasの2001年のファーストアルバムです。ブレイクビーツ系のエレクトロニカになっています。Pastacasとはボールペンの事で、ボールペンで絵を描くように音楽を作るという趣旨になっています。実際絵を描く事も好きなようで、アルバムジャケットも彼の手によるものになっています。

1. Kanasupp
2. Jaanusele
3. Sultan
4. Minu Naer
5. Macbeth
6. Asfalt Ja Ateljee
7. Püsikud
8. Osa Portreest
9. Agka
10. Hooliks Sooviks
11. Ava Ülased

サンプリングのカットアップ、プログラミングのみならず実際に演奏しているパートもあります。それだけ演奏力もあるようです。高速なブレイクビーツなのに、ゲストに歌を歌ってもらったり、ポップ感覚も持ち合わせています。和音構成はジャズ、フュージョン系なので、スクエアプッシャーっぽい感じもありますが、もっとシンプルにポップだと思います。歌が英語では無いので不思議な感覚にもあります。

前述のように既にあるスタイルなので新しさは感じませんが、生演奏している部分や妙にポップな英語では無い歌など、それまでにはなかったニュアンスを感じられます。プログラミングされているが、生演奏による即興演奏も加わってスリリングな感じもあって普通のエレクトロニカだと思って退屈することはありません。後は音色にもう一工夫あればえげつない作品になると思います。何一つ足りない部分があるとすればそこです。

Kanasupp
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[20181110]

Meet Me At The River
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。完全なるカントリーミュージックになっていて、アメリカのみをターゲットにしたような作品になっています。映画やテレビドラマでも曲が使われていて、ようやくアメリカでの認知度が上がってきました。そこで混ざりっ気なしのカントリーミュージックに徹した作品になっているようです。

1. Meet Me at the River
2. Traveling
3. Why They Name Whiskey After Men
4. Old Memories
5. Wind and Rain
6. What Will I Do
7. Southern Girl
8. How to Say “I Love You”
9. Keep On Moving
10. My Church
11. What Is the Color of the Soul of Man
12. I Don’t Dance

これまでの繊細なフォーク色とは違った雰囲気で、カントリーになると歌い方も違っています。それだけ器用な人だと思いますが、洗練された感じも抑えめで、ストレートなカントリーミュージックになっています。演奏面もその道のプロフェッショナルが集結しているようで、メジャー級の出来栄えになっています。これで昔のファンが離れるのかどうかは分かりませんが、新しいファンを獲得する事には成功します。

これまでもカントリー系のスタイルを持っていましたが、フォークやロックをミックスして洗練された音楽を作っていました。そこを完全に脱ぎ去って徹底したカントリー作品に仕上げています。付け焼き刃でやっている訳では無く、カントリーミュージックとしての完成度はかなり高いです。ですから後退しているような印象は無く、進化と捉えられると思います。スタンダードにも成り得るくらいの曲を書いていると思います。

Meet Me at the River
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[20181109]

Bluebird
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。アコースティック楽器によるカントリーとジャズをミックスしたような、アメリカンルーツミュージックを洗練させた内容になっています。Norah Jonesが2曲参加していて、共通点も感じられるような繊細な音楽になっています。アレンジも余計な装飾を出来る限り省きながらも、必要な響きをしっかり鳴らしています。

1. Bluebird
2. Try To Make A Fire Burn Again
3. Bloodhound
4. Heel Toe
5. Cry No More
6. Oh Brother
7. Diamond Rivers
8. Love Song
9. Lullaby For Tony
10. Home

シンガーとしてもソングライターとしても見事な成長を感じさせる作品になっています。メジャーリリースしてもおかしくないくらいの実力をつけていますが、出来ないのは、もう少し自分にしか出来ないようなスタイルを確立させる必要があるのかもしれません。曲も素晴らしいですが、似たような音楽は掃いて捨てるほどある国ですから、差別化を計る必要があると思います。

ルックスも悪くないですが美人すぎる顔立ちかもしれません。現在のアメリカのヒットチャートはクソみたいな曲ばかりですから、こういう良心的な音楽に頑張ってもらいたいところですが、やはりあと少しの強みとなる武器が無いと難しいのかもしれません。コネも必要なでしょう。でも、もはやメジャーである必要が無い時代だと思います。メジャーで流通している音楽から得るものはほとんどないと思います。良心的な良質な音楽必ず誰かの心に届くものだと思います。

Bluebird
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[20181108]

Sweetheart Rodeo
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。今回はテーマがRodeoという事でカントリー系の作品になっています。カントリーもポップに作る事も出来ますし、ロックっぽくするとロカビリー的になって格好良くなります。アルバムごとにレーベルを移籍していますので、まだ恵まれた環境にはいないと思いますが、知名度、人気は確実につけるようになっています。

1. Young Girl
2. Romeo
3. Money In The Bank
4. Love
5. Sweetheart Of The Rodeo
6. Clown
7. Wandering Eye
8. Little Miss Holiday
9. Dance Area
10. Brighton
11. All Dressed In White

カントリーフォークを洗練された形にしたアメリカンミュージックは沢山あります。現在のアメリカのほとんどのミュージシャンにはそうした傾向は多いです。その中から売れていくにはヒット曲が必要です。いい曲も書いていますし、チャンスはいくらでもあると思います。それでもインディーズ、ローカルな環境はかなりの逆境だと思います。

アメリカにおけるカントリーチャートはローカルなものですが、かなりの人口を抱えており、少しでもヒットを出せば大きいです。カントリーロックを洗練させた代表と言えばイーグルスやドゥービーですが、洗練させ過ぎるとカントリーチャートでは健闘出来ない事もあります。しかし若者には洗練された感じの方が受けますし、難しいところでもあります。とにかく誠実に良い曲を作り続ける事が大事だと思います。それは成されていると思います。

Young Girl
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[20181107]

Fireproof
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。ここからようやく知名度が上がってきます。内容もバンドスタイルにこだわらずにアレンジされていて洗練された印象を受けます。スザンヌヴェガのような、歌を中心にしたフォークスタイルに繊細なアレンジが施されています。歌を際立たせる為に同時発音数は少ないのですが、全体的には多彩な楽器が鳴らされています。

1. Bodyguard
2. I Don't Need No Man
3. Tired Of This Life
4. Twilight
5. Private Little Hell
6. Picture Show
7. Kids In A Play
8. Toy Piano
9. Dig Me A Hole
10. I'm In Love With The Night
11. Goodnight Lover
12. You Alone
13. Won't Back Down

トラディショナルカバーのI Don't Need No Man、隠れトラックのWon't Back DownはTom Pettyのカバーで、それ以外は全て彼女のオリジナルになっています。サンプリングループやシンセを使っている曲があったり、シンプルながら作り込まれたアレンジになっています。同時発音数が少ないので胸焼けするような事がなく、何度も聴いてみたいくなるような効果が生まれています。

流行の音にもなっていないので嫌味が無く、かといってありがちなアメリカン女性シンガーのような定番のサウンドとも差別化が図られていて、とても良質な出来栄えになっていると思います。長い不遇の時代を無駄に過ごしていなかったと思われます。ここまで10年かかっていますから、アメリカンドリームも気の遠くなるような思いだったと思います。しかし、このピュアな歌声はまったく濁っていません。素晴らしい成長を見せていいると思います。

Bodyguard
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[20181106]

Dawn's Music
(1998/07/14)

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アメリカの女性シンガーソングライターDawn Landesの2002年のファーストアルバムです。98年に自主制作でToys For Menをカセットで販売していますが、現在は流通していません。この作品も当初は売れておらず、2005年に発売し直しています。ケンタッキー出身でニューヨークに出てきて活動するようになります。アメリカのルーツミュージックをポップに再構築したようなスタイルになっています。

1. Suspicion
2. Kissing Song
3. Mud & Stars
4. Traffic
5. Kids In A Play
6. Accordion Song
7. Scars
8. Without You
9. French
10. Honey Bee

全て彼女が曲を作っていますが、Honey BeeはTaj Mahalのカバーです。アコースティック系サウンドによるアメリカンカントリーフォークロックを女性が歌うと言うパターン、それをエレキ楽器でも演奏してみたり、アメリカに五万といる女性シンガーの一人ですから、そこで注目を集めるのは至難の技です。なんとなくサウンドの統一感はありますが、まだよく形がまとまっていません。その素人っぽさが新鮮であります。

しかし、この時点でアメリカ映画のWinter Passingに2曲使われたりしています。それだけ交流を広めて活動していたのでしょう。その後も彼女の曲は映画でよく使われるようになり、アメリカのオルタナティヴな雰囲気を伝えるイメージを役目を果たしています。曲作りはしっかりしていますし、歌も悪くありません。演奏も含めてまだ手探りな感じが若々しさを感じさせます。

Suspicion
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