2005年のアルバムです。四つ打ちのネオアコになっています。しかし、間に裏を入れてハネたネオアコを活かしきったアレンジになっています。生演奏の割合が多くなって、シンセは装飾程度に抑えているのがいい方向に向いています。オレンジジュースっぽいファンクの要素をポップに取り入れているのが功を奏していると思います。
1. Some Indulgence
2. Time's Tight
3. Stage Persona
4. It Pays To Belong
5. Lurking (With A Distance)
6. Information
7. Paint
8. Tell Me
9. Was That All It Was
スウェーデンと言えばスウェディッシュポップが有名ですが、スウェディッシュポップも基本はネオアコです。しかし、ここまで元ネタのまんまという感じでやっているのは無いです。しかもシンセポップの要素を取り入れるというのも斬新です。前作ではシンセポップのダサさが足枷になっていましたが、抑えめのアレンジにした事でネオアコのおしゃれな感じが活かされ、バランスが良くなりました。
曲自体はネオアコですから、曲を崩さないようにするにはシンセポップのアレンジは邪魔になってきます。それをいい具合に融合出来るようになっています。シンセポップも16ビートですが、ヨーロピアンなのでオンビートになります。しかし、四つ打ちという大きなオンビートにしている事から、ネオアコのバックビートが殺される事なく調和出来るようになっています。どちらにしても80年代のレトロな雰囲気はスウェディッシュポップの中では異端です。
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