2013年のアルバムです。ネオアコの雰囲気は残したまま、単なる80年代ポップスになっています。シンセポップスタイルは止めています。シンセの使い方は90年代っぽくなっています。ハウス的な使い方が主流になっていて、ネオアコのポップファンクな部分だけ残っています。それでもレトロな雰囲気と中性的な歌は健在です。
1. Roundkick
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3. International
4. Livin' Is Easy
5. Nightshift
6. I-D
7. It's Always A New Thing
8. U
9. Everything I Ever Wanted
流石にセカンドからは8年経っていますのでかなりの変化が見られます。80年代後半から90年代初期の頃のデジタルロックの影響があり、ファンカラティーナ的な曲調があったり、完璧にPC環境で作っているのが明白ですが、音源はレトロシンセなサウンドを選んでいます。あくまでも最近のデジタルサウンドは使わないというこだわりがあるようです。マンチェスターサウンドとヘアーカット100が混じりあったような内容になっています。
80年代リバイバルってあんまり感心しないのですが、80年代にもクリエティヴなところもありますので、そういう部分の復権はアリだと思います。ともかくシンセポップのダサさは無くなったので良しとしましょう。音源を変えるだけでも雰囲気が違ってきますので、こういう曲調でも最新のシンセサウンドを使ってもいいと思いますが、そうしないところが彼らなりの頑固さだと思います。
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