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[20190107]

Sun
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。前作から7年のブランクがありますが、Motor Entertainmentレーベルに移籍してエレキギター、サンプリング、打ち込み、フィールドレコーディング等デジタル、ロック色も加わってきています。曲調は変わらないのですが、アレンジが変わるだけで大分印象が違います。

1. The Sound
2. Your Knife
3. Hands
4. Gamble
5. Sugar
6. Bicycle Bell
7. Sun
8. Window Sills

基本一人で作るやり方は変わりませんが、演奏力があるだけに、これまではほとんど生演奏多重録音していたのを、打ち込みにより雰囲気を変える事にも成功しており、制作も楽になっているはずです。それで売れるようになっているのですから、なんと効率的な事でしょう。だからと言って雰囲気はそれほど変わっていません。生演奏の部分も多いからです。

電子音、ギターもファズで歪ませたり、ビート感も加えるだけで売れるようになる、それは魂を売ったというのとは違うと思います。売れている曲調には変えていません。あくまでも彼女ならではの世界観は崩していません。基本は弾き語り出来る曲であり、トラッドフォークだけのイメージを少しだけ変化させたに過ぎません。この路線を極めて行けばもっと個性も磨いていけると思います。

The Sound
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[20190106]

Roadkill
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。やっと正式にレーベルデビューとなります。ケルト色、民族音楽色が強くなり、歌のない部分が多くなり、プログレッシブな雰囲気も出てきました。やはり全てのパートを一人で演奏していて、特にバンジョーを大々的にフューチャーしています。ジプシーバイオリンも多く、ケルトな雰囲気がたっぷりです。

1. Sirens #1
2. Roadkill
3. Dry Wood
4. Wastelands
5. Relapse
6. Patience
7. Vertigo
8. Pirates
9. When You Were Young
10. Sirens #2

中世的なアコースティック楽器とエフェクトをかけて元音が分からない感じのパーカッション。古いのか新しいのか分からないような、違う時間軸にいるような錯覚を起こさせます。基本はトラッドフォークの再構築なのでしょうが、若者らしくデジタル処理する事にも躊躇がありません。しかし全くデジタル臭く無い感じに仕上げています。全ての楽器を多重録音している事からも自宅での録音だと思われるのですが、スタジオで録っているような空気感があります。ドイツの住宅事情は日本の想像を超えているようです。

主旋律の歌よりもコーラスの方が活き活きと感じられるくらい、歌を主役だと思っていないところもあります。全てが合わさってのパフォーマンス、全体的な創作全てに手抜きが無く、マルチプレイヤーとしては満点の出来栄えです。ここまで完璧に多重録音出来るミュージシャンも少ないと思います。ただ、ヨーロッパ以外でこの手の音楽は親しまれにくいとも思いますし、ここからどう表現していくかが鍵となりそうです。

Sirens #1
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[20190106]

Hydrophobia
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。これも最初は自主制作でリリースしていましたが、後にインディーズからもリリースされました。内容はほぼファーストと同じで、全ての楽器をJulia Kotowskiが演奏しています。ちょっとしたフィールドレコーディング素材を使ったり、クラップ等のサンプリングを使ったり、ほぼわからない程度でデジタルな処理もなされています。

1. Prologue
2. Colours
3. Resolutions
4. Run!
5. Mi Corazón
6. Fences
7. Hydrophobia
8. What You Get
9. A Trace
10. Maybe

トラッドフォークとしては普通かもしれませんが、ギターアレンジメントなどのアイデアはかなり工夫が成されています。それが基本であり、そこに少しずつ音を重ねていく感じで、ギター弾き語りの雰囲気を壊さない程度で音が付け加えられていきます。フルート系の電子音も入っていますが、音色的に不自然さはありません。パーカッションもループもありますが、生演奏しているようです。

70-年代初期の頃のイギリスはハードロックブームの裏でトラッドフォークブームもありました。フォークとロック、ジャズとの融合を試みていたり、革新的なフォーク革命が行われていました。その感じを受け継いでいる感じです。ただ違うのは、一人の女性だけで作られている事、テクノロジーも邪魔にならない程度で使っている事、恐らくDTMで録音されている事など70年代には無かった武器を持っています。しかし、ナチュラルなトラッドフォークの雰囲気を崩さない事、など新しいものと伝統が共存している不思議な世界観を持っています。

Prologue
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[20190105]

Hypersomnia
(1998/07/14)

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ドイツのシンガーソングライターJulia Kotowskiの一人プロジェクトEntertainment for the Braindeadの2007年のファーストアルバムです。自主制作でリリースされていました。ドイツといってもベルリンなので、東ドイツ系というのは関係無い年頃でしょうか。トラッドフォーク系の内容になっています。全ての楽器、コーラスワークも含めてJulia Kotowski一人で作り上げています。

1. Sleep.
2. Home.
3. Cocoon.
4. A Fire.
5. Clouds & Swallows.
6. Ordinary Sunday.
7. Hold/Break.
8. Afternoon.
9. Winter.
10. Ashore.
11. Sleeper.
12. My Pinions.
13. New Year's Eve.

アコースティック楽器ばかりの多重録音ですが、アレンジの作り方などはDTM的であり、そこは若者らしさがあります。ヴァージアアストレイのような弱々しい歌声ですが、コーラスワークの作り方など、計算された繊細な作りになっています。イギリス的なトラッドフォークですが、シンフォニックなハーモニーなどヨーロッパならではの伝統的な感性を感じさせます。それでいてどこか新しさも感じさせてくれます。

アコースティックギターだけで無くエレキギターも使ったり、トラッドフォークにこだわっている感じでもありません。この分野から新しいものを作り出そうとする気概を感じさせます。そもそも脳死者の為のエンターテイメントなるプロジェクト名も相当皮肉混じりであり、凡庸な感性の人では無い事は明らかであります。そのギャップがある静かで穏やかな曲調が不気味に響いてきます。

Sleep.
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[20190105]

The Weight's on the Wheels
(1998/07/14)

The Russian Futurists商品詳細を見る


2010年のアルバムで現在までの最新作になっています。完全にMatthew Adam Hartの一人プロジェクトになって、打ち込みが当たり前になっているので、エレクトロニカ、ユーロビートなHoeing Weeds Sowing Seedsでスタートします。普通にユーロビートなアレンジでも個性を発揮出来るという事を証明して見せています。それ以降はいつものRussian Futuristsスタイルが貫かれています。

1. Hoeing Weeds Sowing Seeds
2. Golden Years
3. One Night, One Kiss
4. Register My Firearms? No Way!
5. 100 Shopping Days 'Til Christmas
6. To Be Honest
7. Plates
8. Tripping Horses
9. Walk With A Crutch
10. Horseshoe Fortune

これ以降の作品が出ていないので、打ち込みスタイルに疑問を抱いてしまったのか、もったいないほどの才能を持っているので、めげずに頑張ってもらいたいものですが、モチベーションが続かなければ仕方ない事です。ヒップホップに毒されなかったポップ感覚は希少なものですから、こういう人には頑張ってもらいたいもらいたいのです。旋律のないリズムだけの歌が新鮮だった時代は終わったのだと、90年代後半から私は言い続けているのですが、早く世界中が覚醒して欲しいのであります。

ラップもサビはメロディーをつけるなど四苦八苦しながら生き延びていてしぶといのですが、ラップはダサいというまともな感覚を取り戻して欲しい。その為にも新しい感覚を持った才能が売れてもらわなければならない。そうしないと、この死に体のミュージックシーンはいつまで経っても覚醒しないのです。その片鱗を彼らに見出す事が出来ます。こういう感覚を大事にしないといけない。

Hoeing Weeds Sowing Seeds
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[20190104]

Our Thickness
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。ほぼMatthew Adam Hartのソロプロジェクトのようになり、バンドとしての体を成さないようになっています。サンプラーなど打ち込みが多くなってテクノ感も出てきています。それでもビーチ・ボーイズ風ソフトロック路線は貫いています。Paul Simonという実名によるシングル曲は話題になっています。Paul Simonといってもフォーク系では無く、Gracelandをサンプリングしたと思われるフレーズを軸に作られています。

1. Paul Simon
2. Sentiments vs. Syllables
3. Our Pen´s Out Of Ink
4. Still Life
5. Hurtin' 4 Certain
6. Why You Gotta Do That Thang?
7. It's Over, It's Nothing
8. Incandescent Hearts
9. These Seven Notes
10. 2 Dots On A Map

これまでよりリバーブは薄めです。これはデジタルリバーブを利用しているからでしょうか、派手にかけなくなっています。デジタルリバーブも空間モデリング出来るものが多くなっていて、楽器のパートごとに異なるリバーブをかけているので、ミックス感は良くなっていますが、ウォールオブサウンドでは無くなっています。普通になったと言えばそれまでですが、個性と引き換えにミックスの良さを手に入れた感じになっています。

ポップ性の特徴としてはフレーズループ的なメロディの作り方があります。キャッチーなフレーズを繰り返す、それは飽きさせるので最近は使わない手法ですが、ラップに比べれば変化がありますし、そういう感覚でフレージングメロディーになっています。それにより浮遊感、高揚感は得られています。これはゴスペルの理論を元にポップソングを作っていると思われます。この臭覚は他に類を見ないほど個性的な音楽を作らしめています。

Paul Simon
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[20190103]

Let's Get Ready to Crumble
(1998/07/14)

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2002年のアルバムです。よりポップでキャッチーな曲作りになっています。アレンジ、サウンドメイキング、リズムの作り方など、やはりビーチ・ボーイズの影響を感じます。ソフトサイケポップな雰囲気で、ファーストのようなシューゲイザー風では無くなっているので、よりポップさが強調されています。

1. Let's Get Ready To Crumble
2. When The Sun Drops Down Like An Anvil
3. Precious Metals
4. The Matador's Theme
5. A Telegram From The Future
6. It's Actually Going To Happen
7. You Dot, Me Dot, T Dot
8. It's Not Really Cold When It Snows
9. The Plight Of The Flightness Bird
10. Your Life On Magnetic Tape

エレクトロサウンドもレトロな感じにしていますし、楽器による圧力はありませんが、リバーブの作り方がウォールオブサウンドであり、残響音による壁の作り方はビーチ・ボーイズの影響でしょうけど、徹底していて、それが彼らの特徴となっています。歌もコーラス系のハーモニーで、ある意味ホワイトゴスペルのような雰囲気があります。

教会コーラスを黒人のノリにしたのがゴスペルですが、それを又白人っぽく戻すという行為により、ゴスペルとは違う洗練された雰囲気になるという、不思議な音楽になっていきます。意図しているのかどうかは分かりませんが、リズムの作り方は明らかに意図しています。この辺の感覚はヒップホップばかり聴いている若者には作れないものです。カナダにも強者がおりました。

Let's Get Ready To Crumble
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[20190102]

The Method of Modern Love
(1998/07/14)

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カナダのエレクトリックポップバンドThe Russian Futuristsの2000年のファーストアルバムです。Matthew Adam Hartを中心としたバンドで、ほぼ彼の為のプロジェクトのようなバンドです。ソフトロックをシューゲイザーのようにアレンジした、サイケデリックなエレクトロニカなポップバンドです。

1. Your Big Brown Eyes And My Big Broke Heart
2. Science Of The Seasons
3. Red Red Wine
4. Pine Prisonyard
5. C'mon
6. Mind's Dying Verse (The Solitary Stone)
7. Karkarodon Karkarius
8. Hall Of Fame Of Things I Despise
9. Song For Sports
10. Mind's Dying Verse (You And The Wine)

なんでRussianなのかという疑問も出てきますが、音楽的には全く関係無いと思いますが、微妙に民族音楽的な音色があったりします。ほぼご愛嬌的なネーミングだと思いますが、かなり疾走感のあるポップロックだと思います。ヒップホップが登場する前のクラウトロックの影響を受けていたテクノポップの時代のニューウェイヴ感覚とソフトロックの浮遊感、シューゲイザーのようなノイジーさをシンセで表現したウォールオブサウンドのようなアレンジになっています。

ビートルズよりもビーチ・ボーイズにルーツを見出すようなポップ感覚。ヒップホップに影響を受けていないリズム感覚、インディーズならではの疾走感。ダンスミュージックじゃ無いという若さのあるロックというだけで好感が持てます。曲調もシンプルなニューウェイブ感覚、ソフトロックとは違うミックス感覚もとてもユニークです。

Your Big Brown Eyes And My Big Broke Heart
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[20190101]

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。




今年も新しい才能を見つけては紹介していきたいと思います。
音楽がよりあなたの人生を豊かなものとしますように

[20190101]

Loud Hailer
(1998/07/14)

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2016年のアルバムで現在までの最新作になります。常に革新的なギタリストであり続けるジェフベックを象徴するような挑戦的な内容になっています。Rosie Bonesという女性ボーカリストを中心としたバンド演奏で、ブルース、ロックのラウドな作品としては久々の演奏ですが、以前のハードロックとは質が違いますし、現在のヘヴィメタ、グランジとも全く別物の、ジェフベックにしか作れないハードロックになっています。

1. The Revolution Will Be Televised
2. Live In The Dark
3. Pull It
4. Thugs Club
5. Scared For The Children
6. Right Now
7. Shame
8. Edna
9. The Ballad Of The Jersey Wives
10. O.I.L.
11. Shrine

オリジナルアルバムでのボーカル作品としてもかなり久しぶりです。ジェフベックグループ、ベックボガードアンドアピス以来のロックな作品。それはツェッペリンのお手本にもなったくらいハードロックの元祖と言えるものでしたが、又新しいロックの形を提示しています。ヒップホップ、オルタナ、グランジという時代を経て、尚それらとはまた違うロックの硬質でラウドなサウンドになっています。

ジミヘンが死んでからはかなりジミヘンも研究していましたが、そこからも解き放されたギタープレイになっています。歌ありのバンド演奏、バラードもあります。ある意味オーソドックスなロックスタイルでもあります。しかし、これは現在進行形なロックの進化の姿を表した、何者にも媚びへつらわない孤高のギタリスト、ジェフベックの生き様を投影した作品とも言えます。若きギタリストが模倣ばかりしている場合では無いと警告を発するように、過去に囚われた保守的な同年代のギタリストに檄を飛ばすかのように、ジェフベックは又一歩先を歩み始めています。孤高のギタリストは老いたとか弱音を吐かないのであります。

The Revolution Will Be Televised
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