2009年のアルバムで現在までの最新作になります。民族
音楽と様々なスタイルとのミクスチャーを試みています。まるでムード歌謡みたいな曲から、ダブ、ブレイクビーツ、シンセポップ、ディスコ、彼に取っては題材は何でもいいみたいで、バルカン
音楽を楽しく再構築するのが命題のようです。
1. Tipsy Djinn
2. Sinbad The Spaceman
3. The Sorcerer
4. Expedition East
5. Pamiri Dub
6. Baghdub
7. Arabesque
8. Windhorse
9. Tajik Equations
10. The Lost Polyphonics
11. Pagansonic
12. Caravanserai
13. Siberian Abracadabra
14. Almasti
15. Kashgar Chai
16. Beauty Mark
17. Native Nocturne
18. Opium
19. Omnipresence
民族
音楽の部分はサンプリングしているビッグビートのようになっています。これだけ大々的にフレーズサンプリングして著作料がどうなっているのか気になるところですが、民族
音楽だからといって無料で使おうなんて差別社会のような図式ではあるまいか、そこはお国柄でもあるでしょうが、ここまで拝借していたら、それなりのペイは発生して差し支えないと思います。
民族
音楽によるビッグビートだと思えば全て合点がいきます。かなり冗談交じりに、時にシリアスにもなってきました。中にはカッコ良くなっているものもあります。明るめの曲ばかり集めているとユーモラスですが、暗めの曲をやればシリアスになります。素材次第という事でしょう。それでもやっている本人はかなり楽しんでいるみたいです。
Tipsy Djinn