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[20190228]

To Sing You Apple Trees
(1998/07/14)

Rockettothesky商品詳細を見る


ノルウェーの女性シンガーソングライターJenny Hvalの一人プロジェクトRockettotheskyの2006年のファーストアルバムです。アコースティック楽器を使ったポップな曲調で、電子音も使っていますが、装飾程度の割合です。かなり様々なスタイルをやっている経歴があり、ゴスメタルなんかもやっていて、このポップなフォーク調のスタイルでのデビューとなっています。

1. You Were In This Wave
2. Barrie For Billy Mackenzie
3. Too Many Emmas
4. Cigars
5. An Army Of Flying Dutchmen
6. God Is Underwater
7. A Cute Lovesong, Please
8. They Are Bastards! (We Are Better!)
9. On Cherry Tree Song
10. I Stepped On A Toothbrush
11. Deep
12. Sleeping Spines
13. To Where It Was Sucked Out From
14. A Flock Of Chestshire Cats

マルチに演奏もして歌っています。英語で歌ってい事もあり、明らかに世界を視野に入れています。ポップなフォークトロニカとして世界に売り出すには十分な素材を作り上げています。本来はロック寄りな人だと思いますが、そういう人が作り上げたフォーク調のポップソングは一癖も二癖もあります。前面にロック色が出ていないので伝わりにくいと思いますが、ロックファンなら気にいる内容だと思います。

北欧色は感じられません、明らかにイギリスやアメリカを意識した音創りになっています。そういう音楽を聴いて育ったのでしょうから、真似事では終わっておらず、しっかり自分のカラーとしてのスタイルを身に付けています。音質も素晴らしく、ノルウェーのスタジオのレベルの高さが分かります。北欧勢としての個性は弱いと思いますが、欧米のヒットチャートに紛れ込めるだけの内容になっています。

You Were In This Wave
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[20190227]

They Moved In Shadow All Together
(1998/07/14)

Emily Jane White商品詳細を見る


2016年のアルバムで現在までの最新作になります。随分穏やかになりました。明るくはありませんが、暗い感じが和らいでいます。アルバムごとにコンセプトを持っているのか、これまでのアルバムで同じような感じで無く、それぞれが統一感を持った作品になっていました。このアルバムも同じような雰囲気の曲が集められています。

1. Frozen Garden
2. Pallid Eyes
3. Hands
4. Nightmares On Repeat
5. Rupturing
6. The Black Dove
7. Moulding
8. The Ledge
9. Antechamber
10. Womankind
11. Behind The Glass

穏やかな感じでも静と動のコントラストをつけたダイナミックなアレンジは忘れていません。より仕掛けが巧妙になったという印象です。ケルト系に近いかもしれません。大自然の雄大さを演出したようなアレンジになっています。サウンドトラックのように映像を連想させるようなドラマティックな展開は彼女の特徴でしょう。

穏やかなプログレッシブロックみたいな趣向性を持っています。大げさにはならない程度にプログレッシブなので、程よい壮大さがあります。バックメンバーの力量次第ではもっとエスカレートする可能性はありますが、やり過ぎないような自制心を持っていると思います。しかし初期の頃から比べると結構やってくれています。変拍子があったり、やはりプログレ志向なのでしょう。そしてとても品格も持っています。

Frozen Garden
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[20190226]

Blood / Lines
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。かなりロック色が強くなっています。アコースティックギターよりもエレキギターを演奏することが多くなっています。それでもストリングスを入れるのは定番になっています。ダイナミックで劇的な構成、オルタナバンドがプログレしてみましたみたいな感じでしょうか。

1. My Beloved
2. Faster Than The Devil
3. Keeley
4. Thoroughbred
5. Wake
6. Dandelion Daze
7. Holiday Song
8. The Roses
9. The Wolves

曲の悲壮感はより増しながらも壮大なスケールで演奏しているので、かなり情感が高まってきます。弾き語りだけだったら、これまでと変わらないと思いますが、アレンジ次第でこれだけの表情が加わってきますので、音楽って無限大だと思います。いかようにでも派手に出来ますし、地味にも出来ます。だから何を表現したいのかが重要となってきます。

彼女自身でプロデュースしていますから、ストリングスアレンジは必須なのでしょう。よりエスカレートしていけばプログレのように壮大なスケールになっていくでしょう。しかし、何とかその手前で留めています。最近では珍しいくらいの暗黒感を持ったロックサウンドになっています。ゴスほどメタリックにするつもりもないでしょうが、ゴスよりもオカルティックは雰囲気に仕上がっています。

Holiday Song
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[20190225]

Ode to Sentience
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。これまでフランスのレーベルからリリースされていましたが。日本やアメリカのレーベルからもリリースされるようになり、一番売れた作品になっています。これまでと同じようにバンドとストリングスというアレンジですが、これまでのような暗さは薄れています。普通にトラッドフォーク程度の明るさになったでしょうか。

1. Oh, Katerine
2. The Cliff
3. Black Silk
4. The Black Oak
5. I Lay To Rest (California)
6. Clipped Wings
7. The Preacher
8. The Law
9. Requiem Waltz
10. Broken Words

長調と短調を明確にするような旋律を書きますから、長調を増やせばそれだけ暗さが薄れてきます。つまり作曲の仕方にも少し変化が見られます。しかし雰囲気作りはいつもと変わりません。多少淑やかさが出てきたでしょうか、そこはリバーブのミックス具合によるものだと思われます。基本が弾き語りですから、アレンジ、ミックスの仕方で表情が激変してしまいます。

売れようとしての変化というよりは、アルバムのコンセプト的な表現として変化が現れていると思われます。ダイナミズムはより大きなウネリを生み出しています。重みが出てきたという表現が的確なのかもしれません。リバーブという衣が全ての楽器に重みをまとわせています。それだけで単なるフォークソングから別のものに生まれ変わったようになっています。彼女なりに彼女ならではの進化を遂げていると思います。

Oh, Katerine
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[20190224]

Victorian America
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。全体的にバンド演奏、ストリングスが加えられ、スケールの大きなフォークソングになっています。相変わらず暗い雰囲気です、ブルースやカントリーの要素も入ってきました。それでも弾き語りだけで完結出来るような曲ばかりで、それだけだと暗すぎるので、アレンジで何とかダイナミック感を演出しています。

1. Never Dead
2. Stairs
3. Victorian America
4. Baby
5. Frozen Heart
6. The Country Life
7. Liza
8. The Ravens
9. Red Serpent
10. Red Dress
11. A Short Rang Out
12. Ghost Of A Horse

弾き語りの部分を大事にしたアレンジなので邪魔にはなっていません。それどころか、弾き語りだけでは足りない部分をしっかり表現出来ています。マイナーな和音のところでは正直に短調感を出していて、そこに哀愁感が漂っています。マイナー感を薄めるとおしゃれな感じになるのですが、そんな都会感を出すつもりは毛頭無く、短調としての主張をしっかり出しているので、とても生々しい感じがします。

つまり現代的なアレンジには無い中世的な暗黒感を表現しています。近年、こういうアレンジをする事自体挑戦的な事で、テンションコードでごまかすような事もしていません。都会的なアレンジだと、短調でも長調の親戚だよみたいな工夫を凝らすものですが、長調では表現出来ない哀愁感を明確に打ち出すところが特徴と言えるでしょう。シャンソンなどの昔の流行歌に近い感覚をもったフォークシンガーです。

Never Dead
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[20190224]

Dark Undercoat
(1998/07/14)

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アメリカの女性シンガーソングライターEmily Jane Whiteの2007年のファーストアルバムです。哀愁を帯びた正統派フォークソングを基本として少しばかりのロックテイストを持っています。女性版ニールヤングといった感じでしょうか、オルタナフォークとも言えるでしょう。Emily Jane Whiteによるギター、ピアノによる弾き語りにドラム、ベース、チェロなどが加わって行きます。

1. Bessie Smith
2. Hole In The Middle
3. Dark Undercoat
4. Dagger
5. Time On Your Side
6. The Demon
7. Sleeping Dead
8. Blue
9. Wild Tigers I Have Known
10. Two Shots To The Head

フォーク系シンガーソングライターなんて掃いて捨てるほどおりますから、その中で売れていくのは難しいと思います。しかもこの地味で暗いフォークソングは売れないだろうと思われますが、いまだにダウンナー系の支持率は高いようで、そこそこ売れています。オタクにも市民権が与えられるようになって久しいですが、だからといってダウンナーな人達は減っていないという事なのでしょう。

明るい曲ばかりでも飽きますし、暗い曲ばかりだと滅入ってしまいます。どちらもバランスよく入っているのが望ましいと思います。しかし、これだけ暗い曲ばかりというのもある種の商標のようになるもので、地味ながら需要のある音楽なのだと思います。馬鹿みたいにアゲアゲみたいな曲ばかりよりかはマシです。

Bessie Smith
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[20190223]

The Bird School of Being Human
(1998/07/14)

Woodpecker Wooliams商品詳細を見る


2012年のアルバムで現在までの最新作になっています。今回は鳥がテーマになっています。アルバムタイトルからすると、鳥がいかにして人間になっていくかの学校に通っているようです。古典楽器も使っていますが、ロック色、ハウス色が強くなってポップになっています。デジタルサウンドが強くなってくるとビョークを思わせるような歌い方に聴こえますが、ビョークよりはパワフルな歌い方だと思います。

1. Red Kite (Prelude)
2. Gull
3. Sparrow
4. Magpie
5. Crow
6. Dove
7. Hummingbird

売れる為にはポップ、ロック寄りになった方がいいと判断したのか、かなり一般寄りになってきましたが、そうなると彼女の存在意義が疑問視されてきますので、この後の作品が続かなくなったのでしょうか。まだまだ出来る人だと思います。もういい加減才能のある人は商業ラインを無視して音楽活動してもいいじゃ無いかと思います。私も個人的にはレコード会社に認められなければ世間にも認められないと思っていましたが、そのレコード会社からリリースされる作品のつまらななさに、レコード会社の信頼は崩れ落ち、レーベル契約云々は重要では無くなっています。

音を楽しむのが音楽ですから、自分が楽しいと思う音楽を正直に表現するのが一番だと思います。独りよがりにならない為にもオーディエンスの反応はチェックするべきだとは思いますが、その反応に合わせ過ぎるとつまらないものになってしまいます。それが現在の音楽シーンが陥った最悪のジレンマだと思っています。売れる音楽を作らないと食っていけない。だからといって垂れ流しの音楽を作っても意味がありません。そういう意味でも彼女にとって挑戦となる作品になっていますが、この続きを生み出さないとこの作品の意味も薄れていくと思います。

Red Kite (Prelude)
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[20190223]

Diving Down
(1998/07/14)

Woodpecker Wooliams商品詳細を見る


イギリスの女性シンガーソングライターGemma Williamsの一人プロジェクトWoodpecker Wooliamsの2009年のファーストアルバムです。古典楽器などのマルチレコーディングにサンプリング素材を混ぜた、これまた個性的なフォークトロニカになっています。音楽的にはトラッドフォークになるのでしょうか、使用している楽器、アレンジが独特ですからフォークとも言い難いものがあります。

1. Put A Bird
2. The Lamentable Love Of The Barometer
3. Perm
4. Diving Down
5. Out Walking
6. I Shot You
7. In Your Mouth
8. Threads
9. Wife

牧歌的とも言えるようなほのぼのとした空気感を持っていますが、それは古典楽器の持つ音色によるもので、電子音やサンプリング素材が加わる事で、単なる癒しの音楽では無くなってきます。彼女の歌自体はケルティッシュで、古典楽器との相性はいいと思います。この音楽スタイルに行き着いた事は納得できます。

ライブでも一人で様々な楽器を演奏しながら歌っていますから、音楽的な教養はしっかり習得した上でのパフォーマンスだと思います。古典音楽の現代化という趣旨なのか、こういう音楽を生み出せるという感性だけでも貴重な存在だと思いますし、積極的に活動するためにも売れてほしいと思います。

End of the Road Festival 2013
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[20190222]

Some Kind Of Champion
(1998/07/14)

Sara Lov商品詳細を見る


2015年のアルバムで現在までの最新作になります。フォーク、カントリー、ロックの要素をしっかりと骨格として描き出しながらも、ポップスとして、Sara Lov印の音楽としての完成度の高い音楽に昇華させています。それは洗練とは違う熟成の仕方、生々しいくらいの命を宿した音楽としての進化を遂げています。

1. Some Kind of Champion
2. Diamond of the Truest Kind
3. One in the Morning
4. The Sharpest Knife
5. Rain Up
6. Trains
7. Sunmore
8. Sorrow into Stone
9. Willow of the Morning
10. The Dark

アレンジの工夫によるところが大きいと思いますが、アナログの空気感とも違う繊細さ、デジタルのきらびやかさとも違う骨格。使用してる機材は最新のものでしょう、しかし、ちまたに流れている最新の音とは違う仕上がりに仕立てています。この辺のセンスは見習うべきものが大きいと思います。これにより、彼女の特徴である、新しくも無く、古くも無いという絶妙の音楽となるのです。

流行を気にしなくていい訳ですから、自分の音楽に集中出来る訳です。独自の世界を描きながら、しかも曲の仕上がりとしても素晴らしいものが作れています。最新の音を選ばないのは謙虚だというものではありません。貪欲なくらいに音楽と向き合っているからこその音の塊となっております。この充実ぶりは生半可なものではありません。マイペースというのは自分勝手というものではありません。自分の進むべき歩幅を知っているからこそなのです。このブレない意志を貫き通して、どこまで磨き上がっていくのか楽しみです。

Some Kind of Champion
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[20190221]

I Already Love You
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。早くもより成熟した作風になっています。ロック色も出てきましたが、大人びた雰囲気に仕上がっています。音楽的には深みが出ているのですが、売れる為にはもう少し弾けた方がいいのかもしれません。しかし、そこを選択しないところが彼女の個性だと思いますし、時代に翻弄されない強い意志を感じます。

1. square heart
2. papa was a rodeo
3. hold me now
4. just my heart talkin’
5. there is a light that never goes out
6. the world we knew
7. winter is blue
8. la bambola
9. cape canaveral
10. i want to vanish

Thompson TwinsんぼカバーHold Me Nowのアレンジに全てが凝縮しいているように、彼女のスタイルが確立されつつあるのでありましょう。同じフォーク系のアーティストには無い彼女独自のスタイルだと思います。ピアノが中心という事も関係あるかもしれません。様々な要素を取り入れてポップに進化させる方法は同じでも、取り入れる要素が違えば、これだけ雰囲気が違ってくるのです。

彼女の歌ならもっと様々なスタイルにも対応出来ると思いますが、この熟成された雰囲気に行き着いています。曲の取り上げ方によってはヒットも望めるくらい良い曲を書いていますが、落ち着いた感じは地味な印象を与えてしまいます。じっくりと聴き込まなければその良さは分からないでしょう。めまぐるしいヒットチャートには不向きです。しかし、だからこそ素晴らしい作品に仕上がっています。

square heart
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[20190220]

Seasoned Eyes Were Beaming
(1998/07/14)

Sara Lov商品詳細を見る


ハワイ出身でロスで活動している女性シンガーソングライターSara Lovの2009年のファーストアルバムです。メランコリックなフォーク系の曲をポップに仕上げています。歌声がとてもチャーミングです。曲次第ではヒットも狙える資質を持っていると思います。古くもなく、新しくも無いちょうどいい感じの音楽だと思います。

1. Just Beneath The Chords
2. Frankie
3. A Thousand Bees
4. New York
5. Old Friends
6. Seasoned Eyes Were Beaming
7. Animals
8. Touched
9. Tell Me How
10. Fountain

あまりドラムやパーカッションが入っていないのでビート感はありません。ですからとても癒される音楽になっています。曲調も彼女の歌も、どれもがしっかりとした調和を持って方向性も迷いが無く、最初から自分のスタイルというものを体得しています。そしてそれを表現する為に的確な処理を施しているプロデューサーのセンスも光ります。落ち着いていながらも不安定な演出をしたりして飽きさせません。

チャーミングな歌声の女性シンガーは多くいますから、その中から抜きに出てくるのは難しいものがありますが、表舞台に立っても見劣りしない実力と才能を持っていると思います。アレンジは控えめなようでいて、結構仕掛けが多いです。このちょうどいい感じの仕上がりでまとめているセンスは見習うべきであり、こういうタイプの曲は現在の音楽シーンの中でも光る存在だと思います。

Just Beneath The Chords
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[20190219]

Verb Noun
(1998/07/14)

The Seedy Seeds商品詳細を見る


2011年のアルバムで現在までの最新作になります。Brian Penickが加わりトリオ編成になりました。これにより充実したサウンドメイキングになると思いきや、どちらかというと落ち着いた感じの作風になり、エレクトロニカなプログラミングの部分が増えています。ポップな曲作りは相変わらず素晴らしいのですが、やんちゃな感じから大人の応対みたいになり、個性は後退したようにも感じます。

1. Run Down The Day
2. Coyote Song
3. Ethel
4. Hey Exponent
5. Verb Noun
6. Nomenclature
7. Flooded
8. Tired Enough To Dive
9. I Am The Conductor
10. Flintlock Fire

アコースティックな演奏にデジタルサウンドというフォークトロニカのスタイルに変わりはありませんが、落ち着いた事により普通感が増したように感じます。悪い事では無いと思いますが、これ以降作品がリリースされていない現状を考えると、このトリオ編成は成功だったのかどうか疑問が残ります。二人でやっていた頃の方が面白かったと思われてはいけないと思います。三人になった事によるプラスな部分があまり伝わってきません。

音楽界全体に言える事かもしれませんが、デジタルとアナログという2分類に分けるだけでは無く、第三の何かが必要な時期なのかもしれません。デジタルとアナログの融合なんてもはや当たり前の時代ですから、それ以外の部分での特徴って何だろうと思います。PC媒体での制作をしていればどうしてもデジタル編集になってしまいます。卓に落とし込んでアナログな雰囲気を出そうとしても、そういうサウンドも少ない訳ではありません。いい加減パソコン便利、スマホ便利という考えの先に行かなければいけない時期だと思います。ちょっと最近のデジタル社会にも飽きてきました。

Run Down The Day
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[20190218]

Count The Days
(1998/07/14)

The Seedy Seeds商品詳細を見る


2008年のアルバムです。ゲストミュージシャンも多数参加して、自分達のやるべき音楽というものが明確になっています。エレクトロニカありきのアコースティックポップロック、簡単に言えばポップなフォークトロニカです。しかし、ソフトロックとしての性格性が強いと思います。カントリーフォークなアレンジにも遠慮がありませんし、デジタルプログラミングにも遠慮がありません。どちらも主張させながらのソフトロックなのです。

1. Winter 04
2. Dandelion
3. The Push
4. Drive Me to the Center
5.My Roots Go Down
6. The Feeders
7. Oh, Cincinnati
8. August Eyes
9. On the Subject of Our Past Selves
10. Count the Days
11. Losing Light
12. I'm Asleep in All My Dreams

軽快で、曲がぐんと良くなっています。ヒット性のある曲ばかりなのにヒットに繋げられないのはインディーズだからなのか、これほど明快に自分達のスタイルを主張していますから、浸透するのも早いと思います。後は売り方次第なのでしょうが、なかなか広く広まっていません。トランペットやチェロなども入って劇的な展開になったり、かなりドラマティックな仕上がりになっていますが、やり過ぎなのでしょうか。それでもとてもポップで明るい曲ばかりだと思います。

アメリカのソフトロックはビートルズでは無く、ビーチ・ボーイズに影響を受けていたりします。なのでそれほどクセも無く聴きやすいと思いますが、ロックファンには物足りない部分もあったと思います。しかし、彼らの場合はロック色もあり、軽快でノリのいい曲が多いと思います。電子音も主役にしたり、ソフトロックの進化系になっていると思いますが、やり過ぎなのでしょうか。個人的には淡白にも感じませんし、複雑だとも思いません。これで売れなきゃ良質な音楽は死に絶えてしまう事でしょう。

Winter 04
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[20190217]

Change States
(1998/07/14)

The Seedy Seeds商品詳細を見る


アメリカのエレクトロニックポップ男女デュオThe Seedy Seedsの2007年のファーストアルバムです。メンバーはMike IngramとMargaret Darlingの二人で、後にトリオになりますが、この時点ではまだデュオです。アコースティックなフォーク系ポップソングを作っていますが、デジタルサウンドも対等に取り入れていますので、フォークトロニカの一つの形となっています。

1. Intro: The Da-Da Song
2. Eponym
3. The Little Patton
4. Alberta
5. Rise to Receive
6. Calliope
7. Grace
8. The Weight of So Many Anchors
9. Changes Less the Moon
10. Ides
11. Earned Average Dance America
12. Outro: Of the Lion

ニューウェイヴ感覚でフォークソングを作っていて、アメリカならではのポップロックな雰囲気ですが、ゲストも参加していますが、基本は二人なので、打ち込みも躊躇なく役立ててています。この辺は最近の人ならではの感覚で、バンド作れないならDTMも活用する事に何のためらいもありません。しかし曲調はソフトロックですから、エレクトロニカには無い感覚を持っています。

基本がフォークデュオで、ライブでもアコギを弾きながら歌っています。だけでデジタルが前面に出てくる曲もあったりと、どちらかに偏らずにポップであろうとする潔さがあります。そこに独自のユニークなスタイルが生まれています。既成概念だけにとらわれていてはついていけない事でしょう。しかし、簡単に言えばソフトロックの表現手段としてアナログであろうが、デジタルであろうが、何でも使うというだけの話であって、難しく考えずに楽しめればいいと思います。

The Da-Da Song
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[20190217]

Get Well Soon
(1998/07/14)

Sarabeth Tucek商品詳細を見る


2011年のアルバムで現在までの最新作になります。フルアルバムとしては2枚しか残しておらず、これ以降のリリースはありません。活動は続けているみたいですが契約ができていないのでしょうか、現在は自主制作でダウンロード販売もできますが、オールドウェイヴな方でしたら抵抗があるのかもしれません。

1. The Wound And The Bow
2. Wooden
3. A View
4. The Fireman
5. Smile For No One
6. Things Left Behind
7. State I Am In
8. At The Bar
9. Rising
10. The Doctor
11. Exit Ghost
12. Get Well Soon

かなりロック色が強くなっています。カントリーロックのロック色が強くなるとサザンロックになっていきます。アレンジはサザンロックで、歌はハートのアンウィルソンみたいであります。コード進行など、おいしいところを突いてきますので、作曲能力も優れたミュージシャンだと思いますが、いかんせん70年代感覚のまま、新しい要素が混じる事もありませんので、現在のヒットチャートに出てくるには難しいものがあります。

しかし、これが実際に70年代にリリースされているとしたら、かなり話題になる程の名盤だと言われていた事でしょう。それぐらい作曲能力が優れているのです。21世紀に作っているので、それは当たり前の事だと思いますが、全てが出尽くしている現在で70年代の作品を超えるのは難しいものです。つまり彼女は昔を懐かしんで70年代風にしているのではなく、現在進行形でまじめにそのスタイルを追求しているのだと思います。私たちの年代なら十分に楽しめる内容だと思いますし、マイペースに活動して作品もリリースして欲しいと思います。

Wooden
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[20190216]

Sarabeth Tucek
(1998/07/14)

Sarabeth Tucek商品詳細を見る


アメリカのシンガーソングライターSarabeth Tucekの2007年のファーストアルバムです。フォークソングをベースにしたいかにもアメリカの女性シンガーソングライターという感じの作品になっています。しかし、どちらかというと70年代っぽい雰囲気があります。トラディショナルな感じの曲を歌いアンウィルソンみたいなニュアンスを持っています。

1. Something For You
2. Stillborn
3. Holy Smoke
4. Hey You
5. Ambulance
6. Come Back, Balloon
7. Nobody Cares
8. Nightlight
9. Hot Tears
10. Blowing Kisses
11. Home

二人のプロデューサーEthan JohnsとLuther Russellを起用しています。どちらもマルチプレイヤーでもあり、歌とギターのみのSarabeth Tucek以外のほとんどのパートを担当しています。ストリングスなども入れていますが、はっきり言ってオールドウェイヴな時代のアメリカのポップなスタイルになっています。カントリーやA.O.R.な感じのアレンジは一回りして新鮮かもしれません。

現在のアメリカのヒットチャートには無い感じの曲調、70年代のヒットチャートではよく耳にしていた感じの曲調です。バラード系の曲が多いですが、こちらはティンパンアレイとは違う、イーグルスなどによる、カントリーロックを洗練させた感じのスタイルになっています。ある程度もう完成された音楽性になっているので、新しい何かを生み出すような予感はしませんが、こういう感じの曲は個人的に嫌いではありませんので、健闘してほしいと願うばかりです。

Something For You
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[20190216]

Goners
(1998/07/14)

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2018年のアルバムで現在までの最新作になります。これまで様々なアレンジを当てはめてきていましたが、シンフォニックなアレンジでの手法も得意としていました。そのシンフォニックなスタイルからのポップな作品としての完成度を高めてきた内容になっています。基本のカントリーフォークな曲調に変わりはありませんが、ポップにするにせよ、シンフォニックな格調性を演出する事により、彼女ならではの揺るぎないスタイルの完成度をより高めた仕上がりになっています。

1. I Carry Water
2. Domestication
3. Slow Joke Grin
4. Goners
5. Performers
6. Clemency
7. Tenderness
8. Marjory
9. Thomas
10. I Don't Want Your Voice To Move Me

ロック的だったり、エレクトロニカ的だったり、ポップな要素はちゃんと出しながらも、曲自体が持っている情緒性からシンフォニックな演出の仕方がよりドラマティックな展開に導くという、彼女がこれまでやってきた事の集大成のようにまとめられながらも、音楽としての完成度を高めながら、進むべき道筋を明確に打ち出した、これまでの作品の中でも最高傑作となっています。

ポップになる為に悪魔に魂を売る事なく、あくまでも自分のスタイルを貫きながら、磨きながら、ポップな作品として自分の音楽性を進化させた見事な内容になっています。それにより、彼女の歌がより活き活きと引き立てられるという結果になっています。無駄な音が一つもなく、必要な音で彩られながらもゴージャスな厚みのある音楽になっています。ヒット曲が一つでもあれば知名度も違ってくると思いますが、そこは気にする事なく、自分の道を進んでいってもらいたいと思います。アメリカの音楽史上に燦然と輝く名盤だと思います。

I Carry Water
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[20190215]

Empire Builder
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。少しだけテンポアップして、それだけでポップな作品に仕上がっています。基本的にはカントリーフォークである事に変わりはありませんが、ビート感を持ったアレンジに仕上げるだけでポップな作品となっています。現代のジャクソンブラウン、キャロルキングとも言える吟遊詩人的な側面を持っています。

1. The Cause
2. Damn Sure
3. Not Harmless
4. Empire Builder
5. Five And Thirty
6. The Search For Dark Lake
7. Two Kids
8. Louis
9. Caldera, Oregon
10. The Last One

黒人差別が薄れてきた事によって、ヒップホップ文化が定着し、それまでの黒人音楽が死に絶えているアメリカの現状、ジャズもブルースも観光用の需要となり、若手に引き継がれにくい環境になっています。そういう中でもカントリーはアメリカ全土では絶対的な人気を持っています。白人のソウルミュージックとも言えます。しかし、そこから新しい感覚を持ったミュージシャンは80年代以降では見つけにくくなっています。

商業的にもMTVでオンエアーされ易い音楽が求められ、そこで生き残るのも容易ではありません。彼女の音楽は明確にそこにはふさわしく無い音楽でありました。しかし、アメリカ人の魂の琴線に触れる音楽であり、そこはブレずにポップに進化して、何とかMTVにも定着出来そうなところまできました。変化させようと思えばいくらでも出来ると思いますが、アメリカンルーツミュージック紀行としての進化を体現しながらの変化はそう簡単な事ではありません。しかし、それが出来る数少ないミュージシャンだと思います。

The Cause
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[20190214]

La Grande
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。曲によって様々なゲストが参加して多彩な内容になっています。オープニングからインディアンっぽい雰囲気で、大きな変化が現れていることを示しています。根本的にはカントリーフォークですが、彼女の場合はスローなカントリーで、アレンジによりいかようにも変化出来る要素を持っていました。その事が実際に形となって多彩な内容の作品に仕上がっています。

1. La Grande
2. Milk-Heavy, Pollen-Eyed
3. Lion / Lamb
4. Skin, Warming Skin
5. The Rushing Dark
6. Red Moon
7. Crow / Swallow
8. The Fire
9. Time Is Not
10. Feather Lungs
11. The Carob Trees

ロック的なアレンジ、シンフォニックなアレンジ、参加しているミュージシャンによって様々なカラーが出ています。いや、曲によって参加するミュージシャンを選んでいるのでしょう。それだけ彼女にプロデュース力が備わってきたと言えます。何が必要で、何を加えるのか、選択する能力が備わったと言えます。しかし基本的なカントリー、アメリカンルーツな音楽は崩されていません。

カントリーにロックが加わればロカビリーですが、スローな曲ですからロカビリーのようなビートには発展せずに独自の変化をもたらしています。下手するとハワイアンのような雰囲気になったりしますが、その意図はありませんのでハワイアンにはなりません。よってとてもユニークなアメリカンミュージックになっています。こんな進化の仕方をしているアメリカンルーツミュージックって今までなかったと思います。正にティンパンアレイの夢の続きを実現しているミュージシャンだと思います。母国アメリカはもっと彼女の事を高く評価するべきだと思います。文化遺産にもなれる音楽を独自に生み出しているのですから。

La Grande
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[20190213]

Bridge Carols
(1998/07/14)

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2009年の作品でスモール・セイルズというバンドに在籍しながらもソロ活動も行なっている男性、Ethan Roseとのコラボレート作品になっています。デジタルトリートメントされた幻想的なEthan RoseのサウンドメイキングにLaura Gibsonのボーカルが加わるといった内容になっています。

1. Introduction
2. Old Waters
3. Younger
4. Leaving, Believing
5. Sun
6. Boreas Borealis
7. Glocken
8. O Frailty
9. Tall Grass, Dark Star

アレンジ次第でいかようにもなれるLaura Gibsonの歌は、エレクトロニクスサイケなサウンドでもその存在感を示せるということが証明されました。フィールドレコーディング、エフェクティヴなサウンドトリートメント、しかし、歪んだ音は少なく、オーガニックな音源が散りばめられ、抽象的なアシッドハウスのようなサウンドに、Laura Gibsonの素朴な歌声が見事に溶け込んでいます。

それだけ音素材も彼女の歌声に共鳴出来るようなものが使われていると言えるでしょう。つまり、二人のコラボレートが生み出した化学反応がしっかり結果となって現れているのです。Laura Gibsonにとっては貴重な経験になったと思います。Ethan Roseにとっても彼女がもたらしたインスピレーションは大きな刺激となったはずです。そんな瑞々しさが詰まった作品に仕上がっています。

Introduction" & "Old Waters
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[20190212]

Beasts of Seasons
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。スローなカントリーフォークですから、それらしきアレンジが無ければカントリーという浮かびません。ロック的だったり、シンフォニックだったりするアレンジにすると全く別物の音楽に仕上がってしまいます。今回はかなり自由なアレンジになっているので、それが顕著です。

1. Shadows On Parade
2. Come By Storm
3. Spirited
4. Postures Bent
5. Funeral Song
6. Where Have All Your Good Words Gone?
7. Sleeper
8. Sweet Deception
9. Glory

アメリカのルーツミュージックを土台にしながらも、新しい要素を加えた作曲陣を揃えたティンパンアレイの夢の続きを聴いているような気分になってきます。それって現在は求められているものでは無いでしょう。しかし、アメリカ人の魂の琴線に触れる音楽であると思います。そこまでくるとアメリカ人だけでは無く、世界中にの人の心の琴線に触れる音楽でもあると思います。

テンポの速い曲ばかり聴いている人には、心のオアシスとなる音楽になると思います。しかもアコースティック楽器の響きは、知らず識らずのうちにデジタルに辟易している人の心を癒すと思います。しかし、今回、それだけに終わらず、ノイジーなエレキギターも加えられて、単なる癒しの音楽に止まらない生命力を放っています。アレンジ次第でいかようにも印象を変えられる音楽だからこそ、そのキャンバスには沢山の可能性を秘めています。

Full Album
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[20190211]

If You Come To Greet Me
(1998/07/14)

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アメリカの女性シンガーソングライターLaura Gibsonの2006年のファーストアルバムです。2004年に自主制作のミニアルバムAmendsをリリースして地道に活動、インディーズながらようやくアルバムデビューとなりました。スローなカントリー系フォークソングです。ここまでスローなカントリーって耳慣れていませんから、ジャクソンブランみたいなA.O.Rに聴こえます。しかし、そこまで都会的ではありません。

1. This Is Not The End
2. Hands In Pockets
3. Nightwatch
4. Broken Bottle
5. Wintering
6. Small Town Parade
7. Country, Country
8. Certainty
9. Longest Day
10. Come By Storm
11. Shake Sugaree

ほぼアコースティックギターか、アコースティックピアノによる弾き語りですが、ストリングスを入れた曲もあります。フォークソングにしても、カントリーミュージックにしても、ここまでスローに演奏すると別物のように感じます。間の取り方が微妙に違ってくるのでカントリーっぽさが払拭されたようにおしゃれな感じになります。これをもっとジャズっぽく演奏すればノラジョーンズみたいになります。

全曲スローで演奏するってアメリカでも珍しいタイプのスタイルだと思います。素朴で地味な印象になると思いますから、売れるまでに時間はかかりそうですが、一度好きになれば無くてはならない音楽となる事でしょう。ライバルとなるミュージシャンも少ないと思いますし、ティンパンアレイでも作れなかったような新しいアメリカンスタンダードを作れるまでになってほしいと思います。

Full Album
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[20190210]

Verdugo Hills
(1998/07/14)

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2011年のアルバムで、この後リミックス作品は出ますが、オリジナルアルバムとしては最新作になります。歌い方がウィスパー系になって、日本のインディーズっぽい雰囲気になっています。このアレンジでソウル系だったから個性的だと思っていましたが、日本で活動する事で日本に感化されてしまったのか、英語の発音はもちろん良いのですが、わざと日本人が歌っているようなアクセントになっているような気がします。

1. Balloon
2. Swimmer
3. Sleep
4. Seesaw
5. Words Flutter
6. Pink Gloom
7. Waltz
8. Lullabye
9. Snow
10. Gone
11. Seesaw (Dntel Mix)
12. Sleep (Her Space Holiday's Far Away Friends Mix)

アコースティック楽器の生演奏が入っていたり、フォークトロニカの色合いが出てきています。電子音も多めなのでエレクトロニカの方が強いとも思いますが、この頃はフォークトロニカ全盛期ですから、アコースティック楽器の音色は外せません。前作はアレンジに関係なく心地よく歌い上げていましたので、そういう意味では新しかったと思います。今作ではアレンジに合わせたフレージングを並べたような歌い方になっているので、音楽的にはまとまっていると思いますが、新しさが失われているように感じます。

この手のサウンドは多いのです。特に日本のインディーズでは多いですし、それに影響を受けた海外のアーティストも沢山います。だから前作の方が差別化が出来ていたと思います。音楽的には完成度は上がっているとも思えますが、彼女の歌唱力が十分に活かされていないようにも感じますし、自分を殺す事なく、自分の強みをどんどんプッシュした方が良い結果が出ると思います。これ以降作品を作っていませんから、そこらへんの道筋が自分では見えていなかったのかもしれません。

Balloon
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[20190210]

Murmurs
(1998/07/14)

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沖縄出身でアメリカ人の父と日本人の母によるハーフ女性シンガーCaroline Lufkinの一人プロジェクトCarolineの2006年のファーストアルバムです。ブレイクビーツとサンプラーによる爽やかなオーケストレーションに透き通るような歌声の作品になっています。エモーショナルな歌い方ですが、ブラックミュージックにならずにシンフォニックになっているところがヨーロッパ的です。

1. Bicycle
2. Pink & Black
3. Sunrise
4. Where's My Love
5. Everylittlething
6. All I Need
7. Drive Me To The Wall
8. I'll Leave My Heart Behind
9. Winter

沖縄出身でバークリー音楽大学を卒後後に日本に移住しています。アメリカのバンドMice Paradeのメンバーでもありました。ドラムンベースをポップにしたような作風、リズムが未来的でありながら、歌声はヨーロッパの大自然を感じさせるような響きを持っています。アメリカっぽさをあまり感じません。妹が日本で活躍するシンガーOlivia Lufkinですが、その影響はあまり無いようです。

アメリカに住んでいても、聴いている音楽が違うだけで、これだけ違ってくるという事は、お国柄は関係ないようです。問題は所属しているレコード会社がその国らしさを求めている事だと思います。インディーズならそんな束縛が無く創作出来るという証になっています。日本でも、アメリカでも無い雰囲気、それはとてもピュアな彼女自身が現れていると思います。

Bicycle
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[20190209]

xtoyourmilkyhair
(1998/07/14)

Nobuko Hori商品詳細を見る


日本人女性アーティストNobuko Horiの2007年の唯一のアルバムです。これ1枚しか作品を残していませんが、強烈な印象を残す内容になっています。ノイズ系アブストラクトなサウンドにスキャット系ボイスの多重録音。まるで異次元から聴こえてくるような音楽になっています。

1. Kuk
2. Talk To You
3. GGGGR
4. Hmmm
5. Sukinan
6. Humummmm
7. Nuine
8. ITE
9. Hug Or Kiss Me
10. Yumy
11. Soi
12. XEXE
13. Dashyou
14. OOO
15. Hei

ほぼノイズを集めたようなサウンドですが、わずかに音程感を持った電子音が調性を派生させ、そこに何語かわからないような歌がフレージングされていきます。時には逆回転、リーバスされたボイス、音色、人間味を演出させる為だけに存在するようなボイス、デジタル処理、プログラミングされていますが、歌自体はとてもエモーショナルでソウルフルな歌い方なので、物凄い違和感を植え付けてくれています。

異次元的な違和感、それこそが彼女の特徴と言えるでしょう。抽象的という表現でも追いつかないくらいの無秩序、しかし、どこか底辺に独自のルールが存在していて、そこにバラバラな音の片鱗に調和を与えています。アナーキーな音楽、パンクって本来こんな音楽の事だと思います。生半可な知性など即座に吹き飛ばしてしまうくらいの破壊力を持っています。

Full Album
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[20190209]

Woods
(1998/07/14)

Arliss Parker商品詳細を見る


2013年のアルバムで現在までの最新作になります。これも自主制作のダウンロード販売のみでのリリースになっています。アコースティックギターでは無く、エレキギターを演奏するという変化が現れています。ギターのみならず、エレピなども生演奏しています。生演奏の多重録音とプログラミングされたエレクトロニカのミックスとなっています。

1. Introductions
2. Last Stay
3. Strange Science
4. Sacramento
5. Neversink Mourning
6. She Smiles When She Wakes
7. Home/Conversations
8. First Light

エレキギターはナチュラルトーンが多く、アコースティックギターとしての役割を果たしています。音色を差し替えたみたいなもので、フォークトロニカの発展系となっています。ナチュラルなエレキとエレクトロニカの相性は良く、トータルバランスはとても良いです。まるでクリスタルフュージョンを聴いているような感じですが、ジャズ系の人たちが作ればここまでシンプルにはまとめられないでしょう。

演奏能力があるジャズ系の人達はテクニックをひけらかしたいものですが、演奏能力があったとしても、ポップ系の人は出しゃばらず、音楽としての完成度を重視します。ですからとても程よい演奏が心地よいです。エレクトロニカの部分も柔らかめな音なので、癒し的な音楽としての性格性も持っていますし、十分売れる要素は持っています。これを拾えないレーベル側はドラフトで有能な選手を獲得出来ない駄目球団のようなものです。

Introductions
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[20190208]

Music for Baby
(1998/07/14)

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2012年の作品です。ミニアルバムになっています。レーベル契約が出来ないので自主制作してダウンロード販売するようになりました。ですから知名度はかなり低くなりましたが、最初に獲得したファンがフォローしてくれているようで、何とか持ちこたえています。

1. Morning
2. Noon
3. Afternoon
4. Evening
5. Night
6. Midnight

コンセプトアルバムになっていて、赤ちゃんの為の音楽を1日を通して聴いてもらえるような内容にしています。だから、あやすような優しいタッチの音楽ばかりになっています。アコースティック楽器は生演奏しているようです。電子音もブレイクビーツのような騒がしい感じでは無くしています。それでも大人も十分に楽しめるような作品になっていると思います。

日本のインディーズ系のフォークトロニカ作品に似たような、フィールドレコーディングも交えたような、抽象的に日常を描いたような作風になっています。音色もマイルドで柔らかな音を選択しています。子供をあやす、寝かしつける為の音楽として制作していますが、果たして本当に子供は寝てくれるのでしょうか。

Morning
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[20190207]

Handsome Like a Lion
(1998/07/14)

Arliss Parker商品詳細を見る


アメリカのアーティストArliss Parkerの2008年のファーストアルバムです。唯一CDとして流通しているのはこの作品だけになります。この後は自主制作でダウンロード販売のみになっていきます。音楽的には完全なるフォークトロニカです。アコースティックギターとサンプラーによるトラックメイキングになっています。

1. Fax Receives a Letter
2. Besos
3. Taken to Antrim
4. Oh My
5. She Smiles When She Sleeps
6. Our Favorite Films

フォークトロニカ専門のアーティストは少なく、他の要素も混じって、純粋なフォークトロニカを代表するアーティストは少ないので、この分野は全ての音楽シーンに浸透しながらも実態を掴めない存在でもあります。でもこの人は完全にフォークトロニカという手法だけで作品を作っている数少ない人であります。それが広く流通する手段を与えられないという厳しい状況にいます。だからこの実態は言葉では存在していても、曖昧な存在となっているのです。しかし、明らかに最近の音楽シーンには根ざしている分野でもあります。

アコースティック楽器とデジタルミュージックの融合、いろんなパターンがありますが、この人の場合はほとんどサンプラーによる打ち込みで、ブレイクビーツをベースとしたスタイルになっています。アコースティックギターもサンプラーに取り込んでエディットしまくっています。これは楽器を演奏できない人の作るパターンですが、自分で演奏してサンプリング編集しているものと思われます。明らかにフォークトロニカを表明している内容になっています。

Fax Receives A Letter/Besos
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[20190206]

Love Is The Currency
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。Zooey Records に移籍しての作品になりますが、徐々に彼女に対する環境は悪くなっています。メジャーデビューしながら、ここまで扱いが悪くなるとはひどいものです。内容としてはよりポップになり、バンド演奏ではありますが、デジタルサウンドも加わり更に表現力が増しています。

1. Portal
2. Cut The Cord
3. Love Travels
4. River
5. Stray
6. Wives
7. Lovefly
8. Desert
9. DLD
10. On Till Dawn

イギリスではカントリー系の支持は割とある方だと思います。しかも現代風のポップなアレンジになっていますから、若者にも聴きやすいものだと思います。それなのに契約が難しくなっているのはどういう事情なのでしょうか、これだけの才能があればルックスは関係ないはずです。CDが売れない時代と言いながら、実際はレコード会社の売り方に問題があるのではないでしょうか。才能がある人を発掘できない、育てられない、捌けない。そうとしか思えません。

それならば自ら発信していくしかないでしょう。もし契約が取れなくなるような事になっても、自己発信していってもらいたいと思います。ある程度は知名度も持っていると思いますし、レーベルに頼らなくともやっていけると思います。音楽的には進化していっているので、そのまま成長していってもらいたいと思います。ヒット性も持っていると思いますし、ファンは見捨てないと思います。

Cut The Cord
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[20190205]

The Still Life
(1998/07/14)

Alessi's Ark商品詳細を見る


2013年のアルバムです。複数のプロデューサーを起用して、ファーストとはまた違った形での弾き語りを感じさせないアレンジになっています。泣き節はなくなりましたが、前作のような明るい感じでも無く、ダークなサウンドでありながらも美しくまとめるような仕上がりになっています。打ち込み感も無く、バンド演奏なのですが、アレンジ、編集でバンド感も感じさせないような作りになっています。

1. Tin Smithing
2. Veins Are Blue
3. The Rain
4. The Good Song
5. Big Dipper
6. Afraid Of Everyone
7. Those Waves
8. Whatever Makes You Happy
9. Sans Balance
10. Mountain
11. Hands In The Sink
12. Money
13. Pinewoods

音楽としての完成度を高めるとバンド形態にはこだわらなくなりますし、弾き語りのベーシックな部分もぼやけさせます。つまり、フォークソングをベースにしながらも、フォークソングを超越した音楽、ポップスとしての完成度を高めた内容になっています。それはファーストでも試みていましたが、オーケストレーションによる壮大な感じでは無く、あくまでもバンド演奏を素材として編集しているところに各プロデューサーの手腕が光ります。

全体的に短めの曲ばかりで淡白な感じですが、内容はしっかり傷跡を残すような存在感を持った曲ばかりで、曲を長くすることも出来る素材ですが、しつこくしないという意味ではやはり淡白な印象を受けます。それだけ重みのあるサウンドも大胆に使っても胃もたれしないという効果が生じています。とても計算されたバランスのとれた作品だと思います。

Tin Smithing
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