2018年のアルバムで現在までの最新作になります。これまで様々なアレンジを当てはめてきていましたが、シンフォニックなアレンジでの手法も得意としていました。そのシンフォニックなスタイルからのポップな作品としての完成度を高めてきた内容になっています。基本のカントリーフォークな曲調に変わりはありませんが、ポップにするにせよ、シンフォニックな格調性を演出する事により、彼女ならではの揺るぎないスタイルの完成度をより高めた仕上がりになっています。
1. I Carry Water
2. Domestication
3. Slow Joke Grin
4. Goners
5. Performers
6. Clemency
7. Tenderness
8. Marjory
9. Thomas
10. I Don't Want Your Voice To Move Me
ロック的だったり、エレクトロニカ的だったり、ポップな要素はちゃんと出しながらも、曲自体が持っている情緒性からシンフォニックな演出の仕方がよりドラマティックな展開に導くという、彼女がこれまでやってきた事の集大成のようにまとめられながらも、
音楽 としての完成度を高めながら、進むべき道筋を明確に打ち出した、これまでの作品の中でも最高傑作となっています。
ポップになる為に悪魔に魂を売る事なく、あくまでも自分のスタイルを貫きながら、磨きながら、ポップな作品として自分の
音楽 性を進化させた見事な内容になっています。それにより、彼女の歌がより活き活きと引き立てられるという結果になっています。無駄な音が一つもなく、必要な音で彩られながらもゴージャスな厚みのある
音楽 になっています。ヒット曲が一つでもあれば知名度も違ってくると思いますが、そこは気にする事なく、自分の道を進んでいってもらいたいと思います。アメリカの
音楽 史上に燦然と輝く名盤だと思います。
I Carry Water
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