2011年のアルバムです。特徴だったインド
音楽、アフリカンビート、デジタルサウンドがこれまで混沌としていたものが、シンプルにまとめられた、彼女らなりに洗練されたアレンジになっています。これはプロデューサーのScott Colburnが右とにまとめ上げた結果だと思います。サイケ的な演出だったカオスな演出をやめて、特徴のみを明確化した事により、ポップで聴き易い作品となりました。
1. Rest In Peace
2. Summer Of Love
3. Trust
4. Portaling
5. Incarnation
6. Golden Silence
ポップにまとめ上げても、今までやってきた事が全て詰まっていますから違和感はありませんし、個性が損なわれている訳でもありません。見事な到達点だと思います。オペラティックな歌い方も旋律を明確にする事により、ポップフォーマットに中に組み込まれ、知名度を広める事に成功しました。儀式的な部分はよりロック的な解釈になっています。
彼女達の世界観を壊さずにポップにしたという事では成功でしょう。しかし、ここから彼女達の世界観を壊していくくらいの破壊力を出していけたらもっと面白くなると思います。それにはもっと違う分野からブレインを招き入れる必要があると思いますが、そこまで本気でやる必要もないのか、どうかは彼女達のモチベーション次第というところでしょうか。
Full Album