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[20190630]

Will
(1998/07/14)

Julianna Barwick商品詳細を見る


2016年の作品で現在までの最新作になります。コーラスのループとアコースティック楽器のループを組み合わせたネオクラシカルな作品になっています。音響派ではありますが、アンビエントにはなっていません。ゆったりとはしていますが、普通に曲を演奏しているからです。しかし、一つ一つの音にはしっかりとした音響処理がされています。

1. St. Apolonia
2. Nebula
3. Beached
4. Same
5. Wist
6. Big Hollow
7. Heading Home
8. Someway
9. See, Know

チェロとドラムは生演奏ですが、後はサンプリングのようです。コーラスに少しばかりの歌詞がついているようですが、あまり言葉は重要ではないようです。残響音をたっぷりつけていますが、アンビエント作品にするつもりは無いようです。自分の音楽を突き詰めていったら、最初はアンビエントっぽかったけれども、違う方向になっていっています。

ポップスにあるような短い小節感覚はないようで、クラシックのような、教会音楽のようなゆるやかな感覚で音楽を作っています。しかし、クラシックでも教会音楽でも無いデジタルミュージックなのです。この不思議な感覚こそが彼女の音楽の特徴であり、他に類を見ない音楽を作り出しています。まだ3枚目なので音の組み合わせも新鮮に聴こえますが、そろそろ違う音源も入れないときついかもしれません。それだけまだまだ可能性を秘めているという事であります。

St. Apolonia
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[20190630]

Nepenthe
(1998/07/14)

Julianna Barwick商品詳細を見る


2013年のアルバムです。コーラス系アンビエントサウンドをより突き詰めた感じになっています。緩やかですがコード進行も明確にしてコーラスループの繰り返しですが、旋律も明確にするようになっています。アンビエントの作風にこだわっていない事が明確になっています。大きな教会の響きとか、そういう空間を演出しているに過ぎないのです。

1. Offing
2. The Harbinger
3. One Half
4. Look Into Your Own Mind
5. Pyrrhic
6. Labyrinthine
7. Forever
8. Adventurer Of The Family
9. Crystal Lake
10. Waving To You

ギターやストリングス、少女合唱団などゲストを招いてサンプリング以外の音源も組み合わせる事により、より立体的な音像を構成させています。これによりフォークトロニカとしても成立しています。これまでは歌詞のないコーラスワークのみでしたが、歌詞のある曲も作っています。とにかく彼女のこだわりは声のようです。

今回はアメリカのインディーズDead Oceans Recordsからのリリースでありながら、アメリカを全く感じさせない北欧系のサウンドは健在です。声にこだわりがある彼女は、自分の声だけでなく、少女合唱団やサンプリング音源も活用して、教会音楽を超えた新たなメソッドを作り上げようとしています。生楽器を使ってもデジタルな処理、トリートメントで人工的でありながら、癒される空間を生み出しています。

Full Album
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[20190629]

The Magic Place
(1998/07/14)

Julianna Barwick商品詳細を見る


アメリカの女性アーティストJulianna Barwickの2011年のファーストアルバムです。日本人アーティストのIkue Moriとコラボレートを組んでいましたが、ここからソロ活動に入ります。アンビエント作品なのですが、自身のヴォイスを利用したコーラス系アンビエントなので、重くなく爽やかさすら感じさせるものになっています。

1. Envelop
2. Keep Up The Good Work
3. The Magic Place
4. Cloak
5. White Flag
6. Vow
7. Bob In Your Gait
8. Prizewinning
9. Flown

ポーランドのAsthmatic Kittyレーベルからのリリースで、アメリカらしくないヨーロッパ的なサウンドになっています。自分の声を使ったヴォイス系パッドサウンドに電子音を混ぜたサウンドはアンビエントと呼ぶには動きのある音楽になっています。教会音楽のようでもありますが、北欧の妖精が歌っているような雰囲気があります。

かなり本格的に巧いシンガーでありますから、普通に歌を歌うだけでもいいと思うのですが、それだけでは特徴がないので、デジタルサウンド、ループ等の手法を使って自分の世界観を表現しています。途中ピアノが入ったりするので、本人としてはアンビエントという意識は薄めなのだと思います。聖歌を現代的に表現しているだけに過ぎないのかもしれません。

Full Album
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[20190629]

Anchor
(1998/07/14)

Zammuto商品詳細を見る


2014年のアルバムです。これ以降作品のリリースはなく、恐らくこれが最後のアルバムになっているようです。Nick Zammutoはこの後サウンドトラックなどを手がけていて、このバンドは継続されていないようです。このアルバムもファンから資金繰りして制作されているようで、バンド活動にも苦労しているようです。バンド自体は存続しているようですが、資金繰りに苦労しているのでしょう、自主制作でいいと思うのですが、このまま埋もれてしまうには勿体無いバンドです。

1. Good Graces
2. Great Equator
3. Hegemony
4. Henry Lee
5. Need Some Sun
6. Don’t Be A Tool
7. Electric Ant
8. IO
9. Stop Counting
10. Sinker
11. Your Time
12. Code Breaker

ジャケットにある自宅でのレコーディングでアナログ機材で生演奏を録音、それにデジタルなミックスを加えています。ファーストはファンクやプログレな演奏で私好みでしたが、ここではデジタルな処理が多くなっていて、曲調もブレイクビーツ系のリズムによる作風に変化しています。売れる為の工夫だと思いますが、バンドとしての良さは損なわれていません。

ギター、ベース、ドラム以外はデジタルサウンドですから、生バンドの格好良さ、デジタルサウンドの格好良さがバランス良くミックスされています。ただ、ファーストにあったような超絶プログレな演奏が登場しないのが物足りなくなっています。複雑な演奏にすると売れなくなるというのが最近の傾向でもありますので、シンプルにするのも方法ですが、シンプルにはなっていません。だから聴きごたえはありますが、これじゃ売れないのでしょう。悲しい現実です。1曲だけでもヒット曲が出れば事情が違ってくると思いますので、そういう意味でのプロデュース力も必要だと思います。

Full Album
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[20190628]

Zammuto
(1998/07/14)

Zammuto商品詳細を見る


アメリカのバンドZammutoの2012年の正式なファーストアルバムです。元々はThe BooksというデュオをやっていたNick Zammutoを中心にしたプロジェクトで、The Booksをやっていた頃から自主制作で作品をリリースしていましたが、The Booksが解散した事によって正式なスタートとなりました。メンバーはボーカル、ギター、エレクトロニクスのNick Zammuto、ドラムのSean Dixon、ベースのMikey Zammuto、ギター、キーボードのNick Oddyの四人組です。

1. Yay
2. Groan Man, Don't Cry
3. Idiom Wind
4. Crabbing
5. F U C-3PO
6. Too Late To Topologize
7. Zebra Butt
8. Weird Ceiling
9. Harlequin
10. The Shape Of Things To Come
11. Full Fading

ファンク、フュージョン系のロックバンドであり、バンド演奏を中心にデジタルな味付けをしています。ボーカルの部分がサンプリングだったり、ヴォコーダーを通したりして、人間的な部分をデフォルメしていますが、やっている事は普通にファンクロックです。それもポップですが、かなりいけてるカッコイイ演奏になっています。

無理やり機械的にループを使ったりしていますが、生演奏の部分がそれに適応している実力を持っています。バンドとしてだけでも個性的だと思いますが、それに加えられたデジタルエッセンスでより唯一無二な存在となっています。ボーカル部分を曖昧にしているのでヒット性があるとは言えませんが、演奏力から言えば十分にメジャーになれる存在だと思いますが、最近のメジャーでは演奏力のあるバンドは重要視されていない傾向もあるので、もっと広く知名度を上げるにはヒット曲が必要だと思います。ヒットを気にしないのであれば久々の一流なバンドであります。

Full Album
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[20190627]

Open Land
(1998/07/14)

Awen Magic Land商品詳細を見る


2009年のアルバムで、現在までの最新作になります。2枚しかアルバムはリリースしていません。これで最後かもしれませんが、この後の情報は不明です。ケルトミュージックだけでなく、フォルクローレ、インド音楽、ダブなどをエスニックテクノにミクスチャーしようとしています。志半ばで頓挫してしまった模様です。売れなければ非常の世界であります。

1. Human Mystery
2. Magic World
3. Da Elise
4. Ethno Techno
5. Mirage Dans Mon Ame
6. Meditation
7. Luna Funk
8. Persepolis
9. Planeta Tierra

やろうとしている事は面白いし、もっと突き詰めてよかったと思いますが、いかんせん、テクノの部分がありきたりなので、スペインのローカルなデュオという枠組みからははみ出せていません。エスニックテクノも一時期は繁栄しましたが、ある程度やり尽くされた分野でもあり、新しいアイデアでも無ければ新鮮味がありません。

民族音楽には宗教的な要素もあり、そういうオカルティックな雰囲気も演出しています。そこまではいいのですが、どうしてもプログラミングの部分が弱い。無理やりくっつけたみたいな程度で終わっているので、そこが大きな課題だと思います。そこをブラッシュアップしていけば世界的にも売れるようになれたと思いますが、そうならずに終わっているようです。

Human Mystery
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[20190626]

Awen Magic Land
(1998/07/14)

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スペインの男女デュオAwen Magic Landの2005年のファーストアルバムです。ギター、フルート、ボーカルのCarlos SotoとギターとボーカルのMaria Desbordesの二人です。ケルトのようなスペインの民謡をベースとしたフォークトロニカになっています。ほぼケルトっぽいトラッドフォークです。

1. Treid Noazh
2. Deomp
3. El Buscador
4. María Conduce
5. Daou Ael E Mali
6 . Digarez Ac'Hanon
7. Le Reve Des Enfants
8. Scottish Des Fées
9. Vagues
10. Mc Bride Connexion
11. St Vincent Trip

トラッドフォークの男女デュオと言えばブラックモアズナイトを思い浮かびますが、そんな感じの音楽にエレクトロニカが加えられています。打楽器等はインド音楽のような感じでもあり、エキゾチックな音楽になっています。エスニックテクノのような、エレクトロニカの部分はありきたりです。そこの部分はまだそんなに凝っていません。

民族音楽の中でも舞踏音楽のような曲調で、躍動的な音楽になっています。Carlos Sotoはソロでも作品を出しており、彼がほぼ中心になっています。タブラ等のサンプリング音源など、トラッドフォークそのものにはこだわっておらず、フォークトロニカの部分を強調しようとしていますが、まだうまく噛み合っていない印象もあります。

Treid Noazh
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[20190625]

Ballet Mechanic
(1998/07/14)

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2011年のアルバムでソロ作品としては最新作になります。完全なアンビエント作品になっています。先行シングルのGood Nightのリミックスを含んでいます。コラボ作品を多くリリースしていましたが、ここにきて非常に私的なアンビエントな作品をフランスのレーベルBasses Frequencesからリリースしました。

1. Ballet Mechanic
2. First To Fall
3. Once Upon A Time
4. Good Night (Glitch Version)
5. That Is Really The End
6. The Harvest

アンビエントなサウンドの中、動きのあるミニマルループを得意としてきましたが、長尺なドローンサウンドが静かに流れています。ドローンサウンドも重低音な音であり、これも細やかな加工がなされています。Glitchなノイズ系のサウンドが僅かばかりの表情を浮かべています。

アンビエントな作品も数多くありますので、その中で個性を出すのは難しいものです。音源で個性を出すというのが一般的ですが、えてして似たり寄ったりになってしまいます。ノイズ系というのも多いので、この作品から個性的な特徴を見いだすのは難しいと思います。こうした作品をリリースする勇気、そして、それを取り巻く環境にも助けられていると思います。

Ballet Mechanic
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[20190624]

Absorbed By Resonance
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


2010年のアルバムです。自分で演奏、録音したサウンドのループによるミニマル。今回はそのスタンスが長めなのでアンビエント感が増していますが、これもミニマルミュージックに他なりません。動きの少ないもの、大きなものがありますが、いつも以上にゆったりとした流れを持っています。

1. Gap In Time
2. The Glow Of Minerals
3. Absorbed By Resonance
4. Last Month's
5. Getting Through
6. White Moth In The White Coat
7. Critique Of Pure Reasone

自分で演奏したアコースティック楽器などによりフォークトロニカとしての響もありますが、かなり加工されたサウンドであり、本人としてはあまりフォークトロニカは意識していないと思われます。時計の針が動くような音がよく使われており、時間という流れを意識したグルーヴを意識しているように感じます。

時を演出するのは時計だけでは無く、ノイズ系のサウンドが規則的にループする事によって、時間というグルーヴを演出しているように思います。長いスタンスでのリフレインはアンビエント感を強め、時計の針のような動きのノイズがアンビエント感を否定するように重なっていく、いつものパターンによるいつもに無いバリエーションだと思います。

Gap In Time
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[20190623]

Sound Of Rebirth
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。コラボレート作品やリミックスなどで構成されています。日本語による語りもお馴染みなっていて、今回はEmi Hosokawaがhiiro-tentとのコラボレートで参加しています。ミニマルアンビエントの手法も更に匠になっており、今回はかなり動きのあるリズムを作っています。

1. Black Dog (feat. hiiro-tent)
2. Hackneyed Words
3. The Ribbon
4. Raindrop (feat. Natalia Grosiak)
5. Integral
6. I Saw Some Pretty Flowers Today
7. On Your Way
8. Magnitophono - The Robot Can’t Swim (feat. Pleq)
9. Oyasumi Nasai
10. A Very Gentle Death
11. Sound Of Rebirth
12. Swell Bliss (Downtempo Edition)
13. Sound Of Rebirth (Tapage Remix)
14. The Ribbon (Nebulo Remix)
15. Raindrop (Spyweirdos Remix)

ミニマルアンビエントにアコースティック楽器の音源も加えられていて、フォークトロニカな印象もありますが、ミニマル感が強めです。言葉も大事な要素になっていて、スキャットもありますが、主旋律の無い音楽の道先案内人になっています。静と動のコントラストが見事で、ミニマル音楽としても完成度の高いものになっています。

ミニマルにせずに、ただサンプリング音をつなげているだけだったらフィールドレコーディングに近いものになるところを、ミニマルにリフレインする事で音楽的な動きがつけられていて、ノイズ系の音でもちゃんと楽器としての役割を果たしています。それもグルーヴを生み出せるような配列になっている構成が見事であります。

Hackneyed Words
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[20190623]

My Life Begins Today
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


2010年のアルバムです。ゲストも参加してコラボレートするのが当たり前になってきています。多発性硬化症に苦しんでいる人々に捧げられたとクレジットされています。アンビエント色が強めですが、リズムも復活しています。それでもとても緩やかなリズムです。ミニマルアンビエントという感じです。

1. Dark bullet from the abyss
2. The journey to pessimism (feat. Aki Tomita)
3. My little story about my love
4. Rain on my window
5. I didn't have a clue what I was doing
6. Noisy stars
7. Raindrop
8. The story about melancholy man
9. You were wearing blue while running away from your life into mine
10. My little story about my love (Segue illusion mix)
11. Someone like comes into your life
12. My life begins today

ミニマルループが2小節、4小節、8小節と組み合わさり、全体の大きなうねりを作り上げています。リサンプリングされた素材を組み合わせ、はっきりとした循環を提示していますので、純粋なアンビエントとは違う、いつものPleqに戻っています。しかも、かなり進化した形で。コラボレートしていく事で、学ぶ事も多かったのでしょう。

ミニマルループのオーケストレーションとでも呼べるほど、適材適所の配列で見事なループ構築が成されています。サンプリング素材の組み合わせではありますが、ちゃんと音楽として鳴っているという、計算尽くされた構成、それぞれの素材が明確な音程を持っているので音楽として成立しています。ほぼワンコードですが。

The journey to pessimism
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[20190622]

Our Words Are Frozen
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


2010年の作品です。ここでは完全なアンビエント作品になっています。長いスタンスのドローンサウンドに氷が溶けているようなノイズ、ほぼ沈黙に匹敵するような北欧の流氷が溶けるような音楽。生物がいないような極寒の地に息づく微生物が活動しているような音楽です。

1. Last Month's (Short Version)
2. Walk Through Your Mind
3. Warmhearted Whiteout
4. We Try To Abjure Material Things
5. Our Words Are Frozen
6. Warmhearted Whiteout (Krzysztof Orluk Remix)
7. Back To The Moon
8. I Know, It's Not Human

I Know, It's Not HumanはLaukとのコラボレート作品、あとリミックスも加わった内容になっています。ジャケットのように北欧の海のフィールドレコーディングをしたようなサウンド、それをノイズ的に加工しているので、いつものリズム感が無く、淡々としたアンビエント作品となっています。

凍てつく海には波の音も無く、氷が軋む音のみが響いています。それを強調する為に、物静かなドローンサウンドだけが付け加えられています。こんな音を聴いたら外に出たくならないし、いったいいつ聴く音楽なのか、情景も思い浮かべにくいような作品であります。

Walk Through Your Mind
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[20190622]

The Fallen Love
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


2009年のアルバムです。ノスタルジックなアンビエントサウンドにノイズ系のリズムが絡む手法、これを更に進化させています。今回はスピーチも加わり、hiiro-tentによる日本語のスピーチがあったり、Building Castles Out Of MatchsticksやMagnitophono、Segueなどの同業者が参加しています。この後コラボレート作品も増えていきます。

1. The Fragment In My Life
2. Red Dog
3. The Butterfly
4. Goodbye Nedai
5. Snow Story
6. Aspect Of Life
7. Do You Remember Your Dreams
8. Poems
9. Meet The Shark
10. Pleq Is Dead
11. I Hear Her At The Door Now
12. The Seed
13. Don't Leave Me
14. The Fallen Love

主旋律を持たないアンビエント作品ですから、一般的な音楽からすれば未完成な状態です。つまりいろんなものを取り入れていけるニュートラルな状態、コラボレートする事によって、それらを補っていく事も出来ます。しかし、同業者だと完全な形になる事は望まなかったりします。しかし、偏らずに様々な可能性を模索していく事が出来ます。

今回は言葉を取り入れる事で、アンビエントなラブソングである事を表明しています。その言葉からは普通の甘い恋愛を通り越した切実な感情が感じられます。その言葉とノイズ系のサウンドが呼応して、無表情に感情をさらけ出しているような演出になっています。電子音の割合が増えています。

The Fragment In My Life
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[20190621]

The Metamorphosis
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


2009年のアルバムです。MP3作品としてBut It Does Not End There 、 Intelligibleをリリースしていましたが、CD作品としてはこれが3枚目になります。それでもCDとしては限定販売でした。The Lost Beauty同様アンビエントが強めの内容になっています。全体的にはノスタルジックな雰囲気に包まれています。

1. Metamorphosis Pt.1
2. Reconstruction
3. The Ballad Of The Broken Heart
4. Song Of Nonsens
5. To Be A Little Cloud
6. Don't Cry My Dear
7. Metamorphosis Pt. 2
8. I Think In These Terms Every Time
9. Do You Remember Your Dreams?
10. Maus
11. Nostalgia For The Security Of Childhood

一つ一つの音がはっきりとした音程を持っていて、それを組み合わせる事により、曲としての和音構成を持たせています。しかもダウンテンポでありながらもリズム感を持った配列、そのループで成り立たせているので、ワンコードに近い構成になっています。テクノ作品としては正統なやり方です。

手法としては新しいものではありませんが、その音源の選び方が独特なので、それが彼の個性となっています。物静かなダークなサウンドではありますが、動きがあるので絶望感を呼び起こすものでは無く、ポーランド独特の空気感を表現しているのでしょうか、北欧らしい雰囲気を持ったアンビエントサウンドだと思います。

Metamorphosis Pt.1
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[20190620]

The Lost Beauty
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


2008年のアルバムです。同年に複数のレーベルからそれぞれ作品をリリースする多作振りを発揮しています。アンビエントな内容で、リズム構築もされていますが、Lucid Dreamほどリズムを強調していないので、アンビエント感が強めに感じられます。コード感も曖昧になっています。

1. Intro
2. Theory Of Immensity
3. The Dark Rain
4. Trying To Remember
5. The Lost Beauty

和音構成はしっかり作られていますが、ほぼワンコードに近い感じなので、テクノ感が強いです。音源素材もノイズ系が多く、旋律をもたず、リズム感も曖昧で、音響派としての性質を持った作品になっています。しかし、アンビエントとしてはリズム感があるので、純粋なアンビエント作品とは呼び難い。これこそが彼の作風なのでしょう。

契約上の問題から、違うレーベルから作品を出すときは別名義にする場合も多いですが、彼はあえて一つの名義で様々なレーベルを掛け持ちしているようです。作品ごとに統一感をもっているので、同時に様々な作品を手がけていて、同時期にリリースしたくなるのでしょう。インディーズの自由さが伺えます。

Aspect Of Life
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[20190619]

Lucid Dream
(1998/07/14)

Pleq商品詳細を見る


ポーランドのアーティストBartosz Dziadoszの一人プロジェクトPleqの2008年のファーストアルバムです。メランコリックなアンビエントサウンドにドラムンベースのようなブレイクビーツが絡んでいくエレクトロニカです。メランコリーなコード感を持っていて、それに複雑に絡み合うサンプリング素材によるドラムパターンのみの曲調です。

1. The Glow Sank Below The Horizon
2. A True Gift
3. I Take A Deep Breath
4. Sensitive Soul
5. Untitled
6. Beautiful Place
7. Every Day Pressure
8. The Dark Garden
9. Diary Of Nedai
10. Lucid Dream
11. I'm Completely Alone

ブレイクビーツやドラムンベースの特徴として主旋律を持たず、ひたすらドラムパターンの工夫されたやり取りを展開していきます。ドラムンベースとしてはベースの部分が無く、ただひたすらにリズムパターンが誇張されていきます。それでもコード進行が存在していて、これに主旋律を入れればカッコ良くなると思うのですが、実際にメロディーをつけるとこのクールさが失われる事になります。

感情を持たないようなクールさを演出するには旋律を入れない、これはブレイクビーツ等での暗黙の了解でありました。ひたすらリズムパターンで勝負するのです。これは90年代のやり方で、最近はメロディーを入れる事が多くなっています。つまり、これもレトロなスタイルなのですが、レトロと呼ぶにはまだ認識度が低いものです。つまり、やり方によっては、まだまだ通用する手法なのです。

The Glow Sank Below The Horizon
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[20190618]

You Fucken Sucker
(1998/07/14)

Paul de Jong商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。まだ2枚のアルバムしか出していません。しかし、この完成度の高さは尋常ではありません。ビッグビート的なサンプリングミュージックであり、フレーズサンプリングの嵐ですが、無名に近い演奏、スピーチの引用ですからとても新鮮に聴こえます。

1. Embowelment
2. It's Only About Sex
3. Doings
4. Dimples
5. The Wind
6. Almost Doomed
7. Doomed
8. Pipe Dream
9. You Fucken Sucker
10. Wavehoven
11. Goor
12. The Jar Bell
13. Johnny No Cash
14. Breaking Up

題材としてはR&B系やパンクロックなどから用いられており、それがまるでプログレッシヴロックのように轟いていきます。実際に演奏している部分もあるように感じますが、それですらサンプリングだとしたら相当高度なプログラミングを行なっていると思われます。フレーズサンプリングでここまで完成度の高い音楽を作ると言う意味においては、史上最高傑作ではないでしょうか。

サンプリングミュージックの最高峰がインディーズ故に広く知られていないし、評価もされていないという悲劇、気付いた者が発信していくしかありません。世の音楽評論家の目は節穴で、最近はレコード会社から金でももらっているのか、というような評価しかしていません。だから無名の作品は見過ごされているのです。彼らもそれで飯食っているのでしかたありませんが、昔は福田一郎のようなアナーキーな評論家がシーンを面白くしてくれていました。評論家は正直であって欲しいと思います。評論を見て買って、聴いて失望する事が無いように。

Embowelment
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[20190617]

IF
(1998/07/14)

Paul de Jong商品詳細を見る


アメリカのフォークトロニカデュオのThe BooksのメンバーだったPaul de Jongの2015年のファーストソロアルバムです。カントリー、フォーク系の音源を素材にしながら、友人との演奏をからめて制作されています。生演奏された音源やフレーズサンプリングをもとにデジタル編集されています。カントリー系のフォークトロニカです。

1. Auction Block
2. Hollywald
3. This Is Who I Am
4. IF
5. Golden Gate
6. Debt Free
7. Baxter @73
8. Snakes
9. Age Of The Sea
10. Pupose
11. The Art Of What
12. Troia

デジタルとは距離のあるカントリーやフォーク系の音源をデジタルプログラミングする事による違和感、そこに制作意義を設けているようで、聴こえてくるのはカントリーそのものだったりします。生で演奏されているようなのにプログラミングされている事によるテクノ感、フォークトロニカの真骨頂と言えるでしょう。

彼がコレクションしていたローカルな民族音楽の素材から作られていて、アメリカンルーツミュージックを発掘したような素材なのですが、それがフォーク的な流れを持つデジタルミュージックに仕上げられています。異なるベクトルを持つ素材を組み合わせると言うのも、サンプリングミュージックの腕の見せ所で、豊かな素材の組み合わせ方も見事です。

Full Album
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[20190616]

The Cult Of Less
(1998/07/14)

Lispector商品詳細を見る


2014年の作品で現在までの最新作になります。ニューウェイヴ、80年代ポップときて、シンセポップ方面にいっています。Life Without A Mapに入っていた曲もありますし、Life Without A Mapで分かったようにアレンジ次第でポップ作品にもなるような曲ばかりです。歌い方などヴェルベットアンダーグラウンドみたいです。その流れでやはりニューウェイヴなのかもしれません。

1. Romantic Music
2. Alone At Last
3. Endless Summerz
4. Go To Bombay!
5. Number 7 (Inst.)
6. The Cult Of Less
7. Carlos
8. How Far Away Is Yr Moon From The Sun?
9. Walking Cities
10. Secret Agenda
11. The House Of Better Days (Inst.)

シンセポップの初期の頃の感じ、日本で言うテクノポップのような感じです。初期の頃テクノポップにはギターも使われていました。まだモノシンセの時代でしたから和音としてギターが使われていたのです。YMOのように何台もシンセを重ねて和音を作るような金を持っているバンドなんていませんでしたから、P-MODELやヒカシューのような感じです。プラスティックスなんてシンセの割合の方が少なかった。

そんな初期の頃のシンセポップ、ポストヴェルベットアンダーグラウンドのような感じです。まだポリフォニックシンセが登場していない、高かった頃の時代、そんなレトロ感満載です。お金を持っていない、バンドメンバーが足りない等の理由から発展してきたシンセポップ。現在ののように何でも出来るような環境じゃないからこそ面白かった。恵まれ過ぎると音楽もしょぼくなる、そんな矛盾がつきまとうロック。ハングリー精神は失ってはいけないものなのですね。

Romantic Music
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[20190616]

Life Without A Map
(1998/07/14)

Lispector商品詳細を見る


2013年のアルバムです。ニューウェイヴを通り越してポストパンク、80年代ポップスになっています。以前の曲リメイクや、次のアルバムの曲が入っていたりしていますが、アレンジが違うだけで、こんなにも印象が変わるなんて、曲がしっかり作られていないと出来ないものです。それだけリメイクする意味もあります。

1. Fashion Police
2. Ride, Pony, Ride
3. A Pleasant Evening
4. How Far Away Is The Moon From The Sun
5. Go To Bombay!
6. Mixing You With Champagne
7. Back To The 50's
8. Side By Side
9. The Cantina Of Despair
10. The Cult Of Less

ほぼ打ち込みなしの生演奏になっています。一人多重録音ですが、バンドスタイルでの演奏になっています。メロトロンのようなオルガンの音がサイケ感を残していますが、サザンロックのような雰囲気もあります。ギミックなしのネイキッドなスタイルがコンセプトになっているようです。

ベッドルームミュージックですからプログラミングに頼る部分がありましたが、一人多重録音という昔ながらの演奏の楽しさを知ってしまったのでしょう。リズムボックスも使われていますが、ドラムも自分で叩いています。それだけ演奏力にも磨きがかかってきたという事でしょう。ちゃんと演奏出来るのならプログラミングしない方がいいわけで、自主制作になっているので出来る事でもあります。

Fashion Police
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[20190615]

Outsider Art Therapy
(1998/07/14)

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2011年のアルバムです。ファーストはデビュー前の作品の寄せ集め的な内容だったのに対して、作風を変えてきています。ニューウェイヴなスタイルになっています。これもレトロ感満載です。シンセポップも含まれるニューウェイヴスタイル、80年代ポップが確立される前のスタイルで、70年代のパンキッシュな感性も含まれています。

1. The Fashion Police
2. The End Is Now
3. Missy
4. Teen Wurlitzer
5. Mission To Babylonia
6. Who Else Are You?
7. A. & E. In The G. Of E.
8. Platonic Love
9. I Spy W/ My Mind's Eye (Instrumental)
10. Side By Side
11. A Pleasant Evening
12. The Cantina Of Despair
13. The Future Of The Future
14. Home Sweet Home
15. Two Rights Can't Make A Wrong
16. Sweet Sixteen

若い世代がこんなレトロな音楽をどこから探してくるのか分かりませんが、しっかりオマージュ出来ています。リズムボックスを使ったり、淡白な歌い方まで、しっかりコピー出来ています。ただし、使っている音源は現在のものなので、そこ中からレトロのサウンドを集めているので、実際にニューウェイヴ時代の音とは違うものになっています。そういう違いがないと近年にやる意味がありません。

単なる昔を懐かしむようなだけの作品なら聴く人は少ないと思います。今やるだけの意味が無いと彼女の存在意義も無いに等しくなります。サンプラーを駆使して、何とかレトロな雰囲気を作るのも大変な作業ですが、既存のスタイルを模倣するだけですから作業は早いと思います。ただ、その中でも自分の個性をしっかりと反映させようとしています。この時代にこのサウンドをやる事自体個性的ではありますが、もっとレトロじゃ無いサウンドも積極的に使っても問題無いと思います。

The Fashion Police
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[20190615]

Guide To Personal Happiness
(1998/07/14)

Lispector商品詳細を見る


フランスの女性アーティストJulie Margatの一人プロジェクトLispector の2008年のファーストアルバムです。フォーク系フレンチポップをエレクトロニカにアレンジした内容になっています。全て一人で演奏したベッドルームミュージックであり、そうなるとデジタルフォーマットも利用するのは必然で、手作り感がインディーズらしいものになっています。

1. Lispector Sur Une Balançoire
2. Romantic at Heart
3. Ice Cream Man
4. Summer's Back
5. Mixing You With Champagne
6. Nobody Cares
7. Peachtree Street
8. Plane Traveler
9. Winona Forever (The Tattoo Song)
10. The Game
11. Guide To Personal Happiness
12. Palace Of My Soul
13. Coffee Machine

サイケデリックでローファイなフレンチポップというレトロな曲調で、英語で歌っているという事は世界を視野に入れているのでしょう。英語は世界の公用語のようになっていますが、フランス人とロシア人はそれに従わない人が多いので、あえて英語で歌うというのは、それなりの覚悟を持っていると思われます。

1997年から作りためていた作品を集めており、デモっぽいチープな雰囲気がアンニュイなフレンチポップっぽさを演出している結果になっています。曲調は70年代っぽいもので、音源もそういう雰囲気のものを選んでいます。SE的なサウンドを加えてサイケな演出をするあたりは、普通にポップソングをやろうという意思は無く、フランス人ならではのひねくれ感が伺えます。

Lispector Sur Une Balançoire
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[20190614]

The Mall
(1998/07/14)

Secret Mommy商品詳細を見る


2011年のアルバムで現在までの最新作になります。ショッピングモールのフィールドレコーディング素材で出来ており、ジャケットにはご丁寧にショッピングマップまでつけてくれています。曲のタイトルにも、その場所が明記されており、分かり易い内容になっています。

1. Intro (Elevator Up)
2. Clothing Racks (Sears)
3. Music At The Bay
4. Erin Tells Me About Shoes
5. Um, I'll Think About It (Holt Renfrew)
6. I'll Be A While (A Rest At Fountain By The Elevator)
7. Whining Child (Food Court)
8 . Thank You So Much (The Body Shop)

ほぼフィールドレコーディングはエレベーターから始まり、徐々にリズムが加わり、音楽として奏でるようになっていきます。初期の頃に比べると、素材を分かりやすく丁寧に紹介するような作風になっていて、それがいかにしてポップな音楽になっていくのか、その編集技術の巧妙さを見せつけるようになっています。

日常の生活音の中にも音程は存在しており、絶対音感の人にとっては音程として認識されているであろう音源を、サンプンリングして鍵盤に割り当てるので、更に音程として認識された素材、それを更にCDにして、CDターンテーブルでスクラッチしているようなプレイも出てきます。音程として認識しやすい音源はメロディーとして使われ、見事に日常音で音楽が出来上がっています。

Intro (Elevator Up)
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[20190613]

Plays
(1998/07/14)

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2007年のアルバムです。アコースティック楽器のサンプリング素材のみで作られたビッグビートな作品です。テーマとしては彼なりのフォークトロニカでしょうか、素材そのもののフレーズサンプリングも、電子音に聴こえるくらいに加工された素材などを組み合わせたプログラミングで、質感も豊かに聴こえますが、この異なる質感を組み合わせるというのは、これまで以上に複雑な作業を必要とします。

1. String Lake
2. Grand About The Mouth
3. Deciduism
4. Kool Aid River
5. Trust Me, Cub
6. To Burry A Tent
7. Inch Up To Fur
8. Plays
9. The Tale Of A Bird Hit By Lightning
10. I Can't Get Down
11. Up On Mt. Okay
12. A Bear At Hotel Cuba

中にはターンテーブルを使ったような音源もあります。これも単なるサンプリング音源なのだとしたらどうやって作っているのか見当がつきません。ターンテーブルを模擬的に再現出来るソフトもありますので、それを使ったのか、これまでのようなブレイクビーツやビッグビートへのオマージュすら無視して次の次元へと進んだような内容になっています。

演奏は全て自分達で演奏した素材のようで、そこには著作権が発生しませんから使いたい放題です。ですからレコードの擦れるノイズはありませんし、フレーズサンプリングも使いたい放題です。なので、今までやり方に普通に録音された素材も混じっていて、使われている楽器も分かりやすくしながら、ポップなエレクトロ作品としても成り立たせています。

String Lake
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[20190612]

Very Rec
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。今回は場所を特定してサンプリングした素材で曲に仕上げるというコンセプトアルバムになっているので、とても分かりやすくなっています。テニスやサッカーなどの実況中継をサンプリングして、その素材だけでポップな曲に作り上げる、彼の手法が分かりやすく伝わってきます。

1. Tennis Court
2. Pool
3. Soccer Feild
4. Yoga Studio
5. Ice Rink
6. Squash Court
7. Music Room
8. Dance Studio
9. Dojo
10. Daycare
11. Weight Room
12. Basketball Court

ブレイクビーツの暗黙の了解として、一つの素材をサンプリングして、それだけで1曲を作り上げるという定義がありました。一つの素材で何処まで創り上げられるかを競っていたのです。音楽の完成度としては複数の素材を使った方が面白くなりますが、昔はサンプリング編集技術を競い合っていたのです。音楽としての完成度よりも、偶発的に出来上がるものを良しとしていたのです。ですから革新的なサウンドが出来上がったのも事実ですが、それはあくまでも黎明期の話です。

最新の機材を使いながらもその黎明期に戻るという事で個性的な音楽を作るのが彼の特徴になっています。ですからあえてマルチサンプリングにはしない。テレビ放送を録音したものや、その場所に行って録音した素材を特定したタイトルがつけられているので素材が明快です。その場所の雰囲気もはっきり伝わるようにしながらも、その非楽器な素材でポップな曲に仕上げる、マルチサンプリングじゃ無い分、音程がしっかりついているという特性故に出来る技であります。

Tennis Court
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[20190611]

Mammal Class
(1998/07/14)

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2004年のアルバムです。より強力にヘナチョコビッグビートに作り上げています。あえてマルチサンプリングにはしていないので、鍵盤を変えるほどにキーが変わり、高速になったり、低速になったりする効果を使ってフレーズサンプリングを組み合わせています。そうなると全ての素材のキーを合わせるのが難しくなりますが、見事にポップにまとめあげています。

1. AOL Keyword Party
2. An Apple A Day Keeps The Mac Voice Away
3. Scrtmmmy: The Shame Of Pink To Come
4. Andrew W. Cake
5. I'm Juan
6. Ta-Da Peru
7. Parallel Parka
8. Bottom 40
9. Shania Twang
10. Don't Croak
11. Anthem Of The Andysirables
12. Mess With The Bull, Get The Horns
13. If You Miss Me And You Know It, Stomp Around

破茶滅茶に作っているように聴こえますが、かなり細かく計算されたプログラミングになっています。破茶滅茶に聴こえていいというのは楽でもあり、勢いで偶発的な効果も利用していると思いますが、ポップな曲として成り立たせるには相当手間暇をかけていると思います。素材音源もかなり豊富で、お元素材とはキーが違いますからネタバレしないという効果ももたらしています。

フレーズサンプリングを短く使っているのでより元ネタが探り辛いです。ここに著作権が発生するのかどうか、とても難しい判断だと思います。最近の傾向だとチープなサンプラーに聴こえないような音作りにしますし、それに応えてくれるだけの機能が備わっています。おそらく最新のサンプラーでなければここまでの編集は難しいと思いますので、あえてヴィンテージなサンプラーを使っているような手法はかなり斬新です。

Scrtmmmy: The Shame Of Pink To Come
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[20190610]

Babies That Hunt
(1998/07/14)

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カナダのアーティストAndy Dixonの一人プロジェクトSecret Mommyの2003年のファーストアルバムです。サンプラーのみで作られたエレクトロポップになっています。手法的にはブレイクビーツですが、かなりポップな曲調になっています。短めのワンショット的なサンプリング音源だったり、フレーズサンプリングでも頭の部分だけを使ったような使い方です。

1. Drop Shadow
2. Photocopiers At Night
3. A Mammal Grows Up
4. Lonely Tylenol
5. Scrtmmmy: The Shame Of Punk To Come
6. Chef In A Wet Suit
7. 1.21 Gigawatts
8. Koi!
9. Lay Em Down And Smack Em Yack Em
10. Pandas
11. Save As

フレーズサンプリングを時間をかけて組み合わせればビッグビートにもなりそうですが、時間をかけずにフレーズサンプリングで打ち込んだような気の短い感じで作られたアブストラクト作品という印象です。かなりチープな、もしくは中古のサンプラーを使っているのか、マルチサンプリングにもなっておらず、機械的な印象を全面に出しています。

初期の頃の廉価版のサンプラーを買って、初めていじりまくって遊んでいるような感覚で、精密なプログラミングで制作されている、ある意味最新テクノロジーに対するアンチテーゼのようなアナーキーな内容になっています。スクエアプッシャーの初期の頃の感じに似ていますが、ポップな曲調になっているのが特徴です。

Drop Shadow
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[20190609]

Apart
(1998/07/14)

Svarte Greiner商品詳細を見る


2017年のアルバムで現在までの最新作になります。容量的にはミニアルバムになります。全編チェロのみの演奏で、ベルン郊外の未使用の工業用スペースの地下で録音されています。弓で弾くだけでなく、弾いたり、ボディを叩いたり、フレットノイズなどで構成されています。

1. Revival
2. Apart
3. Second
4. Passage
5. Seperate
6. Floor
7. Barren

生楽器のみでのアンビエント作品というのも新しい試みです。アンビエント作品としては、残響音の処理の仕方にあります。地下室独特の空気感、そこにエフェクティブに加工された残響音、チェロのみでの演奏なのに、様々な音色が広がっています。様々な場所にマイクを立てて、場所によって違う音色をミックスさせ、時に歪ませたり、演奏というよりパフォーマンスに近い感じになっています。

電子音に聴こえる音源も全てチェロでしょうか、かなり加工しているサウンドもあります。即興演奏のようですが、最初からエフェクトをかけていないと出来ないような演奏もあります。もうサンプリングという概念すら意味が無いくらいに、生演奏を録音してからデジタル処理をするという事が当たり前になってきています。PC自体が巨大なサンプラーのようなもので、これが新しいスタイルへのヒントとなっていけるくらいの情報を発信しています。

Revival
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[20190609]

Moss Garden
(1998/07/14)

Svarte Greiner商品詳細を見る


2016年の作品です。Black Tie同様インスタレーションアートのために作曲された作品で、悪夢のような不眠へのサウンドトラックとなっています。長尺のドローンサウンドを作り上げ、レコーディング自体はワンテイクで録音されています。以前と違う点とすれば、電子音も含まれているところで、そこにテープエコーがかかったようなチェロが組み合わされていきます。

1. The Marble
2. Garden

中低音を中心としたサウンドですが、倍音を含む生楽器や非楽器が空間で鳴っています。こういうサウンドトラックが似合うのは東ヨーロッパ系や北欧の言葉の少ない映画でしょうか。日本ではほとんどいない表情だけで物語を語れる俳優陣が当たり前にいるサードワールド的な社会。俳優もほぼ素人同然なので、変な癖やこだわりがない分、自然な演技が出来ている作品を多く見かけます。日本やハリウッド系には無いナチュラルさが心地よいものが多いです。

リアリズムとシュールリアリズムを超越して雄弁に物語られるセリフの少ない映画、そんな作品にふさわしいサウンドトラックになっていると思います。いい加減アメリカナイズされたエンターテイメントに反旗を掲げられる若者が増えてきてほしいものです。文化の多様性を謳いながら結局はアメリカンウェイな手法は愚の骨頂です。そういう思いで聴いてほしい作品です。

The Marble
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[20190608]

Black Tie
(1998/07/14)

Svarte Greiner商品詳細を見る


2013年の作品です。これまではTypeレーベルからのリリースでしたが、ここからは自身のレーベル Miasmahからのリリースになります。Black Tie、White Noiseと言えばデヴィッドボウイの作品を連想させますが、影響を受けていないという事は無いでしょう。この退廃感、ベルリン時代のボウイを思い浮かべてしまいます。

1. Black Tie
2. White Noise

手法は以前の頃と変わりませんが、チェロやベースなど、使用している楽器が違っています。White Noiseにおいてはシンセサイザーを使っているので、アンビエント感が増しています。以前のやり方、最近のやり方が同居しています。アンビエント感が増している分、激しさは薄れていますが、暗黒アンビエントとしてのイメージがより固まっています。

ダークなサウンドではありませんが、以前のような絶望感は薄れているように感じます。どこか、この地獄が居心地がよくなっているような、地獄ですら住めば都的な悟りに近い感覚を持った作品になっているように感じます。そもそも地獄が良く無いというレッテルは誰がつけたものなのでしょうか。天国が素晴らしいものだなんて誰がつけたレッテルなのでしょうか。先入観だけでは真実は見つけられません。物心がついた頃の私の最初の意思決定は、先人が植え付けた既成概念の払拭から始まりました。他人が勝手に決めた事に対する反抗心が旺盛だったのです。それこそがロックスピリットだと思います。

Black Tie
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