2008年の作品です。容量的にはミニアルバムになります。これまでのようにエレキギターによるループばかりでは無く、アコースティックギター、弦を鳴らすだけでは無く、ボディーを叩いたり、指で弾いたり、弦を擦るストリングスノイズだったり、チューニングを変える時に発する音だったり、フィールドレコーディング的な手法をとっています。
1. Man
2. Bird
3. Dress
空間の鳴りにもマイクが向けられているので、アンビエントな作品なのでしょう。暗黒アンビエントとしてのバリエーションを増やした内容になっています。バイオリンを弓で鳴らしているようなサウンドは、もしかしたらアコースティックギターを弓で弾いているのかもしれません。それだけ特殊な音になっています。
ピアノのような音も聞こえますが、もしかしたら錯覚かもしれません。それだけ特殊な空間に閉じ込められたような錯覚に陥ります。ドレスを着た鳥人間。この特殊性こそ彼の
音楽を物語っています。川の流れる音なのか、雨の音なのか、それも曖昧でいいのかもしれません。オカルティックな演出がなされていればそれで正解なのでしょう。
Full Album