2009年のアルバムです。もっと総合的な音源を使って暗黒アンビエントの完成度を高めています。ギターの音だけでは無く、鈴の音など、毛並みの違う音色を使う事によって、より効果的にオカルト感を増しています。ダークネスを表現するロックは数多くありますが、これほど絶望的な
音楽は類を見ません。
1. Tunnel Of Love
2. Where Am I
3. Candle Light Dinner Actress
4. Last Light
アンビエントという事で、ディレイやリバーブなどを効果的に使っています。エフェクトに頼るところも多くあります。それによってシンセサウンドを必要としない、アナログな質感を生み出しています。しかし、デジタルエフェクターを使っていますし、デジタル編集していますから、
サイケデリックな印象とは違うものになっています。
これまでのような少なめの音源にとどまっていませんから、より激しい、暴力的な暗黒世界になっています。音源が増えている事によって、空間もしっかりと埋められていて、アンビエントという名目がしっかりと浮き彫りになってきています。本人がアンビエントという意識を持っているのかは定かではありませんが、作品としてそれが明確になってきています。
Tunnel Of Love