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[20190731]

OjDADAna
(1998/07/14)

Grzegorz z Ciechowa商品詳細を見る


ポーランドのグループGrzegorz z Ciechowaの96年の唯一のアルバムです。Grzegorz Ciechowskiを中心としたグループで、サンプラーを使った80年代ポップスにエスニックな素材を加えた内容になっています。サンプラーだけで作られたポップダンスミュージックというのが当時は存在していましたが、そこに様々なエスニック素材を取り入れた内容になっています。

1. Oj Zagraj Że Mi Zagraj
2. Piejo Kury Piejo
3. A Gdzież Moje Kare Konie...
4. Polka Galopka
5. Żona Męża Bije
6. Tam W Sadeńku Wiśnia
7. Gawęda O Skrzypku I Diable
8. Jako Tam Bym Śpiewała
9. Co Ja Temu Winna
10. I Tęskniła, Tęskniła

全てサンプリングでは無く、バンド演奏した素材を分解して構成し、エスニック素材を含むサンプリング音源で歌などのリード部分を構成させています。当時はフレーズサンプリングを使ったビッグビートというものがありましたが、それとは全く違う、80年代的なサンプリングの使い方になっています。

ダンスミュージックといってもヒップホップの影響を受けていないサンプリングミュージックになっています。つまり、テクノ系とは系譜が違うスタイルになっています。そういう意味においては個性的と言えますが、サンプリングミュージックとしては弱い感じで、とても優等生的なサンプラーの使い方なので、毒というよりお笑い系に近い雰囲気です。話題になっていないのも納得出来ます。

Oj Zagraj Ze Mi Zagraj
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[20190730]

The Unfolding
(1998/07/14)

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2013年のアルバムで現在までの最新作になります。より純粋にギターの響きを楽しむ作品になっています。Kate Ellisによるチェロが加わって少ない音数でも壮大なサウンドスケープを実現しています。Eileen Carpioによるスキャットも入っていますが、あくまでもギターを盛り上げる為の演出となっています。

1. Dunes
2. Opening The Gates
3. The Sorrow Bird
4. Like A Bell To A Southerly Wind
5. Obelisk
6. Kestrel Rising
7. Today Is Beautiful, We Have Things To Do
8. The Unfolding
9. A Field Of Night

ガットギターに様々なエフェクトを加えて様々な種類のギターを使って多重録音している演出。今回はリズムよりもアンビエントな響きを大事にしています。フォークギターやエレキギターのような音色は、恐らくピックでの演奏によるものだと思います。それにより硬質な音色をガットギターでも表現出来ていると思われます。

音楽的にはスパニッシュを取り入れながらもスタイリッシュに洗練されたライトフュージョンのような楽曲になっています。あくまでも主役はギターであり、サンプリングや電子音は控えめです。生のチェロの音色がよりアコースティック感を強めています。チェロも多重録音でシンプルなオーケストレーションとなっています。昔で言うところのイージーリスニングのような穏やかさがありますが、プログレッシブロックにおける、ギタリストのソロアルバムのような雰囲気もあります。

Dunes
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[20190729]

Penny Black
(1998/07/14)

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2008年のアルバムです。又々作風が変わった感じがします。ロック的、ポップス的な演奏になっているという印象で始まりますが、やがてそれはスパニッシュだったという認識に変わっていきます。クラシカルなギタープレイだったのがスパニッシュギターに変貌しているのです。ガットギターを活かすという意味においては間違いはありません。

1. Penny Black
2. Ornithopter
3. Konichiwa
4. Quotidian Debris
5. The Winter Arcade
6. Skating Couple
7. 20th Century Artillery
8. Prince August
9. Toy Winds

今回は電子音もサンプラーもバランスよく使われています。リズムが加わることによって、スパニッシュの印象が益々強くなっていきます。それがとてもロック的な印象を与えています。フラメンコは英語に直せばフュージョンですから、とてもロック的な音楽なのが良くわかります。ハードロックにもフラメンコの奏法を用いたプレイも多い事から、ロック的な印象を与えられて聴こえます。

ある意味ロックにも精通していなければ、このようなアレンジは生み出せないでしょうが、フラメンコにもっと現代的なアレンジを融合させていけばロックになっていくのです。デジタル系のサウンドでフラメンコのリズムを作るというのも斬新ですし、スペインにおいても、ここまでかっこいいアレンジのスパニッシュロックは無いと思います。

Penny Black
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[20190728]

Dictaphone Showreels
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。ミニアルバムですが、大きな変化が現れています。ファーストは電子音によるミニマルな内容でしたが、ここではサンプラーを駆使してアブストラクトなパターンをバックにガットギターを演奏しています。ギターもエフェクトをかけたり工夫が見受けられ、より音楽的な完成度を目指しています。

1. Konichiwa
2. Architecture
3. Sun Through Rails
4. Indian Ink
5. Within Reach
6. 7 Today

多少の電子音は使われていますが、ほぼサンプラーによる非楽器なサウンドでのアレンジになっているので、音程を表現出来るのがギターに任せられていて、ギターも多重録音で構築されたアレンジになっています。フェイザーによるフェイジング効果の違いによるバリエーションでエレキギターに似たサウンドを作っていますが、ガットギターにかけられたものです。

ギターの音色にバリエーションを与える事により、ギターオーケストレーションのようにアレンジされたギター作品になっています。サンプラーはその引き立て役にまわっていて、主役はあくまでもギターです。ギターだけでも成立するような曲になっていますが、そこにサンプラーによるSE的なサウンドにより、中世では無いモダンな雰囲気作りが成されています。

Konichiwa
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[20190728]

Gothica
(1998/07/14)

Chequerboard商品詳細を見る


アイルランドのアーティストJohn Lambertの一人プロジェクトChequerboardの2002年のファーストアルバムです。John Lambertによるクラシックギターとアンビエント気味のミニマルなシーケンスの組み合わせ、フォークトロニカとしても格調高いものになっています。

1. Victorian Flickbook
2. Domino
3. Bats
4. Rusalka
5. Hammerhead
6. Nomads
7. Ice Maiden
8. Glasshands
9. Talk To Me
10. Peopledust
11. Elevator Mirrors
12. Leaving Bohemia
13. Moscow
14. 1896

高貴なクラシックギターの生演奏とディープで時にはヴァイオレンスなエレクトロニクス。時折変な声の歌が入ってきます。ギターの演奏もプロフェッショナルですが、デジタルプログラミングもそれなりに極めています。バランスがいいというよりは、異質なものの組み合わせによる妙を堪能出来る作品になっています。

クラシックギターの腕前だけでも一つの作品が作れるほどの表現力を持っていますが、あえて対極にあるエレクトロニクスをバックアレンジに持ってくるという勇気はなかなか無いでしょう。もしかしたらエレクトロニカで売り出そうとしたが、クラシックギターも習っていたので組み合わせた程度の事なのかもしれません。

Victorian Flickbook
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[20190727]

Гуцул-метал
(1998/07/14)

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2017年のアルバムで現在までの最新作になります。一時期Mol'faと名乗っていた時期もありましたが、Карнаとして復活して活動再開。彼らの呼称であるHutsul-Metalをアルバムタイトルに持ってきました。それだけ自分たちらしさが出ている内容になっているという自負からでしょう。

1. 7 Трембіт
2. Party на Прикарпатті
3. Ватра
4. Вітролом
5. Полтергейст
6. Планета Земля
7. Гуцулметал
8. Моримух
9. Туман

これまでのポップなヘヴィメタっぽいハードロックスタイルにエスニックな要素も取り入れています。エスニックな要素を取り入れるハードロックバンドは少ないですが、元祖であるツェッペリンが中東系の旋律をよく取り入れたことから、その相性は良い事は実証済みです。しかし、そこまで柔軟性を持ったバンドが現れてきませんでした。そういう意味では彼らは許容性の高いバンドだと言えるでしょう。

逆にヘヴィメタっぽい部分がパロディーっぽくて、ウクライナ語で歌っている事もあり、コミックバンドのような印象すら受けます。日本の筋肉少女帯みたいなバンドだと思えば、ヘヴィメタファンじゃなくても好きになれると思います。真面目にヘヴィメタスタイルをなぞっているミュージシャンってアーティストって言えるのか、という疑問すら私にはあります。人と同じように演奏する事に何の面白味があるというのでしょうか。パロディなら許せます。

Full Album
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[20190727]

Karna
(1998/07/14)

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2010年のアルバムです。バンド名をKarnaと分かり易く解明して世界進出をここ見た作品になります。しかしこの後ギタリストのVladislav Yarunがバンドの解散を宣言しますが、残されたメンバーでバンドは継続していきます。なので、純粋なКарнаとしての作品としては最後のアルバムになります。

1. Залиши
2. В Обіймах Сплячого Сонця
3. Цей Дощ
4. Хмара
5. Моя Мила
6. У Полум'ї Війни
7. Ті, Що Танцюють На Голові
8. Не Дізнаєшся Ніколи
9. Хеллоу
10 Навіщо
11. В Хаті Моїй Дідько
12. Серце
13. Дитино
14. Я Ніч

よりメロディアスになり、自らのスタイルをHutsul Metalと称します。ますますラルクアンシェルみたいになっています。ヘヴィメタというよりハードロックに近いポップでキャッチーな作りになっています。これも世界進出を目論んだ結果だと思います。音質だけでメタルと呼ぶのは私は違うと思います。曲の作りからすればこれはメタルでは無くハードロックです。

ハードロックならシンセサイザーなどの鍵盤楽器が含まれても違和感はありません。形式だけにこだわるヘヴィメタよりもハードロックの方が柔軟性があります。彼らの柔軟性は正にハードロックだと思います。より可能性を広げたいのならばメタルとは呼称しない方が賢明だと思います。70年代までのヘヴィメタは可能性に溢れていましたが、80年代以降のヘヴィメタは形式に束縛された生きる屍に成り果てましたから、こうじゃなきゃいけないという先入観に束縛されたファンによってヘヴィメタに限らず、多くのジャンルが処刑されていきました。そういうロックファンにはあるまじき先入観を払拭するだけのバイタリティは持っているバンドだと思いますので、メタルというレッテルは外すべきです。

Залиши
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[20190726]

Летимо
(1998/07/14)

Карна商品詳細を見る


ウクライナのヘビメタバンドКарнаの2003年のファーストアルバムです。Nu Metalと呼称していますが、オルタナ的で情緒的なヘヴィメタスタイルは日本のヴィジュアル系バンドっぽい感じがします。メンバーはボーカル、ギターのOleksiy Yarosh、ギターのVladislav Yarun、ベースのPavel Korsun、ドラムのOleg Belousの四人組になります。

1. Летимо
2. Ми Будем Разом
3. Казка
4. Про Стефана
5. Безнадійно Хворий
6. Це Твій Останній Сон Де Йде Війна
7. Сміття
8. Зіронька
9. Не Бійся, Ти Моя
10. Я Не Кохаю Тебе

自らをHutsul Metalと称して活動していた時期の作品になります。とてもヨーロピアンな情緒性を持ったヘビメタスタイルであり、やっている事は80年代のバンドと変わりありませんが、オルタナを経ている事、デジタル処理も巧みに使っているので、そこまで古い感じはしません。この情緒性は日本人好みだと思いますし、曲の構成はポップだと思います。

ウクライナではそれなりに人気を得られるだけの活動を行っていますが、世界に飛び出すには、さほど特徴的な個性はまだ持っていません。筋肉質なバカメタルほど硬質な偏りがなく、柔軟性を持っているのが好印象です。新しい事はまったくやっていませんが、ある意味スラッシュメタルのパロディだと思えば、アイデアも豊富だし、面白いバンドだと思います。

Full Album
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[20190725]

A Turning One
(1998/07/14)

The Banjo Consorsium商品詳細を見る


2007年のアルバムで、現時点においても唯一のフルアルバムになっています。現在まで活動を続けていますが、シングルのみリリースしているような状況です。それほど一般的ではないフォークトロニカになっています。曲調はフォーク、カントリーそのものであり、それをサンプリングで表現しているので、少し変な感じがする程度のフォークソングになっています。

1. Grinkler
2. Unknown
3. Grizzly
4. My Position
5. Tuesday Cracker
6. The Letter M
7. Une Soiree Kebekoise
8. Burning Feet
9. My Sugar Melted

フォーク側が主体でエレクトロニクスを用いている程度の表現に収まっているので、さほどびっくりするようなアイデアはありません。ただ、それだけここまでシンプルなフォークトロニカは他には無いので、ある意味個性的だと言えるでしょう。フォーク的なフレーズによるミニマリズムのループですが、まだセンスのあるプログラミングは施されていません。

デジタルプログラミングの部分においてはまだ極められていない状況です。その手馴れていない感じが、このフォーク調の曲には合っているとも言えます。少しでも斬新なひらめきが光っていればもっと注目されるのでしょうが、現在に至るまでそこまでの感性は磨かれていません。やろうとしている事は面白い事だと思いますが、プログラミング、マニュピレーターは外部から取り入れた方がいいと思います。

Grinkler
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[20190724]

ILe Début
(1998/07/14)

The Banjo Consorsium商品詳細を見る


アメリカのプロデューサー、ミュージシャンによって結成されたプロジェクトThe Banjo Consorsiumの2016年のデビュー作品です。ミニアルバムですが、こにより産声をあげました。名前の通り、バンジョーやマンドリン、ギターなどの生演奏とデジタル素材により構成されています。

1. Une Soirée Kebekoise
2. My.Sugar Melted
3. The Kwartet
4. This Is Promess
5. My Position
6. Tuesday Craker

フォークトロニカの一種ですが、デジタルプログラミングはあまり細かい打ち込みはしておらず、サンプリング素材などで効果音的な使い方をしています。曲自体はカントリー系なのですが、ミニマルな雰囲気をもっています。テクノっぽいリズムを出したりしますが、踊れる感じではありません。

まだ試行段階のようで、アコースティック楽器とデジタル素材の相性を試しているような雰囲気です。フォークトロニカも様々なものが存在していますから、違うやり方を模索しているのでしょう。生演奏の部分もサンプリングしてループさせたりしますので、ミニマル感が強く、アルペジオによるゆったりした雰囲気のフォークトロニカになっています。

Une Soirée Kebekoise
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[20190723]

In Another Life
(1998/07/14)

Sandro Perri商品詳細を見る


2018年のアルバムで現在までの最新作になります。洗練されたポップソングではありますが、これまでのようにバンド演奏では無く、アンビエントミニマルなエレクトロニカスタイルとポップソングを融合させた内容になっています。ピアノやギターは生演奏ですが、それ以外はプログラミングされたものになっています。

1. In Another Life
2. Everybody's Paris

曲そのものはこれまでどおりの洗練されたA.O.R.ポップスです。ギターが延々と生演奏されていたりしますので、テクノ感は控えめですが、プログラミングされたミニマルなシーケンスは明らかにこれまでとは違う印象を与えます。エレクトロニカでこれだけ洗練されたポップソングを表現出来るというだけでもこれまでに無かった事であり、画期的な作品だと思います。

何故誰もやってこれなかったのか、それだけのセンスを持ったミュージシャンがいなかったからであり、彼にしか出来ない神業だと思います。しかし、こうして明確な表現をされたら、やっている事はさほど難しい事では無いというのが分かります。これを受け継いでいけるフォロワーが続くかどうかで、この偉業がどれほど評価されていくかという事になるでしょう。形は提示されました。後はセンスの問題です。新しい未来の形がここにはあります。

In Another Life
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[20190722]

名古屋場所は両横綱でもつれましたが、最後まで安定感と集中力を維持した鶴竜が1年ぶりの優勝となりました。白鵬はやはり受けて圧力をかけられるともろかった。おそらくサポーターをしている両腕が万全では無かったと思われます。大関は全員が休場するという悲惨な状況となりました。高安は勝ち越してからの休場でしたが、栃ノ心、豪栄道は来場所角番、貴景勝は大関陥落となりました。来場所二桁勝てれば大関には復帰出来ます。

上位の結果
鶴竜 14勝1敗 優勝
白鵬 12勝3敗
高安 8勝3敗4休
栃ノ心 0勝6敗9休
豪栄道 3勝5敗7休
貴景勝 0勝0敗15休
御嶽海 9勝6敗
玉鷲 5勝10敗
竜電 4勝11敗
阿炎 8勝7敗
朝乃山 7勝8敗
北勝富士 9勝6敗
遠藤 10勝5敗
碧山 8勝7敗
正代 7勝8敗
大栄翔 8勝7敗
逸ノ城 9勝6敗
明生 4勝11敗


先場所優勝の朝乃山は勝ち越しなりませんでしたが、いい経験になったと思います。経験値を積んでいけば強い力士になると思います。技能賞を獲得した炎鵬は勝ち越しまで苦しみましたが、最終的には9勝しました。腕っぷしが強く、反応もよく、まわしを掴んだ腕を軸として遠心力で相手のバランスを崩すという、本当に技能賞ものの技術を持っています。ただ、その形にさせてもらえなくなると勝てません。自分十分になれる立会いが鍵となっていくでしょう。

唯一鶴竜を破った友風は七前目ですが、11勝あげて殊勲賞獲得。遠藤は後半戦善戦して二桁勝ちました。それでも足腰の不安定さ、土俵際での腰のおろしまで出来ていませんので、足腰の強化が一番の課題だと思います。逸ノ城もなんとか9勝まであげましたが、脆い時は脆い。まわしにこだわらず、体を活かした曙のような相撲を身につけるべきだと思います。若手が充実してきていますので、今後の相撲界も大いに期待していきたいと思います。

千秋楽幕内全取組
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[20190721]

Impossible Spaces
(1998/07/14)

Sandro Perri商品詳細を見る


2011年のアルバムです。フォーク色は薄めで、ロック、フュージョン色が全面に出ています。70年代はライトフュージョンとロックが融合したポップスが流行っていましたが、その感じのアレンジになっています。アメリカンロック寄りになったプログレ後期の感じにも似ています。

1. Changes
2. Love & Light
3. How Will I?
4. Futureactive Kid (Part I)
5. Futureactive Kid (Part II)
6. Wolfman
7. Impossible Spaces

スパニッシュな感じの曲もありますが、ロック、ポップスと融合した結果トロピカリアっぽい感じに仕上がっています。とにかくポップセンスが抜群に素晴らしい音楽ばかりです。どこかしこにも70年代ポップスへのオマージュが潜んでいますが、懐古的では無く、この時代にも新しい感覚で楽しむ事が出来ます。特に私個人になりますが、こういう音楽に飢えていた事もあり、手放しで喜べる作品になっています。

最近の音楽に足りていない作曲センス、ポップセンスを天性的に備えています。フロアチューンやラップなんかもういらないから、こういう音楽ばかりになって欲しいものです。感覚的な感性にもインテリジェンスもくすぐってくれるような音楽、本当に現在のミュージックシーンからは消え去ってしまった良心というものを持っている音楽だと思います。このようなセンスの光る音楽に馴染んでいない世代には気の毒に思います。スタイルは違っても、このような磨かれた感性の音楽が世界中に溢れますように。

Changes
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[20190721]

Tiny Mirrors
(1998/07/14)

Sandro Perri商品詳細を見る


カナダのミュージシャンSandro Perriの2007年の正式なファーストアルバムです。エレクトロニカをやっていた一人プロジェクトのPolmo Polpoの曲をカバーしたPlays Polmo Polpoを2006年に出していますが、この名義での最初のオリジナルアルバムになります。エレクトロニカ時代とは打って変わって、バンド編成によるポップフォークな内容になっています。

1. Family Tree
2. City Of Museums
3. Double Suicide
4. The Drums
5. Everybody's Talkin'
6. The Mime
7. You're The One
8. White Flag Blues
9. Love Is Real
10. Mirror Tree

エレクトロニカからシンガーソングライターに変身。自分で歌ってみたくなったようです。A.O.R.のように洗練されたフォークスタイルのポップソングになっています。ブラジリアンポップな雰囲気もあります。トロピカリアほど実験的ではありません。ティンパンアレイのような洗練されたフォークカントリースタイル。フォークライクなバンド編成でソウルやボサノヴァ系、ハワイアンの要素を取り入れ、ポップに歌い上げています。

少しばかりシンセサイザーも使用していますが、ほぼテクノを感じさせない歌モノになっています。流行のポップさではありません、懐かしい感じもしますが、とても新しい感覚を感じます。様々な要素が混じり合っていますが、とても良心的な歌で癒されます。ディランの崩したような歌い方を洗練させた感じです。70年代にはこうしたA.O.R.スタイルの曲がありましたが、ここまではっきりと明確にスタイリッシュにまとめ上げているのは無かったと思います。エレクトロニカまでやっていた人のフォークソングは最新鋭の感覚に溢れています。そしておしゃれです。

Family Tree
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[20190720]

Cave Hill Ascension
(1998/07/14)

United Bible Studies商品詳細を見る


2019年のアルバムで現在までの最新作になります。これも300枚限定販売でしたが、ダウンロードも可能になっています。音楽的にはどんどんまともになって行っているのにインディーズでもリリースが難しくなっている状態のようです。今回もシンセサイザーを多用した宗教的な、アンビエントな内容になっています。

1. Bless Us & Break Us With Mystery Upon Mystery
2. The Heart Lies Over & Over
3. Cave Hill Ascension
4. Hope You Know

長い曲の間に短い曲を挟んだ4曲になっています。まるでプログレ作品のようです。アンビエントによる表現の為のどうしても曲が長くなってしまいます。情緒的であり、抽象的ですが情景を表現するような作風に変わっていて、それをコンスタントに出し続けていられると言う意味においては、バンドとしての充実ぶりが伺えますし、これまでの自分達のイメージにこだわらなければ、もっと表現の幅も広がっていけると思います。

インプロヴィゼーションを得意としていた事からも演奏力については問題なく、表現力も増しているので、かなり可能性をもっと秘めたバンドである事は間違いありません。売れていないと言う環境に負けずに、この集中力を維持出来るかが問題ですが、もっといろんな事が出来るバンドだと思います。

Full Album
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[20190720]

Porti Sepolti
(1998/07/14)

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2019年の作品です。カセットで70枚限定での販売でしたが、ダウンロード販売もされています。20分以上の壮大なUmana Tramaを中心に、他は小曲が添えられています。シンセサイザーを多用したバンドサウンドによる宗教的で民族音楽的なスタイル、プログレ系のサウンドですが、後期プログレのミニマルな雰囲気に似ています。

1. Umana Trama
2. La Chiocciola
3. Respiro Profondo
4. Canto di uno Schiavo
5. Voce della Sorgente
6. Pensieri Sacri
7. Allontanamento

物静かで柔なかサウンドはかつてのオカルティックな世界とは違って、ある程度悟りを開いたかのような世界観を醸しています。これまでのサウンドが宗教で言うところの地獄を描いていたのに対して、天上とまでとは言いませんが、人間界まで這い上がってきたかのような表現となっています。勿論人間界にも地獄があり、苦しみにもがいたりもします。しかしかつてのような絶望感はありません。

即興性は無くなっています。精密に計算された展開。それは彼らの演奏力の充実、表現力の熟練さ故にたどり着いた、バンドとしての完成形に近づいた姿だと思います。地獄だけを見せつけるのでは麻痺して地獄を感じられなくなります。どんなに穏やかな状況においても地獄が存在するという事実の方が現実味があります。表現者、人間としての成長が感じられる作品になっています。

Full Album
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[20190719]

The Star Of The Sea Moves Today To Its Rising
(1998/07/14)

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2017年のアルバムです。シンセサイザーの代わりにオーケストレーションとでも呼べるような楽器類によるクラシカル、民族音楽、トラッドフォークな音楽が展開されていきます。歌よりも朗読という、ある意味彼らのスタイルの一部を強調した形になっています。

1. Frontier Auras
2. Leumnàchan
3. Darkest Hour Is The Dawn
4. The Star Of The Sea Moves Today To Its Rising
5. The Wait
6. Lost A Key & Found A Key
7. O Girl Of The Branches
8. Waves Which Have Kept Me

ストリングスに管楽器などネオクラシックな演奏にエレキ類のバンドサウンドも入り、アンビエントな電子音も多少あります。音楽自体はいつものオカルティックな雰囲気のもので、楽器編成を変える事によって、全く別物のような表現となっています。これが彼らの強さかもしれません。シンセサイザーを使う事にも躊躇がありませんが、それを捨てる事にも躊躇がありません。

即興性は薄れていますが、彼らのイメージはより深まっています。何を表現したいのかが明確なので、アヴァンギャルドにこだわる必要もなく、ジャンルにもこだわりませんが、やるときは徹底してやるという潔さはあります。メンバーも変動的ですが、この結束力の強さも集中力も群を抜いています。

Frontier Auras
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[20190718]

Rosary Bleeds
(1998/07/14)

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2016年のアルバムです。シンセサイザーを導入するようになって、フォークトロニカのような道には進まず、自分たちのスタイルへの適合を果たしていきます。その結果、とてもロック的なバンドサウンドになっています。テクノポップとアシッドフォークを融合させたようなロックサウンドになっています。

1. Driftwood Like Antlers
2. Cruel Mist Roll Away
3. The Devil's Trumpet is a Witch's Weed
4. Account For That Day
5. Glendalough Carved in an Age of Ice
6. Brew The Sequence
7. Apartment 6
8. The Reign of the White Plague
9. Here Come The Rambling Men
10. Glendalough Carved
11. Pull Up Our Hoods
12. Rosary Bleeds

Alison O'Donnell、Amanda Feeryをはじめとした歌を中心にした楽曲、シンセと言ってもアナログシンセのようなサウンドで、プログラミングと言ってもリズムボックス的な使い方で、即興演奏を信条とする彼らにとっては生演奏する方が勝手が良いようです。オカルティックな演出の為のサウンドエフェクトとして使用されています。

普通に作曲された曲を演奏するという意味においては、これまでと大きな変化がありますが、自分たちの特徴は維持しています。そこにシンセサイザーのベクトルを導入する事により、これまでに無いくらいロック的な作品になっています。即興演奏の行き着く先は結局はちゃんとした音楽になっていくものですが、最初から普通に音楽を演奏するバンドとは別次元に到達していきます。同じように聴こえていても、表現されているものは特別な音になっています。

Full Album
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[20190717]

Soregh, Murne & Fast
(1998/07/14)

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2015年のアルバムです。自主制作でリリースしています。トラッドフォークのカバーアルバムになっています。彼らの得意とする分野でしょうし、普通に演奏しているのですが、見事にUnited Bible Studiesのカラーになっています。冬をテーマにした曲ばかりを集めたコンセプトアルバムでもあります。

1. Supra Fueillo/Miri It Is
2. Christmastime In The Mountains
3. Brief Overture For The Death Of An Ideal
4 . The Prickly Bush
5. Veni Redemptor Gentium
6. I Saw Three Ships
7. A Christmas Tale
8. Frozen Warnings
9. Christmas Song
10. The Bells Of St. Agnes
11. Snowstorm
12. Lonesome, The Lighthouse
13. Beira
14. Winistre Hall
15. The Holly & The Ivy

メンバーが増えてからは普通に曲を演奏するようになりましたが、バンドカラーは維持しています。即興はありませんが、感覚的には近い演奏になっていて、アレンジの仕方は独特です。だからどんな曲を演奏してもUnited Bible Studiesになってしまうのです。宗教的な雰囲気もオカルティックな雰囲気も演出されています。

ちゃんとした音楽を演奏しているのに、フリーキーな感じだった頃と同じ質感を出せるというのは凄い事だと思います。それだけ自分たちのやるべきものが見えているのでしょう。メンバーが増えた事で薄められていたと思っていた部分が、色濃く出せるようになっています。

Full Album

[20190716]

Doineann
(1998/07/14)

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2014年のアルバムです。大分作風に変化が見えています。サイケデリックなアシッドフォークになっていて、普通に作曲して演奏されています。シンセサイザーも使うようになっています。これまでのエフェクティヴなサウンドはデジタルノイズで代用するようになっています。これだけで、もう普通な感じになっています。

1. Helix
2. Clay In My Hands
3. Doineann
4. The Blackened Fields
5. Seachránaí
6. Halo

短い曲では即興は行われず、長い曲では多少ジャズ的なインプロヴィゼーションが展開されていきます。これはこれまでと同じではありますが、事前に作曲されている部分が大半です。バンドメンバーが増えてきて、全員が即興しているのでは収拾がつかなくなるので、ある程度決まり事を作る方向性になってきています。

基本はトラッドフォークだが、サイケデリックな感覚という事で、ジミヘンに近い感覚になっているでしょうか。ジミヘンもジャズ的なインプロヴィゼーションの曲も入っていたりしていました。マイルスがジミヘンのようなロックをジャズに取り入れようとしていたのに対して、ジミヘン側もロックからジャズへのアプローチを行なっていたのです。ただ、他のメンバーがジャズへのアプローチについていけなかったので、かなりロック的な表現だったので、かっこよかったのですが、そういう感覚に似た表現に似ています。

Helix
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[20190715]

両横綱が全勝で中日を折り返しました。鶴竜は安定していますが、後半まで持たない事が多いので分かりません。白鵬は先手先手で勝っていますが、それだけ受け身の時は危ういかもしれません。そこまで追い詰めれる力士がいればの話ですが、このまま順調にいくかはまだ分かりません。大関の栃ノ心と豪栄道は負けが込んできたので休場となりました。栃ノ心は本当に体調が悪いようでしたが、豪栄道はもっとやれたと思います。

中日までの上位の成績
鶴竜 8勝0敗
白鵬 8勝0敗
高安 7勝1敗
栃ノ心 0勝6敗3休
豪栄道 3勝5敗1休
御嶽海 6勝2敗
玉鷲 1勝7敗
竜電 3勝5敗
阿炎 3勝5敗
朝乃山 3勝5敗
北勝富士 5勝3敗
遠藤 3勝5敗
碧山 3勝5敗
正代 4勝4敗
大栄翔 3勝5敗
逸ノ城 5勝3敗
明生 2勝6敗


初めての上位挑戦だった朝乃山は黒星先行ですが、相撲内容は良く、上位でも勝とうと思えば勝てる内容が多かったです。あとは経験を積んで相撲感を磨いていけば上位に定着出来ると思います。新入幕の貴源治は正攻法の相撲で将来が楽しみですが、まだ変化の多い力士への対応が出来ていません。これも経験を積んでいくだけです。小兵の炎鵬はスピードと力強さも兼ね備えているので、対応力が舞の海級です。押し込まれた時の対応まで出来たら上に行けるでしょう。

逸ノ城は相撲内容は良くありませんが、前に出る圧力で何とか白星先行。遠藤はもう奇襲するくらいの気持ちで勝ちにこだわった方がいいと思います。正攻法で勝てるだけの実力がいつまでたってもついていません。寝て起きるたびに強くなっていく、という貴花田は特別だったのだと今は思います。普通以上の練習だけでは強くなりません。過酷な練習をコンスタントに出来る力士だけが上に行けるのだと思います。特に自力の無い遠藤が普通以上くらいの練習では通用しないというのが見えてきました。自分にあった相撲と向き合っていかないと、いつまでたっても現状維持のままです。

中日幕内全取組

[20190714]

Spoicke
(1998/07/14)

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2013年のアルバムです。今回は即興性よりも楽器の演奏にこだわった内容になっています。サウンドエフェクトとかも絡んできますが、土台の音楽をしっかり作っているので安心して聴けます。即興音楽というよりも、ワールドミュージック、ネオクラシックのような趣があります。

1. Black Matthew 1
2. The Shore That Fears The Sea
3. Hazlehurst Requiem
4. Black Matthew 2

演奏も旋律を奏でるというより、楽器の響きを大事にした演奏になっていて、ある意味、生楽器によるアンビエントな性質を持っています。ですから儀式的な雰囲気ではありません。不協和音も入ってきますが、音響派な演奏になっています。音階は東洋的な民族音楽っぽさがあります。

手法的にはほとんど同じような事をやっているのですが、テーマを変える事によって表現されるものが違ってきます。今回決まり事も多い中での即興となっているので、フリーな感じにはなっていません。ある程度の秩序は混沌から抜け出す役割を果たしています。それは聴き手を広げていく事にも結びつく事でしょう。

Full Album

[20190714]

I Am Providence
(1998/07/14)

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2012年のアルバムです。限定販売やコラボレートが続いていましたが、何とか普通にリリース出来るようになっています。この作品はロードアイランド州プロビデンスのスワンポイント墓地にあるハワードフィリップスラブクラフトの実際の墓の上に即興音楽を収めています。亡霊と呼応するかの如く、おどろおどろしいコーラスを奏でています。

1. I Am Providence
2. Chthonic Spiral
3. Tributaries of the Styx Under Providence
4. Swan Point Petrichor
5. Grave Trudge
6. I Am Providence Pt. 2

悪魔の儀式のような音楽をよりリアルな形で表現する為に墓地でレコーディング。亡霊達とジャムセッションをしているかのようです。実際にオカルト志向でない限り、こういう発想は生まれないでしょう。本当にそういう人達なのかもしれません。シャレでは済まされない事です。

即興演奏を主とする彼らですが、即興を極めるのは、天から何かが降りてきたような状態での演奏を良しとします。ジャズミュージシャンはその為ドラッグに溺れたりしていました。彼らもその状態での演奏を理想としているのでしょうか。その為のシチュエーションとして墓地での演奏という発想になったのでしょう。

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[20190713]

The Jonah
(1998/07/14)

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2009年のアルバムです。大所帯になって、使用される楽器が増えた事によって大分印象が違っています。やっている事は同じなのですが、楽器それぞれの特徴が如実に作品に影響を与えていて、混沌がより複雑になっています。トラッドフォークをやっているので、ギターと歌だけで成り立つのですが、それだけで終わらせないのがバンドの体幹であり、それが即興演奏になるともう迷路からは抜け出せません。

1. The Swallowing
2. The Jonah
3. To the Newly Risen Mountains
4. A for Andromeda
5. Veil Song
6. The Lowlands of Holland
7. Skelly's Fireplace
8. The Mildew Leaf
9. Mirror in Cherwell
10. Death in the Arctic

フリージャズもトリオ編成くらいが分かりやすいのですが、大所帯になって、それぞれが好きに演奏していたらまとめられなくなります。後で編集してまとめるという方法もありますが、まとめようという意思がない彼らには混沌を生み出す事が快感になっています。そしてフォークにも囚われていないので、ジャズ的だったり、ロック的だったりしていきます。

この混沌こそが彼らのスタイルであり、創作意義なので、上手にまとめようとはせず、破壊的なくらいに滅亡に向かっています。しかし、そこで楽器が増えた事により、創作性も芽生え、音楽として組み立てられていきます。商業主義では発想出来ないような創造性。21世紀には貴重な存在となっています。

The Jonah

[20190713]

The Arboreal Observatory
(1998/07/14)

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2008年の作品です。カセットやビニール盤でリリースされていたものですが、現在はダウンロード販売もされています。デュオで始まったグループですが、メンバーも増えてきて、演奏される楽器の種類も増えています。ですからもっと音楽的なアレンジも出来ますが、それぞれのメンバーにも即興演奏を強いています。

1. Scealp Solais
2. The Arboreal Observatory
3. For Alice Coltrane
4. Guthanna Sa Dorchadas
5. The Black Lighthouse

これまでは無かった鍵盤楽器、ピアノなどが加わる事で印象が全く違ってきます。フィールドレコーディングも交えて、ローファイな感じが無くなり、録音状態も良くなっています。フリージャズのように絡み合う演奏、演奏だけでも成り立つのに、エフェクティヴな効果音を加えたり、エレクトリックな演出にも躊躇がありません。

例えば60年代の作品と70年代の作品では音が全く違います。それはレコーダーのトラック数が大幅に増えた事により、音の粒立ちが潰れる事なく鮮明になったからです。それだけの違いが、これまでの作品とは違っています。それによりオカルティックな雰囲気は薄らいでいます。音を良くする事で失うものもあるのです。デジタル環境でもサンプリングレートを高める事で、より実音に近い再現が可能になっていますが、CDやMP3に圧縮する事で、それは失われます。ハイレゾとかも出ていますが、まだまだ音質は高められますが、まだ環境が整っていません。しかし、高めれば高めるほど粗も見えてきます。4K、8Kに耐えられる素肌を持っている女優がどれほどいるのか、という問題に似ています。あえて音を粗くする演出も時には必要悪だと思います。

Full Album

[20190712]

The Shore That Fears The Sea
(1998/07/14)

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2006年のアルバムです。悪魔の儀式のような雰囲気とトラッドフォークが融合した、彼らの持ち味が一つにまとまった内容になっています。トラッドフォークとして歌も入っています。ジェネシスの初期の頃のような雰囲気もあります。プログレッシブフォークバンドとしての実力を発揮しています。

1. Rivers Rotting In The Earth
2. Hellical Rising
3. Columba’s Song
4. Watching The Rain Reshape Galway
5. Crofts Of Copeland
6. Tributaries Of The Styx Under Dublin
7. The One True God Lies To Himself While The One True Goddess Sings
8. The Shore That Fears The Sea
9. Captain William Coey

アコースティック楽器以外の使い方が独特で、バンド形式にこだわらない表現力こそが彼らの持ち味だと思います。ダウナーまではいきませんが、暗いアイルランドの冬を思わせるような、凍てついた感じがあります。寒くて笑いもしないような表情で音楽をやっています。しかし、ユーモアも無ければこれだけの表現は出来ない事でしょう。

普通に既存の音楽はやらない。これがジェネシス結成当時の決意でした。誰もやっていないような音楽をやろう、昔の若者は創造性に溢れていました。そういう意思を持った若者が現在も居るというのは嬉しい限りであります。ただ売れるような音楽ではありません。アヴァンギャルドとポップのバランス、これが一番難しい課題であります。彼らにはポップであろうという意思は見受けられません。

Rivers Rotting In The Earth
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[20190711]

The Solar Observatory
(1998/07/14)

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2005年のアルバムです。ファーストでは曲をコンパクトにまとめる事を心がけていましたが、ここにきて本領発揮です。長尺の曲が2曲のみです。アコースティック楽器のみでは無く、エレクトリック楽器、サウンドエフェクト、テルミンのような楽器も使っているでしょうか、サイケデリックで悪魔の儀式のようなサウンドになっています。

1. Kroton Mammaii
2. The Solar Observatory

トラッドフォークと即興音楽、現代音楽という前評判を覆すかのごとく、攻撃的で宗教的な即興演奏になっています。朗読も含まれていて、ある程度の流れのモチーフを元に演奏しているようです。とてもアナログなサウンドエフェクトであり、60年代後半の黒魔術ブームの作品の再現のようであります。実にオカルティックな内容です。その一部を取り入れていたツェッペリンに馴染んでいたら受け入れやすいかもしれません。

これを生演奏しているという意味において、フリージャズのセッションを電気楽器でやっている感じです。音階的には統一感があり、ある程度の決め事を事前に決めていると思われます。弦楽器が入るタイミングといい、全員が楽器を持ち替える打ち合わせはあるようです。エフェクト処理をしながら演奏していくという流れは、彼らの得意分野なのでしょう。

Full Album

[20190710]

Stations Of The Sun, Transits Of The Moon
(1998/07/14)

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アイルランドのフォークグループUnited Bible Studiesの2003年のファーストアルバムです。まだこの頃は学生バンドとして活動していました。アイルランドのトラッドフォーク、ジャズ、クラシックなどを組み合わせた実験的な即興音楽を得意としています。プログレッシヴトラッドフォーク、革新的なトラッドフォークブームは60年代の終わりにありましたが、それ以上に革新的な挑戦をしています。

1. Glitter On Ice
2. Holly And Frost
3. Backwards Across The Burren
4. Venus Aloft, I Spy´d A Single Crow
5. Ice Forms On Obelesk
6. Shanaglish Cemetery
7. More Tongues To Catch The Snowfall
8. Herne Lays Down His Bow
9. Everytime We Find A Dead Viking

この作品では短い曲を作る為に、バンド全体で演奏するのでは無く、デュオやトリオに編成分けをして演奏しています。ラストに大演壇が待ち構えていますが、曲をコンパクトにする事を心がけています。現代音楽的な解釈によるトラッドフォークという趣でしょうか、学生らしい頭でっかちな即興音楽を分かり易くするように制作しています。

音楽理論に慣れ親しんでいないと、こういう音楽をやろうという発想は芽生えないかもしれません。そういう意味でも現在においては貴重なグループだと思います。ライブでは即興演奏ばかりやっているようですが、作品を作る段になって、それを前面に出すのでは無く、自分たちを制御する術を知っているという意味においても只者ではありません。

Full Album

[20190709]

Listen To
(1998/07/14)

Werle & Stankowski商品詳細を見る


2007年のアルバムで最後の作品となっています。これ以降は作品をリリースしていません。ドイツというローカルな環境でのインディーズですし、オールドウェイヴなスタイルには厳しい状況なのかもしれません。完全にオールドウェイヴというより、オルタナにエレクトロニカが加わったようなサウンドなので、売り方によっては売れると思うのですが、そこまでのプロデュース力には恵まれていなかったようです。

1. Today
2. After All
3. Dance
4. My Mask
5. Lady Grey
6. Holiday
7. In This World
8. C'est La Vie
9. Angel Of Berlin
10. Lost In Love
12. Beautiful Heart
13. Sound Of My Guitar

アコースティックなオルタナにエレクトロニカ。フォークトロニカとしても珍しいスタイルですから、理解を得るには時間がかかると思いますので、地道な活動を続けていくしかありません。これだけいい曲を書いているのですから、必ず道は開けると思います。エレクトロニカの部分もレトロな感じになっているから、そこの工夫だけでも印象は違ってくると思います。

オートチューンによるヴォコーダーサウンドなど、それなりに頑張っていますが、それすら過去のやり方ですから物珍しくもありません。あくまでも王道ポップソングを作り続けるのならデジタル部分での意外性が必要になってくると思います。もしくは完全にバンドスタイルで演奏するとか、もっと極端にやった方が分かりやすいと思うのですが、このファジーな感じも悪くありません。その心地良さをどれだけ広められるか、認められるかが鍵ですが、作品をリリースし続けなければそれも潰えてしまいます。

After All
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[20190708]

二人の横綱が揃った名古屋場所、白鵬は万全ではない様子でしたが、揃って白星スタート、先場所優勝した朝乃山も大関豪栄道に勝ち、自力が付いている事を証明して見せました。大関復帰した栃ノ心でしたが遠藤に敗れました。馬力のない遠藤は体が柔らかいので、かわす相撲で勝っていくのもいいかもしれません。上を目指さないのならそれも自分のスタイルとして定着させてもいいと思います。

初日上位の結果
◯鶴竜 寄り切り 竜電
阿炎 叩き込み 白鵬◯
豪栄道 寄り切り 朝乃山◯
北勝富士 押し出し 高安◯
◯遠藤 上手出し投げ 栃ノ心
御嶽海 叩き込み 碧山◯
◯正代 突き落とし 玉鷲
明生 押し倒し 大栄翔◯
◯琴奨菊 寄り切り 逸ノ城
◯千代大龍 突き出し 宝富士
◯妙義龍 寄り切り 志摩ノ海
阿武咲 叩き込み 友風◯


先場所途中休場した貴景勝は回復しておらず、今場所も休場、二場所連続負け越しとなりますので、いきなり大関陥落という苦い経験をする事になりました。来場所二桁勝てば大関に戻れますが、わずか数日だけの大関となってしまいました。代わりに貴源治が先場所十両優勝して新入幕となりました。

割とベテランの力士が下位に落ちて、若手が上に上がってきているので、それがどのような作用を起こすのか、今場所も目が離せません。白鵬は体調が万全で無くても優勝出来る人ですから、優勝の行方も最後までもつれるかもしれません。誰が優勝してもおかしくないという状態が活気を与えてくれると思います。

初日幕内全取組

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