イギリスのアーティストGERAINT FFRANCONがEstron名義で2005年にリリースした唯一のアルバムです。ウェールズ地方のフォークソングをサンプリングして再構築した内容になっています。フォークソングなのでとても綺麗な
音楽なのですが、それをデジタル処理する事によりサイボーグのようなフォークトロニカに仕上げています。
1. Dafydd Y Garreg Wen
2. Digalon-Obeithiol
3. Clychau Aberdyfi
4. Titrwm Tatrwm
5. Ffarwell I Langyfelach Lon
6. Pibddawns Gwyr Wrecsam
7. Deryn Du
8. Canu Grwndi
9. Blodau'r Ddrain
10. Lon Bach Odro
11. Cerdd Y Gog Lyndlas
12. Ar Lan Y Mor
13. Berllan / Tywyn
ほぼ無名のアーティストなので、詳しいプロフィールは明らかになっていませんが、後にFFRANCONという名義で活動していきます。ウェールズ地方のトラディショナルなフォークソングはロック系の作品から少しは耳にしているのですが、ほぼ知らない曲ばかりです。タイトルからして英語ではありません。ウィングスのイギリスでの最大のヒット曲、夢の旅人のような雰囲気です。
イギリスにとってはルーツミュージックのようなもので、人気も高いのですが、さすがにエレクトロニカにしてしまっては老若男女に受けるというわけにはいきません。ケルトミュージックのようにワールドミュージックとして受け入れられる体制は整っていますが、ここまでサイボーグ化してしまっては別物になってしまいます。しかし、ロックな感覚からすると、とてもカッコ良いアレンジになっていると思います。この手法を突き詰めても良かったのではないでしょうか。
Blodau'r Ddrain